アフガニスタン

2015年6月 2日 (火)

あさひかわ北西9条の会が「初夏の講演会」開催、75名参加

5月30日、「あさひかわ北西9条の会」主催の「初夏の講演会」が開催され、「安保法制の危険と憲法九条の価値」と題し、室蘭工業大の清末愛砂准教授が90分間講演し75名が参加しました。

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清末氏は自身が訪問してきた沖縄の現実を写真等で紹介しながら日本国憲法の基本に立ち返り解説。現状、2014年7月1日の集団的自衛権行使容認の閣議決定によって「平和憲法」は停止状態となり「戦争前夜に突入した」と述べました。

安倍首相が標榜する「積極的平和主義」が学問的に定義づけされた「積極的平和」(主義、が付かない)と異なり安倍首相のご都合主義の造語であることを紹介し、日本平和学会でも通用しない異物であることが明らかになりました。

その後、清末氏はアフガニスタンの歴史を振り返りつつ集団的自衛権とは何かを解明。昨年の「行使容認」と、現在国会審議中の「戦争法案」の内容の危険性を詳しく解明しました。

清末氏は「平和を守るために必要なこと」として、①停止している憲法機能を回復させること、②憲法と日米安保という矛盾する二つの法体系の解消(安保廃棄)、③戦争への協力・動員に反対すること、④さまざまな方法で抗議・抵抗すること、の4点をあげ、呼びかけました。

※6月4日補記

4日付北海道新聞でこの講演会の様子が報道されましたので、記事をご紹介します。

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2009年7月 7日 (火)

8月10日晩、アン・ライトさん講演会「戦争の影にあるもの」

当会青年部も実行委員会に加わっている催事案内です。

8月10日晩に元アメリカ陸軍大佐で元アメリカ外交官のアン・ライト女史をお招きして、「戦争の影にあるもの」と題して市民講演会を開きます。以下要項。

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アン・ライト講演会「戦争の影にあるもの」

Photo

日時★8月10日(月)午後6時半~

場所★ときわ市民ホール4F多目的ホール

参加費★資料代500円(高校生以下不要)

講師★アン・ライトさん(以下にプロフィール)

大学卒業後、合衆国陸軍に入隊。29年間軍務につき、大佐で退役。以後、国務省の外交官として16年間、ニカラガ、グレナダ、ソマリア、ウズベキスタン、キルギスタン、シラレオーネ、ミクロネシアなど世界各地の米国大使館で公務に就く。2001年12月には、アフガニスタン米国大使館の再建に尽力。その後、モンゴル・ウランバートルの米国大使館に赴任。モンゴル赴任中の2003年3月に、ブッシュ政権のイラク戦争の間違いを指摘し、間違った政府の代弁をする仕事はできないと辞任を決意し、国務長官に辞表を送りました。

以後、在野の「平和をめざす外交官」として、アメリカの平和運動の先頭に立ってきました。

備考★講演は日本語通訳を介して行います

主催★アン・ライトさん旭川講演会2009実行委員会

問合せ★事務局 0166-26-2949(新婦人・石川)

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今回、8月8日に矢臼別・川瀬牧場で開かれる第45回矢臼別平和盆踊りに参加するため北海道を再訪されるアン・ライト女史。札幌での講演を経て、10日夜、旭川においでいただきます。

アン・ライトさんはイラク戦争に反対され、シンディ・シーハンさんらと共に全米で平和運動を展開。米軍内で多発する女性兵士への性的暴行や女性兵士の「自殺」など、虐待される女性兵士の問題を追及されています。米軍では3分の1の女性兵が何らかの性的虐待を受けているとのデータも。

日本でも「女性自衛官の人権裁判」が今なおたたかわれていますが、当会青年部も参加した「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会実行委員会」が母体となり、アン・ライトさん旭川講演会2009実行委員会が発足しました。

多くの市民の参加を呼びかけます。

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2009年4月21日 (火)

北海道平和学校09:アフガニスタンに必要な国際支援*日本にできること

2009年4月18日、札幌で「アフガニスタンに必要な国際支援*日本にできること」と題して北海道平和学校2009が開かれ、約80名が参加。旭川・上川地方からも5名の青年が参加しました。

講演したのは日本国際ボランティアセンター(JVC)の谷山博史代表。谷山さんは1986年にJVCに参加。タイ・カオイダン難民キャンプを皮切りに、ラオス・カンボジアでの駐在を歴任。94年からJVC事務局長。2002年には再び現場に戻り、アフガニスタン現地代表。06年から現職。この現場での長い経験から得た経験や教訓が谷山さんの「確信」を形成しておられるのでは?と感じました。

090418_184302 ■講演する谷山さん

講演ではアフガニスタンそのものの紹介から始まり、アメリカによるアフガニスタン攻撃後の「泥沼化」する現地情勢や人々の生活の息遣い、何が困難にさせているのか、などが詳しく語られました。アメリカや諸外国が増派すればするほどタリバンなどの支配地域が広がっていること、その背後に深刻な貧困があること、増派や米軍の残虐性が広がるにつれ国際NGOが活動しにくくなっていることなどから、アフガニスタンの人々にとって「複合的な危機」が広がっていることを訴えました。それは450万人もの栄養支援を必要とする国民がいること、うち子ども100万人、女性50万人は栄養失調状態にあること、一方で中立的援助スペース(人道支援活動の場)が失われつつあることを指摘。

特にPRT(地方復興チーム)と呼ばれる各国軍による人道復興支援事業が軍事作戦と人道支援の境目をわからなくさせており、またPRTの軍事化がすすみPRTの得た情報が軍事作戦に転用されている等、アフガニスタンの人々が「人道支援」を信頼できなくなっていることを大問題として指摘しました。JVCが開設していた診療所がPRTに占拠され、支援とは名ばかりの横暴や診療所からの「射撃訓練」、診察も無く医薬品をばら撒く危険な活動を目の当たりにし、JVCの告発や国際NGOの団結の力もあって止めさせた事例も紹介されました。「とにかくまずPRTをやめさせなければ」との言葉に納得するとともに、某国首相が「人道復興支援ですからっ!」と自国の軍事組織をイラクに派兵した事例が思い浮かびました。谷山さんが「軍隊には人道支援はできない」と断言された姿に強く共感しました。

タリバンなど武装勢力が復活していることに関連し「一番不安に思っているのはカルザイ大統領ではないか」と話し、以前まったく無視していたタリバンとの交渉を公言するようになり、2008年10月にはサウジアラビアの仲介で交渉がはじまっていることを紹介。また、武装勢力といえばタリバンばかりが有名ですが、実は他にもいくつもの勢力がある、と詳しく紹介され、それらを含めた全勢力による真の和平合意が必要ではないか、と問題提起されました。

特に講演のなかで印象深かったのは、まず第一に谷山さんの信念とも言うべき「対話しか平和を実現できない」との固い決意。そして現地の人々との長い活動の土台に得た教訓としての「どんな相手も信じる。しかしアテにはしない」との言葉。何よりも異なる文化圏での支援にあたっての姿勢と言うか、決意と言うか、そういうものへの大きな共感を感じました。

そして日本のあるべき姿に対して、アフガニスタンの人々が日本にもっているイメージが良いことを「特殊な財産だ」と指摘。これを活用すべきなのに、軍事一本やりの逆の対応をしようとしていることに強い懸念を述べられました。

090418_184202 ■目立つ若い参加者

講演後、平和学校を準備したスタッフとともに、旭川からのメンバーのうち4名も谷山さんとの懇親会に参加。親しく言葉を交わす中で谷山さんに「ぜひ旭川にも来てほしい」とお願いしてきました。来年とか、あまり遠くない時期にぜひ旭川でも講演いただけるよう機をみて具体化したいと思います。

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