日本国憲法

2009年11月30日 (月)

堤未果さん講演会に270名の熱気

11月22日から旭川市で開かれている全道基地問題交流集会(詳細は後日ブログで報告予定)の2日目、「平和を考えるつどいin旭川」として広く市民に呼びかけたジャーナリスト堤未果さんの講演会が行われ会場一杯の270名が参加しました。参加した顔ぶれは主催者の一員として準備に加わった旭川平和委員会のメンバーも「見たことの無い顔ぶれが多い」そうで、制服姿の女子高校生や新婦人親子リズムの若いお母さんの姿などが目立ちました。

2009_11230070 ■堤未果さん

「貧困大国に見る、日本の未来~私たちの未来は、私たちが創る」と題して講演した堤未果さんは、80分間にわたり日本ではなかなか報道されないアメリカ社会の実情、とくに「経済的徴兵制」ともいうべき若者の閉塞状況がブッシュ政権下でつくりだされた背景などについて詳しく紹介されました。

2009_11230068 ■会場一杯の市民

ある参加者は「戦争、兵士、全てが極悪人の人間がする仕業だと単純に思い込んでいました。違いますね。うまい話にだまされ、いつの間にか(戦争を)『させられている』人間がこんなにたくさん居ると知って胸が苦しくなる思いでした」と話し、若い平和委員会会員のMさんは「私自身しっかり関心をもち、あきらめず、変えていく主体になりたいと思いました」と決意を述べていました。

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2009年11月17日 (火)

【講演会告知】平和を考えるつどいin旭川「堤未果さん講演会」

当会も参加する「平和を考えるつどいin旭川実行委員会」が準備している講演会で、ジャーナリストの堤未果さんが講演されます。以下、ご案内するとともに皆様の参加を呼びかけます。

002 ■堤未果さん

ワーキングプア、低賃金過密労働…貧困や格差の広がりは新卒者を路頭に放り投げるばかりか、やがて「戦争」へと駆り立てます。北海道の高校生が道内で「生活していける就職口」を探そうと思えば自衛隊を選ばざるを得ない状況が生まれています。その姿はアメリカで起き社会現象化している「経済的徴兵制」そのものに見えます。志願制軍隊のアメリカでは、貧困層が軍に入らねば大学にもいけず、医療保険にも入れないのが現実です。日本でも似たような弊害が若者を苦しめています。

米国野村證券勤務時、911アメリカ同時多発攻撃に遭遇した堤未果さんはアメリカ社会に関心を抱き、日米間を往復しながら取材を続け、岩波新書『ルポ貧困大国アメリカ』がベストセラーに。ジャーナリストとして「経済的徴兵制」を告発し、日本の未来に対しても警鐘を発しておられます。

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今回の講演会のテーマは「貧困大国アメリカに見る、日本の未来~私たちの未来は、私たちが創る」。日本が平和憲法にふさわしく、誰もが安心して生きていける社会を実現するために、堤さんの講演を聞いて少しだけ考えてみませんか。

とき  11月23日(月・勤労感謝の日)
     12時30分開場、13時開演、15時終演予定
ところ 旭川勤労者福祉会館
     2階 大会議室
費用  資料代500円
託児  託児あり
     但し18日午後3時まで完全事前申込制
主催  平和を考えるつどいin旭川実行委員会
     0166-22-2133(旭労連)
後援  旭川市・旭川市教育委員会

みなさんのご参加をお待ちしています。

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2009年6月11日 (木)

投稿:護国神社祭を見ての感想・その2(鷹栖出身の学生Bさん)

さらに護国神社祭の感想が届きましたのでご紹介します。

*****

福岡県の大学に通っていて、たまたまこの時期に実家のある鷹栖に帰ってきているので、山田さんからのおしらせを見て、慰霊大祭に行ってきました。高校生まで鷹栖と旭川にいたけど、今まで行ったことはありませんでした。

“靖国”は、東京の遠い話じゃないんだなと実感させられました。こんな身近な場所で、“英霊”たちを賛美していたんですね。

2009060509310000_2 ■Bさん撮影

ただ、こういうきっかけがなければ足を踏み入れなかったわけで、私が高校生までの学校のなかで“靖国史観”を教えられたことはなかったです。

慰霊大祭のあいだ、「先人たちのおかげで今の平和がある」だの「全道民が感謝している」だの、そういう言葉が大量にスピーカーから流れてきました。北海道という地で、アイヌの人たちを虐げて殺してきたこの地で、どうしてそういうこと言えるかなと、悔しい気持ちがひとしおでした。

あの時代に、大変な思いをして生き抜いた人たちや死んだ人たちがいたのは事実です。けれども、そんな時代をつくった/つくらせてしまったしまったのはその時代にいた人たちだということも、事実です。この両方をみていないと、平和な方向には進んでいかないんじゃないかなと、私は思っています。

そして、「戦後」のいまの時代が、本当に平和で豊かなのかということを問うこと、自分自身の暮らし方も含めて、その目がなければ、平和の波は広がっていかないと、私は考えます。

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2009年6月 9日 (火)

投稿:護国神社祭を見ての感想(旭川の学生Aさん)

先日レポートを掲載した北海道護国神社慰霊大祭ですが、現地調査に同行した旭川市内の大学に通う学生Aさんから感想が寄せられました。そのまま全文をご紹介します。

*****

高橋哲哉さんが『靖国神社』という著書の中で「顕彰施設は感情の錬金術だ」と述べておられたけど、護国神社祭で祝詞(?)の口上を聞いていて納得した。大切な人を亡くした悲しみの中であれを聞いていたら、例えば先の世界大戦でも天皇の無策のせいで自分の大切な人が死んだんだ、とは考えにくいのだろうなぁ、と思った。

亡くなった人を偲ぶ場は必要だと思うし、そこに果たす宗教の意味は大きいと思うのだけど、「お国のために」死んだ兵士に「感謝」をささげて、「讃え祀る」のはやっぱり違うと感じた。大切な人がなくなったらそれを「誇り」「喜ぶ」よりも「悼み」「哀しむ」のが人間の自然な感情なんじゃないかな、と思うし、その反省にたって今の日本国憲法には政教分離の条項ができたのではないかと思うのだけれど…あんなことが今でも毎年行われているんですねぇ…

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2009年6月 8日 (月)

2009年北海道護国神社慰霊大祭:見たまま聞いたまま

2009年の北海道護国神社慰霊大祭(以下、「護国神社祭」)が6月4-6日開催され、例年通り6月5日の「大祭第一日目」には幹部自衛官らが参加して神道儀式が執り行われました。今年も「見たまま聞いたまま」を以下に紹介します。

P6050001 ■幹部を待つ随行自衛官

6月5日朝9時、北海道護国神社に着くと参加者はまだまばらで、丁度各地からのバスが着いている最中でした。相変わらず「○○町」などと標記された市町村所有のバスを仕立て(又は市町村や同社協が借り上げた観光バスを仕立て)、市町村職員または社協職員が随行しての遺族会「バスツアー」。同行したAさん曰く「若い人がもっといると思ったのに、お年寄りばかりで驚いた」と高齢化の著しさを感じました。

神社境内の駐車場には到着する幹部自衛官を待つ随行の自衛官の姿が。第2師団広報室によれば彼らも「休暇をとり私人として参列」していることになっているのですが、本当でしょうか?形式的にはそうかもしれませんが、自らが副官を務める幹部が「行く」となれば、どうあっても行かなければならないのでしょうね。任務のうちか…と。

P6050009 ■歌う黒岩安紀子氏

9時30分から境内に作られた舞台上では今年の特別企画らしい歌手:黒岩安紀子氏による特攻隊慰霊歌「知覧の母」が歌われました。いわゆる、「散った特攻隊員のおかげで今の繁栄がある」論にたった(というかそのままの)歌詞。歌を奉納された、と呼ぶのでしょう。聞けば「芸能人」というのは神社仏閣で歌舞演劇を奉納する人を呼ぶらしいので、まさしく黒岩氏は芸能人、ということになりますね。

P6050015 ■社務所を出る幹部自衛官

幹部自衛官たちは各々社務所に集って、時間になれば社務所前で神職に従い「手水の儀」というお清めの儀式を済ませ、陸海空の幹部自衛官のみ10名が列を成し、ボーイスカウトの先導をうけ会場に行進していきます。

P6050019 ■鳥居をくぐる幹部達

神社境内を行進し、参拝の遺族すら寄せ付けない雰囲気はまさに「異様」といえましょう。私人として参加したのであれば、なぜ幹部自衛官達だけでこのように行列を成し行進せねばならないのでしょうか。

P6050004 P6050005

儀式開会までの参列者が自由に参拝している時間に特別来賓席をのぞくと、このように座席には官職名が明記されています。文字通り官職に対する招待であり、「私人」と言い切るには無理があると思いますが…。

P6050031 ■「宮司祝詞」に拝礼

最前列幹部自衛官の並び順は上とその上の座席写真のとおり。再掲すると、(1)北部方面総監(代理:同幕僚長)、(2)第2師団長、(3)第2師団副師団長兼旭川駐屯地司令、(4)第2師団司令部幕僚長、(5)北部方面総監部海上連絡官、(6)旭川駐屯地業務隊長、の順でした。北部方面総監部航空連絡官は2列目でしたね。また各連隊長・大隊長も2列目。

P6050044 ■道内各地遺族会の方々

参列の遺族会の方々は例年並みでしたでしょうか。

P6050042 ■町村信孝・自民党衆院議員

北海道連合遺族会長の町村信孝氏、ここ何年も現地調査をしている当会ですが本人を確認したのは初めてです。例年並みの参拝者とはいえ、間違いなく数ヶ月のうちに衆院選挙が行われるこの時期の行事です。会長ということもあり、ここは見せ場(票田)なのでしょう。一方で、余程重要な用事のためか地元の今津寛衆院議員は代理出席でした。

P6050058 ■佐藤修一・第2師団長

式次第の「各代表玉串を奉りて拝礼」では連合遺族会長などの後にまず幹部自衛官たち。その後に政治家が続きます。やはり軍人を祀る神社特有なのでしょうか。

*****

今回は時間があまりなく、山田は最後まで見ることができなかったのですが、おおよそ上記の通りです。なお今回の護国神社祭には、当会の他「政教分離を守る北海道集会実行委員会」のみなさん、新日本婦人の会旭川支部平和部のみなさん、靖国神社と北海道護国神社の比較研究をすすめている北大准教授のフィリップ・シートンさん等が境内の雰囲気を壊すことなく現地調査をすすめました。

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2009年6月 4日 (木)

今日から北海道護国神社慰霊大祭:政教分離をめぐりせめぎあい

今日から6日まで「北海道護国神社慰霊大祭」。例年のことですが政教分離問題をめぐり、「政教分離を守るため行政は『慰霊大祭』と距離を保つべき」とする政教分離派と、「参列を求める」とする日本会議などの靖国派のせめぎあいがあります。ここ数日の北海道新聞報道を紹介しながら追ってみたいと思います。

■護国神社参拝やめて:市長に要望書提出

2009 〈道新2009.5.23旭川版〉

要望書を提出したのは「政教分離を守る北海道集会実行委員会」。例年、護国神社祭と上川神社祭に関わる市長宛の要望申し入れをされており、今年は5月22日に申し入れされたようです。

旭川市長は、前市長菅原功一氏が任期初期は参拝されていたそうですが、途中から「公務欠席」されており最後まで6月5日に公式参拝することはありませんでした。菅原後継候補と市長の座を争った民主党推薦の西川将人現市長も就任以来「公務欠席」。

要望書では「公務欠席」ではなく、政教分離原則に立ち「参拝すべきでない」との意思を明確にしてほしいと求めているそうです。

■護国神社事前に参拝:慰霊大祭参加要望

2009_2 〈道新2009.6.2旭川版〉

一方、6月1日に要望書を提出したのは右派民族団体の「日本会議」の地方組織「日本会議上川」。

問題はこの要請に対する西川市長のコメントと行動です。市長は「全国市長会に出席する」ことを理由に慰霊大祭への欠席を説明したそうですが、何よりも「慰霊大祭への参列を求める」日本会議に対し「個人としての気持ちは皆さまと同じ」「今年については事前の参拝で済ませた」と公式の席上で述べるなど、公私の区別が曖昧な態度をなさっている。これは上川神社祭神輿行列の際、「市長として市民パレードの車列に乗車し、途中行われる神事には『私人』として参加」という都合の良い「公私」の使い分けと同じ論理ではないでしょうか。

■6月5日晩、政教分離を守る北海道集会に参加を!

これらの問題を考えるため、6月5日(金)午後6時開場、6時30分開演で開催される「政教分離を守る北海道集会」にぜひ参加ください。場所は旭川勤労者福祉会館2階大会議室(旭川市6条通4丁目)。

『靖国の闇にようこそ』などの著書がある辻子実さんが講演します。

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陸上自衛隊第2師団長宛に要望書を提出しました

旭川平和委員会を含む旭川の平和運動に取り組む4団体(下記「要望書」内に全団体名称記載)は2009年6月4日午前、陸上自衛隊旭川駐屯地を訪ね佐藤修一第2師団長宛の「要望書」を提出し3項目の具体化を要請してきました。

Sn3d0396 ■要望書を渡す霜野氏

訪ねたのは道北原水協から霜野洋一事務局長と、旭川平和委員会から由井久志事務局長代行(青年部長)。陸上自衛隊側では第2師団司令部総務課広報室長の木島氏が応対いただき、「趣旨を師団長に伝え、答えられるものは回答する」旨の話がありました。

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●提出先

陸上自衛隊第2師団:師団長 佐藤 修一 様

●要望団体

安保破棄諸要求貫徹旭川実行委員会:事務局長 湯川 界
原水爆禁止道北協議会:事務局長 霜野 洋一
旭川労働組合総連合:議長 守屋 敬義
旭川平和委員会:事務局長代行 由井久志

●要望趣旨・要望事項

拝啓
向夏の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
さてこの度、私ども平和を願い日本国憲法の民主的平和的条項の実践を喜びとする4団体は、6月5日に「大祭一日目」が行われる「北海道護国神社慰霊大祭」(以下、「護国神社祭」と称す)および6月14日「第2師団・旭川駐屯地創立記念行事」(以下、「駐屯地開放」と称す)に関して貴職に関わるいくつかの要望事項をもっております。これら要望事項は市民多数の願いとも、憲法の諸条項とも一致する内容を含んでいると考えており、貴職におかれましては公務遂行のなかでぜひとも留意いただきたいと考えます。以下、具体的に説明を付して要望いたしますのでご検討の上、6月8日までに書面(FAX:0166-22-2136旭労連)にてお返事頂けますようお願いします。
敬具

(1)平成21年度北海道護国神社慰霊大祭への幹部自衛官の参列に関わって

例年、護国神社祭の「大祭一日目」の玉串奉納の行事には制服を着用した陸・海・空各自衛隊幹部自衛官が参列しています。とりわけ第2師団に関わっては師団長・副師団長・師団幕僚長・旭川駐屯地業務隊長・各連隊長大隊長など多数参列されています。師団広報室によれば「休暇をとり私人として参列」しているとのことですが、制服を着用した幹部自衛官が官職・役職者を招待している特別来賓として官職名を明記した特別来賓席に座り、官職氏名を紹介されて玉串を奉納するということは、市民一般から見れば神道行事に自衛隊が公式に参列していると受け取っても仕方ありません。このことは日本国憲法が定める政教分離原則から考えても好ましい事態ではないと考えます。制服着用については関連の訓令があることも承知していますが、私人として参列しているのであれば特別来賓としてではなく、一参拝者として応ずるべきと考えますがいかがでしょうか。

【要望一】現職の幹部自衛官による護国神社祭への参加にあたっては、日本国憲法第20条3項の規定による「私人」「公人」の区別を明白にするため、特別来賓の招待を自ら辞退していただきたい。

(2)2009年度第2師団・旭川駐屯地創立記念行事

今年の駐屯地開放には例年に無い「空挺降下」があると聞いています。空挺降下については歴史的にも賛否両論があり、私たちは自衛隊が掲げてきた「専守防衛」にすら馴染まない侵略型の訓練内容だと考えています。その賛否を脇に置いたとしても、そもそも空挺降下訓練自体が大変危険な訓練であることはご承知のことと思います。この間も、2007年2月と2009年4月の2回、降下訓練中の死亡事故が発生していますし、2008年3月には操縦ミスと思われる域外への誤降下があり負傷者が出ています。
旭川駐屯地内の降下予定エリアである旭川飛行場北側は駐屯地敷地向かいに道営住宅や商業施設がある市民の活動地域であり、事前訓練や当日の誤降下や事故などが危惧されています。
また事前訓練と思われるCH-47J(又はJA)と思われる大型ヘリの飛行が確認されており、「いつもより騒音がひどい」などの苦情が私たち4団体に寄せられています。

【要望二】6月14日駐屯地開放の際の「空挺降下」訓練展示を中止していただきたい。

【要望三】空挺降下関連の情報開示をお願いしたい。即ち、以下の点について説明をお願いしたい。
一、6月9~12日まで夫々の時間帯に事前訓練が行われるとの案内がありますが、うち「空挺降下」訓練を予定している日はあるか否か。
二、あるとすれば何日の何時ごろに予定しているか。
三、今回の「空挺降下」は高度何メートルくらいから何名が降下する予定であるか。
四、上空で落下傘を操縦しての「旋回」等、パフォーマンスを考えているか否か。

以上

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回答があり次第、ご報告したいと思います。

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2009年3月 9日 (月)

女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会を開催

2月15日、かねて告知していましたが「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会」としまして、裁判の報告集会と、関連企画として映画『アメリカばんざい』上映会(午後・夜間の2回上映)を行いました。以下、簡潔にご報告します。

Sn3d0105 ■会場ロビーの物販

当日は映画上映と報告集会の両方の参加となると長時間になりますので、休憩してもらったり、気分を切り替えていただくためにも実行委員団体による物品販売の出店をお願いしまして、映画パンフレットや関連書籍として『イラク・米軍脱走兵、真実の告発』(合同出版、1600円+税)や『自衛隊員が死んでいく』(花伝社、1500円+税)などをご紹介しました。

イラク―米軍脱走兵、真実の告発 イラク―米軍脱走兵、真実の告発

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物品販売コーナーではホームレスの人々を支援する団体によるコーヒー販売も行われ、会場ロビーはコーヒーの豊かな香りに包まれての上映会となり、スタッフからも好評でした。

映画『アメリカばんざい』の上映会には多くの市民が駆けつけてくれました。

Sn3d0108 ■満員御礼

会場の「サン・アザレア3階ホール」は席数約150席。2回上映ですから最大300席。これに対して事前のチケット販売で約270枚が売れてしまい、当日も会場の様子を見ながら当日券を販売。最終的には約290枚と、会場キャパギリギリの販売数となりました。短期間の取り組み、しかもメディア掲載が一部に限られたにも関わらず多くの市民に駆けつけていただきありがたい次第です。

1回目の上映後に行った「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会」には、帰ってしまった人も随分いましたが「集会だけ参加したい」と来てくださった女性グループもあり、最終的には70名余の方々が報告に耳を傾けていただきました。

Sn3d0109 ■報告集会の様子

裁判の現状とともに映画『アメリカばんざい』の取材経験を報告してくださったのは影山あさ子さん。影山さんは女性自衛官の人権裁判を支援する会共同代表の一人でもあり、映画のプロデューサー兼インタビュアーでもあります。

この報告集会後に新聞報道されましたが、原告である女性自衛官に対して航空自衛隊は任用継続を拒否してきました。空自の内規で定める拒否事由に何ら抵触せず、むしろ救命活動で表彰された原告を任用継続拒否する理由はありません。もし航空自衛隊が理由をつけるとすれば、「国を相手に裁判を起こした」ことのみ。しかし原告は不法行為を受け、その責任を問うているのです。防衛省でさえ、女性自衛官の訴えを認め加害者の3等空曹と元上司などを懲戒処分にしました。

200902283 ■道新2月28日付

原告の女性自衛官は憲法に基づく正当な権利行使をしているのであり、それは任用継続拒否する事由にあたりません。そのあたりの具体的な報告も集会中なされました。

集会および夜の上映も終わると、物品販売コーナーにはたくさんの参加者が足をとめ、また女性自衛官支援の署名コーナーでは50名分の署名が集り、署名用紙を持ち帰る姿も多く見られました。

Sn3d0116 ■大盛況の物販

寄せられた感想文用紙をみれば、遠くは名古屋(!)から駆けつけてくださった(とはいえ、他に用事があったのだと思いますが…)方もおられ、また参加者の話によれば現職の自衛官が参加していた(子どもの同級生の親御さんで顔見知りだった)との報告もありました。何かを感じていただければいいですね、とスタッフの間でも話題になりました。

実行委員会は3月8日に総括および決算の実行委員会を開催し、今後の活動についても話し合いました。今回の活動を一度きりのものとせず、平和運動にかかわるものとして自衛官の人権や、「平和運動と自衛官の一致点」を見出すためにも活動は継続していこうと確認しました。どういう展開を提起していけるかは、今後ブログ上でお知らせすることになろうと思います。

まずはご来場いただいた市民のみなさんに感謝申しあげます。そして、女性自衛官の人権裁判への一層のご支援をお願い申し上げます。次回公判は4月23日(木)午前11時から、札幌地裁8階の5号法廷にて。原告の好きなオレンジ色のものを見につけ傍聴にいらしてください。

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2009年2月12日 (木)

旭川での「紀元二六六九年建国記念の日奉祝の集い」見たまま聞いたまま

2009年2月11日(水)、ロワジールホテル旭川2階で開催された標記集会に参加してきました。以下、簡単に感想を述べます。

この集会に参加するようになったのは昨年2008年からです。昨年は「ヒゲの隊長」として自衛隊ぐるみ選挙で当選した佐藤正久参院議員が講演するということで市中の話題になり、この催しを知った次第です。昨年二百数十名が参加して大きな部屋で「盛大」に開かれたのと比べれば、今年2009年は宣伝もバスの中吊り程度(それも、後で知ったこと)でウェブ上でも告知されていなかったので、そもそも開催されるか否かもわからないまま2月11日を迎えました。

Sn3d0088 ■ロワジールホテル旭川玄関

Sn3d0092 ■頂戴した資料と紅白餅

ロワジールホテルに行ってみると看板が出ていたので会場へ向かいました。すでに式典開始から時間がたっていましたが「どうぞお入りください」と資料や「建国・大福餅」(旭町の村上菓子舗謹製紅白大福餅)まで頂いて会場に入ると、昨年より小さな会場で尚且つ人の座っている席より空席が目立つ状況。

Sn3d0090 ■空席が目立ちます

ざっと数えたら100名程度でしょうか。子どもを連れた家族参加は二組。目立ったのは意外や30代~40代くらいの若いスーツ姿。隣に座っていた男性は胸に青リボンのバッチをつけていました。それでも全体の高齢化は否めません。それは彼の側の集会に限ったことではありませんが。

Sn3d0089 ■挨拶する富樫副師団長

ちょうど祝辞で陸自第2師団の富樫副師団長が挨拶していました。「大好きな日本」とか「日本のために何をしてくれるかでなく、何ができるか」など差し障りのない挨拶をされ、ついで西川市長の挨拶代読。来賓紹介では自衛隊関係者は3名紹介されていました。第2特科連隊長、駐屯地業務隊長、地方協力本部長の3名。会場には他に確認できた制服自衛官は後方に1名。それも式典終了時点で帰っていました。今津寛衆院議員の姿はありませんでした。上川神社宮司も元郷友会会長も不在。昨年と比べると雲泥の差でしたが、これは位置づけの差なのでしょうか?

自衛隊関係者の参加具合でいえば、昨年は師団長を先頭に参加していたせいか上記で紹介したメンバー以外に師団司令部幕僚長や第2後方支援連隊長も参加。師団ぐるみでの参加、のイメージがありました。やはりそれは講師が佐藤正久氏だったからなのでしょうか。

岩崎市議会議長(民主党)が祝電を寄せていましたが、電報のなかで「紀元節」と述べていたのが気になりました。

第二部の記念講演では小川義男なる私立高校長が「誇りある国づくりと教育」と題して講演しましたが、別枠に講演中、記憶に残っている範囲で箇条書き的にメモを下記にご紹介しますがかなり気味の悪い講演であったことを明記したいと思います。

小川氏の教育理念は「力の支配」であると感じました。高校についてはそうも言いませんでしたが小学校では「体罰」は必要であると。実践例まで示し、力を誇示し従わせれば「良い子」になる、といわんがばかりでした。それは外交にも及びます。「外交は相手の機嫌をとっていてもダメ」と力を見せ付ける外交を主張。その柱が自衛隊なのだと。そのために憲法9条を改正せねばならないという主張です。そして日本は長い歴史の天皇君主制の誇りを大切にして未来をつくろうというもの。講演のところどころに散りばめられた差別、蔑視の言葉の数々にはまさに呆れと吐き気を覚えました。小川氏のような人物が日本テレビ系「世界一受けたい授業」によく出ているなどというのは、悪影響を広げるものでしかないと危惧しています。

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「誇りある国づくりと教育」

講師:小川義男(私立狭山ヶ丘高校長)

紀元節と言って何が悪いか。占領したアメリカも紀元節には文句つけない。日本ほど2千年も3千年も歴史ある国は無い。アメリカなんて建国は少し前。日本の歴史に誇りをもてるような教育をしなくてはならない。源氏物語、紫式部。あの時代にこんな素晴らしい小説書いた女性が他国にいたか。三内丸山遺跡もすばらしい。ヒスイが発掘されたそうだが、ヒスイが採取できたのは富山県。交易がさかんだった証明だ。私もあちらのほうに別荘があるので川沿いを歩くときはヒスイがないか?と歩くが見つけられない(笑)。以前、なんでも鑑定団で拾ったヒスイを持ってきた人に、1千万円だと鑑定されていた。
戦前、教育勅語火事で燃やしてしまった人何人かいた。その人どうしたかわかりますか?文字通り腹切ったのです(ええっ?、と驚く声)。介錯もなしに。きっと最後は頚動脈を切ったのでしょう。それくらい命をかけていた。いまの校長、たるんでいるが捨てたものではないのは卒業式は何があってもちゃんと出る。

ホームレス100人いる、とマスコミは大騒ぎ。1億2千万人の国だ、ホームレスくらいいる。カナダの視察旅行で1町に1-2名のホームレス。スーパーから盗んできたカートにビン・缶集めて売る。あしなが育英会。自分は自力で学校出た。いまも学位取得のため大学に通っている。親がいないから大学にいく費用を、だなどと甘えるな。自分で稼げばいい。靴磨きでも。総合学習の時間。まったくのムダ。時間半減となった。やれというから、学校みんなで池袋で靴磨きしようかと。1足500円。所によっては600円。20足で1万になる。私なら倍はできる。

よく日教組が悪いというが先生らはそうでもない。共産党の先生だってそうだ。うちの学校で社会福祉の副読本をつくるために一日車イス体験を自分がした。職員室にあがれない、ということでその共産党の先生らに頼んで生徒を呼んで揚げてもらうことにした。「途中で投げたらだめだよ」と言うと笑っていた。危ないな、と思ったがちゃんと指示して上まであげてくれた。真面目なんだ。問題は背後から思想を植えつけるのが問題。日教組などロシア(ソ連のことか)の社会主義を見習えといまの教育を全部否定した。

体罰。昔も世界に先駆けて禁止されていた。「叩き、縛り」がだめ。いまは懲戒はいいが全部ダメ。では何が体罰か。有形力の行使は全部体罰という愚かさ。小学校長時代、共産党の美人教員が小5生徒に殴られ校長室へ。その教師は体罰反対と手を出さないのわかっているからサンドバックみたいに。校長として四段とびで4階まで駆け上がり「○○というのは誰だ」と叫んだ。当の生徒のつかんで、駆け下りて校長室へ転がし、尻を四度五度蹴って「起立、気をつけ、休め、気をつけ、休め」と繰り返す。陸軍調の「休め」。で、わかったな、で「はい」と。いい子になった。五度蹴っただけ。体罰は(と、いくつか要件をあげ)生徒と教師の相互の関係のなかで行われる有形力の行使は体罰ではない。(というが、先の生徒の例は自ら挙げた要件の半分も当てはまらない)。

うちの学校、モナリザの絵を掲げてあった。ルーブル美術館に修学旅行で行き「これうちにある」と生徒。こんど東郷平八郎の絵を掲げる。それだけではいろいろウルサイから「(無敵艦隊打ち破った提督)」の絵も。

北方領土、竹島、対馬、尖閣諸島。毅然とせねばならない。小泉首相時代、不審船を撃沈し横浜に展示している。あそこに修学旅行で行ったほうがよい。あれは小泉よかった。後期高齢者医療制度、あれはダメ。四国で海自艦が国籍不明の潜水艦発見した。潜望鏡も見つけたという。しかし翌朝になったら「鯨でした」だと。潜水艦が政治的変化を起こし鯨になった。これじゃあダメ。領海内に不明潜水艦いたら浮上命令出し、聞かなかったら爆雷おとす。これが常識。試しに共産党の(学校の)先生ら潜水艦に乗ってもらって中国行って、浮上命令出ても「友好国だから」と聞かなければいい。爆雷落とされてオシマイ。潜水艦にはできるだけたくさん乗せたいな(笑) 北朝鮮。あれも小泉、安倍よかった。でも小泉首相が長期もったのは靖国神社参拝したから。羽織袴着て何度も通った。あれに中国が口を挟むのはおかしい。憲法9条あるからダメ。毅然とできない。北方領土は沖縄本島の4倍。これちゃんとしないうちに、本州までとられちゃう。憲法前文のようなおかしなこといっている。

日本は改正大変な憲法。9条の1項は仕方ない。苦渋の決断でそのままにして、2項の「保持しない」と「保持する」と2文字。「交戦権はこれを行使しない」を「行使す」と1文字。3文字かえればいい。これなら小沢さんもできるのでは。

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▼参考に小川氏の著作をいくつか挙げてみました。「子ども家畜論」とか!タイトルからして「名は体をあらわす」。講演を聞いて思いましたが「気品のある」講演を次は聞かせてください。

名物校長の教育論―「教育の再生」がなければ、日本はつぶれる 名物校長の教育論―「教育の再生」がなければ、日本はつぶれる

著者:小川 義男
販売元:明成社
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子ども家畜論 子ども家畜論

著者:小川 義男
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気品のある生き方 (中経の文庫) 気品のある生き方 (中経の文庫)

著者:小川 義男
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2009年1月26日 (月)

2009年の2・11平和集会をご案内します

2月11日は「建国記念の日」ですが、それは昔「紀元節」という天皇制国家のイベントと同じ日です。天照大神が日本を作った日、らしいですが歴史上なんら根拠ない設定。ですがこれを復活させようと靖国派の人たちが自衛隊幹部を大挙して来賓に呼んで旭川の某ホテルで集会しています。

これに対して宗教者の人たちが「信教の自由を守ろう」「神道の勝手な論理を国の祝日にもちこむな」とコツコツと地道に集会を開いています。それがこの集会。旭川周辺のみなさんにご案内します。

2・11平和集会inあさひかわ
「いのちを国家に渡すな~信教の自由を守る日に~」

講師:松坂克世さん(日本バプテスト連盟旭川東光キリスト教会牧師)
日時:2009年2月11日(水)午後6時30分
場所:日本キリスト教団旭川六条教会(旭川市6条通10丁目)
主催:旭川2・11平和集会実行委員会
※託児(こどもプログラム)あり。

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