上富良野演習場・駐屯地

2017年8月26日 (土)

2017年8月19日 オスプレイ反対・戦争法も共謀罪も廃止・街頭スタンディングin旭川

2017年8月19日夜、北海道旭川市の中心街、一条平和通で「オスプレイ反対、戦争法・共謀罪廃止 街頭スタンディング」が行われ市民60名が参加。若者ら4名がそれぞれの思いをスピーチしました。

街頭スタンディングは安保法案が成立強行された「9月19日を忘れない」と、2015年10月以来毎月19日に旭川市中心部で取り組んでいる安保法制廃止をめざす街頭行動で、「9・19を忘れないスタンディング市民有志」と安保法制反対の若者グループA.F.M.A.が共同で呼びかけました。

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沖縄の基地問題がどうなっているか知りたい、と単身沖縄に行ってきたというカナさんは「沖縄のオスプレイ訓練、住宅地の上すぐの低空飛行、遅いときは夜11時半まで、朝は4時半からの夜間早朝飛行、これが北海道に来ます。いつの間にか日本は戦争できる国になっていた。私たち市民一人ひとりが声をあげるとき」と危機感を抱きます。

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高校生のアユミさんは戦前の治安維持法違反不当逮捕事件「生活図画事件」の被害者菱谷良一さんと会い、話を聞いてきた経験から自由の大切さを感じたといいます。「普通の学生なのに逮捕され、『やっていない』と言っても拷問。冬ものすごく寒い独房。釈放されたとき、本当に嬉しかったと。菱谷さんの話を聞いて家に帰ると家族が居て、おやつがあって、嬉しかった。戦争に向かうなかで自由が奪われることが、本当に怖い。共謀罪、不安です」と訴えました。

介護職場で働くツバサさんは「オスプレイ反対上富良野要請行動」に参加してきました。上富良野駐屯地の自衛官らがオスプレイ訓練のことを何も知らされていないことに驚きました。ツバサさんが気がかりなのは酪農などへの影響です。「沖縄では家畜の死産早産が報告されている。オスプレイの訓練は、私たちの暮らしを壊すことしかない」と話しました。

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日米共同訓練の訓練最終日である8月26日昼現在、天候不良等様々な事情から上富良野演習場にオスプレイは飛来してきていません。

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〔厚い雲が重く漂う上富良野演習場、8月22日〕

現地の人々や家畜たちの上をオスプレイが飛ばなかったことは結果的に良かったと思いますが、これはあくまで結果論に過ぎず、この1ヶ月余の間、現地も周辺市町村も散々振り回され不安を撒き散らされました。

また恵庭・千歳などの北海道大演習場では日米共同訓練で初めてオスプレイによる夜間飛行訓練や夜間の空挺降下訓練などが行われました。また三沢ではオスプレイによる射撃訓練も行われたということです。

矢臼別演習場でも新型ロケット砲の射撃訓練等、新たな段階に入ってきています。

今後、北海道を演習地にさせない、基地を固定化させないため、さらに多くの市民に事実を伝え、ともに考え、ともに悩み、ともに行動していく所存です。

みなさんのご意見、とりわけ上富良野演習場周辺の一般のみなさん、今後、もしかするとオスプレイに乗せられるかもしれない自衛官のみなさんのご意見をぜひ聞かせてください。ご意見はメールでお願いします。
peace_asahikawa@yahoo.co.jp

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2017年8月12日 (土)

8月11日 「オスプレイ飛行中止を」と、上富良野駐屯地広報室へ要請

8月10日から始まった北海道での日米共同訓練「ノーザンヴァイパー」にオスプレイ参加するなと、11日午前に日米合同演習反対道北共闘会議が「オスプレイ反対上富良野要請行動」に取り組み、道北各地から約50名が参加しました。

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参加者は陸上自衛隊上富良野駐屯地正門前に移動。代表7名が上富良野駐屯地面会所に入り、道北共闘会議の守屋敬義代表委員が同駐屯地の真光紀之広報室長に要請書を手渡しました。要請を行った11日朝は、防衛省がオスプレイの飛行自粛要請を一転して撤回した直後であり、言葉を選びながら緊張につつまれた要請となりました。

要請時のやりとり詳報

真光室長は日米共同訓練の概要について「上富良野駐屯地の部隊は訓練参加部隊ではなく、内容は知らされていない。隣の演習場で行われる、というだけで、自分達は通常業務を粛々と行うだけ」と説明。訓練詳細については「回答する情報を持ち合わせていない」ため「北部方面総監部広報室に問い合わせてほしい」とこたえました。上富良野演習場は第2師団が保有しており、駐屯地業務隊が管理にあたっていますが、破損等があった場合に対処する程度で、訓練で利用するからと特別な対応は「聞いていない」と真光室長。

これに対し、共産党のおぎう和敏・北海道6区国政事務所長が「第2師団の部隊が参加しないのに上富良野演習場が利用されるケースは今までにあったのか」と聞くと、真光室長ら応対した自衛官らは「即答しかねるが、自分の記憶の範囲では無いかもしれない」と回答。おぎう氏は「今回、上富良野演習場でも演習が強行されようとしている事は、米軍が日本国内どこでも神出鬼没に演習ができる、そういう演習が多発するのではないかと強く危惧した」と感想を述べています。

真下紀子・道議(旭川市選出)が「海兵隊が駐屯地宿舎を利用するなどの連絡は受けていないか」と聞くと、「今のところ使う予定はない」とのこと。10日に北海道大演習場で行われた訓練開始式に参加した真下道議によれば、訓練期間中の休暇外出は無いと発表があったとのこと。しかしながら、海兵隊員の宿泊場所等について質問しても「わからない」との返事でした。

米沢義英・上富良野町議が地元自治体への情報提供を丁寧に行ってほしい旨要請しましたが、「自治体へは北海道防衛局から連絡があるはず」として、駐屯地からの情報提供は「誤って正しくない情報を提供してはいけない」ために行っていないと説明。

由井久志・旭川平和委員会事務局長が「地元住民から駐屯地に問い合わせや不安の声が寄せられても『方面総監部の広報に連絡して』というのか?住民の声を聞いて師団なり方面総監部に報告することは対応できるのではないか」と問うと、「住民からの質問に回答することはできないが、意見を上げることはできる」と答えました。

今回の要請で改めて、北海道各地が米軍と自衛隊の「訓練地」になっていること、それでも情報が秘匿され隣接部隊すら一般市民と変わらぬ情報しか持ち合わせていないことがわかりました。参加者は最後に要請の趣旨を必ず防衛大臣に伝えてほしいと念を押し、要請を終えました。

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2017年8月11日 (金)

2017年8月11日 「オスプレイ反対 上富良野要請行動」に50名

【8/12情報一部追加】

日米共同訓練「ノーザンヴァイパー」が始まって翌日の8月11日、上富良野演習場での訓練も開始されているかもと隣接する上富良野駐屯地に防衛大臣および駐屯地司令宛要請書を出すべく、アポをとり、下記のように「オスプレイ反対 上富良野要請行動」を計画しました。主催は「日米合同演習反対道北共闘会議」。

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朝9時45分集合でしたが、現地到着は9時10分ごろ。事前の予測では10名程度で細々と要請を行うつもりでしたので配布資料も15部しか印刷しませんでした。ところが昨夜、共闘会議の主要加盟団体に聞いたところ、その時点で全体20名を超えていました。そこで今朝、あわてて増刷し30部資料を用意。ところが9時45分、現地に集まったのは約50名。遠くは札幌からのほか、名寄や比布、富良野市からも参加頂きました。

デモ申請をしていなかったため(10人くらいと思っていましたから)、横断幕やのぼり旗をたたみ、駐屯地正門に徒歩で移動。7名が代表して要請団として面会室に入り、残るメンバーは駐屯地正門で整然と待機。要請の1時間ほど前に、「防衛省が飛行自粛要請を撤回」との信じられないニュースに衝撃を受けました。

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要請団は上富良野駐屯地の広報室長に要請書を手渡し、30分に渡り要請を行いました。要請の詳細は後日詳報。要請の全文は次の通り。

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要請後、駐屯地正門前で要請団による報告がなされ、7名(道北共闘会議・守屋代表委員、旭労連・口田事務局長、新婦人旭川支部・帰山支部長、共産党道6区国政事務所長・おぎう和敏氏、共産党・真下紀子道議会議員、共産党・米沢義英上富良野町議会議員、旭川平和委員会・由井事務局長)からそれぞれ報告がありました。

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マイクを握る真下道議

真下道議は10日に北海道大演習場で行われた「訓練開始式」にも参加。その内容なども報告がありました。

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A.F.M.A.の若者らも参加

要請行動は、北海道新聞とHTBの取材を受けました。
ご協力頂いたみなさん、ありがとうございました。

※8/12追加情報※
この日の取材をもとに作られたHTBニュースが、同局公式チャンネルで視聴できます。
【HTBニュース】オスプレイ 上富良野で反対
(リンク切れの際はご一報くださると助かります)

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解散後、有志で上富良野演習場を見渡せる高台に行きました。

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この日、見渡せる範囲で訓練は行われていなく、静かなものでした。

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左上のあたり

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右下あたり

射撃訓練ができる広さ、とはいえ、203mm自走りゅう弾砲を思いっきり撃てる距離は無い、と説明をされた米沢町議。以前、兆弾が営林署の林に入り、破片が木々に刺さっているのを見たことがあるなど、長い町議生活に裏打ちされた解説に耳を傾けました。

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米沢義英・上富良野町議

そのため(兆弾対策)もあり、2008年には演習場拡張のため国立公園用地を林野庁から購入していたことが明らかになりました。

その辺の詳細は、当ブログ「上富良野演習場外の国立公園散策フィールドワーク」(http://peace-asahikawa.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_7eac.html)をご参照ください。

さて帰り道、上富良野町内の大手コンビニに立ち寄りましたが、この店だけではなく、あちらこちらの店先、玄関脇にこの張り紙。

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2017年3月に第120特科大隊が廃止され、新たに第3施設団隷下の第14施設群が新編されたそうで、商工会あげての取り組みに。以前、上富良野を訪れた際も、「縮小反対」のポスターがあちこちに貼られていましたが、隊員需要に依存しているせいか一生懸命です。

演習場を見に行く前、駐屯地裏手をぐるっとまわったのですが、第14施設群の新設にともない、新たに訓練場が設置されていました。

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同行していた地元の女性達に聞いたのですが、隊員が増えるのは町としてはよいのだろうけど、特に演習時は夕方以降、町内唯一のふじスーパーに自衛隊車両がたくさん停まり、レジの前は迷彩服の隊員が並び、肉も魚もすっからかん。できればスーパーをもう1軒誘致できないか、などの雑談がありました。

町民の3分の2が自衛隊家族や自衛隊関連の業者で恩恵を受けているため自衛隊関係のことは一切口を開かない。残る3分の1はいろいろと思うことがあっても口に出すと…とのことで、そういう点が「物言えぬ雰囲気」なんだとか。

町の経済は自衛隊依存で、人口が減っても「自衛隊員を増やすよう要望すればよい」と安易。町の基幹産業は農業にもかかわらず、オスプレイが来ると言われても情報収集して公開するなどの独自活動をほとんど行わない町当局、と口々に。その結果、畜産関係者の不安は高まり、「共産党北海道委員会に地元畜産業者から直接電話があったらしい」と米沢町議。不安を払拭する積極的活動が町当局に求められています。

畜産業者は年々減り続けているそうです。豚サガリで有名な上富良野ポークは旭川の私たちもよく食しています。オスプレイの影響で上富良野ポークに影響が出ないよう、心配しています。上富良野演習場周辺には畜産関係の施設が多くあるそうです。関係者のみなさん、ぜひ声を聞かせてください。

あなたの声を電子メールで聞かせてください。
peace_asahikawa@yahoo.co.jp

私たちは引き続きオスプレイ訓練に反対し、中止を求めます。
8月15日「終戦記念日」には終戦記念日宣伝「赤紙配布」を行い、あわせてオスプレイ訓練反対をすべての弁士が市民に呼びかけます。声を上げ、声を広げて行きましょう。

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2017年8月 3日 (木)

2017年8月3日「アベ政治を許さない」アピール行動でオスプレイ訓練反対の声を上げる

8月10日から28日まで行われる日米共同実働訓練「ノーザンヴァイパー」の概要が発表され、取材が進むなか「夜9時までのオスプレイ夜間訓練も予定」とか、「市街地上空は飛ばない」と言いながら7月31日に無通告で島牧村市街地上空をオスプレイが飛んだりと、「ノーザンヴァイパー」の危険性が浮き彫りになっています。

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そんななか、旭川平和委員会も加盟している「日米合同演習反対道北共闘会議」は8月11日の陸上自衛隊上富良野駐屯地への「中止要請」を軸とした「オスプレイ反対 上富良野要請行動」など諸行動を具体化。

第一弾として、毎月3日に全国で取り組まれている「アベ政治を許さない」アピール行動の旭川市一条平和通での行動で「オスプレイNO」プラカを掲げ、オスプレイの危険性を明らかにする内容でスピーチさせて頂きました。

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(真中)スピーチする当会事務局長

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(左端)石川厚子・旭川市議

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行動には38名が参加。「オスプレイ来るな!」のプラカードを見て、道行く高校生らが「オスプレイだって」と話題にしながら通行。これを機に話題になり、調べたり、考えたりすれば幸いです。

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2017年7月17日 (月)

米海兵隊オスプレイは北海道に来るな、沖縄を飛ぶな、米国へ帰れ!

2017年7月15日付「北海道新聞」一面で、「オスプレイ広域訓練検討」「北海道大演習場・矢臼別・上富良野」「来月初実施」として、8月10日から2週間程度予定されている陸上自衛隊と米海兵隊との日米共同演習が北海道を幅広くオスプレイを中心とした演習地として「利用」する計画であることを報じ、その3つの拠点となる演習場の一つに、上川管内上富良野町の「上富良野演習場」が含まれて検討されていることが明らかになりました。

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旭川平和委員会は予てから米軍オスプレイの北海道飛来反対、沖縄でも、関東でも、岩国でも、国内どこでも飛ぶな!アメリカに帰れと訴えてきました。また自衛隊のオスプレイ購入も反対し、佐賀空港配備強行反対、道内での訓練反対を訴えてきました。

今回、改めて道北も含む北海道の空をオスプレイが飛ぶことに断固反対を表明し、アメリカに帰れ!と言いたい。

旭川平和委員会の上部団体・北海道平和委員会は6月2日、安保破棄北海道実行委員会とともに北海道防衛局に対し、「オスプレイ参加による日米共同訓練の中止を求める要請」を行いました。詳細はこちら参照。

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オスプレイの騒音、とりわけ低周波音は人々だけでなく家畜・動物への健康被害が報告されており、墜落の不安だけでなく、酪農王国・農業王国北海道にとって深刻な影響を与えかねません。また、これを機にオスプレイ訓練の固定化を狙っていると見るべきです。

新防衛大綱・中期防衛力整備計画によれば、北海道は全国の自衛隊部隊の演習場として活用すべしと述べられていますが、自衛隊オスプレイ導入後はその訓練の多くが北海道で行われることも予想されます。

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【2014年7月 防衛省主催 第27回防衛問題セミナー資料から】


上記、防衛省資料の地図を見れば、訓練部隊が全道を「移動訓練」「実働訓練」を繰り返すことは明白です。これにオスプレイが加われば、北海道の観光・産業・自然・生活に多大な影響を及ぼします。

そうなってしまってからでは遅いのです。事故が起きてからでは遅すぎます。いま、まず米軍オスプレイ訓練反対の声を広げ、自衛隊オスプレイ導入も訓練も反対の世論を広げましょう。

ご意見・ご質問はメールでお願いします。

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2015年6月24日 (水)

2015年6月21日上富良野駐屯地創立60周年記念行事、見たまま聞いたまま

6月21日、陸上自衛隊上富良野駐屯地創立60周年記念行事が行われ、午前中実施された例年同様の行事のほか、節目の年という理由で10年ぶりに戦車など車両80台による市中行進が行われました。道北基地監視隊の上富良野担当K氏からレポートが届きましたのでご紹介します。

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初めて上富良野記念行事に行きました。
訓練展示が、旭川の記念行事よりも近くて、203ミリ自走砲の空砲音がひどく、幼児や赤ちゃんが泣き叫んでいました。空砲が撃たれたら、一部で拍手していたのは、驚きました。来賓で、佐藤正久参議や自民・今津氏いました。

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☆こちらは市中行進の観閲台ですが
装備品展示が、狭い場所に凝縮していて圧迫感がありました。駐屯地内で多かったのが、隊員の家族やミリタリーファンです。夫婦で迷彩服だったり、子供に迷彩服を着せたりしてる家族がいました。

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ここでも小銃等の展示は触れないように規制されていました

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市中行進

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市中行進での交差点には、砂がまかれ舗装を傷つけないようにしていたり、砂埃防止で散水していました。

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市中行進で場所取り中に、隊友会のおじさんが、日の丸の旗を配っていて、『車両が来たら、旗を振ってください』という言葉と共に、日の丸の旗をもらいました。

観覧者全員に配っていて、隊員の家族や、一般町民も、にこやかな雰囲気で旗を受け取っていて、子供たちの遊びに使われたりしてました。赤ちゃんに旗を持たせて、喜んでる家族がいました。

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市中行進中、近くで興奮してるおばさんに、退役隊員が車両の説明していたり、子供連れが『あそこにパパいるよ』と母親が子供に声かけていました。
メインの10式戦車には、ミリタリーファンも大興奮でカメラを向けていました。
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10式戦車

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74式戦車

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203mm自走りゅう弾砲


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観覧者が、けっこう旗を振って歓迎している感じに見えました。


そんななか、共産党上富良野支部の米沢町議と支部の方々が、「戦争反対」のプラカードを掲げて訴えていました。町議たちが帰る時にヤジがとんできたのも、自衛隊の町だからでしょうか。
今回、レンタカーや地方ナンバーの車もけっこう多く、ミリタリーファンが注目した上富良野記念行事です。戦争を「他人事」として、上富良野町やミリタリーファンが感じている現実に、ぞっとしました。数社の報道来てましたが、町民も大歓迎してるコメントしていました。
(文・道北基地監視隊 K)

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この日の様子を、北海道新聞旭川上川のページが次のように報じています。

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この記事は、沿道で日の丸小旗を振った町民の声ではあるでしょうが、町民の全てではないこと、K氏のレポートからも明らかです。

独自に米沢義英上富良野町議に取材したところ、共産党上富良野町支部として5月中旬に町長宛に市中行進の中止を求める要請を行ったそうです。6月21日の市中行進には同支部メンバーら10名がプラカードを掲げてアピールを行いました。その姿を見て住民の多くは驚いて眺めているものの、それだけだそうです。一人だけ自衛隊OBの町民から「バカヤロー」とヤジを飛ばされたとのこと。

商工会を中心に商売で生計立てている人にとっては優良顧客の自衛隊さんは大歓迎で、逆に「削減反対」です。その気持ちもわからなくもない(賛成できませんが)。一方で、基幹産業の農業からすれば、動物が怯える上富良野演習場での実弾砲撃演習等はできれば避けたいもの。昨今、力を入れている観光産業としてもラベンダー畑と戦車が「似合う」というのはミリタリーファンくらいでしょう。

実際に前述の米沢町議は4年前の町議会議員選挙(定数14)では全体の10%を得票する695票で5位と高位当選。「自衛隊の町」だからと無視できない支持を獲得しているのです。実際に現場で10名もの参加を得て抗議行動をされています。顔見せすれば何かと不利になるとわかる状況で10名参加は大きい。

以上の状況をざっと眺めても、道新の記事「違和感ない、町民淡々」はやや片手落ちではないか、と批判を免れないと思います。一方、前日の20日に行われた滝川市での市中行軍に関する道新記事を参照願いたい。

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同じく駐屯地創立60周年を記念しての行事。ただしこちらは商工界が主催する、という名目。3年連続の市中行軍も異様。こちらの記事では賛否の声をそれぞれ紹介している他、抗議行動の動きも報道しています。

北海道新聞は戦争法案にも正面から反対貫き、自衛隊の海外任務拡大にも慎重な報道をすすめています。上富良野の報道は道新の論調の問題ではなく、上富良野町を中心に周辺市町村への影響をあまりにも肥大化させた自衛隊強依存型「政・官・財・軍」癒着体質への強い配慮の産物ではないかと考えています。

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2015年6月 2日 (火)

6月21日に上富良野町内で市中軍事パレード計画されていること判明

上富良野町の「広報かみふらの」5月25日号によれば、6月21日に計画されている陸上自衛隊上富良野駐屯地創立60周年記念行事の関連行事として同日午後2時から「市中観閲行進」が行われ、10式戦車・90式戦車・74式戦車や203ミリ自走榴弾砲など戦闘車両を中心に上富良野町役場裏玄関前に観閲台を設置し、一般町道・道道を使用し市中軍事パレードを行う計画であることが判明しました。

広報かみふらの5月25日号

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2012年9月 6日 (木)

9月5日、再び富良野方面で26普連が公道を武装行軍。しかも今回は夜間行軍

陸上自衛隊第2師団(司令部・旭川市)所属の第26普通科連隊の隊員約100名が9月5日、上富良野町の陸上自衛隊上富良野演習場を出発し、中富良野町、富良野市と1市2町にまたがる広範囲を夜間武装行軍しました。

同連隊の公道武装行軍は7月に続き2度目。今回は夕闇迫る午後6時過ぎに演習場を出発。夕景も美しい観光客に人気の高台やラベンダー園、「原始の泉」などを通り富良野方面に向い道道298号線「上富良野旭中富良野線」を北上して上富良野町に戻るコースを小銃や01式軽対戦車誘導弾などで武装した自衛隊員が行軍しました。途中、ポイントとなる各所に高機動車や隊員が配置され、物々しい雰囲気に包まれました。コース近くでは地域の神社のお祭りも行われていました。

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行軍隊列に続く車両。ゆっくり走行

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メンバーが助手席から撮影

旭川平和委員会は現地で監視行動に取り組みました。監視行動参加者は「観光道路を走っていると夕闇から突然小銃で武装した隊員が歩いてくる姿は不安や恐怖感をかきたてます。行軍が行われたのは市街地ではありませんが、やはりこのような訓練は公道上で行うべきではありません」と話しています。

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2012年9月 1日 (土)

7月18日、留萌第26普通科連隊が上富良野で武装公道行軍

7月18日早朝、北海道中富良野町の小学校付近を小銃で武装した自衛隊の集団が行進しているのを地域住民が見かけ、連絡をうけた旭川平和委員会の由井事務局長ら2名が駆けつけ上富良野町内で監視行動に取り組みました。

旭川平和委員会がこの日の午後、陸上自衛隊第2師団広報室の松原誠広報室長に電話確認したところ、留萌に駐屯する第26普通科連隊所属の1個中隊が徒歩行軍を行ったとのこと。

旭川平和委員会のメンバーらは午前10時30分頃上富良野町に到着し、午前11時頃に道道298号線を歩く部隊に遭遇しました。この道道は近くに観光地としても有名なファーム富田の観光ラベンダー農場もあり美瑛・富良野方面を旅する観光客も多数通行する道路です。武装した徒歩行軍部隊は道道の歩道上で昼食休憩をとった後、陸上自衛隊多田分屯地方向に向いました。

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道道を歩く26普連の隊員たち

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そのまま歩道上で昼食休憩

徒歩行軍の隊列前後には01式軽対戦車誘導弾を牽引し、物々しさを印象付けられました。

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2つの隊列の各前後に配置。計4器もか?

この徒歩行軍を見かけた上富良野町内で働く30代の男性は「歩行訓練している横を通り過ぎた時に殺気だった感じで恐ろしかったです。自衛隊車両の乗務員の厳しい監視の目つきや指揮官らしき人物の恐ろしい目つきは忘れる事はできません」と感想を述べています。

徒歩行軍部隊がすぐ隣を通過した小学校の教員は、徒歩行軍が通過した時に既に1時間目が始まっていたことを述べた上で「こうした訓練が外には知らされず、地域では当たり前になっているのはよくないと感じました。『自衛隊に守ってもらっている』と素朴に信じている地域の人たちや子どもたちとどう対話していくか考えていきたい」と話していました。

中富良野町議の佐藤和三議員を通じて町当局に確認したところ自衛隊から中富良野町に対する事前告知は来ていたようです。また米沢義英上富良野町議は「過去に白昼堂々と行われるこのような徒歩行軍の例は聞いたことがない」と話しています。

旭川平和委員会はこの事態を受けて第2師団の松原広報室長に電話で緊急要請を行い、武装徒歩行軍そのものに反対の意思を伝えた上で当面の対応として第一に予定コースから学校や幼稚園・保育園などを外すこと、第二に観光産業への影響も考えれば公道を使わず演習場内で実施してほしいこと、第三に本物の小銃を使うのでなく自衛隊が私用しているゴム製の模型を使うべきことなどを求めました。松原広報室長は「100キロなど歩く場合があり演習場では距離数を稼げないので警察に申請して公道を歩いている。演習場内をグルグル同じ場所を周るのでは訓練にならない。一般論だが行軍のあとそのまま射撃訓練に入る場合もあり(小銃は)必要」と要望には否定的でしたが、コースから学校を外すことについては「(学校を)外すよう伝えたい」と前向きな回答をしました。

旭川平和委員会の由井事務局長は「そもそも公道での武装行軍は大問題で地域から声をあげて止めさせたいです。数年前にも鷹栖町で徒歩行軍が報告されておりその際は幼稚園のすぐ横を通りました。当時も自衛隊には抗議しましたがその後に反映されていません。地域の目で監視し、抗議し要望を伝えていくことと、市町村に事前通告がされる場合は行政としてコースから教育施設を外すよう求めていくことも必要です」と述べ、継続的な監視活動の重要性を呼びかけています。

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2012年6月25日 (月)

2012年6月3日上富良野駐屯地創立記念行事:見たまま、聞いたまま

6月3日に開かれた上富良野駐屯地創立記念行事を見てきました。筆者としては、はじめての上富良野駐屯地公開です。以下、見たまま、聞いたまま書きます。

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旭川から美瑛国道を走って一路、富良野方面に行くと上富良野町に入った途端「歓迎/自衛隊/上富良野町商工会」の「日の丸」看板。もう一つ看板があり、「歓迎」具合は他の町村より少し高めです。

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駐屯地向かいのコンビニにはポスターが貼ってあります。記念行事で駐屯地司令が行ったあいさつによれば、「災害救助で地域に貢献」することをアピールするため、その部隊の隊員の背中をモチーフにしたとか。

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観閲式の様子。旭川駐屯地と比べて当然ですが隊員と観客の距離は近かったですね。炎天下、長時間整列しているため、ある部隊の若い隊員が気分悪くなったようで列の後ろに連れて行かれていました(でもやはり整列している。休ませてはもらえない)。部隊旗より旭日旗が目立ちますね。

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今年入隊して未だ正式に任官していない若者たちでしょうか。

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装備品展示には隊員家族と思われる親子連れで賑わっていました。といいますか、関係者でない家族連れはあまり見かけませんでしたね。

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第2戦車連隊が駐屯しているだけあって90式戦車と74式戦車は装備品展示でも目玉扱いでした。観客もそこに集まります。

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隊員の子どもちゃんにとってはオモチャ同然なんでしょうね…。

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小学生に無反動砲を持たせる。

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小学生に小銃を握らせる。

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ストラックアウトも…

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ミニSLも、子どもを集める工夫は定番だけに強力。

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そのあたりに何故か必ず募集コーナーがあります。しかも子どもたちを意識した企画物もりだくさん。「自衛官にへんし~ん」だそうで。自衛官の子どもたちに「将来はお父さん(お母さん)と同じ仕事をしたら?」と話しやすい環境がセッティングされています。

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90式戦車の体験試乗もそういう企画もののひとつですね。

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東日本大震災の被災地での活動状況を報告する写真展示。大規模災害に対して緊急に10万人もの人員を投入できることは大事であったと思います。その点では現地で大変な任務を果たし、被災地の人々の支えになった隊員諸氏の苦労に敬意を表します。

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また、上富良野駐屯地には冬場の遭難事故等に対応するチームがあるそうです。大雪山のお膝元だけに、このような存在は山の安全を考えたとき重要だと思います。

そういう意味では、予ねて私ども呼びかけているように将来的に自衛隊は任期制隊員の退職に伴う自然減で規模を縮小しつつ武器・弾薬等、いわゆる正面装備を廃棄して全国・国際規模の「災害救助隊」に改組すべきと思います。武器を持たない災害時の人命救助に特化したチームが世界どこでも必要あらば駆けつけるならば、それはキューバが世界各地に派遣している医師団の如く、日本の重要な安全保障上の信頼構築の切り札になりえましょう。

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上富良野では売店に入ることができました。迷彩グッズコーナーの品揃えは驚くばかりです。よく暴露本などで「官給品では足りず、購買で買う」とありますが、まさにそれですね。自衛隊向けパッケージがなんというか奇妙です。「行軍・スポーツに最適」。ここでしか見られない売り文句ですね。

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必ずある「戦前回帰」。北鎮記念館にも似たようなものが売っていました。民間売店が置くものだから自衛隊とは無関係、ということでしょうか。

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曹友会が「カレー試食」コーナーを設けていました。これは毎回行っている有名な行事のようで、これ目当てに来る人もいると、観客席で女性達が話していました。

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せっかくなんで、いただきました。美味しかったです。ご馳走様でした。

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