2009年2月公開例会:「パレスチナとイスラエル」
旭川市で「旭川冬まつり」がスタートした2月7日、早々と当会青年部2月例会を開催しました。今回は若干趣向を変えて、「平和を考える宗教者の会(準備会)」との共催で公開例会とし、1月例会で学びつつ「もっと深めたい」となったパレスチナ問題を学習交流しました。
テーマは「パレスチナとイスラエル」。講師に札幌在住の山本光一さんをお招きしました。山本さんは日本キリスト教団牧師で北海道キリスト者平和の会のメンバー。北海道平和委員会の常任理事もなさっています。2006年末と2008年の2回、パレスチナ自治区を訪ねています。
事前に友人知人を通じて参加を呼びかけたところ、講師を除き22名+幼児1名が参加。10代の学生さんも含め若い参加者も目立った例会になりました。
山本さんの報告は前段でパレスチナとイスラエルの歴史的な背景、後段で現地の人々の暮らしぶりや町の雰囲気など、見て感じ取ってきたことを写真スライドも使いながら紹介してくださりました。
詳細は省きますが、ガザの「難民キャンプ」というとき、多くの日本人がテント張りの姿をイメージするのに対し実際は所狭しと家が建てられ、そこは世界一人口密集率の高い所だといいます。
山本さんの報告の中で印象的だったのは、「パレスチナの人々はとても明るい。悲惨な状況のなかなのになぜこんなにも明るいのだろう?一方でイスラエルの人々は暗い印象が共通している」という話。「ホロコーストを経験しているユダヤの人々が、なぜパレスチナ人を抑圧するのだ?」と聞いてもまともな返事が帰って来ないというイスラエル。その歪んだ支配構造が見え隠れします。
一方で占領地(ガザ&ヨルダン川西岸)からの撤退と両民族共存を主張するイスラエル人グループもあると報告されました。この活動は広河隆一さんの映画「NAKBA」で具体的にわかります。また男女とも徴兵制が敷かれるイスラエルで、兵士のなかから声をあげ真実を語ろうという運動もあるそうです。
昨今の新聞国際欄ではイスラエル総選挙の世論調査報道で「右派や極右が伸張」などのニュースがあり、パレスチナ側では「ハマス、ファタハを越える」などの報が。時々の情勢に一喜一憂せず、民族共存願う人々の輪が広がることを切に願いつつ報告を聞きました。
質疑応答ではたくさんの質問が出され、山本さんから応答がされました。やはり聞いてみて「わからないことがたくさんある」ことがよくわかりました。まだまだ知ろうと、そして関わっていこうとそういう姿勢を確認できて貴重だったと思います。
最後に、血液ガンで入院している(最近退院した、とも)と伝わっている元海兵隊員アレン・ネルソンさんの治療費カンパが呼びかけられ、2万円が集りました。北海道のカンパ呼びかけ人でもある山本さんに直接お渡しし、アレン・ネルソンさんの回復を願いました。
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これならわかるパレスチナとイスラエルの歴史Q&A 著者:野口 宏 |
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