地方自治関係

2009年7月28日 (火)

2009年7月20日、日韓共同報告会に130名

2009年7月20日、旭川に隣接する東川町の町農村環境改善センター・大ホールにて「忠別川周辺地域の朝鮮人強制連行・強制労働―日韓共同報告会」が開かれ、会場いっぱい130名の参加がありました。主催は「江卸発電所・忠別川遊水池 朝鮮人強制連行の歴史を掘る会」(以下、掘る会)。地元、東川町と東神楽町が町として後援し、調査に協力しました。

P7200090 ■会場全体の様子

Sn3d0466 ■北海道新聞から

この地域では中国人強制連行については慰霊碑(中国人強制連行事件殉難烈士慰霊碑:東川町東14号共同墓地)も建てられ、毎年7月7日に慰霊祭が行われる(上の北海道新聞記事参照)一方、朝鮮人強制連行については公式には「未確認」の段階とのこと。よって慰霊碑の建立などは今後の課題になっています。

P7200063 ■近藤さん

P7200061 ■塚田さん

この日は「掘る会」代表の近藤伸生さんが司会を務められ、最初に3月に行われた訪韓聞き取り調査の報告が「掘る会」事務局長の塚田タカヤさんからされました。映像も交えながら、現地で行われたことの生々しい証言が紹介され、特に「(高給を得られる、と)騙されて連れてこられた」とか「無理やり」など本人の意思とは別に日本まで連れてこられたことの証言。また、厳しい労働実態の一方で、文句を言わずよく働いたものだけに旭川で休みをとる権利が与えられるなど、労働者「管理」の実情が語られました。それらの工事は地崎組や荒井組など、いまも残る企業が受注していたことも明らかになっています。

P7200065 ■鶴間さん

次いで、この間の「掘る会」の活動でわかったことを鶴間松彦さんから報告されました。ここでは特に、逃亡した朝鮮人労働者の「給与」が法務局に供託されている事実などが明らかにされ、驚きました。これらのデータは個人情報は黒塗りされていますので、今後政府間の交渉により解明がすすむものと思われます。

韓国側からは韓国政府・日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会第3課のメンバー6名が来日。大方の予想(?)を覆して、若い女性が過半数を占める若き調査団でした。

P7200068 ■許さん

P7200078 ■李さんと尹さん

韓国側報告の冒頭は第3課長の許光茂(ホ・グァンム)さんが同委員会の沿革を含めた経過、組織内容、業務概要や調査の進行状態など全体像を報告。次いで、尹智炫(ユン・ジヒョン)さんと李宣姈(イ・ソンヨン)さんのお二人が「上川地方及び旭川市の朝鮮人強制動員の実態」と題して詳細な報告をされました。これによれば上川・旭川で5ヵ所の事業場に強制動員がなされ、実数は不明ながら少なくとも3000人以上が動員されたのではないか、とのことです。今回「掘る会」が様々調べられた東川町及び東神楽町以外でも旭川市の「旭川飛行場」や「東旭川上遊水池」「東旭川下遊水池」などへ動員されていたことが証言などからわかっているそうで、現在裏付け調査が求められています。

「旭川飛行場」といえば想起するのは陸上自衛隊旭川駐屯地に斜めに走る「旭川飛行場」。これがいつ建設されたのかが問題となるのですが、調べたところ昭和13年9月に民間用(民生用?)として着工開始、昭和18年6月21日に(軍用に?)転用工事開始し、昭和20年4月に完成しています。しかしながら、これらの工事がどのように行われたか?については詳しい史料が残されていません。ウェブ上を探すと「愛国飛行場」として建設され、その作業には「三浦綾子が女子青年団の指導員として動員されていた」との記述が確認できますが、その元となる史料は明らかではありません。ですが年代的には符合しますし、戦前のこの地域の飛行場とは愛国飛行場のみとのことですので動員されたのは明らかだと思われます。今後の調査に期待されます。なお、陸上自衛隊北鎮記念館にも問い合わせましたが、愛国飛行場に関連する史料は無い、とのことでした。その際、いくつかアドバイスをいただきました。この場で、対応いただいたH准尉さんにお礼申し上げます。

これら日韓の調査は今が「スタート」です。地域に埋もれている証言や史料を掘り起こし、この地域で何が行われたのか?を事実に基づいて明らかにし、犠牲者の足跡を明らかにし、お詫びすべきをお詫びし、日韓友好連帯増進に寄与できればと考えます。ブログ読者の方でも、何かご存知の方か又は知っておられそうな方を紹介いただける場合は当会青年部までメールでご連絡ください。

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2009年6月30日 (火)

2009年旭川駐屯地開放:師団長式辞、市長・今津衆議挨拶

2009年6月14日に豪雨の中開催された旭川駐屯地開放(正式には「第2師団創立59周年、旭川駐屯地開設57周年記念行事」)を見てきました。今号では観閲式での佐藤師団長式辞、西川市長と今津寛衆院議員の挨拶をそれぞれ文字起こししましたので、全文をご紹介します。

3名とも「脅威」「危機」を真正面に据え、それへの即応体制の整備を焦眉の課題として訴えていたことが印象的でした。また西川市長は少なからず災害への備えのため自衛隊の役割ということに触れていましたが(地方自治体の長としては、やはりその点の心配が大きいことは理解できます)、師団長も今津衆議も災害救助には触れず、国防一本やりの挨拶だったことが、【災害救助⇒国防・海外任務へ】との自衛隊の任務の転換点に来ていることを印象付けられました。とりわけ今津衆議は「国内外でのご活躍」を述べ、海外でのさらなる任務貢献を求めました。まさに本人言うとおり次期防衛大綱自民党案の先取りともいえます。

以下の文字起こしは山田の責任で行っており、細部の表現違い等が含まれている可能性を指摘しておきます。また今津衆議の挨拶では聞き取り不能個所が2ヵ所あり、その部分は●●文字で標記しておきます。

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第2師団長式辞

Sn3d0441 ■敬礼する佐藤師団長

本日ここに、多くのご来賓のご臨席を仰ぎ、また多数の皆様のご参加を賜り、第2師団・旭川駐屯地の創立記念行事を盛大に挙行できますことは、全隊員にとって喜びであり、心からお礼を申し上げる次第であります。
改めまして軍都といわれるここ旭川をはじめとする各地の皆様、歴代師団長、駐屯地司令をはじめとする諸先輩のご尽力に、そして、ご家族の皆様の日頃からのご支援に対し、深く感謝と敬意を表するところであります。
さて、今日の自衛隊はいつ何が起こっても不思議ではない時代の中にあります。現実の脅威・危機に対してはただちに行動し、結果を出すことが求められ、まさに今日の脅威に即応し明日に備える自衛隊が求められているといえます。
第2師団も今まで、そして将来的に変わらない「北鎮」という任務と、全国唯一、将来の陸上自衛隊の新しい戦い方を検討する部隊実験を担当する「先進」という2つの任務があります。
ここに改めまして第2師団の全隊員が皆様方の期待に応えるよう、厳正で精強で即応する武装集団であること、より志高く目線は低く、常に地域に密着した自衛隊になることをお誓い申し上げます。
また隊員諸官に対しては、誇り、感動、感謝の心を減ることなく、さらなる精進訓練をつみ重ね、多様な任務を遂行するに足る気構えと実力を涵養することを期待するものであります。
本日はこの雨模様の中、かつお忙しい中、遠路早朝からご臨席を賜りありがとうございます。皆様方に重ねてお礼申し上げると共に今後とも第2師団並びに旭川駐屯地に対し、より一層のご支援、ご協力をお願い申し上げ、式辞とします。
平成21年6月14日
陸将佐藤修一

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旭川市長挨拶

Sn3d0446 ■西川将人市長

本日は陸上自衛隊第2師団創立59周年、並びに旭川駐屯地開設57周年を記念いたしましての式典に、大勢のご来賓がお集まりになり、このように盛大に開催されますことを心からお祝いお喜び申し上げたいと思います。管内の首長またはご来賓を代表し、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
第2師団の皆様方には日頃より、日本の安全並びに国民の生命の安全の為に、大変なご尽力を頂いていることに感謝を申し上げます。また北海道の北の守り、「北鎮」という役割を担っていただいており、またそのためには日頃から大変厳しい訓練に邁進されている事に敬意を表したいと思っています。
いま国におきましては21年度末をめざして、新しい防衛大綱並びに次期中期防衛力整備計画が、いま準備をして策定中でございます。私どももいろんな機関・団体を通じ、国・機関に対しては、この北方の守りをこれ以上削減して頂きたくない、そういう要望をこれまでも出してきておりますが、引き続きまだ予断を許さない状況が続いております。私どもも、管内そして北海道が一丸となりまして、この北海道地区の陸上自衛隊を含め、兵力または皆さんの人員がこれ以上削減されることがありませんように一生懸命頑張って参りたいと思っております。
また北海道という土地柄は、津軽海峡を隔てて本州と離れて一つの島となっております。万が一の災害時には、皆様方の日頃の訓練、そういった機動力が大変重要になってきます。また地域におきましても、これまで旧第七師団以来から含めて、大変地域と密着して、これまでも街づくり、地域づくりを一緒に行ってきたということもございます。地域に対しての経済的な役割も大変大きなものがございます。
また極東の脅威、国際的な不安定環境は未だ解消されぬ中、皆様第2師団におかれましては、今後も引き続きこの北方の、北海道の守りの要として、この旭川の地に、この道北の地にしっかりと根付いて頂けますように心からお願い申し上げ、大勢のご来賓、大勢の首長を代表いたしまして一言お祝いのご挨拶に代えさせて頂きます。

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今津寛衆院議員挨拶

Sn3d0447 ■今津寛衆院議員

59年と57年のお祝いを心から申し上げたいと思います。雨の降る中、式典が粛々と行われておりますが、「さすが」という言葉しかありません。精鋭の皆様方のお姿に、先ほどから感動を覚えています。今日この会場に来ておられる隊員諸官のご家族も、諸官のことを誇りに思って見ていると思います。
さて私は防衛庁副長官を務めましたが、いま我が党の防衛政策検討小委員会の委員長も務めています。今日わざわざお越し頂きました参院議員佐藤正久先生は事務局長を務めております。次期防衛大綱がどうあるべきか、10年後の日本の防衛がどうあるべきか、ということを真剣に議論させて頂きましたが。、その中で集団的自衛権の解釈の問題、あるいは敵ミサイル基地の●●●●●の問題、あるいは武器輸出3原則の見直しの問題などいくつかの提案をさせていただいておりますが、その中でも一番大きな問題は、我が国の防衛勢力のあり方という原点にかえった問題であります。07大綱、16大綱をはじめ、ずっと我が国の防衛は抑制の中にありますが、北朝鮮の地下核実験あるいは弾道ミサイル発射さらには中国の非常に大きな防衛費の増大など、周辺諸国の状況に比べこのままではいかに自衛隊の諸君が優秀であるといえども、我が国極東の安全を守ることができないというこの考え方にたって、今回は考え方を改めて、骨太の方針あるいは●●●●●をうけ、防衛については適切なる人員、適切なる予算の獲得する、と明記させて頂きました。
まだまだ予断は許しませんが、先ほど西川市長からもお話がありましたが、道民の願いでもあり、それは我が国国民の願いでもあることを確信とし、その事の実現のために邁進させて頂きたいと思っております。
いよいよ我が国をとりまく状況は非常に厳しい状態になると思います。我が国は国際社会の中で名誉ある地位を占めたいと思う、この考え方にたって国内外で皆様方のご活躍に、心からご期待を申し上げるものでございます。
皆様方が私たちの防衛の任についておられる、その事に誇りを感じております。どうかこれからも益々ご精錬されご活躍されますことを心からお祈り申し上げます。
佐藤師団長、富樫司令をはじめ、皆様方のご活躍、心から申し上げお祝いの言葉にかえさせていただきます。おめでとうございました。

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2009年4月 8日 (水)

自衛隊ヘリコプター、連続して夜間訓練で苦情来る

4月6日~7日の両日、陸上自衛隊第2師団第2飛行隊のヘリコプターと思われるヘリ2機が夕方6時過ぎから8時過ぎまで2夜連続の夜間飛行訓練を行いました。春になって飛行訓練が頻発してきたと過日書いたばかりでしたが、平穏な夜を打ち破る上空の爆音に、複数の市民から当会に「苦情」というか「情報提供」の声が寄せられました。

確認しているのは両日とも2機(一部に3機?との声もあったが、明確に確認したのは2機)のヘリコプター(OH-6か?)が陸上自衛隊旭川駐屯地から旭川市末広と東鷹栖あたりまでのエリア上空を周回飛行していたこと。赤い点滅灯は昼間の飛行時より低く見えたものの、それは確かかどうかは不明。

末広在住のある男性は「自宅上空を10分間隔で飛んでくる。真上を通るらしく定期的な爆音は耳障り」と話しています。

大町在住の男性は「6日夜7時30分に2台(2機)飛んでいる。TVの音も聞こえないくらい」とわざわざ連絡をいただきました。

実はブログの記事を書いている今も市内上空を飛んでおり、定期的に飛行音がやってきます。居住者にとってみれば昼間も飛んで、夜も…となれば強度のストレスとなることは間違いありません。

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これにたいし、特定の意図を持っていると思われる人から「抗議」とも「中傷」とも、または単なる「鬱憤晴らし」とも思える匿名メールが届いています。その内容は「自衛隊のヘリだけとりあげて騒音を言うのは単なる反自衛隊。千歳空港や旭川空港周辺の住民は?騒音を言っているのは極少数ではないか」との意見。他には一部野党に対する誹謗中傷を並べ立て、いかにも私たちがそれら一部野党そのものであるかのような攻撃をなさっています。勘違いも甚だしい。私たちはあくまで一致点で共同している平和活動グループなのに。

基本的にまともな論争でない限り個別回答はしませんが(以前から申しあげていますが、立場は異なっても建設的対論ならばコメントを開示しますし、個別メールへの返答もしています)、多くの市民にとっても有用な情報になると思われるのでここで一言したいと思います。

新千歳空港の騒音問題にかかわる地元住民や自治体の困惑の声と道議会とのやりとりはメディアでも相当報道されていますからここでは省きますが、旭川空港の場合、使用航空機のジェット化にあたっては騒音被害が懸念され、地元住民の声を反映して昭和55年度以降、継続して「航空機騒音測定業務」が実施されています。これは空港設置にあたり騒音被害をうける東神楽町との協定によるものです。ですが、自衛隊ヘリコプターに関しては騒音測定調査が行われているとの情報は確認できていません。直接、第2飛行隊に苦情を述べても「法律で訓練できることになっていますから」の一点張り。設置主体が自衛隊だと闇のベールに包まれてしまいます。

その「闇のベール」は訓練の実情にも反映しています。以前にもご紹介しましたが、総務省旭川行政評価分室の事情聴取結果によれば、自衛隊は飛行訓練に対する自主ルールを持っているとか。そのルールから今回の夜間飛行訓練をチェックすれば、「自主ルール」というのがいかに無意味であるかということがわかります。即ち、(1)飛行訓練は午前8時~午後5時までを原則とし、夜間訓練は週一回程度午後8時まで行うとのこと。すでに7日夜で2夜連続であり、原則を逸脱しています。(2)飛行訓練は郊外の山間部で行っており、住宅地上空は行き帰りに通過するとのこと。ですが前回も書きましたが実際は住宅地の真上を旋回飛行しています。騒音ばかりか、住民は墜落の不安にも覆われているのです。

では、このような「不安」は「極少数」の声なのでしょうか。私たちのもとに寄せられるメールでの市民世論はもちろん数名の方々で「極少数」と思えるかもしれませんが、実際は声なき声がたくさん存在します。例えば旭川市ウェブサイトから次の市民の声を紹介します。

■平成19年旭川市民アンケート調査報告書より:「自衛隊の基地も街の中心に近くヘリコプターが飛び回り騒音がひどいですね。それに敵の標的にされて危険です。自衛隊の方々には申し訳ないのですが、基地を千歳などに統合していただき、跡地は公園にしてください」(神居地域・男性・40代)

■平成19年6月20日まちづくり対話集会での西川市長挨拶:「地域のみなさんから『市長への手紙』などでご意見を頂いておりますが、春光地区から頂いたご意見では、例えば自衛隊のヘリコプターが飛行しているがもう少し周囲に配慮願えないでしょうかというようなご意見を頂いていたり…(後略)」

前者の「千歳に統合」というのは私たちの意見ではありませんが、もし自衛隊がどうしても訓練が必要だというならば離島とか真に山間部の奥深くなどにヘリポートを建設して訓練するのも一案かと思います。また後者の市長挨拶ですが、第2師団創立記念行事の来賓挨拶で自衛隊を天まで持ち上げる挨拶をして、とても「反自衛隊」とは思えない西川市長がわざわざ春光地区での対話集会でそのような例をあげるということは、背景に相当の苦情があると推察せざるを得ません。

私たちは35万都市上空での危険な飛行訓練を恒常的に行われ、市民生活の平穏を崩されることに反対です。ですがその思いを脇に置いたとしても、まずは自衛隊には自ら原則としたルールは守ってほしいですし、そもそもどういう訓練をするかということは地元自治体および住民と話し合って大枠を決めていってほしいと思っています。そういった歯止めが無ければ、際限なく訓練が拡大していってしまいます。

そのような地域住民の切なる願いを「反自衛隊」とレッテル貼ることは、まるで自衛隊情報保全隊がフツウの市民運動を「反自衛隊活動」と規定して違法に情報収集・蓄積をしていたことと似ているように思えてなりません。

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2008年12月 1日 (月)

鷹栖町で武装自衛官による徒歩行軍、との情報

11月14日、鷹栖町に居住・勤務されているW氏からの連絡によれば、「鷹栖町で自衛隊が武装行軍を行っている」とのことで、概要でいえば大筋以下の情報提供がありました。
・2008年11月12日、鷹栖町の路上で完全武装の自衛隊員約60名の行軍を視認。
・〈1回目〉朝9時30分頃、鷹栖町9線4号~5号付近、北野⇒鷹栖(西⇒東)に向けて歩行行軍。
・〈2回目〉同日午後3時前頃、鷹栖町9線7号~9号付近を逆方向に行軍。
・隊員らは迷彩服にヘルメット、小銃(89式小銃か?)の装備で10名×6部隊。
・「ロケットランチャー」(詳細不明)をリヤカーで牽引。
・兵員輸送車が朝1台、午後4台伴走。

Type_89_assault_rifle_jgsdf ■89式5.56㎜小銃

800pxjapan_ground_self_defense_forc ■89式小銃を構える武装自衛官

W氏によれば鷹栖町ではこれまでも15名前後の自衛隊員の姿を目撃したことはあるものの、近文台分屯地方向から「鷹栖基本射撃場」(陸上自衛隊の射撃訓練場)に向けてライフル銃のようなものをもち行軍している内容で、今回のような大人数はW氏もはじめて見るそうですし、移動方向も全く別方向です。この情報をもとに地図を作ってみましたのでご覧ください。地図を見れば行軍コースのすぐ近くに「たかす円山幼稚園」があることがわかります。他にも「鷹栖養護学校」もあります。

Pb220001 ■鷹栖町北野周辺図

さっそく11月14日午後、山田が陸上自衛隊第2師団広報室に電話。事実関係の有無等質問をしました。応答した師団広報担当者は「確認の上、駐屯地広報から返事をさせます」とのことで待っておりました。10日以上経過するも音沙汰がなかったので、11月27日午後、第2師団公式ウェブサイトの「ご意見」メールから返事をほしい旨送信しました。すると翌日11月28日朝、「自衛隊の山田」と名乗る男性から電話があり、以下の回答がありました。山田がお聞きした内容の骨子を以下に紹介します。
・その行軍は行進訓練で、20キロ行軍とか50キロ行軍とかの徒歩行軍の訓練です。
・12月には予定はありません。2009年1月以降については未定(計画が定まっていない)です。
・警察に「道路使用許可」と「武器携行許可」を申請し、許可を得て行っており問題ありません。
・このような行軍訓練は夏場(非降雪期)だけであり、冬場は上富良野演習場でスキー訓練となります。その際、上富良野駐屯地付近の公道を使用することもあります。
・徒歩行軍はどうしても必要な訓練なので理解していただきたい。

そこで山田からいくつか質問をさせていただきました。
■平和委「ルート付近に幼稚園があったが、せめてそれは回避できないか?」
□自衛隊「ルートは目的地との最短距離を設定したと思います。担当者は幼稚園とかそういうことは頭に無かったのではないかと思います。担当者に伝えます。」
■平和委「武器携行もどうしても必要か?武器は子どもや市民からみて異様であり、持たないとか、せめて代替品で応用してほしいが検討してもらえないか?」
□自衛隊「代替品ですね。担当に伝えます。いただいたご意見は参考にしますのでご理解ください。」

このときの電話では聞きそびれましたが、随分以前から行っているのではないかと思います。そういう口ぶりでした。どの部隊が実施していたのかは明らかにはなっていませんが、推測のひとつとしては第2師団公式サイトによれば第2施設大隊が11月10日~12日で野営訓練をしています。もしかするとその一環かもしれません。
今後も実施する予定とのことです。先ほども述べましたが鷹栖町北野は鷹栖養護学校もあり、特に昨今個人住宅が集中的に開発されつつある市街地です。新たに家を建てる若い世帯が多く、子どももたくさん住んでいます。繰り返しますが武器を携行しての行軍は行うべきではありません。

今回の事例をどう思うか?何人かの方に意見を聞きました。
●鷹栖町北野在住のご夫婦「私も妻も『とんでもない!!!!話だ』と怒っています。おっしゃる通り、この辺は養護学校、幼稚園、保育園、そして住宅が広がっている地域です。午後3時前だとすると、ちょうど子どもたちの下校時間にもなります。(下校時間というのが)なんだか「確信犯」的な動きに感じますね。16年前、私達が紋別に住んでいた時、自衛隊の90式戦車の射場を紋別「鴻之舞地区」に作ろうという動きがありました。その反対運動集会で、美唄専修短期大学の先生が講演をしました。彼は「自衛隊はプロパガンダのためにわざと制服で出勤・退勤したり、青年は定時制高校へ制服を着て登下校する。」などと言っていました。そんなことと重なりますね(※1)。ここ北野地区にはかなりの数の自衛隊員の世帯が暮らしてもいます。当たり前ですが皆さん昼夜、迷彩服で出勤・退勤していますし、バス通勤の私も時々迷彩服で乗車する自衛隊員を見ます。あまりいい気持ちはしませんね。」
●鷹栖町出身で現在道外の大学生「鷹栖でそんなことやられてるんですね。率直に、やめてほしい。もちろん全国どこでやられてもやめてほしいけど、鷹栖は特にそう思います。私の帰る(帰省する)1月にやろうもんなら、座り込みをしてでも止めさせたい。」
(※1)上記ご夫婦のコメントには誤解も含まれていますので訂正しておきます。自衛官は「自衛官服装規則」で通常制服の着用を義務付けられています。ですから自衛官の一人一人の意思によらず、着用せねばならないことは理解せねばなりません。しかし一方で、このような駐屯地・演習場外での迷彩服・「軍服」の着用に強い違和感を覚えることも事実です。そのような声は決してこのご夫婦だけではありません。同規則は例外規定を設けていますので自衛隊は組織として施設・区域外での制服着用については自粛するように考慮いただきたいと思います。

今後もこの問題を取材すると共に、当会青年部として市街地行軍の中止、すくなくとも武器携行の中止やルート設定の改善等を求めていきます。この問題での市民のみなさんからの情報提供を呼びかけます。

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2008年8月13日 (水)

ヘリ騒音問題 番外:「第5回をみての感想」が届きました

旭川市在住のNさんからブログを読んでの感想メールをいただきました。ヘリ騒音問題の第5回のデータを見ての感想です。Nさんの許可をえて、そのまま転載します。

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Nです。ブログ記事見て思ったので一言コメントです。東京にいたときのことです。

>訓練コース下の住民にとってはいかに昼間だろうと、うるさいと思うのも仕方ないはずです。実際に訓練コース直下(大町)の住人から、「ノイローゼになりそうだ」と飛行時間等を記録したメモが届いています。

実家が空港に近く、YS-11の飛行コースのほぼ真下にありました。空港が近いとは言っても5kmくらいは離れているし、短距離着陸のYS-11だから「ブーン」てな感じで音そのものはたいしたことないけど、テレビは朝の連続ドラマ最中に必ず乱れてけっこう「イラっ!!」としてました。
あと、市民プールがジャンボジェットの着陸コースの直下で、こちらは本気の爆音でしたよ。まあ、こちらについては埋め立て地の遊び場所でしたから飛行機がかっこよかったという記憶ですけど、音はすごかったです。
それから、職安に行ったときに丁度着陸するところに出会ったことがあります。年500回あれを聞きたくはないなぁ。ヘリとは言っても通常は飛行機と同じように徐々に高度を落として着陸するわけだし、発着陸は航空機にとってはもっとも危険な状態にあるわけだから、あんな街中に飛行場があるなんて異常以外の何者でもないと思います。
騒音レベルの測定とか、大町界隈で測定まで行かなくても体験してみるとかできないかなぁ。

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2008年8月12日 (火)

ヘリ騒音問題 第5回:「年間504回890時間」―旭川駐屯地のヘリ訓練詳細が判明

この問題の第4回で直撃させていただいた共産党のおぎう和敏氏から、「旭川駐屯地のヘリ訓練の詳細を取り寄せたので一部提供します」との連絡を頂きました。これまで私たちが自衛隊に問い合わせてもなかなか出てこなかった資料ですからぜひ一度見てみたいと、さっそく受け取りに行きました。そして見せていただいたのはこちら。

P8090001 ■提供受けた資料3点

提供されたのは次の3点。〔1〕平成17年度~19年度の旭川駐屯地における飛行訓練関連のデータ(17-18年度は訓練計画からの抽出、19年度は訓練実績)、〔2〕飛行訓練コース図と思われる線入りの旭川市北部および鷹栖町北野周辺の地図、〔3〕旭川駐屯地所属ヘリの写真。これら資料をざっと見た結果感じたことをいくつか書きます。

第一:19年度飛行訓練実績⇒規定内でもすさまじい回数・時間。規定外はないのか?これだけなのか?

P8090002 ■19年度の資料(一部)

以前「ヘリ騒音問題第1回」でご紹介したA夫妻が行政評価分室を通じて確かめた自衛隊の飛行訓練「内規」によれば、自衛隊は概要次のルールで飛んでいるそうです。

〔1〕原則8-17時、例外で週1回程度21時まで

〔2〕原則2機編隊。3機以上の編隊は組まないようにしている(騒音のため)

〔3〕訓練は郊外の山間部上空で行う。市街地上空は行き帰りのみ

訓練での総飛行回数が504回、飛行時間は890.5時間。第一印象は「規定時間内であっても多いなー」というものでした。平均すると一日1.4回、2時間半弱の計算。訓練コース下の住民にとってはいかに昼間だろうと、うるさいと思うのも仕方ないはずです。実際に訓練コース直下(大町)の住人から、「ノイローゼになりそうだ」と飛行時間等を記録したメモが届いています。

さらに規定外については平成19年度の飛行実績一覧を見る限り「無い」ことになっているのです。2回だけ2夜連続して20-21時までの飛行訓練をしているときがあり、厳しく言えば「週1回程度21時まで」に反しますが、年間を通じて平均すれば週1回以下です。とくに気になるのは早朝訓練の記載がまったくないことです。

もちろんこのデータは「飛行訓練実績」を記しているのであって、きっと急病人緊急搬送や行方不明者の捜索等は加味されていないのだと思います。訓練内容の項目にも「編隊飛行」「戦技操縦」「基本操縦」「試験飛行」「計器訓練」「夜間飛行」などの項目はありましたが「災害出動」などはありませんでした。

だとしても旭川駐屯地(第2飛行隊)では災害出動以外で早朝6時台からの訓練飛行を行っているはずです。以下の2例によってそのことは明らかです。

第一は前述A夫妻の問い合わせ結果。A夫妻が自ら記録した早朝訓練時間メモに基づく2度目の問い合わせに対して、自衛隊は平成16年3月~10月までの間に6回の午前6時~7時台の訓練飛行を認めています。

第二は上記大町在住Mさんから寄せられた今年の記録メモです。

P8050010 ■Mさんの手書きメモ

寄せられたメモは合計6枚。上記写真のようにヘリ飛行のたびにメモしていました。Mさんは日中も気づいたらメモっていましたが、このうちこちらで赤線を引いた部分は規定外の飛行訓練です。例としてあげた上記部分だけでも相当の飛行をしているのは明らかです。

残念ながら平成19年度の記録は手元に届いていませんが、平成16年やっていて、平成20年もやっていて、平成19年度は「やってません」ということがあるでしょうか。訓練計画では「0300-1230」といった時間指定もありました。これは午前3時から昼の12時30分までの間で○時間訓練しますよ、という計画だそうです。だとしたら3時から8時までの間にやらない保証はないのです。19年度、本当にやってませんか?

第二:飛行コース⇒「郊外の山間部」といいながら半分は市街地上空

提供された飛行訓練コース?と思われる地図はこちら。

P8090003 ■原図

これに場所等がわかるように赤ペンでメモを書き加えてみました。「自」と書いた部分が旭川駐屯地です。

P8090004 ■メモつき

自衛隊は高度500メートルを心がけている、と説明しています。航空法の最低飛行高度は150メートル。「配慮しています」とのアピールです。ですが上昇と下降ではそれ相応の低い高度となります(あたり前ですが・・・)。実は飛行コースの市街地部分のかなりの部分が上昇と下降にかかるのではないか?と思うのです。ですから高度500メートルで飛ぶのはあまり人の住んでいない山間部(それでも住んでいる人はいるので500メートルは必要です)。駐屯地が市街地にある限り、飛行ルート直下の住民は騒音に悩まされるのです。

P8090005 ■重なる「ルート」と「騒音苦情」

P5190005 ■騒音苦情地点

私たちとしては「郊外の山間部で訓練」というのは飛び立ったヘリが遠くまで飛んでいって、そこで訓練をして帰ってくる。だから行きかえりとはいえ、市街地上空を飛ぶのはごく僅か、と受け止めていました。でも実態は違います。おかしいなと思っていたら、実際は郊外も含め、駐屯地周辺の市街地も含めた周回コースで訓練しているのですし、小さな周回コースは市街地の上空ばかりをまわっているのですからそれこそ騒音は撒き散らされているのです。

以上を踏まえて考えたこと。自衛隊に率直に提起します

ようやく明らかになった飛行訓練ですが、それでも実態は不明瞭な部分が多く、聞きたいことも山ほどあります。また住民サイドとして要請したい事柄もあります。

そこで自衛隊第2師団または第2飛行隊に提起したいのですが、一度ヘリ飛行訓練に関する住民説明会を開いてはどうでしょうか?その場で住民からの意見なども募り、今後の市街地での飛行騒音の軽減、住民生活の向上に結実させていってはいかがでしょうか?ぜひ検討していただきたいと思います。

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2008年8月 1日 (金)

ヘリ騒音問題 第4回:「苦情」には「配慮」と防衛省

「苦情があれば」「配慮します」と防衛省担当官。先に夕張の「市街地戦闘訓練施設」問題の報道でも紹介した共産党北海道の政府交渉団。この防衛省交渉で旭川駐屯地のヘリ騒音問題と上富良野演習場の国立公園への拡張問題が話題になったそうです。

「赤旗」7月31日付北海道のページによれば旭川等で活動するおぎう和敏氏が「うるさかったという言葉があいさつがわりに交わされている」と実態を告発したそうです。これに対し防衛省担当官が「苦情があればパイロットに伝え、帰航ルートを別コースにするなど配慮する」と答えたそうです。記事ではさらにおぎう氏が「駐屯地の移転を考える時だ」と対策を迫ったとあります。また、上富良野演習場問題では国立公園への拡張計画の中止を求めたそうです。

Photo ■7月31日付「赤旗」より

防衛省の回答や「駐屯地の移転」というおぎう氏の迫った内容をもう少し知りたいと思った山田は、共産党旭川地区委員会事務所におぎう氏を直撃しました。

■山田「ヘリ騒音に対して防衛省はどう言ってますか?」

○おぎう「訓練はやらねばならん、の一点張りで話にならない。少しでも住民の願いを考え、訓練や自衛隊・駐屯地そのものの廃止は脇に置き、ヘリ騒音にどう対処するかを迫りました」

■山田「防衛省が具体的に述べたことは?」

○おぎう「記事にもあるけど、苦情が来たときうるさい場所を聞く。管制塔はリアルタイムにヘリとつながっており、苦情地域をよけてコースを変えて飛行するよう指示することはできる、という話でした。対処療法で、必要以上の怒りを広げないように、というだけの対処ではあるがまずは一歩前進だと思います」

■山田「記事のなかで『駐屯地の移転』と述べられていますが、真意は?」

○おぎう「駐屯地、というわけでなく飛行隊、ヘリ訓練の移転を提起しました」

■山田「記事では『市と駐屯地が隣接した歴史的な経過』とも書いていますが、どういう意味ですか?」

○おぎう「第七師団ができた頃、師団のまわりに市街地はありませんでした。当時、旭川の市街地は石狩川以南にありました。ところが今では駐屯地の周囲は住宅密集地です。少なくともヘリ訓練するには相応しくないのでは?ということを提起しました」

■山田「移転という場合にどこへ・・・?」

○おぎう「それは具体的にはよく考えないといけませんが、例えば名寄駐屯地は市街地から離れたところにあります。同じく上富良野もそうです。検討をすすめるなかで、具体的な候補地が浮かぶと思います。もちろん訓練自体の廃止が私たちの願いですが」

■山田「なるほど、わかりました。ありがとうございます」

以上のやりとりから次の諸点についてわかりました。

(1)ヘリ騒音があった場合、自衛隊側はコース変更などできうる何らかの対応をするので苦情を伝えたほうがよい。その際、「末広○条○丁目」程度の住所は場所特定のため必要なので伝えるべきだ。

(2)自衛隊は名前も聞くが、それはどうかと思う。苦情情報を蓄積し、個人特定のために名前を聞いていると思われるので言わずともよいのでは?

(3)第2飛行隊の移転、という可能性もあるわけで、世論喚起の意味でも苦情は駐屯地とともに市役所にも伝えるべき(ただし市役所は情報蓄積していない、とのこと)。

余談ながらおぎう氏によれば、訓練のヘリは常磐公園から市役所方向にむけてルートをとって飛んでいるらしいです。そういう意味では市役所はなめられているのではないでしょうか?ルート周辺の方々はどんどん電話したほうがいいです。

〈苦情・抗議先〉

陸上自衛隊第2師団「ご意見・ご感想」 http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/mailform/index.htm

陸上自衛隊旭川駐屯地代表 0166-51-6111(「第2飛行隊」を呼び出し)

防衛省・自衛隊「ご意見箱」 infomod@mod.go.jp

総務省行政相談受付 https://www.soumu.go.jp/menu_03/hyoukakyoku/gyousei/gyousei-form.html

〈関連サイト〉

陸上自衛隊第2師団 http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/

陸上自衛隊第2飛行隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/2d/butai/2avn/index2.html

防衛省・自衛隊 http://www.mod.go.jp/index.html

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2008年7月29日 (火)

夕張に「市街戦訓練施設つくりません」と防衛省

以前、北海道新聞の報道紹介として「夕張に『市街戦演習誘致』?」との記事をUPしました。2008年5月24日付の記事です。詳しい内容はリンク先をご参照ください。

続報が無かったのですが、7月26日付「赤旗」北海道のページでこの報道に対する防衛省の回答を見つけたので本欄でご紹介します。

P7290001 ■「赤旗」2008年7月26日付

この記事は日本共産党北海道政府交渉団が「各省庁に要請」した際のやりとりを報道する記事の中で、夕張問題について同党の前夕張市議が防衛省に行った質問への回答として紹介されています。

写真でもわかるとは思いますが回答部分のみ抜粋すると、「市街戦訓練施設をつくる計画はありません。夕張市と協議する予定もありません」と防衛省担当者。これで当面、この計画とやらは無いでしょう。ただし、水面下の動きか、または別に報道された「放射線廃棄物最終処分場を誘致」などの報道がどうなるのかについては明白ではありません。

いづれにしても、夕張商工会議所がぶち上げたこの計画。「例外なくなんでも考えよう」という趣旨だろうとは思いますが「市街戦訓練施設」や「放射線施設」は根拠も無く言うべきではなかったのではないでしょうか。かえって住民の不安、夕張に支援の気持ちをもっている人に冷や水をかける、などの反作用が大きかったのでは?私はその心配をメールで送りましたが、夕張商工会議所からは何の返答もありません。

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2008年7月17日 (木)

なんだか、夜にヘリがウルサイようです

「最近、自衛隊のヘリが夜飛んでいてウルサイ」という情報が複数の方から寄せられています。今日なんて、山田が健康診断で訪ねた病院の技師の方が「なんだか自衛隊のヘリが夜飛んでいるんだよ。あれは何やっているのだろうか?」と聞いてきました。

春光ポスフールの近くに住んでいる友人がヘリ飛行情報をマメにメモしてくれている、というので近々その情報もUPできると思いますが、それは次回にまわします。

以下は「現役自衛官だってウルサイものはウルサイ」という話と、「それは北方転地演習の一環ではないか」という情報について。

とある掲示板にこのような情報のやりとりが掲載されていました。

Kaitenyoku001

で、もうちょっと探してみたらこんなコメントも。

Kaitenyoku003

どうやら情報もとのお方は元自衛隊員のかたみたいなんですが、それでも「昔」は「夜中にヘリなんか飛ばなかった」ということです。上の写真で現役だとおっしゃられている方も「毎晩うるさいと思っている」とおっしゃるように、周辺で暮らしている人にとってはウルサイのです。そのあたり、第2飛行隊のみなさんはご理解いただいているのでしょうか。

ということで、第2飛行隊広報に電話してみました。

■山田「山田と申します。最近、夜にヘリがうるさいようですがいつまで続くのですか?」

●広報「もう終わってます」

■山田「友人からも『うるさいから聞いといて』と言われているのですが、何をされていたのですか?」

●広報「いやあ、よくわかりません」

■山田(そんなはずはないだろ!と思いつつ)「夜おそく飛んでいたみたいですね」

●広報「そうみたいですね」

■山田(すげーヒトゴトだな、広報なのに)「何か災害救助とかあったんですか?」

●広報「それは違います。訓練で」

■山田「とにかく夜のヘリは、もう止まってるんですね」

●広報「はい」

以上のようなやりとりがありました。数分間の会話です。ってゆうか、広報としてそれでいいんですかね?仕事果たしていませんよ。別に師団広報を出してもらったわけでなく、第2飛行隊広報なんですよ。隊が何をしているかくらい把握しているでしょう。きっと「怪しい電話だ」と適当にはぐらかしたのでしょうね。対話意欲をまったく感じませんでした。また電話しますから、次はちゃんと回答してくださいね。

ちなみに関連しているかどうかわかりませんが、16日午後8時30分頃、末広付近の国道40号線で8台以上の高機動車HMVがホロに迷彩の網をつけて隊列組んで走っているのをみかけました。暗くて所属まで確認できませんでしたが、ヘリの動きもあり(第2飛行隊には配備されていない「新型攻撃型ヘリ?」との情報もあり)、HMVの隊列もあり、ちょうどいま行われている北方転地演習の関係かなー?と思ったり。だとすれば防衛省も発表していることなんですから、ちゃんと市民に対して説明すべきなんです。

ちなみに、7月11-12日には暑寒別岳で行方不明者に対する災害派遣で第2飛行隊のヘリが複数出ていますが、実際に飛んだのは12日の昼間だけです。

北方転地演習で矢臼別演習場に結集されているみなさんが復路戻られるまで、この旭川周辺でも様々な自衛隊車両が走り回る姿を見るのでしょうか。慣れぬ土地を走っていて、思わぬトラブルから事故を起こさぬようお願いしたいものです。国道を走る自衛隊車両が事故を起こせば、周囲の民間車両が巻き込まれる危険性は非常に大きい。「本番のとき、そうならないように」とおっしゃるかと思いますが、毎年やってこられる住民の不安も考えてみてください。

Kc330287 ■2008年6月4日、静岡での事故報道

Kc330278 ■同事故のテレビ報道の様子

自衛隊ヘリの夜間飛行については、友人氏からの情報が届き次第続報を掲載したいと思います。

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2008年6月 6日 (金)

2008年北海道護国神社慰霊大祭

2008年6月5日、北海道護国神社慰霊大祭の本祭一日目が開かれました。今年も例年と同じく現地を取材し、制服を着用した幹部自衛官の神道行事参加状況などを確認して参りました。

前提として申しあげておきたいのですが、信教の自由は誰なりとも認められなければいけません。ですから宗教法人としての北海道護国神社がどのような祭祀を行おうとも、それは保障されるべきで、それを妨害するようなことがあってはなりません。ですから私たちの現地調査もできるだけ邪魔にならないよう配慮して実施しました。しかし一方で、行政機関とくに国の機関が特定の宗教団体・宗教行事に肩入れし、これを擁護・支援しているかのような政教分離原則に反する事態があったとすれば、これは黙認できません。きちんと問題提起していきたいと思います。ここらあたりに私たちの判断基準があることを申しあげておきます。

余談を申せば、いわゆる靖国派の主張には相容れないものが多く、それは批判しています。しかしそのことと、彼らの信仰の自由が守られるべきであることをごっちゃにしてはいけないと考えます。もちろんボーダー上の様々な問題は生じると思いますが、それは個別具体的に判断していきます。

さて今年は5日だけが晴れ上がりました。4日は突如として大雨が降る時間もありました。この自然現象を「亡くなった兵士の涙」とか「遺族の献身を思う神の涙」とかおっしゃる方もおられますが、これは季節的な天候不順によると思います。

旭川に引っ越してくると、この時期だけでなく各神社の例大祭の時期に街々に掲げられる「御祭禮」ののぼり旗の乱立が異様に思えます。

Kc330277 ■多くは町内会が掲揚

辞書をひけば「祭礼」とは「神社などの祭り」とあります(単に「祭り」としている辞書もあります)。どう考えてもこののぼり旗は例大祭にあわせてこれを祝うために掲げられているという理解が素直でしょう。これを町内会が行う。公共性をもつ自治組織としての町内会がこれを推進するというのは、旭川では「普通」に行われていても、他の地域ではあまり「普通」ではないことを指摘しておきたいと思います。

余談ながら、こののぼり旗の立ち具合は町内会によってかなりアンバラがあります。立っているところは密度濃く立っていて、そうでないところはほぼ皆無です。これは町内会長さんまたは神社委員さんの思い如何で変化するのでしょう。旭川に転入して10年ほどになる若い夫妻が一戸建てに引っ越したとき、祭りの時期に町内会から「これを掲げてくれ」と「御祭礼」ののぼり旗を持ってこられ、本当は嫌だったそうですが「転入したばかりだし、近所付き合いもあるし・・・」と引き受けた、という話を聞いたことがあります。別のある地域では町内会の役員さんと思われる男性らが、軒並みのぼり旗を立てている姿を見たことがあります。実際はそういう実態がほとんどなのではないでしょうか。

さて儀式の様子ですが、当ブログを開設した直後の昨年6月にも報告記事を書いています。これを重なるような記載は極力排し、今年気づいた特徴的な事柄を列記していきたいと思います。

P6050009 ■第2鳥居と神門

毎年通えばある年に気づかぬことを改めて気づく、ということがあるのだなーと思います。去年以前もおられたのですが各地遺族会のバス整理や会場案内等の要員の方が目立つ蛍光色のジャンバーを着ておられます。

P6050010 ■社務所の前で

この方々は氏子の人達なのかなと思っていたのですが、写真の通り「隊友会」の方々だとわかりました。隊友会はご存知自衛隊員のOB組織。今年2月11日の「建国記念の日」の靖国派集会を主催する一方の軸でした(もう一方は日本会議上川)。

P6050012 ■消防団員が警備にあたる

上は神門前で警備に当たる消防団員さん。去年「制服姿の男性らが境内各所で警備にあたってる」「消防団員のようだが、なぜ警備しているのだろう」と疑問を持ち、市の消防当局に尋ねたところ「警備(救護?)要請があって出動しています」との返事。なるほど、と思いました。要請があれば出ざるを得ないでしょうね。

P6050014 ■入場する神職たち

いよいよ儀式がスタートするのですが、この神職の近くで警護している(右折するポイントに立っている?)のがボーイスカウトの年輩の男性。ボーイスカウトは護国神社のすぐ裏手に事務所がありますが、旧軍や護国神社と深い関係があるようです。以前は儀式の最後に若いスカウトたちによる「同期の桜」の舞が行われていたそうですし、現在でも神門前で演奏を担っていると説明にありました(見てはいません)。

Kc330027 ■北鎮記念館の展示より

それもそのはず、旧第七師団長だった宇都宮太郎さんという人物が旭川のボーイスカウトを立ち上げた張本人なのです。上の展示は写真の説明文。この写真は護国神社で清掃奉仕をするボーイスカウトの姿があったような記憶があります。旧軍と護国神社とボーイスカウトは切っても切れない関係のようです。人的結びつき(例えば、ボーイスカウトからの自衛官勧誘とか、自衛隊OBがボーイスカウトの活動を支えるとか)についてはよくわかりません。

P6050019 ■拝礼をする自衛官たち

儀式がスタートし、特別来賓席に座る幹部自衛官たち。知人によれば「去年より数名多いのではないか」とのことです。具体的にはわかりません。

P6050128 ■2006年6月5日の同じ場面

探したら2006年のものが見つかりました。構図がまったく同じですね、自分でもビックリ。これで比べると前列の方だけですが2006年は7名、今年は6名です。航空自衛隊がお一人増えたみたいですね。でも2007年の参列者名簿をみたら、空自から2名きておられます。毎年、正確に名簿で肩書きを把握しないとわかりませんね。

P6050023 ■北部方面総監?

そして今年も今津寛国会議員など多くの文民に先立ち、制服幹部が玉串を捧げました。昨年、私たちが提出した質問状への第2師団広報室からの回答によれば、彼ら制服幹部達は「休暇」中であるとのことです。随行員も含めて「休暇」だそうです。玉串も捧げず、ただ随行員として同行し幹部の世話を焼く隊員も、自らの信条に基づき「休暇」を取得して参列しているというのです。にわかには信じられませんが、広報室がそうおっしゃるので、まあそうなのでしょう。

P6050016 ■遺族会のみなさん

さて、全道から駆けつけた遺族会のみなさんは私の計算では1000名~1500名くらいでしょうか。高齢化にともない、参列者数の減少があるようです。座る場所も空白が目立ちます。戦没者の追悼だけに留まらず、様々な活動で高齢化は深刻なようです。立場の違いを超えて、戦争に散った家族・親族など大切な人を思う遺族の方々の純粋な思いには敬意を表します。

この会場、儀式の前後にBGMのようにアナウンスが流れています。このアナウンスはヒゲの神職さんが毎年しゃべっておられるのですが、なかなか流暢なしゃべりで耳に入ってくるのです。以前は東京裁判でのインド・パール判事のことなど紹介し東京裁判の「誤り」を伝えようとしていました。パール判事については安倍前首相がパール判事の家族を訪ねたり、昨夏のNHKドキュメントで扱われたりしたので、彼が侵略戦争について猛烈に批判していた平和主義者であることが周知されました。靖国派の思い通りにはいかないものです。今年のアナウンスで覚えているのは、戦争中に撃沈した敵船の兵士を助けた日本軍人についてでした。これは武士道の賜物であると。助けないと後で軍事法廷で裁かれますかね。助けるのが普通なのかなと。

P6050046 ■さあ、帰ろう

儀式は終わりました。一番最後に挨拶する塩野谷宮司の言葉もなんのその、帰り足の早いこと。お疲れ様でした。

P6050048 ■銃剣道の練習

帰り道に境内をウロウロ。平成館(旧北鎮兵事記念館)前の芝生で奉納行事・銃剣道の練習をする人々。剣道の防具を身につけているので「どこか、大学の剣道部員か?」と思いきや、銃剣道などという特殊な「武道」の担い手はやはり自衛隊員の方々でした。

P6050049 ■第2特科連隊

P6050056 ■第2施設大隊

他にも第2通信大隊や本部中隊など幾つかの隊のメンバーが参加していました。彼らもまた「休暇」を取得し、自らの私的活動として、偶然にもグループで奉納行事に参加しているのでしょうか。

P6050051 ■突いているところ

それにしても、やはり銃剣道は軍事訓練なのですね。見ていて、剣道とは異なる変な殺気を感じました。山田は過去に柔道も剣道も嗜んできましたが、そこで得た境地とは異なりました。柔道や剣道は人を生かす武道、しかし銃剣道は「必殺」の技だからなのでしょうか。銃剣、つまり銃に付けている剣で相手を倒す武術。それが銃剣術だと辞書に書かれています。これを奉納して、戦没者たちに何を捧げたいのでしょう。

西川将人旭川市長は回答の通り公務出張で欠席でした。代理も出席していないようでした。そのことは確認しました。この後、7月21日の上川神社祭・神輿巡行にむけて、さらにせめぎあいがあることでしょう。

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2008年6月 3日 (火)

ヘリ騒音問題 第3回:Fさんからのメール(1)

Fさんから最初のメールが届いたのは昨年(2007年)の夏前頃でした。その後、数回にわたりヘリ訓練の騒音に対する強い憤りを寄せてくださいました。Fさんのメールを一部抜粋しながらご紹介します。

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■初めて届いたメール

今年旭川に引っ越してきましたが はっきりいってヘリの騒音が酷すぎますね。市はこのことをどう考えてるのでしょう?
朝晩問わず 平日、土日問わず 1日何十回もウチの上空をただ回るだけの騒音以外の何物でもないと思うのですが自衛隊に電話しても 「訓練だから」とだけいってまったくやめる気がないようですし。
飛行機などの飛行物体を市の中心地で飛ばすならそれなりの飛行協定を結んで 時間等をちゃんと制限させるべきだと思うのですが。
これだけ連日物凄い音を出してるのに新聞やニュースなどでも特に話題にならないという市民にも疑問を感じます。
これだけ酷くても我慢してる日本人の体質が問題なのですかね?これが海外なら暴動が起きてると思いますけど。
これ以上この問題が放置されるような市なら ここから出たほうがいいですね。

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このメールに対して、当会から返事を出しました。返事では「旭川駐屯地周辺のヘリ騒音問題を提起する」でご紹介した自衛隊のヘリ運用の内部ルールをご紹介しました。このルールは以前から「守られていないのでは」(というか、外への言い訳のためのルールにすぎない?)と感じていましたが、それを裏付けるようにFさんからの再返信(第2信)が届きました。以下がそれです。

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■第2信

メールありがとうございました。おかげで自衛隊の実態が大体わかりました。
まずもっとも疑問に思うのが自衛隊が言う訓練というものを実際やってるかというところです。説明ですと郊外の山間部で実施とのことですが 私は山間部まで常にいってるとは到底思えないです。
最初にヘリの騒音が酷いと思ったのがGW前の日中でしたが山間部にいってやってるなら 3分おきぐらいにウチの上空を飛んでそれが1時間以上続いたことがありました。
訓練の内容は知らないし電話でも聞こうとも思わないですが普通に考えれば災害等あったときのための訓練だと思うのですがだとしたら一度その山間部というところにいけば すぐは戻らないはずです。ですが実際は自衛隊基地を飛び出してただ市街地1周して基地に戻るのを繰り返してるだけでとても訓練とは思えないです。これは訓練というより 自動車の仮免で路上練習するのと一緒で ただ単にヘリの操縦免許をとるためとかで飛ばしてるようにしか思えません。そんなことを市の中心地上空でやってるとしか思えないから到底納得できないんですよね。
たとえばこれが民間の飛行機のパイロットが操縦訓練とかいって市街地の上空で連日飛行機を飛ばしてたら当然訴えられると思います。なのに自衛隊だから守られるような法律なんてなくさないとダメですね。

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この第2信には山田もまったく同感なのです。

先日、ちょっと用事があって午前中に駐屯地の脇に滞在していたのですが、そのときに行っていた訓練は、離陸⇒花咲側に飛び立つ⇒ぐるっと旋回(見える範囲程度)⇒大町(春光ポスフール)側から低空で進入⇒ホバリング⇒地上数メートルにホバリングしたまま移動⇒再離陸、みたいな訓練をやっていました。

P5300034 ■大町側から降下し進入

P5300030 ■上空通過

P5300036 ■さらに降下

P5300020 ■ホバリング

P5300023 ■バックしまーす

第2飛行隊の方が見れば「ちがう。もっとこうこうこういう訓練なんだ」と言いたいことはあるかもしれません。ぜひそういう正確な情報も寄せていただければ当方の記述を訂正してご紹介します。お待ちしています。

話が寄り道しましたが、そんな飛行訓練の様子は日常茶飯事なんです。ですから「山岳部で訓練している。市街地を飛ぶのは行き帰りだけ」と言われても「???」なのです。ですからFさんの第2信には説得力がありました。もちろん操縦技術者を育成しなければならないのはわかります。「仮免」運転のような訓練をやってるのかどうかはわかりません(上記はFさんの推測の範囲です。当たっているように思えてなりませんが)。でも操縦者育成は市街地の上空でやるのはどうかな?と思うのです。どうでしょうか?

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2008年5月31日 (土)

旭川市長から回答書が届く

西川将人旭川市長から回答書が届きました(5月30日着)。

P5310008 ■回答書の表紙

回答の内容は?というと、こちらからの要望事項に対応して(1)護国神社と(2)上川神社に分けて回答をいただきました。大筋では道新5月29日付の報道どおりですが、若干気づいたことがありますので付記しておきます。

まず、(1)護国神社に関して質問をおさらいしておきます。

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(1)北海道護国神社慰霊大祭について

私たちは数年来北海道護国神社慰霊大祭を観てきましたが、同大祭は明らかに宗教行事であり「戦没者追悼」の名を借りた神道布教の場、特定思想の宣伝の場としか思えません。実際に同大祭でスピーカーから流される言葉の数々は戦後民主主義を否定し、アジア・太平洋戦争を是とするような文言が多く含まれ、納得できるものではありませんでした。この場に旭川市長が参拝することは特定宗教の支援に他なりません。戦没者追悼は行政主催の無宗教の催しを行えばよいと考えます。昨年は公務欠席されていましたが、今年は政教分離の原則に基づき参加されないよう求めます。石川県白山市長が神社式典で祝辞を述べたことを憲法違反とする高裁判断が示された(200847日)こともあります。慎重に検討してください。

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これに対しての回答は山田の「常識」の範囲のものでした。道新の報道どおりです。以下が(1)への回答。

P5310002

問題は次の(2)上川神社例大祭への回答です。まずは質問を掲載。

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(2)上川神社例大祭・神輿巡行および市民パレードについて

上川神社例大祭で行われる神輿巡行の際、「行列の後半部分は市民パレード」と称して西川市長が乗車し、旭川市として陸上自衛隊第2師団に車両・人員の派遣要請を行っています。昨年、実際に神輿巡行と市民パレードを見学しましたが、普通に考えて「神輿巡行」と「市民パレード」が別物であるという理屈は成り立ちません。それは市民パレードの車両もが神社の幕を飾っていることや「お稚児参り」など宗教行事参加者を自衛隊車両が運搬していること、戦前の上川神社例大祭の御神幸を記録している文献によれば神輿巡行から市長車両、お稚児などいわゆる「市民パレード」部分まで含めて「御神幸」としていることからも明らかです。よって西川市長の今年の乗車は取りやめ、市民パレード実行委員会の要望をうけての自衛隊への派遣要請は行わないよう求めます。

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そしてこの要望に対してはこのように答えてきました。

P5310005

道新の5月29日付報道と若干ずれているのは、道新報道は「市長、今年も神輿巡行」と見出しに書き、「自衛隊車両に乗り込む」と言い切っていますが、回答では「今年については、公務の日程調整中です」とあり、最終確定していない旨の回答です。きっと調整して参加するのでしょうが、もし7月21日午前に「重大な公務」が入れば「私事」をも含む行事参加は欠席せざるを得ないですよね、市長。

疑問が残るのは冒頭の「市民パレードの位置づけ」と最後の段落です。パレード実態の宗教色を無視し、あくまで「多くの市民が楽しみにしている地域イベント」との印象を押し通そうとしています。これは無理があるのではないでしょうか。確かに護国神社祭の出店や上川神社祭の出店(3条本通)は市民も多く楽しみ、地域イベントとして定着している感があります。宗教色も非常に薄い。しかしながら、市民パレードはそうでしょうか。出演する吹奏楽の子どもらや、お稚児の子どもらにとっては一つの「舞台」ではありますが、明らかに宗教行事です。回答を起案した市職員は現場を見たことがあるのでしょうか。ぜひ当ブログの昨年の記事をご覧頂き、意見を賜りたい。

そしてもう一つ、「実行委員会が確保できなかった不足分に対して、本市からの要請に基づき、陸上自衛隊の車両出動について協力をいただいている」と回答しています。二つの疑問点を提起したいと思います。一つは「なぜ旭川市が自衛隊に要請する義務があるのか?」という点。回答書を読まれたとある市議会議員さんはこの点に疑問をもたれていました。もう一つは「不足分に対して」というのは事実だろうか?ということです。昨年、見学した限りでは1-2台自衛隊で無い車両はありましたが、他ほとんど全て自衛隊車両でした。これは「不足分」への「協力」といえるのでしょうか。

疑問は解消しませんでした。一度、私たちもこの回答書を読み込んで、みなで話し合って、必要に応じて質問状を出さざるを得ないかな?と思っています。

さて、みなさんはどう思いますか?

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2008年5月29日 (木)

政教分離問題「要望書」、市長回答は今日発送。報道が先行?

護国神社参拝、上川神社神輿巡行・自衛隊車両派遣要請の問題で旭川市長宛に提出していた「要望書」について、昨日市役所の広報公聴から電話がありまして「29日に回答を郵便発送します」とのことでした。これを待って議論をすすめたいと思うのですが、今朝(5月29日付)北海道新聞・旭川上川のページに下のような記事が掲載されました。新聞というのは速報性を売り物にしているのでしょうが、当事者が回答を受け取るより紙面で概要を知るというのはいかがなものでしょうか。

P5290003

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2008年5月28日 (水)

ヘリ騒音問題 第2回:騒音の分布と理由

5月19日に問題提起した旭川駐屯地のヘリ騒音問題。第2回目の本記事ではヘリ騒音の実際がどのように起きているかを、騒音苦情の分布から明らかにし、その理由を考えてみます。

本記事の作成にあたり、ヘリ騒音問題に関心を持ち調査活動を数年前から続けてきた共産党旭川地区委員会平和運動部の方々に協力いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。提供いただいたのは2003年9月-11月に実施された自衛隊ヘリコプターの夜間・早朝訓練についてのアンケートで苦情のあった方々が住んでいた個所を地図に落としたデータ。このJPGデータのみ提供うけましたので、苦情を回答された市民の個人情報については提供受けていないことを付け加えておきます。データは以下の通りです。

P5190005 ■苦情分布図

P5280003 ■駐屯地の航空写真

おわかりと思いますが、この図の中心の灰色の広い部分、旗みたいなものが立っている場所が陸上自衛隊旭川駐屯地です。航空写真と重ねてみてください。ぱっと見てわかるように、駐屯地の対角線上の右と左に苦情が多く出ていることがご覧いただけます。航空写真のように、駐屯地内にはちょうどこの対角線に沿う形で滑走路があります(ちなみに管制塔もあります)。これが「旭川飛行場」と呼ばれる共用飛行場で800メートルの滑走路があるそうです。

Pc030003 ■管制塔

この旭川飛行場ですが、航空法で旭川空港の代替空港に指定されているとのことで、緊急の場合、小型飛行機等の着陸場所になるようです。代替空港のため航空法の規定によりヘリ離着陸時の進入経路等は定められているそうで、そのため滑走路の延長線上に騒音苦情が多いのではないかと推察します。

余談ですが以前の話として伝え聞いているのは、現在旭川念法寺が建っている花咲スポーツ公園横の土地に旭川厚生病院(現在は一条通の旭川東警察署の隣)が建つ話があったそうです。しかし航空法の規定で一定以上の高層建築にはできないため、断念したということです。同じく逆側のポスフール春光店ですが、こちらももう少し高い建物にしたかったのを断念して現在の施設になったそうです。確かに永山ポスフールはもっと高い建物ですね。

このように旭川飛行場が現在の形で存在する限り、該当地域の市民がうける騒音被害は無くならないというわけです。次回以降、市民の声を紹介してまいりますが、私たちはこの問題を考える中で、(1)ヘリ離着陸場(第2飛行隊の所在地)自体の変更、(2)住民・行政・自衛隊の3者が知恵を出し合って騒音軽減策を取りまとめ実施・検証する、などの対応提言を検討したいと考えます。

Wikipedia旭川駐屯地(項目に「旭川飛行場」あり)

Wikipedia旭川空港

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2008年5月27日 (火)

「要望書」提出を北海道新聞が報道

昨日(2008年5月26日)旭川市長宛に提出した政教分離問題での「要望書」ですが、市政記者室にも案内のFAXを送りました。すると昨日午後、電話で取材をうけまして、今日(2008年5月27日)付北海道新聞「旭川・上川」のページに記事掲載頂きました。以下にご紹介します。

20080527

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2008年5月26日 (月)

政教分離問題で旭川市長西川将人氏宛「要望書」提出

今年も6月4-6日の北海道護国神社慰霊大祭、7月20-22日の上川神社例大祭、8月の西神楽戦没者慰霊奉賛会「招魂祭」など政教分離や戦没者追悼、歴史認識などが鋭く問われる季節がやってきました。

旭川平和委員会青年部では先に開催した5月例会(後日報告UP予定)で、政教分離問題について旭川市長宛「要望書」をとりまとめ、今朝ほどFAXで提出しましたのでご紹介します。以下全文。

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要 望 書

旭川市長 西川 将人 殿

私たちは旭川で活動する平和団体・旭川平和委員会青年部と申します。この度、6月4-6日の北海道護国神社慰霊大祭および7月20-22日の上川神社例大祭に際して、日本国憲法第20条に基づき西川市長の参拝・参加と、旭川市による必要以上の便宜供与を取りやめていただきたく、本状の通り要望いたします。

(1)北海道護国神社慰霊大祭について

私たちは数年来北海道護国神社慰霊大祭を観てきましたが、同大祭は明らかに宗教行事であり「戦没者追悼」の名を借りた神道布教の場、特定思想の宣伝の場としか思えません。実際に同大祭でスピーカーから流される言葉の数々は戦後民主主義を否定し、アジア・太平洋戦争を是とするような文言が多く含まれ、納得できるものではありませんでした。この場に旭川市長が参拝することは特定宗教の支援に他なりません。戦没者追悼は行政主催の無宗教の催しを行えばよいと考えます。昨年は公務欠席されていましたが、今年は政教分離の原則に基づき参加されないよう求めます。石川県白山市長が神社式典で祝辞を述べたことを憲法違反とする高裁判断が示された(200847日)こともあります。慎重に検討してください。

(2)上川神社例大祭・神輿巡行および市民パレードについて

上川神社例大祭で行われる神輿巡行の際、「行列の後半部分は市民パレード」と称して西川市長が乗車し、旭川市として陸上自衛隊第2師団に車両・人員の派遣要請を行っています。昨年、実際に神輿巡行と市民パレードを見学しましたが、普通に考えて「神輿巡行」と「市民パレード」が別物であるという理屈は成り立ちません。それは市民パレードの車両もが神社の幕を飾っていることや「お稚児参り」など宗教行事参加者を自衛隊車両が運搬していること、戦前の上川神社例大祭の御神幸を記録している文献によれば神輿巡行から市長車両、お稚児などいわゆる「市民パレード」部分まで含めて「御神幸」としていることからも明らかです。よって西川市長の今年の乗車は取りやめ、市民パレード実行委員会の要望をうけての自衛隊への派遣要請は行わないよう求めます。

以上について、5月末日まで回答をいただきたくお願いします。

2008526

              旭川平和委員会青年部

                部長 由井 久志

                   他部員一同

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以上を取りまとめた際にはいくつか意見がありました。例えば親戚の子が音楽大行進で演奏をするかもしれないという部員Aさんは「そういう機会に『この音楽大行進というのは昔慰霊大行進て言われてて・・・戦争で亡くなった人に対しては慰霊の気持ちを持ちたい。だから戦争を繰り返してはいけない・・・』ということを子ども達に伝える機会としたい。ただ批判するだけではいけない」との思い。今回の要望書には音楽大行進については何も書いていませんが、祭りとしての例大祭に参加するのは別にいいとして、そういう機会に私たち一人一人が語っていくことが大事だと確認しました。

ちなみにこの問題については20数年来一貫した取り組みをすすめておられる「政教分離を守る北海道集会実行委員会」が過日、旭川市長宛に要請書を出されました(北海道新聞2008年5月24日付)。趣旨としては同実行委員会の要請と重なりますが、世論に訴える意味でも独自に要望書を出したほうがよいだろうと判断しました。なお6月5日(木)夜には同実行委員会主催の集会が開催されます。以下にご案内します。

■第27回政教分離を守る北海道集会/6・5集会

とき:2008年6月5日(木)午後6時~

ところ:勤労者福祉会館(旭川市5条通4丁目)

講演:「ヤスクニからの解放~『靖国訴訟』から問う~」

講師:平野武さん(龍谷大学法学部教授)

主催:政教分離を守る北海道集会実行委員会 ℡0166-54-2837

入場無料です。どうぞ、ご参加ください。

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2008年5月24日 (土)

夕張に「市街戦演習誘致」!?

今朝(2008年5月24日)の北海道新聞1面を見て驚きました。こんな記事が掲載されていたからです。以下、北海道新聞ウェブサイトから転載。

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夕張へ市街戦演習誘致を 住民移転、陸自に集落提供(05/24 06:35)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/yuubari/94645.html

【夕張】夕張市で、陸上自衛隊の対テロなどを想定した市街地戦闘訓練演習場を誘致する構想が浮上していることが二十三日分かった。山間部に分散する集落から候補地を選び、住民を市中心部に移転させた後、老朽化した元炭鉱住宅のアパートや民家を演習用に提供する内容で、六月中にも誘致期成会を結成する。

構想は夕張商工会議所(沢田宏一会頭)が中心に推進、藤倉肇市長も前向きに検討している。土地買い上げや交付税措置で財政再建や地域活性化への効果を見込むほか、分散している集落の集約化も図る狙いという。

陸自は全国五方面に一カ所ずつ、ビル三、四棟と道路などの模擬市街地を備えた訓練所を持ち、ゲリラ戦などを想定した訓練を行っている。道内も東千歳駐屯地にあるが、いずれも面積は校庭程度で、実物の建物がある広い演習場はない。

地元関係者が四月に防衛省陸上幕僚監部(東京)を訪ね打診した際、陸自側は「テロの脅威が世界的に広がる中、特殊部隊が訓練可能な場は国内に少ない」などと前向きな対応だったという。同会議所は近く誘致期成会の発起人会を開く。

演習場には国から周辺整備費も交付され、訪れる隊員の消費効果も期待できる。また、ピーク時に二十以上の炭鉱があった同市は南北三十五キロ、東西二十五キロの市域に集落が分散、市営住宅管理や除雪効率の悪さが財政再建の足かせとなっており、今回の構想で一部が解決できるという。沢田会頭は「可能性あるものはすべて誘致する覚悟が必要」と話している。

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上富良野演習場を見に行ったときも地元のコンビニや街角には「縮小反対」のステッカーやのぼりがありました。上富良野町商工会の作ったものです。

Kc330016 ■美瑛⇒上富良野の町界

Kc330166 ■某最大手コンビニの張り紙

商工会議所や商工会にすれば「自衛隊歓迎」なんですから財政難の結果いとも簡単に演習場誘致構想が出るのは「自然」なのでしょうが、周辺住民や移転を「強要」される住民にとってどういう意味をもつのか、ということを考えたことがあるのでしょうか。

ウェブニュースには掲載されていませんでしたが、この記事には別面に解説記事がありました。その記事によれば「演習誘致」の背景にあるのは、夕張再建のため市長がすすめる企業誘致がすすまない現状を反映している、というのです。市長公約であった大口誘致が実現していない以上、「国が誘致先を探しているような施設も受け入れなければ」(4月下旬の市長会見)と、とうとう市と商工界の合作でルビコン川を渡ってしまったということに他なりません。夕張商工会議所は演習場のみならず、刑務所・カジノ・産廃施設なども誘致方針に含めているとのこと。要は安易な市長公約のツケを住民が受忍させられるということでしょう。自分では言い出しにくいので商工会議所に言わせたのか?

このような姿、山田はどこかで見たことあるなーと思ったらマイケル・ムーア監督の「華氏911」ではないかと気づきました。「華氏911」ではイラク派兵の最前線でたたかう米兵の多くが若い州兵や新兵であることを指摘。過疎が問題となる地方都市では若者に仕事がなく、大学に行こうと思ったら軍隊に入るしかない現状と、それを口実に若者を勧誘する海兵隊のリクルーターの姿を取材しています。経済的に切実な状況を作り出し、札びら叩いて身も心も奪ってゆく姿に酷似性を感じました。

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この事例、いくつの問題点があるでしょうか。不充分さはあるかもしれませんが以下にあげてみます。

(問題点1)住民の意に反する強制移転が行われる恐れがある。もちろん行政当局や商工会議所は「本人合意で」と説明するでしょう。しかし候補地となる場所の選定には当然自衛隊が介入するでしょうから(演習場予定地を選ぶのだから、自衛隊とすれば当然か)、行政の意を介さず純軍事的に好ましい場所を選ぶわけです。高齢化が進む夕張では、そういう候補地に住んでいる多くがお年寄りでしょう。昔からずっと住んでいて、「ここで最後まで暮らしたい」という思いで頑張っている人も少なくないはずです。しかし「ここに自衛隊の演習場をつくるから移転してほしい」と言われたら、公然と拒む人も出てくるでしょうがなかには「移転したくないが、夕張に迷惑をかけられない」と仕方なく受け入れる人もいるでしょう。拒む人は周囲から「あの人のせいで再建がすすまない」と後ろ指を差されることになるかも。住民団結で乗り越えるべき夕張再建に分裂要素を持ち込むこと。これこそが最大の問題点と指摘しなければなりません。

(問題点2)派兵型訓練である「市街地戦闘訓練」の固定化。そもそも市街地戦闘訓練所自体どうなのかと思います。この訓練は主として対テロなどと宣伝されていますが実際に米軍の市街地訓練の成果が運用されているのはイラクではないですか。日本国憲法の趣旨にも反する派兵型の訓練ではないか、と思うのです。また沖縄・金武町にある市街地戦闘訓練施設では同施設から発射された弾丸が民間住宅などに飛来し恐怖を広げています。集落すべてを演習場とするということは、そこは誰も入らぬ、誰も通れぬ空白地帯となってしまう恐れがあります。

P8200098 ■在沖米軍の市街地訓練施設

(問題点3)都市と地方の格差拡大、安易な軍事依存自治体の増加を招く。道東・別海町の前町長は自衛隊矢臼別演習場への米軍実弾砲撃訓練の移転に際し、積極推進策を打ち出し莫大な交付金を手にしました(手にしたのは町だが、それはどこに落ちたのでしょう?)。「毒を食らわば皿まで」で、自衛隊の演習を誘致した人々にとって、来る軍隊が米軍でもたいして変わらないということになります(自衛隊は賛成でも米軍は×、という人も当然いますが)。夕張を前例にしてしまうと、財政が悪化している自治体はどんどん軍事依存しようとするのではないでしょうか。

いづれにしても安易な決断をしてはいけません。住民の声を聞き、地方自治体の再建のあり方を示さねばなりません。みんなで心一つに頑張っている夕張は思想信条を超えて精一杯応援したい。しかし住民を犠牲にし、とにかく再建ありきと魂を売る夕張に、道民は手を差し伸べるでしょうか。

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2008年5月19日 (月)

旭川駐屯地周辺のヘリ騒音問題を提起する

陸上自衛隊旭川駐屯地には第2師団に属する第2飛行隊があります。第2飛行隊には2種の回転翼機(ヘリコプター、以下ヘリと略す)が配備されてましてそれはOH-6D(写真解説)という天候観測や練習のための小さな丸っこいヘリと、UH-1J(写真解説)というちょっと大きな輸送など多用途ヘリという2種です。いわゆるコブラなどの戦闘ヘリはなく、それが救いかなーとは思います。このヘリが意外とうるさいんです。

とはいえ、米軍の厚木や横田などタッチ&ゴーを繰り返ししているような爆音被害のある基地近くとは比べ物にならない程度です。しかし生活権というのは「●●よりましだから我慢すべき」というような相対的なものではないはずです。すべて国民が健康で文化的な最低限の生活を実現すべく、一人一人の国民が努力すべきと思うのです。旭川駐屯地から離着陸するヘリは周辺住民にとってはかなり苦痛となっていることを改めて確認し、これまで我慢してきた人々に声をあげることを呼びかけ、行政(国、旭川市)に対して改善を求め問題提起します。

まずはじめに実態がどうなっているかを簡単にご紹介します。この間、わが旭川平和委員会青年部に対して複数の市民からメールでの情報提供をいただいています。ある市内末広東地域在住のご夫婦からは「子育てする環境ではない」と怒りの声が届いています。このご夫妻を仮にA夫妻としましょう。A夫妻は数年前に子どもが産まれ末広東の自宅で育てています。その中で朝早くから夜遅くまで騒音を撒き散らすヘリの音にウンザリし時々旭川駐屯地に電話をし苦情を伝えていました。しかしながら電話での応対は不親切で、「国が決めた訓練ですから」の一点張り。そこで郵便局に相談カードが置いてあった総務省行政評価局旭川行政評価分室に相談することにしました。結果からいえば、行政評価分室は単に伝えるだけで何も解決しない(解決する権限を持っていない)のですが、聞き取りをしていただいた結果、自衛隊がどういう内部ルールで飛行時間等を定めているのかがわかりました。以下の通りです。

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(1)旭川駐屯地には旭川空港の代替空港があり航空法によりヘリも決められた空路を通らねばならない。空路下の地域は特に騒音の影響をうけやすい。

→確かに航空法に記載があります。駐屯地内には管制塔もありました。しかし旭川空港に着陸するような飛行機は降りれませんよ。指定を外して、代替空港については別の個所を検討すべきではないでしょうか。そうすれば柔軟な対応が可能になります。

(2)ヘリ訓練時間は原則8時~17時。例外で週1回21時まで夜間訓練を実施。夜間訓練は1-2時間程度、2機編成まで。訓練は郊外の山間部上空で実施。

→後で述べますが「原則」はかなり守られていません。夜間訓練も頻繁に実施されています。訓練場所の山間部とはどこを指すのでしょう。東鷹栖地域に住んでいる市民からは「東鷹栖と鷹栖の上空を自衛隊のヘリがグルグル飛んでいてうるさい」との声が寄せられています。

(3)災害救助のため早朝・夜間に飛ばすこともある。年数件程度。

→それくらいは我慢できます。頻繁なのが問題なのです。

(4)旭川市内でヘリを飛ばすのは警察・北電など他にもある。

→飛ぶ頻度でいえばどうでしょうか。山田などはヘリが飛んでいるとシルエットや色などをみて判断していますが、例えば小泉首相が来てのイラク派遣隊旗授与式の際は民間チャーターヘリがわんさか飛んでいました。しかし通常期の市内上空はほとんど自衛隊のヘリばかりです。

(5)訓練は郊外の山間部で行っており、行き帰りに通過するのみ。記念行事の際は短時間市街地上空でホバリングする。

→先にも述べましたが、この自衛隊から行政評価分室への回答が実態と乖離している恐れがあります。行き帰りとは程遠い実態があります。なお、記念行事の際のホバリングは「短時間」ではありません。

そして回答の最後に「陸上自衛隊では、訓練地の移転は検討しておらず、その予定もない」と述べています。

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さて、以上見てきた回答にA夫妻は釈然としない思いを強めました。というのは昼間のヘリ訓練もできればやめてほしいくらいなのですが、早朝・夜間が酷いと感じていたからです。回答にあった「原則」は守られていないのでは?と感じたA夫妻は「原則」から外れるヘリ騒音を記録するようになりました。A夫妻がわかる範囲(覚えている範囲)の記録を半年間つけ、その間にあった「原則外」の事例について日時を明記してそれぞれがどういう種類の飛行なのか、再度問い合わせたそうです。それらが全て災害派遣であれば仕方ないか、という気持ちでした。しかしA夫妻のうけとった回答では時間外の夜間飛行は急病人輸送だったのですが、早朝飛行は全てが訓練などで災害派遣・急病人輸送等はありませんでした。

A夫妻はいいます。「末広東に住んでいたのは子どもが0歳~1歳くらいの不安定な時期。親にとっても育児疲れやストレス、不安感などで一杯の頃でした。隣家の物音にも敏感なときに子どもが泣き出すようなヘリ騒音がいつまで続くかわからず怯えているのは辛かった」と。

これに対して、旭川市当局は市民からの苦情があれば苦情を自衛隊サイドに伝えることはするものの、それ以上のことは何もしていませんでした。例えば苦情が年間何件あったのか、何日の何時ごろに何件あったのかなどの記録も無いそうです。これはヘリ騒音に対して地方自治体としての対応を放棄しているといわざるを得ない状況ではないでしょうか。例えば東京のある市では市当局が独自に騒音調査をしているといいます。また別の東京の自治体では自治体に寄せられた苦情の件数を毎月公表しているそうです。せめてそれくらいの対応をすべきでは無いでしょうか。

わたしたち旭川平和委員会青年部は問題提起します。ヘリ騒音問題の解決に向けて、市民と旭川市当局は私たちとともにそれぞれ行動を起こすべきです。

■ヘリ騒音で悩む市民のみなさんに呼びかけます

・みなさんの声をあげましょう。ヘリ騒音がみなさんの生活にどのような影響を与えているか、みなさんの手記を今すぐ寄せてください。今後、継続して掲載する当ブログ「ヘリ騒音」特集でご紹介させていただきます。

メールで手記を送る

・ヘリ騒音の実態を記録しましょう。例えば上記「原則」外のっ自衛隊のヘリ飛行を確認したらカレンダーなどに時間と確認できたら機数をメモしましょう。3ヶ月、半年、1年と記録を重ね旭川平和委員会青年部まで送ってください。

・行政に声をぶつけましょう。悩みは溜め込んでいても解決しません。積極的に行政機関にぶつけていきましょう。

陸上自衛隊旭川駐屯地 0166-51-6111(代)

旭川行政評価分室 0570-090110 メールでの相談

旭川市役所 0166-26-1111(代)

当ブログでは今後も継続してこの問題を追い続けたいと思います。この間、メールで問題提起してくださっている市民有志の方の声や、ある団体が取り組んだヘリ騒音調査の結果など、ご紹介していきたいと思います。引き続きご注目ください。

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2008年5月17日 (土)

ヘリ安全性、ヘリ騒音について第2師団へ質問送付

実は今年2月、軍関係のヘリコプター事故が立て続けに起きていたことをご存知でしょうか?日本で起きた複数の事故と韓国の事故。韓国では死者も出ています。これらは海自イージス艦の漁船衝突事件の報道にかき消され、話題から消されようとしていました。しかし、ヘリが日常的に飛ぶ周辺地域住民にとって、不安は消しようもありません。

そこで旭川平和委員会青年部として2月末、陸上自衛隊第2師団に対して質問状を送付しました。その際の質問事項は以下にご紹介しています。回答があり次第、掲載してご紹介します。しかしながら、この質問状に対する回答は1ヵ月後の3月末になっても届きませんでした。よって師団広報室に電話してみると「確認しておりません」(届いていない、ということを示す自衛隊用語)との返事。そんなはずはない、と再度同様の質問状に文書管理についての質問状を追加し即日送付しました。しかしながら、これへの回答も5月16日現在届いていません。仕方なく、本質問事項を総務省行政評価局を通じて質問することにしました。回答は近く届くことでしょう。

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■質問事項(1)-(4)まで

(1)225日午後、十勝管内本別町で第5旅団所属AH-1Sがエンジン異常を知らせる警告灯点灯のため本別運動公園に予防着陸しました。第2師団所属のUH-1JはAH-1Sのエンジンを搭載していると貴師団HPで見ました。本別の事故はエンジンの部品が欠け金属片が混入するという重大事故にもつながりかねない内容でした。第2師団のUH-1Jについて、類似事故の再発防止のための特別な点検・整備を行ったかどうか、行っているならば結果(今後の安全性)についても回答願います。

(2)220日には韓国の陸軍204航空大隊所属UH-1Hヘリが京畿道揚平郡竜門山(キョンギド・ヤンピョングン・ヨンムンサン)頂上隣近で墜落し、搭乗員7名全員が亡くなりました。この事故は現在原因究明が行われており天候悪化などの要因も報道されていますが、同型ヘリの墜落事故として不安に思います。第2師団所属UH-1JはUH-1Hより性能向上がされていると聞きますが、かといって事故の危険性はそれほど低減できるかどうか、私達にはわかりません。少なくともこれら同型事故の原因情報について共有され、改善が反映されているかどうかが市民として願うところですがそのような情報交流はなされ整備に反映されているのでしょうか?回答願います。

(3)本別の事故報道では、「緊急などの際、公園に自衛隊のヘリコプターが着陸できるよう、陸自が事前に町に申請していた」(毎日新聞)とありますが、第2師団においては旭川市ならびに周辺町村との間でそのような関係を結び、緊急の場合の着陸場所として予定している場所はありますか。もしあるならばその場所の名称・住所・管理者名を教えていただきたい。

(4)第2師団では北鎮記念館関連イベントとしてUH-1Jへの体験搭乗を行われていますが、体験搭乗の直前に行われている訓練飛行と思われるUH-1Jの飛行は通常より低いように感じられ、飛行コース直下に住む当会関係者の子ども(保育園児)は「ヘリコプター、うるさいし怖い」と泣き出すなど若干の苦情も寄せられています。住宅密集地上空を日常的に自衛隊のヘリコプターが行き来するというのは、そこで生活している住民にとってはストレスとなります。訓練のための飛行は必要なのでしょうが、離陸したら一定の高度まで垂直にあがり、遠方の山野上空で訓練されるよう要望します。

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2008年4月21日 (月)

北海道護国神社の「町内会ぐるみ」寄付集め、はじまる

Kc330190copy 旭川市内のある町内会で北海道護国神社奉賛会からの寄付依頼を紹介する文書が掲示板に掲揚されました。今年の4月19日付の文書。締切が5月15日まで班長へ、5月20日まで神社委員長へ、そして5月25日までに奉賛会へということです。この時期、旭川市内の各町内会でも同様の動きが強まると思います。靖国派の地場最先鋒、護国神社への寄付の意思が無い大多数の市民のみなさんは、間違って寄付してしまわないように注意しましょう。

Kc330192 これら文書のうち、奉賛会の趣旨説明をよく見てみます。文書では「明治の初めよりこの方、祖国の平和と国民の幸福を願い尊い命を捧げて国難に殉ぜられた六万三千有余柱の御英霊(みたま、とルビ)様を慰霊いたします大祭が近づいて参りました」と、6月4-6日の慰霊大祭を意識した寄付集めであることを述べています。次いで「戦後、占領政策により国からの援助はすべて絶たれる中、将来の英霊報慰と護持運営の為、基金を積立ててゆく次第」と述べ、「英霊報慰」は国が援助すべき事業だと訴え、それへの支援が絶たれているのは間違った占領政策のためだと米国主導の占領政策批判(=極東軍事裁判に代表される東京裁判史観否定の見解)に立脚し、「だから市民が出すのは当然」とばかりに「年中行事」として寄付を呼びかけています。

そもそも、戦争犠牲者お一人お一人の冥福を祈る気持ちは多くの市民に共通であろうし、山田もその思いは強く感じています。間違った帝国主義的戦争、ファシズム侵略戦争の犠牲となった先人に対しては、その冥福を祈り足跡を忘れず記憶してゆくと共に、平和で国際社会で責任ある役割を果たせる平和国家日本をつくることこそ最大の慰霊であると感じています。しかし山田にしてみれば、戦前、侵略戦争に駆り立て「靖国で会おう」と生きて帰れないことまで受忍させられる思想動員の主柱となった「国家神道」を現代に受け継ぐ方々から「祖国の平和と国民の幸福を願い尊い命を捧げて国難に殉ぜられた」などと言われるのは、どんなものかと疑問に感じます。

Kc330191 さて、北海道護国神社の寄付集めですが、このように町内会で「芳名簿(芳名録)」を回覧(この町内では掲示)して寄付を集めるパターンの他に、いくつか町内会を「神社の下部組織化」している例が見受けられます。

一つは町内会としてまとめて募金を払う例です。このうち1-Aパターンは町内会費の経常会計のなかから「寄付金」の一つとして日赤や共同募金会などとともに「護国神社」へいくらいくら、と支出する場合。これは町内会を脱退するか、自らが払う町内会費から予め【支出額〈割る〉町内戸数】の金額を差し引いて抗議するか、または町内会の総会で支出とりやめを提案し賛成を得ることなど事を荒立てない限り自らの意思に反して護国神社へ支出されることになります。1-Bパターンとしては町内会費徴収の際にあわせて○○の寄付がいくらで等々と徴収される場合です。この場合、徴収の際「私は護国神社には払いません」と言えば済みます。これも徴収担当者(班長など)に対して少し角が立ちますね。

二つは神社委員さんなど特定の担当者が戸別訪問して寄付を呼びかける場合です。山田の町内ではこのパターンで、班の神社委員さんが回ってきました。転入直後に一度訪ねてきて「護国神社と○○神社への寄付をお願いします」とおっしゃるので、「私は神社への寄付はしません。特に護国神社は絶対しません」と申しあげたら「わかりました」と、その後は一度も来ていません。このパターンの場合、住民の自発的意思により諾否判断できますから上記1-Aパターンより良いのですが、問題は神社委員が町内会の役職として位置づいていることにあります。とりわけ良心的キリスト教徒などが輪番にあたると、強い拒否反応を示されます。永山地域のあるキリスト者は班長の役割として寄付集めとお札の注文集約をせねばならぬことから輪番の班長就任を拒んでいます。一方で「自分は護国神社に否定的なので、積極的に寄付をあつめないために神社委員長を長く務めている」などというツワモノまでいます。いづれの場合もトラブルの根源になっています。

この問題ではいくつか判例が出ていますが、例えば自治会費として神社費を一括徴収したことが憲法違反にあたるとした2002年4月12日の佐賀地裁判決(判決確定、判決概要(下にスクロール)、判決文ダウンロード)があります。さらに今月3日、自治会費として募金を上乗せ徴収することは違法で無効だとした最高裁判決が確定したとのニュースが舞い込んできました。この判決では直接の対象を共同募金会や日本赤十字社への募金としていることと、自治会(町内会)を「生活上必要不可欠」とし、思想信条に反する募金を拒むためには脱退しかないという上記でも述べた事例は自治会(町内会)側に非があり、と最高裁で確定したわけです。「社会的に許容される範囲を超える」ということで、何でもかんでもというわけではありませんが、判決の趣旨は現場で生かされるべきです。

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2008年4月 9日 (水)

名古屋高裁判断「市長の神社祝辞は違憲」

北海道新聞2008年4月8日掲載の記事ですが、道新webに掲載がなかったので、内容はちょっと違いますが時事ドットコムから以下引用します。

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Photo_2 2008/04/08-01:15 神社式典で祝辞は違憲=市長に公金返還命令-名古屋高裁支部
石川県白山市の角光雄市長が神社式典に出席し祝辞を述べたのは違憲として、同市内の男性が公金返還を求めた訴訟で、名古屋高裁金沢支部(渡辺修明裁判長)は7日、「市と神社の関係は社会的条件の限度を超え、憲法が禁じる宗教的活動に当たる」として、請求を棄却した1審判決を取り消し、市長に2000円の返還を命じた。
渡辺裁判長は「祝辞の目的は宗教的意義を持ち、効果は特定の宗教に対する援助、助長、促進になり、社会通念上儀礼の範囲を逸脱している」と判断。市長の行為は政教分離に反するとして、公用車運転手の手当分の支出を違法と認定した。

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時事にはないものの、道新では書かれていることがいくつかありますので紹介します。

原告の男性が求めた公費返還は約1万6千円。この内訳は記事では明らかになっていませんが、判決が認めたのは公用車運転手の時間外手当2000円。金額は小さいものの、祝辞の違憲性と共に、違憲支出と認めたことは大きいと思います。

それからどういう神社のどういう式典だったか、ということも時事では書かれていません。2005年6月に「白山比咩(しらやまひめ)神社」の「御鎮座二千百年式年大祭」の奉賛会発会式に来賓として公用車で出席。祝辞を述べたそうです。

そうなってくると微妙なのがこういうことですよね。そもそも判決は確定していませんので、まずは判決確定まで見守っていきたいと思います。

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2008年2月16日 (土)

米軍機移転訓練、2月25‐28日にFA18と決まる

今朝(2008年2月16日)の北海道新聞一面コラム「卓上四季」が、米軍機の移転訓練問題でなかなかすっきりした物言いをされています。以下に紹介します。

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戦闘機マジック(←リンク切れに注意)

手品師たちは昔から、観客に怪しまれない動きをしながらトリックを用意したそうだ。例えばさりげなくポケットに手を入れる。観客は「何か種があるのではないか」と疑いながらその手に注目する▼手品師はハンカチを取り出す。汗をふいてポケットに戻す。「何だ、それだけか」。観客は納得して視線を移す。そこで手品師はポケットから手を出す。手にはもちろん、隠していたものを握っている▼そんな舞台でも見るようだ。在日米軍再編に伴う訓練移転で、千歳基地を使った日米共同訓練が二十五日からと決まった。飛んでくるのは、米軍岩国基地のFA18戦闘攻撃機だという。おや、いつの間に岩国基地からになったんだっけ?▼沖縄には基地が集中している。負担を少しでも軽減するための移転だ、と政府は繰り返し説明してきた。ならば仕方ない、と納得した人は少なくなかったはずだ。その結果、受け入れが決まった。だまされた思いがするのは、地元ばかりではあるまい▼「実は全国の基地を米軍が自由に使えるようにするための再編だ」。そんな指摘は当初からあった。種明かしをされてみれば、その懸念がますます深まるようだ。沖縄の負担軽減という建前から切り離されるなら、千歳を使った訓練はなし崩し的に増えかねない▼「訓練移転」の言葉がトリックめいている。これは千歳への「訓練拡大」ではないのか。

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リンク切れするかもしれませんが、関連記事として2月15‐16日の両日、北海道新聞には「米兵外出に職員同行」(16日)、「戦闘機移転訓練 千歳は25-28日」(15日)などがありますのでご紹介しておきます。

Fa18f なおやってくる米軍FA18ですが通常型の「ホーネット」でもF15比で騒音は格段に酷いとの声がありますが、岩国基地に移転計画の有る厚木基地所属の約半数はエンジン性能が向上されたFA18E(単座、またはFA18F複座)スーパーホーネットで、さらに通常比35%も出力が増大。これに伴い一層爆音が酷いとのこと(赤旗2004年10月2日記事「神奈川厚木基地・爆音が胸押しつぶす」参照)。アメリカでも社会問題になっているようです。

北海道新聞「卓上四季」が言うように「トリック」で誤魔化そうということでしょうが、道民は騙されず、ともに声をあげていく時ではないかと強く思うのです。

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追記:当ブログがリンクさせていただいている「念仏者九条の会北海道」様が、当ブログの「2・9米軍来るな千歳集会/参加報告」を丸々紹介してくださっています(こちら)。念仏者九条の会ブログ管理者様より依頼があり、拙文ながらありがたいお申し出に了解させていただきました。ポイントに強調もしていただき、よりわかりやすくなっています。御礼を申しあげると共に紹介させていただきます。

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2008年2月 5日 (火)

小樽やはり入港決まる、千歳米軍訓練2月下旬

20080205 今朝(2月5日)の朝日新聞によれば、やはり「ブルーリッジ」が小樽へ入港することになったそうです。記事では「寄港は当初の計画通り7~11日とされている」としながらも時間帯までは報道していません。現地では7日に「ブルーリッジ入港反対抗議集会」が予定されています。以下ご案内します。

小樽「ブルーリッジ入港反対抗議集会」

日時:2008年2月7日(木)午前9時30分~

場所:小樽港港町ふ頭

問い合わせ:小樽地区労連(℡0134-23-6756)

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9日に「米軍来るな千歳集会」が予定されている千歳基地への米軍飛行訓練は日米共同で行われ、1-5機の米軍機が1-7日間にわたり訓練を行うことになりそうです。ただし降雪状況によっては中止の可能性もあるとのこと。北海道新聞の報道によれば使用機種が米軍嘉手納基地のF15だけでなく、岩国基地のF18が参加するかもしれないとの記載がありました。F18ともなれば爆音のレベルはF15を超えます。道民が受ける被害は一層深刻になります。

北海道・千歳市・苫小牧市は国に対し「土日や早朝・深夜の訓練をしない」「自衛隊が通常使っている訓練空域や飛行経路・飛行方法で行う」との「訓練受け入れ条件」を再要請したといいますが、北海道防衛局は「最大限努力する」との回答。必要に応じて「努力したが判断により・・・」と道などの要請は守られないことがありうるということでしょう。防衛当局が米軍に対し弱腰では、訓練地域住民の生命や平穏な生活が守られないことは沖縄のこれまでと現状から明らかにもかかわらず、「努力」としか回答できないとは住民が不安を増すばかりではないでしょうか。

私達は改めて訓練の中止を要請するとともに、千歳・苫小牧両市民のみならず、北海道民全体でこの問題に意見を述べていくことを呼びかけます。

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2008年2月 2日 (土)

「商船予定変更、港に空き」に圧力を感じるのは当然

今朝の北海道新聞の記事に戦慄が走りました。

20080202 「米艦入港可能に/小樽市/商船予定変更、港に空き」の見出し記事(左の写真)。以下、北海道新聞ホームページからご紹介します。

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【小樽】米海軍の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」の小樽港寄港問題で、商船のバース(岸壁)利用を優先させるため、米側の要請を断った小樽市に一日、商船の代理店から「入港予定が十日遅れる」と連絡があった。これを受け、同市は一日、小樽海保を通じて米側にバースが空いたことを通知した。

 市港湾部は「商船の日程変更の理由は分からない」とする一方、再度、米側から寄港要請があれば「容認することになるだろう」としている。

 小樽市によると、パナマ船籍の穀物船が八-十三日に小樽入港を予定し、七-十一日に寄港要請したブルーリッジと日程上、かち合っていた。

 米側には、ブルーリッジ寄港を求める場合は再度文書で要請するよう求めており、週明けにも何らかの返答があるとみられる。

 同市にはここ数日間、外務省から「入港を断る根拠は何か」「先に入港すると通知した米軍側を優先すべきだ」など、圧力とも取れる連絡が繰り返しあった。一日は同省北米局日米地位協定室長が山田勝麿市長を訪問。同市幹部によると「市長はこれまで通り商船を優先する考えに変わりはないと回答した」という。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/73794.html?_nva=29

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これは誰が読んでも「商船オーナー筋と荷主筋に某国外務省関係から圧力がかかったのではないか」と推察することでしょう。実際に同日付北海道新聞コラム「卓上四季」もそのような指摘をしています。

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美女には弱いが殺しのライセンスを持つ。スパイ映画の主人公007だ。今年は原作者イアン・フレミングの生誕百年に当たる。「マイ・ネーム・イズ・ボンド」。007がいつものせりふで身分を明かすと、悪役たちは強いプレッシャーを受ける▼「米軍艦船が寄港を希望している」。そんな言葉にも、ボンド並みの神通力はあるのだろうか。米第七艦隊の旗艦ブルーリッジの入港を拒否した小樽市に、外務省が圧力めいた問い合わせを繰り返した▼米艦が寄港を求める期間、岸壁は商船でふさがっていた。だから小樽市は要請を断った。外務省は米艦を優先するよう求め「調整しないのは港湾管理者としての能力に欠ける」などと受け取れる発言をしたという▼商都・小樽の港だ。市長は「商船を追い払ってまで入れるとしたらまるで軍港だ」と語った。正論である。ところが急に岸壁が空いたそうだ。米艦は寄港できる。妙な展開だ。どこかに圧力があったか、誰か「調整」したのか▼道内港湾は近年、米軍艦船の寄港が目立つ。イラクで戦った空母も来た。室蘭、函館に続き、昨年からは石狩湾新港にも入る。米軍戦略にどう組み込まれているのか、わからない点は多い▼自治体の都合や住民の不安に構わず、地位協定を盾にして、入港が実現するよう繰り返し圧力をかける。外務省はそんなライセンスを、一体いつ取ったのだっけ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/73857.html

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この「理屈」を容認すれば、日本全国、いつどのような場所でも、米軍が望めば、市民がどんなにささやかに暮らしていても、その場所は提供せざるを得ないことになるのです。そんな法治国家がありますか。一方でアメリカ本土では米軍が訓練場に予定していた場所が住民の反対により断念したとのニュースも届いています。

よく「日本はアメリカの51番目の州だ」などと冷やかす声を聞きますが、アメリカ国民ほども人権と抵抗権を持ち合わせていないことが、この事例からも明らかです。米軍は日本を、いまだ占領地程度にしか考えていないのではないでしょうか。

やはり6日は小樽に駆けつけねばなるまいか・・・。小樽市には今回のことで完全屈服するのではなく、地方自治の役割を改めて認識する機会として活かしてほしい。

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2008年2月 1日 (金)

外務省が米艦入港拒否の小樽市に圧力か

2008年2月1日付北海道新聞によれば「米艦入港拒否の小樽市に・・・外務省が圧力?」との見出して記事が掲載されています。以下、ご覧ください。

20080201

記事では「商船のバース(岸壁)利用とかち合うため」に、米海軍の揚陸指揮艦「ブルーリッジ」の入港を拒否した小樽市に対し、「外務省から圧力とも取れる問い合わせやバース利用状況の照会が相次」いでいるというのです。そしてその「問い合わせ」「照会」の具体的な内容は通常では考えられないもので、客観的にみれば「圧力」以外の何ものでもない、というのが感想です。

入港要請を断った28日から31日までの4日間、外務省北米局課長補佐クラスの幹部から10回近い電話(カウントしていないのだろうけど8-9回としても1日2回)があり、日米地位協定室長(という担当者がいるのですね!さすがだわ)が直接小樽市役所を訪れたそうです。日米地位協定室によれば「一般的な意見交換」だという。

これに対して小樽市幹部が証言する外務省の主張は?といえば、「米軍側は1月16日に入港を伝えたんだから、商船との競合が分かった25日の判断より優先すべきだ」「(入港できるよう)調整しないのは港湾管理者としての能力に欠ける」と言っているようなのです。これは事実上、「ブルーリッジ」を最優先し商船の接岸を断れ、との威圧であり、市幹部も「ある種のプレッシャーだ」と述べています。

これは今回の入港がダメだったとしても、「次はわかってるな」という猛烈な圧力でしょう。政府からのこの種の圧力は、「言うことを聞かないと交付金に影響するぞ」と言っているのと同じではないでしょうか。地方自治体幹部にとっては地方自治と圧力との辛い板ばさみといわざるを得ません。

小樽市は「商船を追い払ってまで入れるとしたら、まるで軍港だ」(山田勝麿市長)と市長先頭に地方自治の「最後の砦」を守ろうとしています。山田市長は保守系で、これまでも米空母の入港を積極的に受け入れ歓迎してきました。米艦の入港拒否は今回が「初めて」。記事では港湾法に基づく港湾管理者の権限への介入、総務省所管の地方自治体に対して管轄外の外務省からの干渉に、小樽市は「疑問」をもっているとのこと。当然のことと思います。

小樽市としては「これまで友好・親善のために協力してきたのに」との思いや、なし崩し的に軍港化されるという危機感、そしてまた古来の商業都市として商船の利益を最優先すべきとする「誇り」がそこにあるのではないでしょうか?そのような気持ちをなぎ倒して札束で屈服させようとする「力の政治」は長続きしないことを歴史は証明しているのではないでしょうか。

■参考のため入港拒否を表明した際の記事を貼り付けます。

20080129

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2008年1月16日 (水)

ヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル・ポスター展

こうほう旭川市民「あさひばし」2008年1月号によれば、2月15日~17日まで旭川市民文化会館で開催される旭川生涯学習フェア「まなびぴあ・あさひかわ」において「ヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル・ポスター展」が開催されるそうです。

Photo

0001_2

実施要項は上記の通りですが、詳しい内容について担当課の旭川市役所生活交流課市民交流係まで問い合わせました。以下は教えていただいた概要です。

・場所は市民文化会館1階(というか半地下)の展示室。

・展示するパネル・ポスターは「日本非核自治体宣言協議会」作製のパネル類のうち、「被爆直後の様子」がわかり「戦争の悲惨さ」を理解・イメージできるようなパネルを抽出して展示するとのこと。展示スペースの関係で全ては紹介できないので選んでいます、ということでした。

・同時に旭川市が実施している平和に関する小中学生の図画コンクールの優秀作品も展示して紹介するとのこと。紹介された作品を書いた本人や家族、友人など多くの市民に足を運んでほしい、とのこと。

旭川市平和都市宣言も会場内に展示したい、ということでした。リンク貼りましたが、長くないですしせっかくなんで旭川市平和都市宣言を全文ご紹介します。私は東部住民センターの体育館(講堂?)に掲示されているパネル状のもの(下の写真)ではじめて読みましたが、なかなか素晴らしい宣言だと思います。核兵器のみならず、戦争の根絶や一切の暴力の排除などに踏み込んだ宣言で、この立場を市政に発揮していただきたいと思いました。

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Kc330017 ◆平和都市宣言

平和を希求することは、人類共通の願いであり、常に求め続けていかなければならない。
人間が傷つけ合い、生命を奪う暴力や争いが絶えることなく続いている。
わが国の非核三原則の堅持はもとより、核兵器の廃絶と戦争の根絶を強く願うとともに、平和な市民生活を脅かす一切の暴力を排除することを、今こそ、市民一人一人の誓いとすべきである。
ここに、旭川市は平和を願い、幸せな市民生活を守る決意を表明して平和都市を宣言する。

  1983年5月3日
  旭川市

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以上が企画担当者の方からお聞きした概要です。

旭川市が平和都市宣言に基づき、このような素晴らしい取り組みをすすめることは大いに賛成でぜひたくさんの市民に足を運んでいただきたいと考え、記事にします。

同時に旭川生涯学習フェア「まなびぴあ・あさひかわ」では国際協力や人権擁護などのNGOの活動を紹介する「地球市民村」(2月16日午前10時~午後5時)も開かれます。この企画には当会の協力団体「セイブイラクチルドレン旭川」が2年前に出店しています。

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2007年8月 8日 (水)

西神楽「招魂祭」に西川市長が代理出席

西神楽地区戦没者慰霊奉賛会主催の「招魂祭」なる行事が2007年8月7日、旭川市西神楽2線15号の「神楽神社」で開かれました。この行事自体は西神楽地区出身の戦没者(確か聞き間違っていなければ)87名を追悼する行事で、私も慰霊の気持ちを捧げてきました。

Kc330071 左は神社前の国道沿いに張り出されている案内。次のようなことが書かれています。

「招魂祭のご案内

来る8月7日午前10時から神楽神社境内忠魂碑前において招魂祭を左記のとおり行います。多数の方々のご参拝をお待ち申しあげます。

一、慰霊祭 10時から

一、奉納余興行事 (1)剣道9時30分ごろ (2)獅子舞9時40分ごろ (3)詩吟9時50分ごろ

平成19年7月20日

西神楽地区戦没者慰霊奉賛会」

(注:漢数字を算用数字に直している個所があります)

Kc330052 この日、参道入口の鳥居両脇には「奉納招魂祭」の大きなのぼり旗が掲げられました。

Kc330055 余談ながら、こののぼり旗には「西神楽戦没者慰霊奉賛会」ではなく、「西神楽戦没者英霊奉賛会」となっています。昭和57年8月の記載がありますので、少なくともその頃まで奉賛会の名称は「英霊奉賛会」だったということですね。

英霊」の響きに微妙な心持になりました。「英霊」についてはwebフリー百科事典wikipediaの解説をリンクさせておきました。なかなか興味深い説明がありますのでご参照ください。

解説によれば「聖戦」に従事して死んだ兵士(正確には軍人・軍属等)を「英霊」とし、これを「顕彰」することは英霊を模範として「後に続け」と奨励することと「国家神道」の「教義」は教えている、と紹介しています。

Kc330057 左は慰霊祭の様子。部外者であろう私が、ノコノコと近くまで行くのは失礼かと思い、少し遠い場所から眺めていました。「忠魂碑」の正面両側に神職2名が向かい合って座り、司会者の進行に従ってすすめられています。参列者は20-30名くらいでしょうか。87名の戦没者の遺族にしては少ないな、と思いつつも、高齢化や諸事情から土地を離れた方もおられるかな、と。奉賛会長氏の挨拶を聞いていたら、参列のなかには「西川将人旭川市長」「北海道護国神社」の関係者のがあげられ、列席していることを忠魂碑に報告していました。あわせて旭山動物園の盛況ぶりなども報告され、神道の教えのとおり死後も鎮座する祖霊に対して報告しているかの如くです。

問題は旭川市長の列席です。見回せばそれらしき人物はいません。奉賛会長の次に「追悼のことば」を述べた西川市長は市職員による代読でした。内容はあまり覚えてませんが、平和な世の中をめざす、といった一般的なことを述べていました。代理出席者が誰であったかは不明ですが、ネームプレートをつけていたので市職員であることは確かだと思います。

規模は違えど、北海道護国神社慰霊大祭に代理を出席させるのと趣旨は変わりありません。神楽神社と護国神社では神社の成り立ちに違いがあり、宗教的な意味合いでは単純比較はできませんが、政教分離の観点から考えれば同じことです。

上川神社例大祭での「市民パレード」に続き今回の例。西川市長は護国神社慰霊大祭を回避すれば、あとは何とでも、と思っているのではないでしょうか。もう少し政教分離の問題については憲法の趣旨をよく汲み取って自身と市当局の運営にあたっていただきたいと考えます。

なおこの記事は、西川市長の代理出席による政教分離にかかわる問題提起をしていますが、西神楽戦没者慰霊奉賛会のみなさんの行事運営に何か申しあげているわけではありません。ただ、戦地で亡くなられた方々は様々な宗教・思想をお持ちでしょうから一般論として地域の戦没者追悼行事は無宗教で行われるのが相応しいと思います。市民委員会の会長さん(≒連合町内会長)という準公職の方が出席、挨拶する催しですし。

とりあえず、クリックで応援願います!

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2007年7月24日 (火)

上川神社例大祭の関連行事に旭川市長・自衛隊車両など参加

7月20日~22日まで、上川神社例大祭が開かれました。

0004_3 左は7月20日付北海道新聞(旭川版)の記事です。上川神社例大祭では市内大成地区で行われる露天営業とともに神輿巡行と市民パレードが主な行事となります。神輿関連では、「神輿をあげる会・粋旭」なるグループが昭和60年に発足し、市内中心部でかつぐ行事も恒例となっているようです。

このうち神輿巡行と市民パレードが「事実上、(略)同じでは」ないか(記事より)と指摘されており、これ(市民パレード)に対する市長の出席と自衛隊車両の提供が問題視されていました。

実はこれらの問題提起は以前からありました。以下は2005年8月14日の北海道新聞短期連載記事よりの転載です。

0005_1 記事にもあるとおり市民パレードの自衛隊車両には菅原功一前市長や祭典関係者、お稚児さんと家族らが乗車しています。市長は当時から「名誉氏子総代」との位置づけ。この職は西川市長も引き継いでいるということですね。市長が特定宗教の名誉職とはいえ「名誉氏子総代」の任に着き、その肩書きを記した自衛隊車両に乗り、市民パレードと称して神輿巡行のすぐ後ろを走るということに抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか。

自衛隊は市長名の要請をうけての「部外協力」だといいます。「市民パレードだから問題ない」とのこと。自衛隊における宗教活動への協力はどうなっているのでしょうか。「自衛隊の宗教的活動についての通達」という文書があります。昭和49年11月19日に防衛庁事務次官名で出されたものです。通達では冒頭「宗教的活動については、憲法第20条及び第89条に明記されているところに従って指導されているところであるが・・・」と延べ、「今後更に下記事項について周知徹底」をはかるようにと通達されています。第20条については3項の「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」の部分、第89条については「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない」の特に前段部分に該当するものとして注意喚起されていると思います。

通達では6項目について、それぞれ内容を記していますが、2番目に「部外行事への協力について」として以下の記載があります。「宗教的色彩を帯びた行事(神官、僧侶、牧師等の主宰する祭典、儀式等)に溶け込んだ形で、自衛隊の音楽隊、ラッパ隊、儀じょう隊等が参加することは、主催者が宗教団体、非宗教団体のいずれを問わず、宗教的行事に関与したことになるので、厳に慎むべきである。部隊等が宗教的色彩を帯びた行事に労力支援、物品貸与等の便宜を供することは、主催者が宗教団体、非宗教団体のいずれを問わず宗教的活動に対して便宜を供したことになるので、厳に慎むべきである」。

これを読めば主催者が「市民パレード実行委員会」であったとしても「宗教的色彩を帯びた行事」に運転手としての隊員の労力支援、自衛隊車両の提供としての物品貸与については「厳に慎むべき」と通達されています。では「宗教的色彩を帯びた行事」かどうか、実際に確かめなければなりません。7月21日、現場を見てきました。

P7210091 白丁(注1)

(注1)「白丁」とは?/お祭りで神輿を担いだり、山車を引っ張ったりする人、またはその衣服のことを白丁(はくちょう)と呼んでおり、今でも全国各地のお祭りの神輿の担ぎ手は、この白丁衣装を着ています。頭に黒の白丁鳥帽子をかぶり、白の狩衣(かりぎぬ)と袴を着て、足には白足袋に白雪駄が一般的なスタイルです。もともとは律令制度の下で「はくてい」と呼ばれた無位無官の公民をさした「白丁」が起源かと思われます。朝鮮半島では被差別民の呼び名とされているようですが、ここで紹介している「白丁」とは別起源の言葉のようです。

Kc330018_1 ※この若者たちは市内のとある専門学校の生徒さんが学校行事として動員されています。左はその専門学校のウェブサイトから。学生達の準備の様子が伺えます

P7210092 先太鼓

P7210093 獅子舞

※この他、列外に獅子頭もいました

P7210094 大麻司

P7210096 第一神輿

P7210097 権禰宜

P7210100 第二神輿

P7210101 第二神輿近影

P7210104 第三神輿

P7210105 禰宜

P7210107 東5条小・吹奏楽部

※神輿巡行の最後(それとも「市民パレード」の冒頭?)に子どもたちの吹奏楽パレード。東5条小の前は明星中・吹奏楽部が演奏していました。「慰霊音楽大行進」の「伝統」がここに保持されているように思えます。学校単位で子どもたちを宗教行事に動員するのは、いかがなものでしょうか?

P7210108 吹奏楽部の子どもたち

P7210110 ここから自衛隊車両

P7210113 祭典委員長

P7210114 名誉総代。つまり・・・

P7210115_1 西川将人旭川市長

P7210116 続く祭典関係者の車列

P7210118 太鼓車両は他にも

P7210123 第二賽物車

P7210125 女子供奉員

P7210127 お稚児さん

P7210128 お稚児さん

※先だって市内の保育園に「お稚児さん募集」のチラシが張り出されました。詳しく見ませんでしたが、応募していたら自衛隊車両に乗せられ、この行列に参加することになったのでしょうね。出発から2時間以上経過していたこともあってか、子どもらは飽きぎみの表情でした

P7210130 最後尾あたり

以上が神輿巡行と市民パレードのおおよその雰囲気です。写真点数が多くなってしまう関係で、撮影したものの掲載しなかった車両もあります。

確かにそのまま宗教行事である神輿や神職の行列部分と、吹奏楽以降を「分けて」いる配慮が見え隠れします。しかしながら、同じ模様の神社幕をつけ、市民パレード部分にも「名誉総代」(上川神社の名誉総代は旭川市長と商工会議所会頭が歴代就任している)「祭典委員長」などの祭典要職が乗車し、お稚児さんが続く。車列に乗車しているのは神社関係者及び祭典関係者のみ。その車列を「市民パレード」と銘打っただけで(自らが勝手に区分しただけで)、「この部分は宗教行事ではない」と主張することは論理的に無理があるといわざるを得ません。山田の印象は「明らかに宗教行事」です。

沿道には市民もチラホラ出てきて見ています。車列のスピーカーから「氏子のみなさんは穀物をお供えください」という趣旨のことを言っていました。若い専門学校生の白丁さんたちは、これを受け取って賽物函に入れます。「市民はみな氏子」との認識なのでしょう。だとすれば、それは「市民パレード」ではなく氏子の祭りであり、宗教行事そのものではないでしょうか。

ところで、こんな不心得者も出ています。

0008_2 容疑者は恐らく、前日の北海道新聞記事(上で紹介のもの)を見て勢いで脅迫電話をかけたのでしょうが、軽挙としかいえません。私たちも西川市長の参加には異論がありますが、だからといって暴力でどうこうしようとか、ましてやテロや妨害などはもってのほかです。私たちは道理ある主張を幅広い市民に伝え、これを支持いただくなかでこそ平和な社会の実現が期待できると考えています。

重ねて申し上げます。暴力や脅迫は絶対に許せません。戦争という最大の暴力行為を無くすために、非暴力・平和主義の行動を一貫してすすめます。

さて話はそれましたが、この件、今後も引き続き取材・調査していきたいと思います。閲覧読者のみなさんからの情報・ご意見をお願いすると共に、続報にご期待ください。

柴田さんも西川さんも高丸さんも、ぜひぜひクリッククリック!

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2007年6月28日 (木)

旭川市議会・西川市長の答弁②「自衛隊情報保全隊-国民自由の制約、許されない」

太田議員の質問は続きます。

次のテーマは「自衛隊情報保全隊」について。共産党が入手した内部文書には「P(共産党)旭川市議団」の名も登場します。これは2003年11月26日に旭川市役所にて当時の菅原市長に対して「派兵中止を政府に求めて」と要請したときのことだとか。太田議員は「立ち会ったのは、旭川市議団と菅原前市長と企画財政部の幹部職員だけ」「情報はおそらく(共産党市議団発行の)『民主旭川新聞』第638号、03年11月30日付だと思われ」ると推測。同新聞は議会活動の詳細な報告が行われており、「前市長の議会発言」も市議会での意見書採択も「監視対象になったと推察」し、「市民のあらゆる活動を監視し、記録していた実態に戦慄」すると述べています。その上で、「地方議会に対する監視活動は、地方自治に対する軍事権力による介入」だと指摘。市長の見識を問いました。同時に「国に対して情報保全隊の国民監視を直ちに止めるべきであることを表明する考えはないか」と見解を求めました。

西川市長は「北鎮記念館」についての答弁とは一転し、実に筋の通った答弁を行いました。

まず「情報保全隊」については「報道されている情報しか持ち合わせていない」と断りつつも、「情報保全隊に限らず、どのような機関であっても、憲法で保障されている国民の自由を制約するような行為は許されるものではない」と名言。ということは情報保全隊はもとより、警備・公安警察や公安調査庁による違法な情報収集活動も当然「許されるものでない」ということになりましょう。

そして国に対する意見表明については、「情報保全隊の行動にかかわらず、市民に対して不利益になるような活動などが確認され、その必要がある場合には、速やかに対応してまい」ることを表明しました。まずは「共産党旭川地区委員会」「共産党旭川市議団」や「有事法制反対旭川連絡会」(旭川平和委員会も加盟)などが内部文書に明記され、現に不利益が確認されていますので、ぜひとも市長には防衛大臣に対して意見表明をしていただきたいと思います。

●旭川市民が不利益をうけた被監視活動の証拠

以下に、内部告発された情報保全隊の資料から、全部ではありませんが旭川関係分の一部抜粋を紹介します。これだけでも、実際に旭川市民が監視対象となったこと、具体的に発言や行動が本人の意に反して記録され、不利益を被っていることが明らかであるといえます。

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▲こちらは道北平和フォーラムさん。

P6280055

▲私たちも加盟する「有事法制反対旭川連絡会」の街頭宣伝の記載。私、山田もこの日の街頭宣伝には参加していたと思います。

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▲でもって、こちら(一番上)は民主党さんと、連合上川さん。一番下の段は「イラク派兵に反対する女たちの会」とやら。こちらは川田悦子さん(元衆院議員)、鎌仲ひとみさん(映画監督)、中山千夏さんなどが主宰する東京方面の会だそうですが、旭川の「『テロ』も『報復戦争』も許さない、生かそう憲法女性たちの集い」の会員さんが一生懸命に取り組んでいる、ということで案内をいただいていました。

●どうでもいいこと(本当か?)ですが、「誤記載」目立つ「内部文書」

以前も「青年部長談話」でも指摘のあったことで、北海道新聞記者さんからも詳しく聞かれたのですが、これら内部文書は結構「誤記載」が多いのです。間違った情報を蓄積していけば、過去の間違った情報をもとに現在の情報判断でも間違いを犯す可能性があります。そういうところ、情報管理としてはどうなんよ?と思います。いづれにしても、私たちが求めているのは「民間個人・団体の情報蓄積をやめよ」ですがね。

P6280054

▲上の部分で「P関係者」とされているのは、様々な団体や個人の自然発生的な集まりでした。次の写真をご覧ください。

P2020026 内部文書で「抗議行動」とされる活動の写真です。これは山田が駐屯地側から撮影したものです(情報保全隊によるものではありませんので、あしからず)。

いまでも覚えていますが、この日は前日行われた小泉首相(当時)による隊旗授与式をうけて、本隊(施設部隊)が出発する、ということで情報を集めていました。出発にあたり、反対している多くの道民(当時、北海道新聞の道民世論調査で派遣反対59%、賛成37%でした)の声を伝える者がいなければならないと考えていました。この日の早朝に、あるメディアから「今日●●時に出発するようです」との情報が入りました。この情報は民主党や社民党、連合などにももたらされた、と聞きました。そこで私たちは、急きょ連絡をまわし、駆けつけられる人だけでも、と駆けつけたのです。共産党の人もいました。左側に見える赤い旗は「勤医協労働組合」さんの旗です。他に旭川労働組合総連合の人たち、民主商工会の人たち、旭川平和委員会もいました。団体所属していない個人の人も。少人数ですが、多様な人が駆けつけ「公務員の憲法擁護義務を守れ」と訴えたのです。駐屯地内では隊員とともに隊友会や日本会議の市民が集まり、日本会議上川が配ったとされる「日の丸」小旗がせわしなく振られていました。私たちは駆けつけてよかったと思っています。この動きを「P関係者」と括られてしまいました。

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▲先ほどの「イラク派兵に反対する女たちの会」の部分、内容説明のところで川田悦子さんを「元参議」と誤表記。元衆院議員ですって。

●西川将人旭川市長殿-市民の不利益に対しきっぱり行動をお願いします。

以上見てきたように、旭川市民は明らかに不利益を被りました。とても耐え難いプライバシーの侵害です。旭川市民の生命・財産・生活と権利を擁護すべき市長として、率先して国に対し「情報保全隊の活動の即時中止」を求めてください。

西川市長も副市長も秘書課長も、さあさあクリック♪

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2007年6月27日 (水)

旭川市議会・西川市長の答弁①「北鎮記念館-前市政完全継承、旭山人気を自衛隊広報に流用か?」

旭川市議会では第2回定例市議会が開かれています。各議員から通告されている質問要旨を拝見すると、一般質問でも大綱質疑でも「平和」に関わるテーマは一人だけ。日本共産党の太田元美議員が「北鎮記念館」と「自衛隊情報保全隊」について西川将人旭川市長の認識を問う質問を予定していました。そこで昨日(26日)午後、太田元美議員の質問を傍聴してきました。

Ohtamotomi_sitsumon 太田議員は、6月10日の第2師団創立記念行事での西川市長の挨拶を引用し、イラク派兵の評価、北鎮記念館を「旭川動物園に次ぐ第2の観光の目玉に」との姿勢を厳しく批判していました。軍の命令で殺された象についての絵本を紹介し、「平和の象徴・動物園と軍は相容れない存在」と指摘。動物園人気を軍事資料館見学へと結び付けようという西川市長の言動を批判しました。

これに対して西川市長の答弁ですが、結論からいえば「全て容認。何か問題でも?」という開き直りです。

Nisikawamasahito_touben 答弁ではイラクへの自衛隊派遣について、「国連安保理決議とイラク特措法に基づき、当時の政府が責任を持って、安全かつ平和的な国際社会への貢献ができると判断した上での派遣」と評価。自衛隊は「イラクの国民による自主的な復興努力を支援し、我が国を含む国際社会の平和と安全を確保するために、大変な重責のもとで活動にあたり、道路、橋等の維持補修、給水所の維持管理などの面で一定の成果を収めた」と積極評価しました。そして「そこに派遣された第2師団の隊員の多くは旭川市民であることから、その働きに対して感謝の意を述べた」のだと言明しました。

そして北鎮記念館について「北海道の防衛と開拓に関係ある屯田兵、旭川旧第7師団関係資料・物件等を収集して、広く一般に公開し、先輩達の苦労と功績を偲ぶとともに、旭川の歴史を伝える非常に貴重な施設」だと評価。最後に「動物園を中心に非常に多くの観光客」が来ていることを指摘した上で、「是非観光客の方々にも北鎮記念館を訪れていただき、旭川の歴史に触れ、多くの教訓を学び取っていただく」ことを願うと、やはり動物園人気の「流用」を言明しました。また「旭川の魅力を知っていただくことにより、再び旭川に来ていただくことにつながることを願」うとも述べ、北鎮記念館が魅力の一つであると「認定」し、理解を求める答弁をしました。

市長がこのように自衛隊広報館である「北鎮記念館」を推奨することは、例えば市の部局での扱い方や市立学校(小・中・北都商高)での「総合学習の時間」での取り扱い方など影響がでる可能性も否定できません。とくに重大なのは子どもたちへの影響です。ただでさえ、北鎮記念館が「入館しやすい」場所・入館方法に変わったことで子どもらのグループ見学による無批判な「先達礼賛」「軍人顕彰」刷り込みが懸念されているところです。追い風を吹かせるように旭川市長が「貴重な施設」と持ち上げればどうなることか。その影響までも考えての答弁なのでしょうか?ぜひ北教組・道教組・高教組など良識ある教育関係者のご意見をお聞かせ願いたいです。

支持母体の一つ例えば旭川市職労などとはイラク派兵への認識はずいぶん異なると思いますがどうなんでしょう?西川市長がそういう見識を示されるのはご自身の勝手としても、ならば「推す」「推さない」もみなさんの勝手。ぜひ再検討してはいかがでしょうか。

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