日本国憲法

2009年6月11日 (木)

投稿:護国神社祭を見ての感想・その2(鷹栖出身の学生Bさん)

さらに護国神社祭の感想が届きましたのでご紹介します。

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福岡県の大学に通っていて、たまたまこの時期に実家のある鷹栖に帰ってきているので、山田さんからのおしらせを見て、慰霊大祭に行ってきました。高校生まで鷹栖と旭川にいたけど、今まで行ったことはありませんでした。

“靖国”は、東京の遠い話じゃないんだなと実感させられました。こんな身近な場所で、“英霊”たちを賛美していたんですね。

2009060509310000_2 ■Bさん撮影

ただ、こういうきっかけがなければ足を踏み入れなかったわけで、私が高校生までの学校のなかで“靖国史観”を教えられたことはなかったです。

慰霊大祭のあいだ、「先人たちのおかげで今の平和がある」だの「全道民が感謝している」だの、そういう言葉が大量にスピーカーから流れてきました。北海道という地で、アイヌの人たちを虐げて殺してきたこの地で、どうしてそういうこと言えるかなと、悔しい気持ちがひとしおでした。

あの時代に、大変な思いをして生き抜いた人たちや死んだ人たちがいたのは事実です。けれども、そんな時代をつくった/つくらせてしまったしまったのはその時代にいた人たちだということも、事実です。この両方をみていないと、平和な方向には進んでいかないんじゃないかなと、私は思っています。

そして、「戦後」のいまの時代が、本当に平和で豊かなのかということを問うこと、自分自身の暮らし方も含めて、その目がなければ、平和の波は広がっていかないと、私は考えます。

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2009年6月 9日 (火)

投稿:護国神社祭を見ての感想(旭川の学生Aさん)

先日レポートを掲載した北海道護国神社慰霊大祭ですが、現地調査に同行した旭川市内の大学に通う学生Aさんから感想が寄せられました。そのまま全文をご紹介します。

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高橋哲哉さんが『靖国神社』という著書の中で「顕彰施設は感情の錬金術だ」と述べておられたけど、護国神社祭で祝詞(?)の口上を聞いていて納得した。大切な人を亡くした悲しみの中であれを聞いていたら、例えば先の世界大戦でも天皇の無策のせいで自分の大切な人が死んだんだ、とは考えにくいのだろうなぁ、と思った。

亡くなった人を偲ぶ場は必要だと思うし、そこに果たす宗教の意味は大きいと思うのだけど、「お国のために」死んだ兵士に「感謝」をささげて、「讃え祀る」のはやっぱり違うと感じた。大切な人がなくなったらそれを「誇り」「喜ぶ」よりも「悼み」「哀しむ」のが人間の自然な感情なんじゃないかな、と思うし、その反省にたって今の日本国憲法には政教分離の条項ができたのではないかと思うのだけれど…あんなことが今でも毎年行われているんですねぇ…

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2009年6月 8日 (月)

2009年北海道護国神社慰霊大祭:見たまま聞いたまま

2009年の北海道護国神社慰霊大祭(以下、「護国神社祭」)が6月4-6日開催され、例年通り6月5日の「大祭第一日目」には幹部自衛官らが参加して神道儀式が執り行われました。今年も「見たまま聞いたまま」を以下に紹介します。

P6050001 ■幹部を待つ随行自衛官

6月5日朝9時、北海道護国神社に着くと参加者はまだまばらで、丁度各地からのバスが着いている最中でした。相変わらず「○○町」などと標記された市町村所有のバスを仕立て(又は市町村や同社協が借り上げた観光バスを仕立て)、市町村職員または社協職員が随行しての遺族会「バスツアー」。同行したAさん曰く「若い人がもっといると思ったのに、お年寄りばかりで驚いた」と高齢化の著しさを感じました。

神社境内の駐車場には到着する幹部自衛官を待つ随行の自衛官の姿が。第2師団広報室によれば彼らも「休暇をとり私人として参列」していることになっているのですが、本当でしょうか?形式的にはそうかもしれませんが、自らが副官を務める幹部が「行く」となれば、どうあっても行かなければならないのでしょうね。任務のうちか…と。

P6050009 ■歌う黒岩安紀子氏

9時30分から境内に作られた舞台上では今年の特別企画らしい歌手:黒岩安紀子氏による特攻隊慰霊歌「知覧の母」が歌われました。いわゆる、「散った特攻隊員のおかげで今の繁栄がある」論にたった(というかそのままの)歌詞。歌を奉納された、と呼ぶのでしょう。聞けば「芸能人」というのは神社仏閣で歌舞演劇を奉納する人を呼ぶらしいので、まさしく黒岩氏は芸能人、ということになりますね。

P6050015 ■社務所を出る幹部自衛官

幹部自衛官たちは各々社務所に集って、時間になれば社務所前で神職に従い「手水の儀」というお清めの儀式を済ませ、陸海空の幹部自衛官のみ10名が列を成し、ボーイスカウトの先導をうけ会場に行進していきます。

P6050019 ■鳥居をくぐる幹部達

神社境内を行進し、参拝の遺族すら寄せ付けない雰囲気はまさに「異様」といえましょう。私人として参加したのであれば、なぜ幹部自衛官達だけでこのように行列を成し行進せねばならないのでしょうか。

P6050004 P6050005

儀式開会までの参列者が自由に参拝している時間に特別来賓席をのぞくと、このように座席には官職名が明記されています。文字通り官職に対する招待であり、「私人」と言い切るには無理があると思いますが…。

P6050031 ■「宮司祝詞」に拝礼

最前列幹部自衛官の並び順は上とその上の座席写真のとおり。再掲すると、(1)北部方面総監(代理:同幕僚長)、(2)第2師団長、(3)第2師団副師団長兼旭川駐屯地司令、(4)第2師団司令部幕僚長、(5)北部方面総監部海上連絡官、(6)旭川駐屯地業務隊長、の順でした。北部方面総監部航空連絡官は2列目でしたね。また各連隊長・大隊長も2列目。

P6050044 ■道内各地遺族会の方々

参列の遺族会の方々は例年並みでしたでしょうか。

P6050042 ■町村信孝・自民党衆院議員

北海道連合遺族会長の町村信孝氏、ここ何年も現地調査をしている当会ですが本人を確認したのは初めてです。例年並みの参拝者とはいえ、間違いなく数ヶ月のうちに衆院選挙が行われるこの時期の行事です。会長ということもあり、ここは見せ場(票田)なのでしょう。一方で、余程重要な用事のためか地元の今津寛衆院議員は代理出席でした。

P6050058 ■佐藤修一・第2師団長

式次第の「各代表玉串を奉りて拝礼」では連合遺族会長などの後にまず幹部自衛官たち。その後に政治家が続きます。やはり軍人を祀る神社特有なのでしょうか。

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今回は時間があまりなく、山田は最後まで見ることができなかったのですが、おおよそ上記の通りです。なお今回の護国神社祭には、当会の他「政教分離を守る北海道集会実行委員会」のみなさん、新日本婦人の会旭川支部平和部のみなさん、靖国神社と北海道護国神社の比較研究をすすめている北大准教授のフィリップ・シートンさん等が境内の雰囲気を壊すことなく現地調査をすすめました。

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2009年6月 4日 (木)

今日から北海道護国神社慰霊大祭:政教分離をめぐりせめぎあい

今日から6日まで「北海道護国神社慰霊大祭」。例年のことですが政教分離問題をめぐり、「政教分離を守るため行政は『慰霊大祭』と距離を保つべき」とする政教分離派と、「参列を求める」とする日本会議などの靖国派のせめぎあいがあります。ここ数日の北海道新聞報道を紹介しながら追ってみたいと思います。

■護国神社参拝やめて:市長に要望書提出

2009 〈道新2009.5.23旭川版〉

要望書を提出したのは「政教分離を守る北海道集会実行委員会」。例年、護国神社祭と上川神社祭に関わる市長宛の要望申し入れをされており、今年は5月22日に申し入れされたようです。

旭川市長は、前市長菅原功一氏が任期初期は参拝されていたそうですが、途中から「公務欠席」されており最後まで6月5日に公式参拝することはありませんでした。菅原後継候補と市長の座を争った民主党推薦の西川将人現市長も就任以来「公務欠席」。

要望書では「公務欠席」ではなく、政教分離原則に立ち「参拝すべきでない」との意思を明確にしてほしいと求めているそうです。

■護国神社事前に参拝:慰霊大祭参加要望

2009_2 〈道新2009.6.2旭川版〉

一方、6月1日に要望書を提出したのは右派民族団体の「日本会議」の地方組織「日本会議上川」。

問題はこの要請に対する西川市長のコメントと行動です。市長は「全国市長会に出席する」ことを理由に慰霊大祭への欠席を説明したそうですが、何よりも「慰霊大祭への参列を求める」日本会議に対し「個人としての気持ちは皆さまと同じ」「今年については事前の参拝で済ませた」と公式の席上で述べるなど、公私の区別が曖昧な態度をなさっている。これは上川神社祭神輿行列の際、「市長として市民パレードの車列に乗車し、途中行われる神事には『私人』として参加」という都合の良い「公私」の使い分けと同じ論理ではないでしょうか。

■6月5日晩、政教分離を守る北海道集会に参加を!

これらの問題を考えるため、6月5日(金)午後6時開場、6時30分開演で開催される「政教分離を守る北海道集会」にぜひ参加ください。場所は旭川勤労者福祉会館2階大会議室(旭川市6条通4丁目)。

『靖国の闇にようこそ』などの著書がある辻子実さんが講演します。

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陸上自衛隊第2師団長宛に要望書を提出しました

旭川平和委員会を含む旭川の平和運動に取り組む4団体(下記「要望書」内に全団体名称記載)は2009年6月4日午前、陸上自衛隊旭川駐屯地を訪ね佐藤修一第2師団長宛の「要望書」を提出し3項目の具体化を要請してきました。

Sn3d0396 ■要望書を渡す霜野氏

訪ねたのは道北原水協から霜野洋一事務局長と、旭川平和委員会から由井久志事務局長代行(青年部長)。陸上自衛隊側では第2師団司令部総務課広報室長の木島氏が応対いただき、「趣旨を師団長に伝え、答えられるものは回答する」旨の話がありました。

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●提出先

陸上自衛隊第2師団:師団長 佐藤 修一 様

●要望団体

安保破棄諸要求貫徹旭川実行委員会:事務局長 湯川 界
原水爆禁止道北協議会:事務局長 霜野 洋一
旭川労働組合総連合:議長 守屋 敬義
旭川平和委員会:事務局長代行 由井久志

●要望趣旨・要望事項

拝啓
向夏の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
さてこの度、私ども平和を願い日本国憲法の民主的平和的条項の実践を喜びとする4団体は、6月5日に「大祭一日目」が行われる「北海道護国神社慰霊大祭」(以下、「護国神社祭」と称す)および6月14日「第2師団・旭川駐屯地創立記念行事」(以下、「駐屯地開放」と称す)に関して貴職に関わるいくつかの要望事項をもっております。これら要望事項は市民多数の願いとも、憲法の諸条項とも一致する内容を含んでいると考えており、貴職におかれましては公務遂行のなかでぜひとも留意いただきたいと考えます。以下、具体的に説明を付して要望いたしますのでご検討の上、6月8日までに書面(FAX:0166-22-2136旭労連)にてお返事頂けますようお願いします。
敬具

(1)平成21年度北海道護国神社慰霊大祭への幹部自衛官の参列に関わって

例年、護国神社祭の「大祭一日目」の玉串奉納の行事には制服を着用した陸・海・空各自衛隊幹部自衛官が参列しています。とりわけ第2師団に関わっては師団長・副師団長・師団幕僚長・旭川駐屯地業務隊長・各連隊長大隊長など多数参列されています。師団広報室によれば「休暇をとり私人として参列」しているとのことですが、制服を着用した幹部自衛官が官職・役職者を招待している特別来賓として官職名を明記した特別来賓席に座り、官職氏名を紹介されて玉串を奉納するということは、市民一般から見れば神道行事に自衛隊が公式に参列していると受け取っても仕方ありません。このことは日本国憲法が定める政教分離原則から考えても好ましい事態ではないと考えます。制服着用については関連の訓令があることも承知していますが、私人として参列しているのであれば特別来賓としてではなく、一参拝者として応ずるべきと考えますがいかがでしょうか。

【要望一】現職の幹部自衛官による護国神社祭への参加にあたっては、日本国憲法第20条3項の規定による「私人」「公人」の区別を明白にするため、特別来賓の招待を自ら辞退していただきたい。

(2)2009年度第2師団・旭川駐屯地創立記念行事

今年の駐屯地開放には例年に無い「空挺降下」があると聞いています。空挺降下については歴史的にも賛否両論があり、私たちは自衛隊が掲げてきた「専守防衛」にすら馴染まない侵略型の訓練内容だと考えています。その賛否を脇に置いたとしても、そもそも空挺降下訓練自体が大変危険な訓練であることはご承知のことと思います。この間も、2007年2月と2009年4月の2回、降下訓練中の死亡事故が発生していますし、2008年3月には操縦ミスと思われる域外への誤降下があり負傷者が出ています。
旭川駐屯地内の降下予定エリアである旭川飛行場北側は駐屯地敷地向かいに道営住宅や商業施設がある市民の活動地域であり、事前訓練や当日の誤降下や事故などが危惧されています。
また事前訓練と思われるCH-47J(又はJA)と思われる大型ヘリの飛行が確認されており、「いつもより騒音がひどい」などの苦情が私たち4団体に寄せられています。

【要望二】6月14日駐屯地開放の際の「空挺降下」訓練展示を中止していただきたい。

【要望三】空挺降下関連の情報開示をお願いしたい。即ち、以下の点について説明をお願いしたい。
一、6月9~12日まで夫々の時間帯に事前訓練が行われるとの案内がありますが、うち「空挺降下」訓練を予定している日はあるか否か。
二、あるとすれば何日の何時ごろに予定しているか。
三、今回の「空挺降下」は高度何メートルくらいから何名が降下する予定であるか。
四、上空で落下傘を操縦しての「旋回」等、パフォーマンスを考えているか否か。

以上

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回答があり次第、ご報告したいと思います。

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2009年3月 9日 (月)

女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会を開催

2月15日、かねて告知していましたが「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会」としまして、裁判の報告集会と、関連企画として映画『アメリカばんざい』上映会(午後・夜間の2回上映)を行いました。以下、簡潔にご報告します。

Sn3d0105 ■会場ロビーの物販

当日は映画上映と報告集会の両方の参加となると長時間になりますので、休憩してもらったり、気分を切り替えていただくためにも実行委員団体による物品販売の出店をお願いしまして、映画パンフレットや関連書籍として『イラク・米軍脱走兵、真実の告発』(合同出版、1600円+税)や『自衛隊員が死んでいく』(花伝社、1500円+税)などをご紹介しました。

イラク―米軍脱走兵、真実の告発 イラク―米軍脱走兵、真実の告発

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物品販売コーナーではホームレスの人々を支援する団体によるコーヒー販売も行われ、会場ロビーはコーヒーの豊かな香りに包まれての上映会となり、スタッフからも好評でした。

映画『アメリカばんざい』の上映会には多くの市民が駆けつけてくれました。

Sn3d0108 ■満員御礼

会場の「サン・アザレア3階ホール」は席数約150席。2回上映ですから最大300席。これに対して事前のチケット販売で約270枚が売れてしまい、当日も会場の様子を見ながら当日券を販売。最終的には約290枚と、会場キャパギリギリの販売数となりました。短期間の取り組み、しかもメディア掲載が一部に限られたにも関わらず多くの市民に駆けつけていただきありがたい次第です。

1回目の上映後に行った「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会」には、帰ってしまった人も随分いましたが「集会だけ参加したい」と来てくださった女性グループもあり、最終的には70名余の方々が報告に耳を傾けていただきました。

Sn3d0109 ■報告集会の様子

裁判の現状とともに映画『アメリカばんざい』の取材経験を報告してくださったのは影山あさ子さん。影山さんは女性自衛官の人権裁判を支援する会共同代表の一人でもあり、映画のプロデューサー兼インタビュアーでもあります。

この報告集会後に新聞報道されましたが、原告である女性自衛官に対して航空自衛隊は任用継続を拒否してきました。空自の内規で定める拒否事由に何ら抵触せず、むしろ救命活動で表彰された原告を任用継続拒否する理由はありません。もし航空自衛隊が理由をつけるとすれば、「国を相手に裁判を起こした」ことのみ。しかし原告は不法行為を受け、その責任を問うているのです。防衛省でさえ、女性自衛官の訴えを認め加害者の3等空曹と元上司などを懲戒処分にしました。

200902283 ■道新2月28日付

原告の女性自衛官は憲法に基づく正当な権利行使をしているのであり、それは任用継続拒否する事由にあたりません。そのあたりの具体的な報告も集会中なされました。

集会および夜の上映も終わると、物品販売コーナーにはたくさんの参加者が足をとめ、また女性自衛官支援の署名コーナーでは50名分の署名が集り、署名用紙を持ち帰る姿も多く見られました。

Sn3d0116 ■大盛況の物販

寄せられた感想文用紙をみれば、遠くは名古屋(!)から駆けつけてくださった(とはいえ、他に用事があったのだと思いますが…)方もおられ、また参加者の話によれば現職の自衛官が参加していた(子どもの同級生の親御さんで顔見知りだった)との報告もありました。何かを感じていただければいいですね、とスタッフの間でも話題になりました。

実行委員会は3月8日に総括および決算の実行委員会を開催し、今後の活動についても話し合いました。今回の活動を一度きりのものとせず、平和運動にかかわるものとして自衛官の人権や、「平和運動と自衛官の一致点」を見出すためにも活動は継続していこうと確認しました。どういう展開を提起していけるかは、今後ブログ上でお知らせすることになろうと思います。

まずはご来場いただいた市民のみなさんに感謝申しあげます。そして、女性自衛官の人権裁判への一層のご支援をお願い申し上げます。次回公判は4月23日(木)午前11時から、札幌地裁8階の5号法廷にて。原告の好きなオレンジ色のものを見につけ傍聴にいらしてください。

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2009年2月12日 (木)

旭川での「紀元二六六九年建国記念の日奉祝の集い」見たまま聞いたまま

2009年2月11日(水)、ロワジールホテル旭川2階で開催された標記集会に参加してきました。以下、簡単に感想を述べます。

この集会に参加するようになったのは昨年2008年からです。昨年は「ヒゲの隊長」として自衛隊ぐるみ選挙で当選した佐藤正久参院議員が講演するということで市中の話題になり、この催しを知った次第です。昨年二百数十名が参加して大きな部屋で「盛大」に開かれたのと比べれば、今年2009年は宣伝もバスの中吊り程度(それも、後で知ったこと)でウェブ上でも告知されていなかったので、そもそも開催されるか否かもわからないまま2月11日を迎えました。

Sn3d0088 ■ロワジールホテル旭川玄関

Sn3d0092 ■頂戴した資料と紅白餅

ロワジールホテルに行ってみると看板が出ていたので会場へ向かいました。すでに式典開始から時間がたっていましたが「どうぞお入りください」と資料や「建国・大福餅」(旭町の村上菓子舗謹製紅白大福餅)まで頂いて会場に入ると、昨年より小さな会場で尚且つ人の座っている席より空席が目立つ状況。

Sn3d0090 ■空席が目立ちます

ざっと数えたら100名程度でしょうか。子どもを連れた家族参加は二組。目立ったのは意外や30代~40代くらいの若いスーツ姿。隣に座っていた男性は胸に青リボンのバッチをつけていました。それでも全体の高齢化は否めません。それは彼の側の集会に限ったことではありませんが。

Sn3d0089 ■挨拶する富樫副師団長

ちょうど祝辞で陸自第2師団の富樫副師団長が挨拶していました。「大好きな日本」とか「日本のために何をしてくれるかでなく、何ができるか」など差し障りのない挨拶をされ、ついで西川市長の挨拶代読。来賓紹介では自衛隊関係者は3名紹介されていました。第2特科連隊長、駐屯地業務隊長、地方協力本部長の3名。会場には他に確認できた制服自衛官は後方に1名。それも式典終了時点で帰っていました。今津寛衆院議員の姿はありませんでした。上川神社宮司も元郷友会会長も不在。昨年と比べると雲泥の差でしたが、これは位置づけの差なのでしょうか?

自衛隊関係者の参加具合でいえば、昨年は師団長を先頭に参加していたせいか上記で紹介したメンバー以外に師団司令部幕僚長や第2後方支援連隊長も参加。師団ぐるみでの参加、のイメージがありました。やはりそれは講師が佐藤正久氏だったからなのでしょうか。

岩崎市議会議長(民主党)が祝電を寄せていましたが、電報のなかで「紀元節」と述べていたのが気になりました。

第二部の記念講演では小川義男なる私立高校長が「誇りある国づくりと教育」と題して講演しましたが、別枠に講演中、記憶に残っている範囲で箇条書き的にメモを下記にご紹介しますがかなり気味の悪い講演であったことを明記したいと思います。

小川氏の教育理念は「力の支配」であると感じました。高校についてはそうも言いませんでしたが小学校では「体罰」は必要であると。実践例まで示し、力を誇示し従わせれば「良い子」になる、といわんがばかりでした。それは外交にも及びます。「外交は相手の機嫌をとっていてもダメ」と力を見せ付ける外交を主張。その柱が自衛隊なのだと。そのために憲法9条を改正せねばならないという主張です。そして日本は長い歴史の天皇君主制の誇りを大切にして未来をつくろうというもの。講演のところどころに散りばめられた差別、蔑視の言葉の数々にはまさに呆れと吐き気を覚えました。小川氏のような人物が日本テレビ系「世界一受けたい授業」によく出ているなどというのは、悪影響を広げるものでしかないと危惧しています。

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「誇りある国づくりと教育」

講師:小川義男(私立狭山ヶ丘高校長)

紀元節と言って何が悪いか。占領したアメリカも紀元節には文句つけない。日本ほど2千年も3千年も歴史ある国は無い。アメリカなんて建国は少し前。日本の歴史に誇りをもてるような教育をしなくてはならない。源氏物語、紫式部。あの時代にこんな素晴らしい小説書いた女性が他国にいたか。三内丸山遺跡もすばらしい。ヒスイが発掘されたそうだが、ヒスイが採取できたのは富山県。交易がさかんだった証明だ。私もあちらのほうに別荘があるので川沿いを歩くときはヒスイがないか?と歩くが見つけられない(笑)。以前、なんでも鑑定団で拾ったヒスイを持ってきた人に、1千万円だと鑑定されていた。
戦前、教育勅語火事で燃やしてしまった人何人かいた。その人どうしたかわかりますか?文字通り腹切ったのです(ええっ?、と驚く声)。介錯もなしに。きっと最後は頚動脈を切ったのでしょう。それくらい命をかけていた。いまの校長、たるんでいるが捨てたものではないのは卒業式は何があってもちゃんと出る。

ホームレス100人いる、とマスコミは大騒ぎ。1億2千万人の国だ、ホームレスくらいいる。カナダの視察旅行で1町に1-2名のホームレス。スーパーから盗んできたカートにビン・缶集めて売る。あしなが育英会。自分は自力で学校出た。いまも学位取得のため大学に通っている。親がいないから大学にいく費用を、だなどと甘えるな。自分で稼げばいい。靴磨きでも。総合学習の時間。まったくのムダ。時間半減となった。やれというから、学校みんなで池袋で靴磨きしようかと。1足500円。所によっては600円。20足で1万になる。私なら倍はできる。

よく日教組が悪いというが先生らはそうでもない。共産党の先生だってそうだ。うちの学校で社会福祉の副読本をつくるために一日車イス体験を自分がした。職員室にあがれない、ということでその共産党の先生らに頼んで生徒を呼んで揚げてもらうことにした。「途中で投げたらだめだよ」と言うと笑っていた。危ないな、と思ったがちゃんと指示して上まであげてくれた。真面目なんだ。問題は背後から思想を植えつけるのが問題。日教組などロシア(ソ連のことか)の社会主義を見習えといまの教育を全部否定した。

体罰。昔も世界に先駆けて禁止されていた。「叩き、縛り」がだめ。いまは懲戒はいいが全部ダメ。では何が体罰か。有形力の行使は全部体罰という愚かさ。小学校長時代、共産党の美人教員が小5生徒に殴られ校長室へ。その教師は体罰反対と手を出さないのわかっているからサンドバックみたいに。校長として四段とびで4階まで駆け上がり「○○というのは誰だ」と叫んだ。当の生徒のつかんで、駆け下りて校長室へ転がし、尻を四度五度蹴って「起立、気をつけ、休め、気をつけ、休め」と繰り返す。陸軍調の「休め」。で、わかったな、で「はい」と。いい子になった。五度蹴っただけ。体罰は(と、いくつか要件をあげ)生徒と教師の相互の関係のなかで行われる有形力の行使は体罰ではない。(というが、先の生徒の例は自ら挙げた要件の半分も当てはまらない)。

うちの学校、モナリザの絵を掲げてあった。ルーブル美術館に修学旅行で行き「これうちにある」と生徒。こんど東郷平八郎の絵を掲げる。それだけではいろいろウルサイから「(無敵艦隊打ち破った提督)」の絵も。

北方領土、竹島、対馬、尖閣諸島。毅然とせねばならない。小泉首相時代、不審船を撃沈し横浜に展示している。あそこに修学旅行で行ったほうがよい。あれは小泉よかった。後期高齢者医療制度、あれはダメ。四国で海自艦が国籍不明の潜水艦発見した。潜望鏡も見つけたという。しかし翌朝になったら「鯨でした」だと。潜水艦が政治的変化を起こし鯨になった。これじゃあダメ。領海内に不明潜水艦いたら浮上命令出し、聞かなかったら爆雷おとす。これが常識。試しに共産党の(学校の)先生ら潜水艦に乗ってもらって中国行って、浮上命令出ても「友好国だから」と聞かなければいい。爆雷落とされてオシマイ。潜水艦にはできるだけたくさん乗せたいな(笑) 北朝鮮。あれも小泉、安倍よかった。でも小泉首相が長期もったのは靖国神社参拝したから。羽織袴着て何度も通った。あれに中国が口を挟むのはおかしい。憲法9条あるからダメ。毅然とできない。北方領土は沖縄本島の4倍。これちゃんとしないうちに、本州までとられちゃう。憲法前文のようなおかしなこといっている。

日本は改正大変な憲法。9条の1項は仕方ない。苦渋の決断でそのままにして、2項の「保持しない」と「保持する」と2文字。「交戦権はこれを行使しない」を「行使す」と1文字。3文字かえればいい。これなら小沢さんもできるのでは。

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▼参考に小川氏の著作をいくつか挙げてみました。「子ども家畜論」とか!タイトルからして「名は体をあらわす」。講演を聞いて思いましたが「気品のある」講演を次は聞かせてください。

名物校長の教育論―「教育の再生」がなければ、日本はつぶれる 名物校長の教育論―「教育の再生」がなければ、日本はつぶれる

著者:小川 義男
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子ども家畜論 子ども家畜論

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気品のある生き方 (中経の文庫) 気品のある生き方 (中経の文庫)

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2009年1月26日 (月)

2009年の2・11平和集会をご案内します

2月11日は「建国記念の日」ですが、それは昔「紀元節」という天皇制国家のイベントと同じ日です。天照大神が日本を作った日、らしいですが歴史上なんら根拠ない設定。ですがこれを復活させようと靖国派の人たちが自衛隊幹部を大挙して来賓に呼んで旭川の某ホテルで集会しています。

これに対して宗教者の人たちが「信教の自由を守ろう」「神道の勝手な論理を国の祝日にもちこむな」とコツコツと地道に集会を開いています。それがこの集会。旭川周辺のみなさんにご案内します。

2・11平和集会inあさひかわ
「いのちを国家に渡すな~信教の自由を守る日に~」

講師:松坂克世さん(日本バプテスト連盟旭川東光キリスト教会牧師)
日時:2009年2月11日(水)午後6時30分
場所:日本キリスト教団旭川六条教会(旭川市6条通10丁目)
主催:旭川2・11平和集会実行委員会
※託児(こどもプログラム)あり。

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2009年1月23日 (金)

ソマリア沖「海賊」対策として海上自衛隊護衛艦を派兵することに反対します

旭川平和委員会青年部では、北海道平和委員会青年協議会と連名で下記の声明を発表し、首相官邸・内閣官房・防衛省・外務省および報道各社に送付しました。以下、ご紹介します。

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ソマリア沖「海賊」対策―派兵最優先の政府・与党案に強い懸念を表明し転換を求めます

              2009年1月23日
              北海道平和委員会青年協議会
              旭川平和委員会青年部

政府・与党はアフリカ・ソマリア沖で発生している「海賊」対策に自衛隊法に基づく海上自衛隊の「海上警備行動」を発令しようと検討をすすめており、近く防衛省は海上自衛隊に準備指示を出すと報道(1月21日付各紙)されています。

ソマリアは長く内戦・無政府状態が続いており、経済の混乱から「海賊」行為を行う漁民等が出ているそうです。何を置いても「海賊」は犯罪であり、許されるものではありません。この対応のため国際海事機関が総会決議も採択し対策をすすめています。もとより犯罪への対応は犯罪者を逮捕し裁判にかけるべきで警察権限による対応が第一義的に求められます。

しかしながら、政府・与党の検討案は「自衛隊海外派兵ありき」の姿勢で、海上保安官は一名しか乗せず、武器使用も拡大させる考えです。これは自衛隊の任務から、大きくかけはなれています。

日本国憲法第9条をもつ国として、自衛隊派兵より前に最優先で取り組むべき課題は山積しています。例えばイエメンなど周辺国が連携して取り組んでいる行動に技術・資金援助を強めるべきです。現在の政府・与党がすすめる「対策」は、むしろ派兵の前例作りに他なりません。さらに言えば、政府・与党が検討しているという「派兵新法」など憲法違反の大問題です。また、無政府状態の国だから派兵してもよい、という論理は無制限の派兵容認への第一歩です。

そもそも「日本の船を守るため」「日本人、日本の貨物を守るため」に派兵するという理屈は、旧帝国日本がアジア・太平洋戦争に突き進んだ当初の派兵論理と酷似していると思えてなりません。私たち青年は、このソマリア沖派兵の理屈がまかり通れば日本が再び各国へ派兵する国になってしまう懸念を強く抱いています。

また派兵される海上自衛官は、自衛隊法を大きく飛び越えた交戦規則を与えられ強いストレスにさらされます。しかも現在の海上自衛隊は、定員の7割しか配備されておらず、女性自衛官も海上勤務に回す計画もあります。「祖国を守るため」に入ったはずの自衛隊で、アフリカ沖で他国船舶を攻撃することになろうとは予想もしなかったはずです。既にオマーン沖ではインド海軍艦艇による明らかな誤射事件も生じており死者も出ています。任務にあたる海上自衛官が同様の「加害」を犯す可能性もあります。

そもそも「海賊」対策は軍事一辺倒の対応では解決しないことは、この間のソマリア沖での各国の取り組みから明白です。軍艦を派遣している各国軍は目に見える成果をあげられていません。むしろ力の抑圧は反発を招くだけであり、国連やアフリカ連合が取り組んでいる混乱終結への取り組みによりソマリア国内経済の安定化を図ることこそが最優先課題ではないでしょうか。

以上の点により、自衛隊海外派兵に反対して声明とします。

以上

ソマリア、心の傷あと (母と子でみる) ソマリア、心の傷あと (母と子でみる)

著者:谷本 美加
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2008年12月17日 (水)

2008年11月例会:憲法9条と25条-貧困世帯を「襲う」自衛隊勧誘

12月例会と報告は前後しましたが11月下旬のある日、旭川平和委員会青年部は11月例会を開催しました。

テーマは「憲法第9条と25条」。テキストに発行されたばかりの9条の会憲法セミナーブックレット「人間らしく生きる-憲法第9条と25条」(暉峻淑子さん、湯浅誠さん、大江健三郎さん)を活用しました。同ブックレットの湯浅さんの部分の読み合わせをし、感想交流。

0002 ■頒価300円(送料別)

アメリカでは軍隊は徴兵制ではないものの貧困世帯の子ども達が「大学にすすみたい」「健康保険に加入したい」と思えば軍隊に入るほか無く、「貧困世帯徴兵制」だとのリポートがあります。これらは映画『アメリカばんざい』で詳しく知ることができますし、健康保険から貧困層が排除されている様子はマイケル・ムーア氏の映画『シッコ』でよくわかります。これに似た状況が実は日本にもあるのだということを湯浅氏は実体験から報告されています。

●「アメリカばんざい」 http://www.america-banzai.com/

●「シッコ」 http://sicko.gyao.jp/

実際に例えば「女性自衛官の人権裁判」をたたかう空自の現職女性自衛官は自らが通信制の大学で通うため(また、阪神大震災等での救援活動を行う自衛隊の活動に共鳴したこともありますが)に自衛隊に入隊します。貧困が襲う日本で、自衛隊入隊というのは経済的困難を解決する最後のチャンスともいわれています。

以前とある高校教員は「就職難のいま、就職口になると思えば相手が自衛隊だろうと無下にできない側面がある」と述べ、高校吹奏楽部への自衛隊コンサートへの出演を断れない「背景」を語りました。

例会では法律事務所事務員や病院職員、福祉職員らの青年部員がそれぞれの職場から9条と25条の関わり、それぞれの切り口での平和的生存権を語り合いました。このブックレットはおススメです。9条の会HPから注文できます。こちら(↓)からどうぞ。

http://www.9-jo.jp/news/booklet-etc.html#081104booklet6

また9条の会第3回全国交流集会に参加した部員から報告をしてもらいましたが、ここでも昨年の第2回以上に「9条と25条」の関わりが語られた、との報告がありました。

11月例会では参加してくれた学生さん(非会員)が平和新聞を購読してくれました。

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2008年8月 9日 (土)

映画「靖国」旭川上映会決定!

靖国派議員からの圧力や右翼団体の策動により劇場公開が危ぶまれた映画「靖国」。言論の自由を守れ、と一時期メディアなどを騒然とさせました。結果的には全国で志しあるミニシアターや一部大規模館などが上映しており、札幌でも劇場公開されました。

0001 ■チラシ〔表面〕

この映画「靖国」を旭川でも、の声は当初から大きくあったのですが、配給元との関係で最近まで決まりませんでした。最終的には旭川の大手3館は「上映せず」となり、このたび自主上映が決まりました。

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【映画「靖国」旭川上映会:実施要項】

日時:9月12日(金)①13:30~②18:30~

場所:旭川市公会堂(旭川市常磐公園内)

入場料:前売(大人:1000円、学生700円)※当日は各300円増

主催:映画「靖国」旭川上映実行委員会

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この映画、最近開かれた四万十上映会では「爆破予告」がなされ、一時混乱したものの結局は何も起こらず大成功したと聞いています。以前、あれだけ騒がれた映画ですから、旭川でもどうなるか予断は許されませんが、言論の自由を守るためにこの映画を旭川で上映することには意味があると考えます。8月中旬以降、市内プレイガイド等でチケットが発売されるそうですのでぜひ足を運んでいただきたいと思います。販売所が明らかになれば、当ブログでも紹介していきます。

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2008年7月 9日 (水)

7・5札幌ピースウォーク参加報告:メディアはどう報じたか?警備はどうだったか?

山田はじめ旭川平和委員会のメンバー7名は、2008年7月5日のG8サミットにむけた平和サミットをもとめる札幌「1万人のピースウォーク」に参加してきました。メディアでは様々報道されていますが、参加しての実感を少し紹介したいと思います。

まずは新聞各紙がピースウォークをどう報道したかをご紹介します。

Kc330381 ■7月6日付北海道新聞

まずは地元巨大紙:北海道新聞。主催者・参加者を「サミットに批判的な国内外のNGOや市民」とし、若干の配慮を感じました。事実は書いており、「なぜ反発するのか」と参加した海外代表や市民の声を掲載しており比較的伝えているとの思いはあるものの、毎日新聞社会面ほどには非暴力を貫こうと努力した主催者の姿は伝えてなく、「4人逮捕」の文字が先行して見えます。

Kc330385 ■7月6日付毎日新聞

その毎日新聞。社会面では非暴力への主催者の努力を追っているものの、社会面の大きな写真も逮捕場面。上の一面見出しも「反対デモ」だし「4人逮捕」。

Kc330384 ■7月6日付朝日新聞

朝日新聞も「反対のNGO」と規定。主催者の声を載せたり、「『非暴力』が参加条件」と説明はありましたが写真はやはり逮捕で騒然としているところばかり。

Kc330382 ■7月6日付読売新聞

読売新聞もまた「サミットに反対する団体」による行進だと説明しました。社会面では「小競り合い、一時騒然」と見出しにし、記事でも周辺商店や住民の不安感ばかりを紹介。ピースウォークの参加者の訴えは一番書かれていませんでした。

Kc330379 ■7月6日付しんぶん赤旗

赤旗の一面見出しは「緑の地球を子どもたちへ」で、記事中にも「反サミット」「反対」の言葉はありませんでした。写真も平和的に主張をアピールする市民や海外代表の姿が紹介されていました。

以上のようなメディアによる報道でしたが、酷かったのはテレビ報道ではなかったか?と感じています。新聞各紙もピースウォーク参加者がいかにも「反G8」であるように描こうとしていますが、若干のアンバラもあり「横並び」と言って妥当か否か迷うところです。それを視覚効果も含めて「反G8」のNGOらが「暴力的」に行ったデモだと、「やはり洞爺湖サミットでも・・・」みたいにセンセーショナルを狙って描いていたのがTV報道でした。いくつかの報道を見ましたが、どれも逮捕シーンからはじまりデモ行進している場面は過激な主張を掲げる海外NGOの姿。ある番組はデモ行進として「金髪モヒカン頭」のお兄さんの姿のみを紹介しました。彼だって訴えたいことがあって参加したでしょうに、見かけだけで作為的に映像を使われるとは思ってもいなかったでしょう。

あるメディアで働く友人は、「自分が参加した集会&ピースウォークはそれぞれの参加者が訴えたいことを口にし平和的な多彩な集まりだった。でも自分の勤めるメディアの報じたものはまるで別のイベントを紹介しているようだった」と、メディアの多くが集会&ピースウォークのごく一部の過激な訴えをしている人を「これが全て」とばかりにクローズアップしていることに懸念を示しておられました。この懸念にまったく同感です。

実際の集会は非暴力の徹底や、過去に暴力的に混乱を持ち込んだ団体の参加拒否を明確にし、その徹底のためにリーフを配布し集会で何度もマイクで呼びかけられました。実行委員会は「平和サミット北海道連絡会」「ほっかいどうピースネット」「北海道平和運動フォーラム」の3団体で構成されていましたが、実行委員会の原則として以下の3点が確認されかなり徹底されました。

(1)非暴力に徹すること

(2)参加団体への誹謗・中傷は行わないこと

(3)市民を威嚇するようなヘルメット・服装はしないこと。「革マル派」などの暴力集団は、集会・デモへの参加、会場内でのビラ配布を認めません

そしてデモについても警察や公安条例の規制について「市民の表現の自由を侵す」と考え方を説明しながらも、交通安全上の必要を認め「交通整理に協力」するとし交通警察官の指示に従うよう要請しています。とりわけ警察とのトラブルについては事前に危惧している点を詳細に記し、感情的な対応を戒めています。

このような主催者の努力は多くの参加者に受け止められ、生かされたと感じています。3原則で名指しされていた「革マル派」は、宣伝カーを出しビラ配布をしていたものの、会場外で行わざるを得ませんでした。また主要構成員がほぼ「革マル派」と推測(※1)される団体が参加していましたが、実行委員会原則に従いこれまで彼らが集会等で行ってきた身勝手な行動を最小限まで抑えられ、全体の進行の障害にはなりませんでした。

P7050004

(※1)山田が札幌で平和運動を行っていた際、写真の団体と遭遇したことが何回もありました。山田はこの革マル派系団体から身元調査をされたり、宣伝活動を妨害されたり、追いかけられたりしたことが何度もありました。当時、自らを「革マル派の立派な活動家」だと自称した彼らが、もう何年も経つのに同じ学生団体のノボリをもち参加していた姿を見て、改めて驚きました。また当会の所属する日本平和委員会のFさんも学生時代、支援していた自治会再建運動主要メンバーに対する彼らからの「恫喝と脅迫」等により頓挫させられ、彼自身大学構内で軟禁状態におかれたことがありました。「目的のためなら手段を選ばず」の革マル派系団体と一緒に活動できないことは明白ではないでしょうか。

さて話を戻します。ピースウォークの前に開かれた集会は、実に多彩に平和的に開催されました。

P7050003 ■新芸能集団「乱拍子」

P7050010 ■松平晃さん

オープニングでは新芸能集団「乱拍子」の太鼓と獅子舞。途中、松平晃さんのトランペットとわが旭川平和委員会とも交流のある塚田タカヤさんの弾き語り(「イムジン河」や、オリジナルソング「森の人よ」など)と、文化の香り溢れる集会でした。

冒頭、実行委員会代表であり、わが北海道平和委員会の石田明義理事長が開会あいさつをしました。

P7050009 ■石田明義さん

集会では10組の海外ゲストや国内ゲストがそれぞれの立場から多彩な訴えを行いました。韓国の農民代表が入国を拒否された事件を受けて国際農民組織「ビア・カンペーシナ」の代表が怒りの訴えをしたり、日本平和委員会も加盟する「世界平和評議会」代表も挨拶を行いました。

集会には実行委員会構成団体の参加組織が各地から駆けつけ、整然と並び舞台下の交流を広げました。北海道平和委員会青年協議会のメンバーは大通西8丁目広場の入口付近で原爆パネル展を開催し、参加者の注目を集めました。全体として気温が高い土曜の午後、暑さに負けず各地から駆けつけてきた人々によるほのぼのとした平和な空気がありました。

P7050015■旭川代表団のメンバー

写真は旭川の仲間達。とはいえ集会要員として何名も手伝っていたのでごく一部です。みんな笑顔で集会の雰囲気を表していると思います。この空気を報道できたのは「赤旗」くらいではないでしょうか。商業メディアにはこの視点が無かった、といわざるをえません。

P7050019 ■デモ行進する旭川の面々

自然とピースウォークも平穏になります。みんな整然かつ平穏でした。自らの訴えをただ口にしていただけです。いわゆるシュプレヒコールでも「大国の横暴勝手なサミットには反対」という言葉はあっても、サミットの開催自体に「反対」する訴えはありませんでした。もちろん多様な参加者がいましたので「反G8」などのプラカードを掲げる人はいましたが、そういう訴えの人も含めて平和的にアピールしようとの趣旨でした。

最後に警察の過剰警備について紹介します。

これは本当に腹立たしく、なぜこの実態をメディアはもっと報道しないのか?と疑問に思うくらいです。私たちが集会に参加している時点ですでに近くの歩道上(というかビル敷地も含め)に大量の警察官が集結していました。集会参加者より多いのではないか?と思うほどです。

P7050012 ■集結する警察官

デモが始まると、沿道で堂々とピースウォーク参加者の肖像権を侵害するビデオ撮影をする警察官たちを発見。

P7050020 ■ビデオ撮影する警察官

抗議しようかと思ったのですが、通常、このようなデモの際、警察側との交渉は主催者が窓口一本化しているため、実行委員に伝えるべきと思い探したのですが付近に実行委員がいないため、記録写真だけに留めました。

過剰警備もはなはだしいなかでもピースウォークに参加していた山田に2回沿道から声をかけられる出来事がありました。最初は海外の市民メディアの人だと思いますが、通訳の日本人と一緒にマイクを持ってインタビューされました。「G8各国に何を求めますか」との質問だったので「大国の利益にとらわれず、世界中の人々が平穏に暮らせる仕組みを作ってほしい」と私の願いを離しました。次に声をかけてくれたのは沿道でピースウォークを見ていた一市民の若い女性。信号待ちで立ち止まっていた山田に駆け寄ってきて「虹色の旗はどういう意味なのですか?」と聞かれました。山田は虹色のピース旗を掲げていたのです。虹と平和の由来は、虹がそもそも神と人類をつなぐ橋であって、地上のあらゆるものを帯にしてつないだものと言われ、融合の象徴であり平和の色彩と言われています。なのでそのことを紹介し「単に戦争を無くすだけでなく、世界の多様な人々が融和・調和し生きていけるような願いをこめています」と話すと「ありがとうございます」っと納得顔で戻っていかれました。沿道の人々は、もちろん「騒がしい」と迷惑顔の人もいたでしょうが、後者の女性のように非常に注目し関心をもって歩道から見ていた人が多かったのです。そのことを報じたメディアもほぼありませんでした。

過剰警備はどんどんエスカレートし、パルコ前からススキノあたりでは交通機動隊の酷い「市民抑圧」状態が目立ちました。

P7050024 ■パルコ前の機動隊員

ピースウォークの列が歩く札幌駅前通からパルコに向かって左側には曲がれないように機動隊員がジュラルミンの盾で壁をつくっています。これでは車も通れません。この左側は人が排除され彼らの言う「クリーン」地帯となっていました。

P7050025 ■ススキノ交差点前

ススキノは最悪でした。国道の横断歩道の両脇に盾を向けた機動隊員の壁が両脇に並び、その間をピースウォークが通過しろというのです。彼らはピースウォークが市民に向かってアピールするものであることを理解しているのでしょうか?

サミットだから特に酷い状況ではありましたが、警察の警備方針というのは普段と原則変わってなく、このような市民無視、主催者無視の自分勝手な過剰警備をします。それでいて「安全が保障できない」などと主観的判断ばかりを主催者に押し付けてきます。デモ申請では「聞けないなら許可しないぞ」とばかりの脅し、そうでない場合でも「何かあったとき責任持てない」「警察には責任が無いことを明言せよ」と高圧的に言ってきます。

聞いたところによれば、デモ隊にむけて盾をむける警察はいわゆる先進国ではあまり例が無いそうです。基本は外に対して盾をむけ、表現の自由を行使するデモ隊を守る、役割を担うそうです。デモ隊に対し盾をむけ警戒する日本は、明らかにデモ隊を敵視しているというのが海外ゲストの感想だそうです。

このような大規模な過剰警備の中、現場の隊員たちもかなり神経質になりピリピリしていました。現場指揮官と思われる星が3つとかついた機動隊員が、動きのスムーズでない部下に「早く移動しろっ!(怒)」と怒鳴っているようなシーンを何度も見かけました。警察自体、遠くの県から動員され、サミット準備の長期警備で神経を削り、イライラ・ピリピリしながら警備していたのです。普段なら何事もないようなささいなサウンドデモの人たちに対し、「鬱憤晴らし」なのか「実績(功績)作り」なのかわかりませんが逮捕劇を繰り広げたのではないでしょうか。現場を間近に見た人々のレポートを読む限り、作られた逮捕劇、と私は推察します。早期釈放と不処分を求めます。

以上が平和サミットを求める7・5札幌ピースウォークに参加しての感想です。様々な課題を露呈しながらも、思想信条の異なる多様な個人・団体が共同できた意義は大きいと思います。一致点での共同、非暴力での共同こそ市民の願い実現するパワーなのだと実感しました。この流れを今後もすすめる努力を旭川でも強めたいと思います。

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2008年6月24日 (火)

参加報告:6・23旭川集会「イラク派兵違憲判決vs派兵恒久法」

2008年6月23日、旭川市内で6・23旭川集会(主催:安保破棄諸要求実現旭川実行委員会・有事法制反対旭川連絡会)が開かれ、約50名の市民が参加しました。集会は現行安保条約発効を忘れまい、と毎年6月23日の開催を位置づけて開いているもので今年は発効後48年を迎えました。

集会では事務局の霜野氏(原水爆禁止道北協議会事務局長)が司会進行を務められ、冒頭の挨拶では集会後の総会で代表委員に選出された太田元美氏(旭川市議会議員)が挨拶されました。

メイン講演では「自衛隊イラク派兵差止北海道訴訟」弁護団事務局長であり、「女性自衛官の人権訴訟」弁護団長の佐藤博文弁護士が約90分間、イラク派兵差止訴訟での名古屋高裁違憲判決の歴史的意義や自民党・民主党が法案提出している自衛隊派兵恒久法案について講演しました。

Kc330330 ■講演する佐藤氏

旭川平和委員会からは会員の半数以上が参加し、青年部からも多くの参加があり、佐藤弁護士の講演に聞き入りました。また8月5日アレン・ネルソン講演会の宣伝チラシも配布し、スタッフ募集の呼びかけを行いました。

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「箕輪登の遺言」の解説を執筆

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『「札幌市国民保護計画」案作成に携わって』を佐藤氏が執筆

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2008年6月17日 (火)

企画告知:イラク派兵違憲判決/アレン・ネルソン

以下、当会も準備に加わっての催しをお知らせします。

【真の「国際貢献」とは何か-イラク派兵違憲判決vs派兵恒久法】

1960年6月23日の現行日米安保条約発効から48年目を迎え、安保破棄諸要求貫徹旭川実行委員会などが主催して標記講演会を開催します。講師には自衛隊イラク派兵差止訴訟全国弁護団連絡会事務局長の佐藤博文弁護士をお迎えし、真の国際貢献について考えます。

日時:6月23日(月)午後6時30分~8時30分(予定)

場所:ときわ市民ホール2階201・202号室

講師:佐藤博文さん(弁護士、北海道合同法律事務所、イラク派兵差止北海道訴訟-箕輪訴訟-弁護団事務局長、女性自衛官人権訴訟弁護団長など)

参加費:300円

主催:安保破棄旭川実行委員会/有事法制反対旭川連絡会

【アレン・ネルソンと平和を語るつどい】

元アメリカ海兵隊員でベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソンさんをお招きして、戦争とは何なのか、平和をつくるには何が大切なのかを考えるつどいを行います。準備するのは市内外の九条の会などでつくる実行委員会。

日時:8月5日(火)午後6時30分~

場所:旭川勤労者福祉会館2階大会議室

講師:アレン・ネルソンさん(1947年ニューヨーク生まれ。1966年ベトナム従軍。除隊後、戦争後遺症に苦しむ。著書に「戦争で心壊れて」「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか」「そのとき、赤ん坊が私の手の中に」など多数)

参加費:600円(高校生以下無料)

主催:アレン・ネルソン講演会実行委員会(構成団体:あさひかわ九条の会、旭川春光台九条の会、ふきのとう班九条の会、あさひかわ南九条の会、あさひかわ東光九条の会、北西九条の会、びえい九条の会、ふらの九条の会、とうま九条の会、あさひかわ西地域九条の会、旭川平和委員会青年部、以上6月13日現在)

■準備スタッフ募集中!

アレン・ネルソン講演会実行委員会ではこの講演会の企画・広報・組織・運営などを一緒に頑張ってくれるスタッフを募集しています。「どれだけできるかわからないけど、まず概要を知りたい」などの声が市民から寄せられています。みんなで少しずつチラシを配り、企画を知らせ、運営に携わり、ネルソンさんが私たちに伝えてくれるメッセージを広げましょう。

詳しくは当会 peace_asahikawa@yahoo.co.jp までメールでご連絡ください。

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「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」―ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」 (シリーズ・子どもたちの未来のために) 「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」―ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」 (シリーズ・子どもたちの未来のために)

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戦場で心が壊れて―元海兵隊員の証言 戦場で心が壊れて―元海兵隊員の証言

著者:アレン ネルソン
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2008年6月 6日 (金)

2008年北海道護国神社慰霊大祭

2008年6月5日、北海道護国神社慰霊大祭の本祭一日目が開かれました。今年も例年と同じく現地を取材し、制服を着用した幹部自衛官の神道行事参加状況などを確認して参りました。

前提として申しあげておきたいのですが、信教の自由は誰なりとも認められなければいけません。ですから宗教法人としての北海道護国神社がどのような祭祀を行おうとも、それは保障されるべきで、それを妨害するようなことがあってはなりません。ですから私たちの現地調査もできるだけ邪魔にならないよう配慮して実施しました。しかし一方で、行政機関とくに国の機関が特定の宗教団体・宗教行事に肩入れし、これを擁護・支援しているかのような政教分離原則に反する事態があったとすれば、これは黙認できません。きちんと問題提起していきたいと思います。ここらあたりに私たちの判断基準があることを申しあげておきます。

余談を申せば、いわゆる靖国派の主張には相容れないものが多く、それは批判しています。しかしそのことと、彼らの信仰の自由が守られるべきであることをごっちゃにしてはいけないと考えます。もちろんボーダー上の様々な問題は生じると思いますが、それは個別具体的に判断していきます。

さて今年は5日だけが晴れ上がりました。4日は突如として大雨が降る時間もありました。この自然現象を「亡くなった兵士の涙」とか「遺族の献身を思う神の涙」とかおっしゃる方もおられますが、これは季節的な天候不順によると思います。

旭川に引っ越してくると、この時期だけでなく各神社の例大祭の時期に街々に掲げられる「御祭禮」ののぼり旗の乱立が異様に思えます。

Kc330277 ■多くは町内会が掲揚

辞書をひけば「祭礼」とは「神社などの祭り」とあります(単に「祭り」としている辞書もあります)。どう考えてもこののぼり旗は例大祭にあわせてこれを祝うために掲げられているという理解が素直でしょう。これを町内会が行う。公共性をもつ自治組織としての町内会がこれを推進するというのは、旭川では「普通」に行われていても、他の地域ではあまり「普通」ではないことを指摘しておきたいと思います。

余談ながら、こののぼり旗の立ち具合は町内会によってかなりアンバラがあります。立っているところは密度濃く立っていて、そうでないところはほぼ皆無です。これは町内会長さんまたは神社委員さんの思い如何で変化するのでしょう。旭川に転入して10年ほどになる若い夫妻が一戸建てに引っ越したとき、祭りの時期に町内会から「これを掲げてくれ」と「御祭礼」ののぼり旗を持ってこられ、本当は嫌だったそうですが「転入したばかりだし、近所付き合いもあるし・・・」と引き受けた、という話を聞いたことがあります。別のある地域では町内会の役員さんと思われる男性らが、軒並みのぼり旗を立てている姿を見たことがあります。実際はそういう実態がほとんどなのではないでしょうか。

さて儀式の様子ですが、当ブログを開設した直後の昨年6月にも報告記事を書いています。これを重なるような記載は極力排し、今年気づいた特徴的な事柄を列記していきたいと思います。

P6050009 ■第2鳥居と神門

毎年通えばある年に気づかぬことを改めて気づく、ということがあるのだなーと思います。去年以前もおられたのですが各地遺族会のバス整理や会場案内等の要員の方が目立つ蛍光色のジャンバーを着ておられます。

P6050010 ■社務所の前で

この方々は氏子の人達なのかなと思っていたのですが、写真の通り「隊友会」の方々だとわかりました。隊友会はご存知自衛隊員のOB組織。今年2月11日の「建国記念の日」の靖国派集会を主催する一方の軸でした(もう一方は日本会議上川)。

P6050012 ■消防団員が警備にあたる

上は神門前で警備に当たる消防団員さん。去年「制服姿の男性らが境内各所で警備にあたってる」「消防団員のようだが、なぜ警備しているのだろう」と疑問を持ち、市の消防当局に尋ねたところ「警備(救護?)要請があって出動しています」との返事。なるほど、と思いました。要請があれば出ざるを得ないでしょうね。

P6050014 ■入場する神職たち

いよいよ儀式がスタートするのですが、この神職の近くで警護している(右折するポイントに立っている?)のがボーイスカウトの年輩の男性。ボーイスカウトは護国神社のすぐ裏手に事務所がありますが、旧軍や護国神社と深い関係があるようです。以前は儀式の最後に若いスカウトたちによる「同期の桜」の舞が行われていたそうですし、現在でも神門前で演奏を担っていると説明にありました(見てはいません)。

Kc330027 ■北鎮記念館の展示より

それもそのはず、旧第七師団長だった宇都宮太郎さんという人物が旭川のボーイスカウトを立ち上げた張本人なのです。上の展示は写真の説明文。この写真は護国神社で清掃奉仕をするボーイスカウトの姿があったような記憶があります。旧軍と護国神社とボーイスカウトは切っても切れない関係のようです。人的結びつき(例えば、ボーイスカウトからの自衛官勧誘とか、自衛隊OBがボーイスカウトの活動を支えるとか)についてはよくわかりません。

P6050019 ■拝礼をする自衛官たち

儀式がスタートし、特別来賓席に座る幹部自衛官たち。知人によれば「去年より数名多いのではないか」とのことです。具体的にはわかりません。

P6050128 ■2006年6月5日の同じ場面

探したら2006年のものが見つかりました。構図がまったく同じですね、自分でもビックリ。これで比べると前列の方だけですが2006年は7名、今年は6名です。航空自衛隊がお一人増えたみたいですね。でも2007年の参列者名簿をみたら、空自から2名きておられます。毎年、正確に名簿で肩書きを把握しないとわかりませんね。

P6050023 ■北部方面総監?

そして今年も今津寛国会議員など多くの文民に先立ち、制服幹部が玉串を捧げました。昨年、私たちが提出した質問状への第2師団広報室からの回答によれば、彼ら制服幹部達は「休暇」中であるとのことです。随行員も含めて「休暇」だそうです。玉串も捧げず、ただ随行員として同行し幹部の世話を焼く隊員も、自らの信条に基づき「休暇」を取得して参列しているというのです。にわかには信じられませんが、広報室がそうおっしゃるので、まあそうなのでしょう。

P6050016 ■遺族会のみなさん

さて、全道から駆けつけた遺族会のみなさんは私の計算では1000名~1500名くらいでしょうか。高齢化にともない、参列者数の減少があるようです。座る場所も空白が目立ちます。戦没者の追悼だけに留まらず、様々な活動で高齢化は深刻なようです。立場の違いを超えて、戦争に散った家族・親族など大切な人を思う遺族の方々の純粋な思いには敬意を表します。

この会場、儀式の前後にBGMのようにアナウンスが流れています。このアナウンスはヒゲの神職さんが毎年しゃべっておられるのですが、なかなか流暢なしゃべりで耳に入ってくるのです。以前は東京裁判でのインド・パール判事のことなど紹介し東京裁判の「誤り」を伝えようとしていました。パール判事については安倍前首相がパール判事の家族を訪ねたり、昨夏のNHKドキュメントで扱われたりしたので、彼が侵略戦争について猛烈に批判していた平和主義者であることが周知されました。靖国派の思い通りにはいかないものです。今年のアナウンスで覚えているのは、戦争中に撃沈した敵船の兵士を助けた日本軍人についてでした。これは武士道の賜物であると。助けないと後で軍事法廷で裁かれますかね。助けるのが普通なのかなと。

P6050046 ■さあ、帰ろう

儀式は終わりました。一番最後に挨拶する塩野谷宮司の言葉もなんのその、帰り足の早いこと。お疲れ様でした。

P6050048 ■銃剣道の練習

帰り道に境内をウロウロ。平成館(旧北鎮兵事記念館)前の芝生で奉納行事・銃剣道の練習をする人々。剣道の防具を身につけているので「どこか、大学の剣道部員か?」と思いきや、銃剣道などという特殊な「武道」の担い手はやはり自衛隊員の方々でした。

P6050049 ■第2特科連隊

P6050056 ■第2施設大隊

他にも第2通信大隊や本部中隊など幾つかの隊のメンバーが参加していました。彼らもまた「休暇」を取得し、自らの私的活動として、偶然にもグループで奉納行事に参加しているのでしょうか。

P6050051 ■突いているところ

それにしても、やはり銃剣道は軍事訓練なのですね。見ていて、剣道とは異なる変な殺気を感じました。山田は過去に柔道も剣道も嗜んできましたが、そこで得た境地とは異なりました。柔道や剣道は人を生かす武道、しかし銃剣道は「必殺」の技だからなのでしょうか。銃剣、つまり銃に付けている剣で相手を倒す武術。それが銃剣術だと辞書に書かれています。これを奉納して、戦没者たちに何を捧げたいのでしょう。

西川将人旭川市長は回答の通り公務出張で欠席でした。代理も出席していないようでした。そのことは確認しました。この後、7月21日の上川神社祭・神輿巡行にむけて、さらにせめぎあいがあることでしょう。

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2008年5月31日 (土)

旭川市長から回答書が届く

西川将人旭川市長から回答書が届きました(5月30日着)。

P5310008 ■回答書の表紙

回答の内容は?というと、こちらからの要望事項に対応して(1)護国神社と(2)上川神社に分けて回答をいただきました。大筋では道新5月29日付の報道どおりですが、若干気づいたことがありますので付記しておきます。

まず、(1)護国神社に関して質問をおさらいしておきます。

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(1)北海道護国神社慰霊大祭について

私たちは数年来北海道護国神社慰霊大祭を観てきましたが、同大祭は明らかに宗教行事であり「戦没者追悼」の名を借りた神道布教の場、特定思想の宣伝の場としか思えません。実際に同大祭でスピーカーから流される言葉の数々は戦後民主主義を否定し、アジア・太平洋戦争を是とするような文言が多く含まれ、納得できるものではありませんでした。この場に旭川市長が参拝することは特定宗教の支援に他なりません。戦没者追悼は行政主催の無宗教の催しを行えばよいと考えます。昨年は公務欠席されていましたが、今年は政教分離の原則に基づき参加されないよう求めます。石川県白山市長が神社式典で祝辞を述べたことを憲法違反とする高裁判断が示された(200847日)こともあります。慎重に検討してください。

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これに対しての回答は山田の「常識」の範囲のものでした。道新の報道どおりです。以下が(1)への回答。

P5310002

問題は次の(2)上川神社例大祭への回答です。まずは質問を掲載。

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(2)上川神社例大祭・神輿巡行および市民パレードについて

上川神社例大祭で行われる神輿巡行の際、「行列の後半部分は市民パレード」と称して西川市長が乗車し、旭川市として陸上自衛隊第2師団に車両・人員の派遣要請を行っています。昨年、実際に神輿巡行と市民パレードを見学しましたが、普通に考えて「神輿巡行」と「市民パレード」が別物であるという理屈は成り立ちません。それは市民パレードの車両もが神社の幕を飾っていることや「お稚児参り」など宗教行事参加者を自衛隊車両が運搬していること、戦前の上川神社例大祭の御神幸を記録している文献によれば神輿巡行から市長車両、お稚児などいわゆる「市民パレード」部分まで含めて「御神幸」としていることからも明らかです。よって西川市長の今年の乗車は取りやめ、市民パレード実行委員会の要望をうけての自衛隊への派遣要請は行わないよう求めます。

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そしてこの要望に対してはこのように答えてきました。

P5310005

道新の5月29日付報道と若干ずれているのは、道新報道は「市長、今年も神輿巡行」と見出しに書き、「自衛隊車両に乗り込む」と言い切っていますが、回答では「今年については、公務の日程調整中です」とあり、最終確定していない旨の回答です。きっと調整して参加するのでしょうが、もし7月21日午前に「重大な公務」が入れば「私事」をも含む行事参加は欠席せざるを得ないですよね、市長。

疑問が残るのは冒頭の「市民パレードの位置づけ」と最後の段落です。パレード実態の宗教色を無視し、あくまで「多くの市民が楽しみにしている地域イベント」との印象を押し通そうとしています。これは無理があるのではないでしょうか。確かに護国神社祭の出店や上川神社祭の出店(3条本通)は市民も多く楽しみ、地域イベントとして定着している感があります。宗教色も非常に薄い。しかしながら、市民パレードはそうでしょうか。出演する吹奏楽の子どもらや、お稚児の子どもらにとっては一つの「舞台」ではありますが、明らかに宗教行事です。回答を起案した市職員は現場を見たことがあるのでしょうか。ぜひ当ブログの昨年の記事をご覧頂き、意見を賜りたい。

そしてもう一つ、「実行委員会が確保できなかった不足分に対して、本市からの要請に基づき、陸上自衛隊の車両出動について協力をいただいている」と回答しています。二つの疑問点を提起したいと思います。一つは「なぜ旭川市が自衛隊に要請する義務があるのか?」という点。回答書を読まれたとある市議会議員さんはこの点に疑問をもたれていました。もう一つは「不足分に対して」というのは事実だろうか?ということです。昨年、見学した限りでは1-2台自衛隊で無い車両はありましたが、他ほとんど全て自衛隊車両でした。これは「不足分」への「協力」といえるのでしょうか。

疑問は解消しませんでした。一度、私たちもこの回答書を読み込んで、みなで話し合って、必要に応じて質問状を出さざるを得ないかな?と思っています。

さて、みなさんはどう思いますか?

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2008年5月29日 (木)

政教分離問題「要望書」、市長回答は今日発送。報道が先行?

護国神社参拝、上川神社神輿巡行・自衛隊車両派遣要請の問題で旭川市長宛に提出していた「要望書」について、昨日市役所の広報公聴から電話がありまして「29日に回答を郵便発送します」とのことでした。これを待って議論をすすめたいと思うのですが、今朝(5月29日付)北海道新聞・旭川上川のページに下のような記事が掲載されました。新聞というのは速報性を売り物にしているのでしょうが、当事者が回答を受け取るより紙面で概要を知るというのはいかがなものでしょうか。

P5290003

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2008年5月27日 (火)

「要望書」提出を北海道新聞が報道

昨日(2008年5月26日)旭川市長宛に提出した政教分離問題での「要望書」ですが、市政記者室にも案内のFAXを送りました。すると昨日午後、電話で取材をうけまして、今日(2008年5月27日)付北海道新聞「旭川・上川」のページに記事掲載頂きました。以下にご紹介します。

20080527

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2008年5月26日 (月)

政教分離問題で旭川市長西川将人氏宛「要望書」提出

今年も6月4-6日の北海道護国神社慰霊大祭、7月20-22日の上川神社例大祭、8月の西神楽戦没者慰霊奉賛会「招魂祭」など政教分離や戦没者追悼、歴史認識などが鋭く問われる季節がやってきました。

旭川平和委員会青年部では先に開催した5月例会(後日報告UP予定)で、政教分離問題について旭川市長宛「要望書」をとりまとめ、今朝ほどFAXで提出しましたのでご紹介します。以下全文。

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要 望 書

旭川市長 西川 将人 殿

私たちは旭川で活動する平和団体・旭川平和委員会青年部と申します。この度、6月4-6日の北海道護国神社慰霊大祭および7月20-22日の上川神社例大祭に際して、日本国憲法第20条に基づき西川市長の参拝・参加と、旭川市による必要以上の便宜供与を取りやめていただきたく、本状の通り要望いたします。

(1)北海道護国神社慰霊大祭について

私たちは数年来北海道護国神社慰霊大祭を観てきましたが、同大祭は明らかに宗教行事であり「戦没者追悼」の名を借りた神道布教の場、特定思想の宣伝の場としか思えません。実際に同大祭でスピーカーから流される言葉の数々は戦後民主主義を否定し、アジア・太平洋戦争を是とするような文言が多く含まれ、納得できるものではありませんでした。この場に旭川市長が参拝することは特定宗教の支援に他なりません。戦没者追悼は行政主催の無宗教の催しを行えばよいと考えます。昨年は公務欠席されていましたが、今年は政教分離の原則に基づき参加されないよう求めます。石川県白山市長が神社式典で祝辞を述べたことを憲法違反とする高裁判断が示された(200847日)こともあります。慎重に検討してください。

(2)上川神社例大祭・神輿巡行および市民パレードについて

上川神社例大祭で行われる神輿巡行の際、「行列の後半部分は市民パレード」と称して西川市長が乗車し、旭川市として陸上自衛隊第2師団に車両・人員の派遣要請を行っています。昨年、実際に神輿巡行と市民パレードを見学しましたが、普通に考えて「神輿巡行」と「市民パレード」が別物であるという理屈は成り立ちません。それは市民パレードの車両もが神社の幕を飾っていることや「お稚児参り」など宗教行事参加者を自衛隊車両が運搬していること、戦前の上川神社例大祭の御神幸を記録している文献によれば神輿巡行から市長車両、お稚児などいわゆる「市民パレード」部分まで含めて「御神幸」としていることからも明らかです。よって西川市長の今年の乗車は取りやめ、市民パレード実行委員会の要望をうけての自衛隊への派遣要請は行わないよう求めます。

以上について、5月末日まで回答をいただきたくお願いします。

2008526

              旭川平和委員会青年部

                部長 由井 久志

                   他部員一同

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以上を取りまとめた際にはいくつか意見がありました。例えば親戚の子が音楽大行進で演奏をするかもしれないという部員Aさんは「そういう機会に『この音楽大行進というのは昔慰霊大行進て言われてて・・・戦争で亡くなった人に対しては慰霊の気持ちを持ちたい。だから戦争を繰り返してはいけない・・・』ということを子ども達に伝える機会としたい。ただ批判するだけではいけない」との思い。今回の要望書には音楽大行進については何も書いていませんが、祭りとしての例大祭に参加するのは別にいいとして、そういう機会に私たち一人一人が語っていくことが大事だと確認しました。

ちなみにこの問題については20数年来一貫した取り組みをすすめておられる「政教分離を守る北海道集会実行委員会」が過日、旭川市長宛に要請書を出されました(北海道新聞2008年5月24日付)。趣旨としては同実行委員会の要請と重なりますが、世論に訴える意味でも独自に要望書を出したほうがよいだろうと判断しました。なお6月5日(木)夜には同実行委員会主催の集会が開催されます。以下にご案内します。

■第27回政教分離を守る北海道集会/6・5集会

とき:2008年6月5日(木)午後6時~

ところ:勤労者福祉会館(旭川市5条通4丁目)

講演:「ヤスクニからの解放~『靖国訴訟』から問う~」

講師:平野武さん(龍谷大学法学部教授)

主催:政教分離を守る北海道集会実行委員会 ℡0166-54-2837

入場無料です。どうぞ、ご参加ください。

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2008年4月 1日 (火)

日本山妙法寺旭川道場が「2008年非暴力・平和巡礼」

日本山妙法寺旭川道場(旭川市神居町富沢、石谷政雄さん)が「2008年非暴力・平和巡礼」をスタートさせました。日程的には、3月29日~31日までの3日間、陸上自衛隊旭川駐屯地正門前で「平和祈念断食」を実施。4月1日~10日までかけて国道12号線に沿って札幌まで巡礼し、11日~13日まで札幌市内の自衛隊施設前で「平和祈念断食」を再度行います。

山田が平和巡礼を知ったのは30日のこと。買物公園で日本山妙法寺の信者さんが配布していた同巡礼のチラシを友人から受け取ったのがきっかけでした。日本山妙法寺(公式サイトwikipedia)といえば日蓮宗のひとつで、各地の平和運動で先頭に立ち、「宗教者九条の和」など平和を実現する共同行動に積極的に参加しているとの印象をもっています。イラク開戦のころは、旭川市内で取り組まれたピースウォークにも参加されていたように記憶しています。そこで、どのような行動を行われるのか取材してきました。

P3310038 31日午前、旭川駐屯地前につくと念仏を唱えながら歩道をゆく3名の僧侶達。正門へ行く前に「旭川地方協力本部」の玄関前でも念仏を唱え、一路、正門へ。正門では自衛官が待ち構えていました。そして歩いてくる僧侶達にむけてカメラで撮影を。はじめて目の前で確認しましたが、これが情報保全隊の記録になるのだと思います。

P3310048 正門前ではまず石谷さんが要請の趣旨が記載されているチラシを対応する自衛官に手渡しました。自衛官は「わかってます。昨日も、一昨日も私が受け取りましたから」と苦笑しながら受け取り、「ここまでが自衛隊の敷地ですから」と立ち位置について細かく指示。私達平和団体に対してはより威圧的で排除されると思いますが、仏教者に対しては一定の配慮があるのかな、と思いました(あくまで山田の私見です)。

P3310043 その後、3名の修行者のみなさんは正門脇に立ち、一心に「南無妙法蓮華経」と念仏を唱えました。申し訳ないと思いながらも石谷さんに少しお話を聞きましたら、「自衛隊は憲法違反の存在。条文を読めば誰でもわかる。その憲法違反の職にあって国民の税金で給与を得ている自衛官に、そのことを気づいてほしいのです。そのために祈っています」と話してくださいました。

石谷さんたちは今日4月1日に旭川市内を行進した後に旭川市神居古潭まで行かれ、その後は2日・深川、3日・滝川、4日・砂川、5日・美唄、6日・岩見沢、7-8日・江別(潅仏会)、9日・札幌に着かれ、10日は札幌市内行進、11-13日まで札幌市内の自衛隊施設前で「平和祈念断食」に取り組まれるとのことです。場所については真駒内の自衛隊前か、北部方面総監部になるか現在のところ未定で、相談して決めるとのことです。石谷さんたちの巡礼が事故や病気無く無事に最後までたどり着かれることをお祈りします。

【参考】

地球と平和のために 21世紀に生きる宗教者

日本宗教者平和協議会:編/新日本出版社:刊

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2008年3月 5日 (水)

集会告知:イラク開戦5年・学習講演会/ストップ海外派兵恒久法

イラク戦争が始められて5年が経とうとしています。「終わった」とされた戦争は、いまなお日本(航空自衛隊)も含む多国籍軍により遂行され、無辜のイラク人民(とりわけ子ども達)が被害を受けています。私達はイラク戦争が始められようとしている頃イラクへの自衛隊の派兵が、わが街旭川から為されようとしている頃、その都度街頭に立ち、ピースウォークで、または集会でと戦争反対の声、派兵反対の声をあげてきました。

5年が経ち、いま国会で自民党・民主党の政策的「オール与党」によって企まれているのは「自衛隊海外派兵恒久法」についてです。これは新テロ特措法審議の過程、民主党の小沢代表によって提唱され、民主党が「テロ根絶法案」として「海外派兵恒久法」の法整備を義務付ける「おまけ」付法案を提出していました。リンク先の民主党ウェブサイトのページでは明記されていませんが、DLで法案を見てみますと第5章に明記されているのです。このような法案を自民党「新テロ特措法」の対案として提起するなど、理解に苦しみます。残念なことにこの法案の発議者として民主党サイトに登場しているのはNGO活動家、世界日報記者の日韓ハーフ、日教組出身の元教員の3名。自衛隊を恒常的に海外に出すことについては否定的な意見をお持ちのバックボーンをお持ちと思うのですが・・・。これをうけて福田首相も「海外派兵恒久法」の検討を開始すると明言しています。国民の知らぬところで、事態は明らかに進んでいます。

そこで旭川平和4団体(旭川平和委員会、道北原水協、安保破棄旭川実行委員会、旭労連)ではイラク開戦5年のいまこそ、市民によく知られていないものの非常に危険な「自衛隊海外派兵恒久法」について深く学び、語り広げようと以下の学習講演会を企画しました。当日は日本平和委員会が緊急作製した「ストップ『海外派兵恒久法』-それは海外派兵自動マシーンです-」(頒価150円)をテキストにします。

イラク開戦5年・学習講演会「ストップ海外派兵恒久法」

と き:2008年3月21日(金)午後6時30分~8時30分(予定)

ところ:ときわ市民ホール402号室

講師:石田明義さん(北海道平和委員会理事長、弁護士)

資料代:300円(「ストップ海外派兵恒久法」パンフを含む)

主催:旭川平和4団体(以下の4団体)

   旭川平和委員会

   原水爆禁止道北協議会

   安保破棄諸要求貫徹旭川実行委員会

   旭川労働組合総連合

問い合わせ:旭労連(℡0166-22-2133)

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Photo

●緊急出版パンフ「ストップ『海外派兵恒久法』」

 発行:日本平和委員会

 発行日:2008年2月21日

 A5版24ページ、2色刷、イラスト・写真付

 頒価150円、送料実費

メールでご注文いただければ郵送でお届けします。

代金支払いは郵便振替(手数料ご負担いただきます)にて。

学習講演会に参加できない方等、どうぞご注文ください。

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憲法の平和原則と海外派兵

著者:日本共産党
販売元:日本共産党中央委員会出版局
Amazon.co.jpで詳細を確認する

自衛隊の海外派兵

販売元:社会批評社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2008年2月 4日 (月)

小森陽一さんと考える日本国憲法in旭川

Photo 九条の会事務局長の小森陽一さんが旭川でお話してくださることになりました。急きょ決まったもので、旭川冬まつりの真っ只中ではありますがこの機会を活かし、憲法と現代社会を考える時間にできれば、と呼びかけさせていただきます。

この集会はどなたでも参加いただけます。憲法に対するスタンスが異なっている方も参加できます。現元の自衛官のみなさん、一緒に考えませんか?しかしながら、実力または言葉による暴力等、集会の妨害となる言動が確認された方の参加はお断りします。

以下、ご案内します。

「小森陽一さんと考える日本国憲法」

日時:2008年2月10日(日)午後3時~4時30分

場所:道北勤医協一条クリニック・3階会議室(旭川市東光1条1丁目1-10

参加費:無料

内容:小森陽一さんの講演(60分)と質疑応答・活動交流など

主催:平和憲法守る運動推進・旭川の会

お誘いあわせの上、ご家族、ご友人でご参加ください。

今回、小森さんのプロフィールを確認しようとwikipediaを見て知ったのですが、小森さんのお母様・詩人の小森香子さんはわが全国組織・日本平和委員会の個人理事をなさっている方だったのですね。知りませんでした。

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2007年9月14日 (金)

高校門前で「九条守ろう」署名行動

旭川平和委員会は9月上旬、国連NGO(※)の「新日本婦人の会」(新婦人)旭川支部が継続して取り組んでいる高校門前での「憲法九条守れ」「すみやかに核兵器廃絶を」署名行動に参加しました。署名行動は約20分の短時間行動ながら、65筆の署名を集約しました。

P9120040 この行動は「もし憲法が変えられたら真っ先に戦場に行かされるのは今の高校生かもしれない」と新婦人旭川支部の平和部が企画し8月から継続して取り組んでいるものです。市内全高校前での行動を目指しているそうです。

この日は陸上自衛隊旭川駐屯地に隣接する旭川北高校での行動で、署名板の後ろに長い列ができるなど平和への関心の強さが示されました。

P9120045 行動には、隣町の鷹栖町出身で日本平和委員会理事のあすみさん(福岡)も帰省中ながら急きょ駆けつけていただきました。ある女子高生は憲法九条について「授業で平和について考えたことがある」と述べ、積極的に署名してくれました。

行動後、平和委員会のメンバーは今年6月10日に移転新築した旭川駐屯地内の軍事資料館「北鎮記念館」を見学しました。

P9140001 開館から2ヶ月で来館者1万5千人を突破し(旧館は年間1万人ほど)たことが自衛隊準機関紙『朝雲』で紹介されています。記事では平塚清隆館長(一等陸尉)が「新記念館は相当の広報効果が期待できる」と述べており、実際に運動部のジャージを着た近くの私立高校生のグループが自衛隊員数名の説明を受けながら見学していたり、地域のグループホームが集団で見学していたりと見学者は絶えていないようです。彼らとしての問題は「物珍しさ」が過ぎた後の入館者数大幅減をどうするか、でしょうが、この点でも平塚館長は「あらゆる媒体を活用して積極的に情報発信」することと同時に、「市の観光行事などともタイアップ」することを述べています。これは「地域の町おこし」にと理由を述べつつ、西川将人市長が開館の日に師団創立記念行事で述べた「旭山動物園に次ぐ第2の観光名所に」との戦略と歩調をあわせています。これらは準備された方向性であると見たほうが自然です。

参加したメンバーの間でも自衛隊の若年層対策の現状が話し合われ「国際貢献とか災害救助とかばかり紹介されているが、実際に戦闘が始まれば自分の撃った弾で相手国兵士や民間人が死ぬかもしれない。カッコいいだけでは話は終わらない。そのことも紹介すべきなのでは」などの意見が出されました。

(※)国際連合の経済・社会理事会に認証登録され、関連の国際会議等に出席・発言できる非政府組織。「女性の地位委員会」など国際会議に参加し、提言しています。

さあ、今日は何位でしょう。数日前は二桁まで上昇してましたよ!

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