2009年11月例会:映画「IRAQ FOR SALE」を見て語り合う
当会2009年11月例会では、2006年作品である映画「IRAQ FOR SALE」を視聴し、「イラク戦争」「戦争民営化」などのテーマで語り合いました。
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『IRAQ for SALE』
http://iraqforsale.org/
ロバート・グリーンウォルト監督作品 2006年/75分
イラク戦争でハリバートンなどの軍事企業がどのくらい儲けているのかを暴露するドキュメンタリー。イラクに派遣された兵士たちは、命がけで危険な任務を果たし、その家族は、不安な日々を過ごす。一方で、2005年の1年間に161兆ドルが軍事企業に支払われ、会社幹部は、8億6800万ドル(約900億円)という法外な報酬を懐に入れていた。随意契約で請け負い企業が決められ、経費がかかるほど利益も増える契約方式のため、不正と無駄遣いが横行し、企業利益の極大化が税金の浪費によって生み出されている現実を鋭く暴露する。
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以下、参加者の感想などを紹介します。
A:戦争民営化では、例えばEUなどではどうなっているのだろう?
B:戦争が「稼げる」ということが納得できた。映画を見ながら三菱重工の自民党への献金額が多かったのを思い出した。
C:日本でも同じ構造があると思う。三菱重工だけでなく石川島播磨とか日本製鋼所とか軍事部門で大もうけしている企業と自民党との結びつきは深い。民主党政権がどうなるか興味深い。
B:それにしてもこの映画、よく調べていると思う。
A:そう、アメリカの国民は納税者の権利を知り、よく調べていると思う。調査能力高い。日本ではブラックボックスな軍関係の情報も割と開示されている。それに元兵士たちが物言える姿は日本と違う。
A:近代戦争以降は軍事部門が最大の民営化対象だったのかも。国家VS国家の戦争となると国家が兵士を賄う。でも「対テロ」とか言い出すとそれが崩れる。今の民営化の現状は昔の「傭兵」とも違う形だと思う。資本主義のたどり着く先がそこなのか?と思った。
B:命の観念も何もあったもんじゃない。
C:「資本主義のたどり着く先」という提起は「その通り」だなと受け止めた。労働者を使い捨てのモノ扱いすると、その延長線上に労働者の命までを儲けの対象とする感覚があるように思う。ちなみに何でも民営化は自衛隊でも始まっている。いま隊員食堂とか売店とかが今まで防衛弘済会の独占だったのが入札で一般企業に売り渡されている。カラオケ店の経営や食堂経営しているシ●ックスとかも受注している。
A:裁判所の売店・食堂も今まで司法協会が運営していたのが3-4年前から入れ替わった。今はコス●サービスという業者が入った。戦争以外の公の機関の一部民営化もすごい。やはり資本主義の行き着く先だ。
(以上はあくまで参加者の率直な受け止めです。当会の見解を示したものではありません)
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戦争請負会社 著者:P.W. シンガー |
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民営化される戦争―21世紀の民族紛争と企業 著者:本山 美彦 |
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戦争民営化―10兆円ビジネスの全貌 (祥伝社新書) 著者:松本 利秋 |
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