地方自治関係

2017年6月27日 (火)

2017年6月18日陸自第2師団創立67周年等記念行事:見たまま聞いたまま

2017年6月18日に旭川駐屯地で行われた「第2師団創立67周年、旭川駐屯地開設65周年記念行事」を見に行きました。見たまま聞いたままを書きます。

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旭川駐屯地正門

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模擬店コーナー

例年、模擬店コーナーのメイン通路を挟んで両脇に並んでいた模擬店が、今年は片側のみ。半減しているように思います。部隊ごとに出店していたので、今年は出店しない部隊が多くある、ということでしょうか?理由は不明。縮小傾向?

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自衛隊PRコーナー

子ども達向けのPRコーナーは拡大傾向。とにかくどのテントでも何かもらえる、撮影できる。

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テントの奥のほうでは中高生?くらいの子ども達が弁当食べながらVTRを見ていました。

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子ども連れで歩いていると、すかさず広報官が勧誘の声かけてくる。

観閲式

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観閲式

隊員1200名が整列し、観閲式が始まる。観覧席には来賓がズラリ。アナウンスを聞いた範囲では、

●自民党・自民会派
今津寛衆院議員(道比例)、佐藤正久参院議員(元自衛官)、宇都隆史参院議員(元自衛官)、鈴木貴子衆院議員(道比例、新党大地)

●民進党
佐々木隆博衆院議員(道6区)

…が出席。ウェブ上にはこんな書き込みも(↓)。

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上記の他、道議会議員多数。地元旭川市選出道議では6人中5人(共産党真下道議を除く5名出席)が出席者としてアナウンス。市町村長では西川将人・旭川市長はじめ周辺自治体首長が出席。来賓を代表して西川市長が挨拶していました。

観閲式での第2師団長式辞では、屯田兵以来の歴史を、第七師団→警察予備隊→第2師団と紹介し、「北の守り」を強調。具体例に挙げるのはここでも災害救助。旧陸軍と自衛隊は組織の連続性は無い、というのが公式見解のはずですが、北鎮記念館の展示もそうですが、こうやってあらゆる場面で「北鎮魂の継承」を強調。いかがなものかと。災害派遣での活躍は大いに歓迎すべきところですが、海外派兵を隠すかのように災害任務押し出しは、誤魔化しのようにも聞こえます。どんなときでも1時間以内に出動する、という「1時間」が印象的でした。

西川旭川市長の挨拶でも、災害派遣への期待と、留守家族支援が強調されましたが、旭川市が旭川駐屯地と結んでいる留守家族支援協定では海外任務も対象としていることにより、やはり着々と海外派遣への準備が進んでいることを意識せざるを得ません。

F-15J飛行展示、観閲行進

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千歳・第2航空団のF-15J戦闘機2機が住宅密集地のど真ん中にある旭川駐屯地上空をフライパス。

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車両の行進に先立ち、新隊員たちが小銃を持ち行進。以前は無かった印象ですが、ここ最近始まったのでしょうか。

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これも以前は無かったと思いますが、車両側面に説明表示が貼られ、親切。ミリタリーマニアには不評の様子。

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導入以来、毎年10式戦車を見れるが、やはり行進時の「日章旗」掲揚は旧軍を想起させる。自衛隊旗として「日章旗」を使うことはやめるべき。

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回転翼航空機は8機が投入された。

訓練展示(模擬戦闘)

訓練展示は例年通りの設定で行われましたが、例年と異なったのはドローンの投入でしょうか。

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観客からどよめきが上がったドローン登場。


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リペリング降下。

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99式155ミリ自走榴弾砲が空包射撃。観客のすぐ前に居る車両は空包射撃せず「ふり」だけで、奥の木の陰に居る車両が空包射撃する。どういう配慮かは不明。

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走りながら空包射撃する10式戦車。

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機関銃を空包射撃しながら突っ込んでくる装輪装甲車。

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戦車と「歩兵」の連携。

装備品展示

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10式戦車はロープが張ってあり、他の車両と異なり展示が規制されていました。

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10式戦車の履帯(無限軌道)のゴムパッド。

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車体は三菱重工製、砲塔は日本製鋼所製。第2師団が部隊実験しているC4Iシステムを標準装備。1両9・5億円。

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一方、90式戦車では子ども撮影会。

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74式戦車を間近で見れる機会も少ないのか。

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こうやって戦車3世代そろっているのを見れる駐屯地開放も珍しいのでしょう、きっと。

一方、装備品展示コーナーの片隅では例年、小銃と機関銃の展示が行われ、数年前まで子どもら触り放題でしたが、この間、銃刀法抵触することが告発され、触れぬように規制されていました。いよいよ今年は…

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小銃と機関銃の展示自体が無くなりました。また、C4ISR関係の装備品も展示されていなかったと思います。展示内容の微妙な変化が気になります。

勝手に騒音ランキング

以下は、見に行ったメンバーのまったくの主観でお届けする騒音ランキング。元々、当会が第2師団長に宛てて送った要望書では、住宅密集地で小中高校や福祉施設・病院等に隣接する旭川駐屯地で空砲射撃や飛行訓練は止めるべき、と問題提起してきました。実際に体験した上で、改めてご紹介。

●騒音うるさいランキング 第1位
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155ミリ自走榴弾砲の空包射撃

体感では、やはりダントツでこれが一番うるさい。しかも「ズドン」と身体に響く。

●騒音うるさいランキング 第2位
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ヘリ低空飛行

真上を飛ばれる不安もそうですが、低空度合いもあり、やはり騒音大きい。

●騒音うるさいランキング 第3位
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F-15J戦闘機

高度と速度の関係でしょうか、フライパスするだけ、というのもあり第3位。ただし上空を飛ばれる不安感ではダントツ1位だと感じます。

●騒音うるさいランキング 第4位
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戦車砲の空砲射撃

74式戦車はやはりそこそこの大きさでしたが、10式などは「パスッ」と小さめ。消音装置とか付いているのかと思うほど。

●騒音うるさいランキング 第5位
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機関銃の空砲射撃

以上見てきたように、やはり空砲射撃と飛行展示をやめれば、相当騒音を軽減できると思います。「実力」をこういう形で誇示するのではなく、記念行事のあり方も、憲法に立ち返りそもそものところから再検討すべき時に来ているのではないか、と思います。そもそも、住宅密集地にいつまでも駐屯地を置いておくことこそ再検討していただきたい。

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なお、6月9日付で送付した第2師団長宛「要望書」への回答は、6月27日現在、未だ届いていません。

ご意見、ご感想、「この記載は事実と違う」などのご指摘等は peace_asahikawa@yahoo.co.jp までメールでお寄せください。





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2017年6月16日 (金)

2017年6月16日、第2師団行事「総合予行」、F-15飛来時間を町内会回覧で不正確な情報。当会要望書への回答なし。

6月16日(金)は第2師団創立67周年記念行事の「総合予行」が10時30分~12時まで行われる予定で、約1時間ほど、駐屯地が遠く見渡せるポイントで当会要望事項への回答がないのもあり、要望が聞き入れられたか否かの確認を行ってきました。

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UH-1Jからのリペリング(垂直)降下。

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例年同様、戦闘ヘリも(例年なら帯広から)

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自走榴弾砲による空包射撃

要望書で中止・再検討を求めていた戦車砲・榴弾砲の空包射撃訓練、ヘリ低空飛行訓練などは例年通り実施されていました。

F-15戦闘機の飛行展示ですが、午後1時10分から20分の間で飛来したそうです。今日6月16日付フリーペーパー「ライナー」紙掲載の広告にも時間まで含め案内されています。

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一方、5月下旬に駐屯地周辺町内会宛に回覧された駐屯地司令発の文書によれば、16日の総合予行は午前10時30分~12時までとされており、総合予行でF-15戦闘機飛行展示が行われるとアナウンスされている。「天候等により変更」もあり得ると記述あるが、わざわざ広告に明記する変更ですから、そういう臨時的な変更ではないはず。

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これは、意図せずなのかもしれないが、結果的に周辺住民に不正確な情報を提供したことになる。当の筆者自身、「ライナー」紙の配布が自宅出発に間に合わなかったため、「10時30分~12時の間にF-15が来るだろう」と思ってしまっていたくらいです。情報提供は大事なことで、そこで提供される内容は正確にお願いしたいし、訂正があればそれがわかるような仕組みが必要だと思う。

さて第2師団長殿におかれては、多少遅くなってでも当会がお送りした要望書に回答いただきたいこと、再度明記し、次は18日の行事当日をレポートしたい。

ご意見・ご要望は peace_asahikawa@yahoo.co.jp までお願いします。




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2017年5月25日 (木)

2017年 陸上自衛隊第2師団創立記念行事(6/18)にF-15Jイーグル来るとの報。市街地上空飛ぶな反対!

5月16日に陸上自衛隊第2師団公式サイトが更新され、今年6月18日に予定されている同師団創立67周年記念行事の要項が公開されました。

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ポスターに大きく描かれているように、今年もF-15Jの飛行展示が予定されているとの事。ここ最近、旭川上空をF-15Jがフライパスするのは、記憶と記録に間違いがなければ、

2004年 旭川航空祭
2012年 第2師団創立62周年記念行事

の2回。2015年にも計画されていましたが天候不良で中止になっています。

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過去、F-15J飛行展示が計画された折、私ども旭川平和委員会は第2師団長宛に何度も申し入れを行いましたが、住宅密集地上空を低空でフライパスするという飛行展示は行うべきでない、ということを改めて申し上げたい。

ところで、旭川駐屯地開放の際に通常行われているスケジュール以外の「目玉」を持ってくる例がここ10年多くなっていることを、一方で自衛官募集への応募率低下へのテコ入れかのように思えてなりません。以下は手元のメモをもとに列記(間違い、欠落があればご指摘ください)。

2016年 ブルーインパルス飛行展示
2015年 F-15J飛行展示→天候不良で中止
2014年 通常
2013年 通常
2012年 空挺降下・F-15J飛行展示
2011年 中止
2010年 ブルーインパルス飛行展示
2009年 空挺降下→天候不良で中止
2008年 通常

中止となった2011年を除き過去8回中5回は「目玉」が計画されています。住宅密集地上空を低空でジェット機が飛ぶ飛行展示も3回。それを「見たい」とする市民やマニアの方々はよいでしょうが、当該地域は住宅街のど真ん中。真上を飛ぶジェット機の姿や騒音に不安を覚える市民もまた多くいるのです。もちろん墜落・部品落下事故等の危険もあります。

私どもは今回も、F-15J飛行展示および訓練展示での空包射撃訓練・ヘリ低空飛行の中止を求めます。

なお、開催要項は次のとおり。詳細は第2師団公式サイトをご覧ください。

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みなさんのご意見をお聞かせください。
ご意見・ご質問等はメールでお願いします。

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2017年5月16日 (火)

2017年5月13日 旭川平和行進で100名が歩く!

広島・長崎を繰り返さないため、核兵器廃絶・被爆者援護をと訴え、全国津々浦々を練り歩く2017年国民平和大行進の北海道⇒東京コースがゴールデンウィーク明け稚内から出発。5月13日旭川入りしました。

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晴天の5月13日、行進出発地の花咲スポーツ公園駐車場にお二人の「通し行進者」を先頭に約100名が集まり、さっそく行進出発。

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行進はすぐに陸上自衛隊旭川駐屯地正門前を通過。

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国道12号をすすみ、本町→旭橋→ロータリーののち、旭川市役所前広場に到着。同広場で集結集会を開催。

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集結集会では全国通し行進者と網の目行進網走コースの行進者から挨拶。主催者の原水爆禁止道北協議会事務局長が経過報告を行い、今回の平和行進で周辺市町村すべての首長が「ヒバクシャ国際署名」に賛同されたことが報告されました。参加者はその後、旭川市中心街で「ヒバクシャ国際署名」を呼びかける街頭署名行動を取り組みました。

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2016年1月17日 (日)

2015年11月28日 「名寄市立大学における安保法制反対の取り組みと私たちの思い」

11月28日、名寄地区合同教育研究集会において、「名寄市立大学における安保法制反対の取り組みと私たちの思い」と題した教員・学生合同の報告会が行われると聞き、A.F.M.A.の若者とともに参加してきました。

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当日は、教員代表の清水池義治氏(同大准教授)と学生3名が報告。

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概要を経過報告された清水池氏によれば、9月1日に教員有志3名からスタートした「反対声明」ですが、大学での取り組みでは珍しく教員7名とともに学生8名も呼びかけ人となり、15名が呼びかけ、同月末には134名が賛同し、地元北海道新聞名寄版や名寄新聞に紹介されました。

声明では、大学人としての基本的立場、保健福祉専門職として戦争に加担しない姿勢、大学の基本的な基盤は平和な社会であることを述べた後、「自衛隊の街・名寄」の市民として市民である自衛隊員を戦争によって殺し殺される関係に巻き込んではいけない、という立場を明瞭に打ち出しました。名寄市には陸上自衛隊第2師団名寄駐屯地があり、同師団第3普通科連隊など、昔の対ソ防衛の最前線を担った精鋭がおり、イラク派遣第一陣の主力も担いました。

国会で成立強行後の10月20日には抗議声明も発表。

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報告した学生たちは、それぞれの学問研究や目指す職業、それぞれの関心や思いから安保法制への思いを語り、呼びかけ人となった経緯をスピーチしました。

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2015年6月24日 (水)

2015年6月21日上富良野駐屯地創立60周年記念行事、見たまま聞いたまま

6月21日、陸上自衛隊上富良野駐屯地創立60周年記念行事が行われ、午前中実施された例年同様の行事のほか、節目の年という理由で10年ぶりに戦車など車両80台による市中行進が行われました。道北基地監視隊の上富良野担当K氏からレポートが届きましたのでご紹介します。

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初めて上富良野記念行事に行きました。
訓練展示が、旭川の記念行事よりも近くて、203ミリ自走砲の空砲音がひどく、幼児や赤ちゃんが泣き叫んでいました。空砲が撃たれたら、一部で拍手していたのは、驚きました。来賓で、佐藤正久参議や自民・今津氏いました。

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☆こちらは市中行進の観閲台ですが
装備品展示が、狭い場所に凝縮していて圧迫感がありました。駐屯地内で多かったのが、隊員の家族やミリタリーファンです。夫婦で迷彩服だったり、子供に迷彩服を着せたりしてる家族がいました。

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ここでも小銃等の展示は触れないように規制されていました

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市中行進

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市中行進での交差点には、砂がまかれ舗装を傷つけないようにしていたり、砂埃防止で散水していました。

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市中行進で場所取り中に、隊友会のおじさんが、日の丸の旗を配っていて、『車両が来たら、旗を振ってください』という言葉と共に、日の丸の旗をもらいました。

観覧者全員に配っていて、隊員の家族や、一般町民も、にこやかな雰囲気で旗を受け取っていて、子供たちの遊びに使われたりしてました。赤ちゃんに旗を持たせて、喜んでる家族がいました。

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市中行進中、近くで興奮してるおばさんに、退役隊員が車両の説明していたり、子供連れが『あそこにパパいるよ』と母親が子供に声かけていました。
メインの10式戦車には、ミリタリーファンも大興奮でカメラを向けていました。
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10式戦車

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74式戦車

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203mm自走りゅう弾砲


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観覧者が、けっこう旗を振って歓迎している感じに見えました。


そんななか、共産党上富良野支部の米沢町議と支部の方々が、「戦争反対」のプラカードを掲げて訴えていました。町議たちが帰る時にヤジがとんできたのも、自衛隊の町だからでしょうか。
今回、レンタカーや地方ナンバーの車もけっこう多く、ミリタリーファンが注目した上富良野記念行事です。戦争を「他人事」として、上富良野町やミリタリーファンが感じている現実に、ぞっとしました。数社の報道来てましたが、町民も大歓迎してるコメントしていました。
(文・道北基地監視隊 K)

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この日の様子を、北海道新聞旭川上川のページが次のように報じています。

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この記事は、沿道で日の丸小旗を振った町民の声ではあるでしょうが、町民の全てではないこと、K氏のレポートからも明らかです。

独自に米沢義英上富良野町議に取材したところ、共産党上富良野町支部として5月中旬に町長宛に市中行進の中止を求める要請を行ったそうです。6月21日の市中行進には同支部メンバーら10名がプラカードを掲げてアピールを行いました。その姿を見て住民の多くは驚いて眺めているものの、それだけだそうです。一人だけ自衛隊OBの町民から「バカヤロー」とヤジを飛ばされたとのこと。

商工会を中心に商売で生計立てている人にとっては優良顧客の自衛隊さんは大歓迎で、逆に「削減反対」です。その気持ちもわからなくもない(賛成できませんが)。一方で、基幹産業の農業からすれば、動物が怯える上富良野演習場での実弾砲撃演習等はできれば避けたいもの。昨今、力を入れている観光産業としてもラベンダー畑と戦車が「似合う」というのはミリタリーファンくらいでしょう。

実際に前述の米沢町議は4年前の町議会議員選挙(定数14)では全体の10%を得票する695票で5位と高位当選。「自衛隊の町」だからと無視できない支持を獲得しているのです。実際に現場で10名もの参加を得て抗議行動をされています。顔見せすれば何かと不利になるとわかる状況で10名参加は大きい。

以上の状況をざっと眺めても、道新の記事「違和感ない、町民淡々」はやや片手落ちではないか、と批判を免れないと思います。一方、前日の20日に行われた滝川市での市中行軍に関する道新記事を参照願いたい。

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同じく駐屯地創立60周年を記念しての行事。ただしこちらは商工界が主催する、という名目。3年連続の市中行軍も異様。こちらの記事では賛否の声をそれぞれ紹介している他、抗議行動の動きも報道しています。

北海道新聞は戦争法案にも正面から反対貫き、自衛隊の海外任務拡大にも慎重な報道をすすめています。上富良野の報道は道新の論調の問題ではなく、上富良野町を中心に周辺市町村への影響をあまりにも肥大化させた自衛隊強依存型「政・官・財・軍」癒着体質への強い配慮の産物ではないかと考えています。

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2015年6月23日 (火)

2015年6月7日第2師団創立65周年記念行事(旭川駐屯地開放)、見たまま聞いたまま

6月7日、陸上自衛隊第2師団創立65周年記念行事が行われ旭川駐屯地が開放されました。私たちは事前に、(1)F15戦闘機の飛行展示中止、(2)訓練展示の空包発射やヘリ低空飛行の中止等を求めて旭川市と第2師団に申し入れしていました。また、旭川市に対しては2013年に行われた旭川市公式ゆるキャラ「あさっぴー」の軍用ジープでの観閲パレードを行わないよう求めてきました。

当日、新日本婦人の会旭川支部のみなさんが駐屯地開放を見学したい、ということで、当会から事務局長が、また道北基地監視隊からK氏が同行しました。

①新型10式戦車お披露目(2年目)と例年通りの訓練展示

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正門から入場

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観閲式スタート。「君が代」演奏

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「巡閲」というようです

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観閲行進スタート。先頭は副師団長
82式指揮通信車、小松製作所が生産、約9000万円

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99式自走155mmりゅう弾砲
砲塔は日本製鋼所、車体は三菱重工業で約9億円

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乗員にしてみれば晴れの舞台、なのでしょう

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八条旭日旗を掲げる10式戦車。120mm滑腔砲は日本製鋼所、砲塔・車体は三菱重工で調達初年度は9・5億円、後年では7億円くらいといわれる

この旗は、戦前の帝国陸軍軍旗(十六条旭日旗)とは異なりますが、同じくらいふるい時期から存在していた「軍旗」であり、陸上自衛隊が掲げるのに適当とは思えません。海上自衛隊の自衛艦旗は戦前の帝国海軍旗と同一であり、侵略戦争の反省はどこへやら?と疑問です。余談ながら。

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90式戦車。120mm砲は日本製鋼所、砲塔・車体は三菱重工で約8億円

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74式戦車。砲は日本製鋼所、砲塔・車体は三菱重工で約3億円

他にも多種多様な車両が行進しましたが省きます。

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訓練展示(模擬戦闘)スタート。敵役が出動します
敵役は古参の74式戦車なんですね…

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敵役の隊員が機関銃を射撃。5.56mm機関銃MINIMIと思いますが、住友重機械工業製で267万円

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自衛隊側の反撃開始、と。対戦車戦闘ヘリAH-1Sがずいぶん低く飛びます。富士重工製で約23億円。第2師団は保有していないヘリ。何年か前に隊員に聞いたら帯広第5旅団から飛来した、と。

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多用途ヘリUH-1Jからリぺリング降下。このヘリは川崎重工製で11億円

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後にヘリからの銃撃も行っていました

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自走りゅう弾砲が空包射撃。大きな音に、やはり小さい子どもが泣いていました。どれだけ「勇猛」だといわれようが、親が自衛官だろうが子どもにとって怖いものは怖いのです

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10式戦車(右)が機銃を撃ちながら進んできます

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96式装輪装甲車から隊員が飛び出て射撃。小松製作所製で1億2千万円。たまに国道12号線を走っています。すれ違うとき、いつになっても慣れないもので戦慄を覚えます

②装備品展示。子どもへの先行投資的「入隊勧誘」の場
説明員の自衛官はそのまま、一般市民は顔がわからないよう画像処理しました

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はじめて間近で10式戦車を見ました。90式と似ていると思っていましたが、よく見ればずいぶん違うものです

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90式戦車は子どもらの記念撮影の場に

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撃ってない戦車はよい記念撮影の場になるようです

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ヘルメットをかぶって

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防弾チョッキを着て

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説明員の自衛官は丁寧にだいたいのことは教えてくれます

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今年も小銃など銃器類は触れないよう規制されていました

③あさっぴー、今年は軍用ジープパレード実施せず

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あさっぴーは模擬店が並ぶグラウンドの隅で記念撮影の相手をしていました

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2013年の駐屯地開放では軍用ジープに乗り観閲パレード(もどき)をしていました。幅広く市民に愛されるべき「あさっぴー」にこれは無いだろう、と思っていました。今年は実施されず安堵しました

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子どもたちが遊ぶコーナーは今年も健在

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子ども達の遊ぶ隣には募集・広報の一大コーナーが。大量の資料を配布し、小さな子が制服もどきを着て記念撮影していました

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最後は師団司令部にも。3階に休憩コーナーがあったり、2階の展示品を見学できるとのことで2階まであがってきました。ここで偶然、師団広報室長に遭遇。要請書手渡すときとは大違いで「よく来てくださいました」とニコニコ笑顔。営業スマイルのようでした。申し入れの時もこれくらいリラックスして対応くださればいいのに、と思います

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見学に来た新日本婦人の会の女性たちは一様に驚いていました。戦争の道具があまりにも無批判に展示されていること、子ども達がそこに動員され、国防のためとはいえ「武器の本質」が語られていないこと等々。東日本大震災での活動や、真面目な自衛官の姿には好感をもつ女性たち。やはり自衛官に「アメリカの戦争に参戦させよう」とする自公政治への批判が渦巻いていました。

毎回思うことですが、自衛隊が防衛出動せねばならない事態は最終手段ですよね。憲法は紛争解決の手段として武力行使を禁じています。身を守る最小限の実力、と解釈されてきたようです。ですが、政府機関で最も憲法第9条に関連し、ある意味創設以来憲法第9条に守られて来た自衛隊の記念行事で憲法第9条に触れる機会がまったくない、ということが違和感なんです。

外交等により平和が続き、これら武器・弾薬が無駄になることこそ一番の願いなんだ、と誇りをもって語ってほしい。いつも、そう思います。


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2015年6月 4日 (木)

ハーフマラソン、駐屯地内コース来年以降再検討の余地あり?

3日付北海道新聞旭川のページでハーフマラソン参加者募集開始の記事が出ていました。

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記事中、今年から新たに設定された自衛隊駐屯地敷地内コースについて旭川平和委員会が提出した要望書について触れられ、実行委員会内で各委員に諮られたこと、時間切れを理由に要望は達せられなかったものの「今後の参考にすることで一致した」ことが明らかになっています。これは重要です。

なんの約束にもなりませんが、少なくとも時間的余裕のまだある来年以降の開催に関しては再検討の余地がある、ということと受け止めました。

応援する人が入ることもできない自衛隊駐屯地内コース。そんな寂しいコースを北門から師団司令部付近まで単に往復するというコース設定は、事前にランナーから声のあった「たくさんの人に応援してもらえるコースを」の願いとかけ離れています。なぜ、わざわざ自衛隊駐屯地内をコースにしたのか?疑問は広がるばかりです。

旭川平和委員会は今後も市民、とりわけランナーの声を受け止め駐屯地内コースの撤回を実現するために行動します。

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3日の要望書提出、道新が報道。そして4日の予行演習の結果

6月4日付北海道新聞旭川のページに、昨日行った旭川市と第2師団への要望書提出についてご紹介いただいています。

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記事中、師団広報室のコメントとして「楽しみにしている人もいる」と述べられていますが、実はこの表現、昨日の路上に立ちながらの交渉の際にも広報室長の発言にありました。共同行動実行委員会の一員として参加した新婦人メンバーが「騒音と恐怖を撒き散らし、誰のためにF15を飛ばすの?」と聞いたのに対し、「楽しみにしている人がいます」と横山広報室長。これに対し、「どれだけいるの?」ときいたら「人数は答えられない」と。「調べればわかるの?」と聞くと「データはない」と、そういう趣旨のやりとりがありました。確かに楽しみにしている人はいるのでしょう。ミリタリーファンは一定数根強いことは承知しています。ですが結局、そういうイメージに基づくあまり根拠のない発言にすぎないことを、3日のやりとりは示しています。感情論先行の発言が目立つ横山氏。師団の伝えるべきことを、私たちに対しても正確に示せているのでしょうか?

4日の「総合予行」、F15戦闘機は飛ばず。
天候不良のためか?

今日午前中に行われた「総合予行」、結果としてF15戦闘機は飛びませんでした。朝から断続的に降っていた雨のためかと思われます。空包射撃訓練やヘリ低空飛行訓練は予定通り実施され、陸上競技場で行われていた東鷹栖中学校の体育祭に悪影響を及ぼしていなければよいけど、と心配していました。第2師団が旭川市を通じて小中学校・高校に通知したのはF15戦闘機の飛行のみ。空包射撃訓練等は通知されていなかったからです。

さて、予行で飛ばなくても7日の当日は飛ぶのでしょうか?それは現状では7日になってみないとわかりませんが、もし飛んだとすれば、だったら何のために短期間に2度もF15を飛ばす必要があったのでしょう。最初から当日だけでよいではありませんか?税金もそれだけ無駄にならずにすみます。

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2015年6月 3日 (水)

6月3日、第2師団創立記念行事に関し旭川市と第2師団に中止を要請しました

旭川平和委員会と旭川共同行動実行委員会(旭労連や新婦人など8団体で構成)は6月3日、陸上自衛隊第2師団(司令部・旭川市)が7日に予定している師団創立65周年記念行事でF15戦闘機の飛行展示と模擬戦闘での空包射撃・ヘリ低空飛行を計画していることについて、旭川市と第2師団を訪れ中止を求める要請書を手渡しました。空包射撃訓練などの騒音問題では昨年新婦人旭川支部と旭川平和委員会が行った要請に続き二年連続になります。

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【旭川市役所での要請。手前が旭川市・赤岡部長ら】

旭川市役所では赤岡昌弘総合政策部長が対応し、正式には後日文書で回答するとしながらもその場で答えられる点は回答がありました。市として第2師団に中止を求めていくことは「立場的にも難しい」と前置きした後、昨年の要請をうけて「第2師団とも連携しながら情報収集は行っている」「師団に周知もお願いしている」と述べました。

6月2日から空包射撃訓練が始まったことで「昨日から苦情電話が3件来ているが、電話が来たらその都度師団に伝えている」ともこたえました。また第2師団からの要請をうけて「市内の全小中学校と、上川教育局を通じて全高校にF15が飛行することは連絡した」と回答。昨年の訓練後、「駐屯地周辺の小中学校や医療・福祉施設で騒音がどうだったか聞き取りを行ったか」との質問には「特に行っていない」と述べ、情報が一方通行な印象は否めませんでした。

旭川市のゆるキャラ「あさっぴー」が軍用ジープに乗りパレードした件については「管轄が違うので確認したい」と述べるに留まりました。

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【旭川市への要請書はこちら】

旭川市役所要請には旭川平和委員会から2名、共同行動実行委員会から市議会議員2名(いづれも共産党)を含む8名が参加しました。

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【旭川駐屯地正門付近】

第2師団では横山広報室長が対応しましたが、正門前で立ったまま「文書を受け取るだけ」「何の問題もない」との対応に「丁寧に趣旨を説明したいと思っても車両の行きかう正門前で落ち着いて話もできない」「昨年まで面会所で要請していたのは何だったのか」(平和委事務局長)、「主権者国民がお願いがあると来ているのに路上で立ったままとは馬鹿にしている。他にこんな対応は聞いたことがない」(新婦人支部長)と強く抗議しました。「誰が来ても同じ対応になる。全国どこでもこの対応のはずだ」(横山広報室長)と述べましたが、「全国どこでも同じ、というのは明らかに虚偽だ。路上で立ったままなど聞いたことがない」と撤回を求めると、横山広報室長はその部分については誤りを認め撤回しました。

また要請書を手渡す際の写真撮影についても拒まれ、平和委員会が「あなた(横山氏)の顔は写らないようにする」と再度撮影を求めましたが「手も写してほしくない。門は写ってもよいが警衛所はダメ」と拒否。「文書を手渡す人」達だけが写る異様な写真となりました。

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【交渉の結果、こういう写真になりました】

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【実際はこういう様子でした】

要請項目に対しては固く口を閉ざす横山氏でしたが、周辺住民への周知徹底の不備を指摘すると「昨年同様に実施したはずだが情報が異なるようだ。確認する」と述べ、またF15戦闘機の飛行高度については「高度300メートル」、飛行コースは「一回交差し3分以内」などいくつかの質問には答えました。

最後に「要請の趣旨を正確に師団長に伝えてほしい。過去ずっと文書回答を拒まれているが、ぜひ一つ一つの項目について文書回答をお願いしたい」(平和委事務局長)と求め、要請を終えました。

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【第2師団への要請書はこちら】

新日本婦人の会旭川支部の帰山育子支部長は「戦争法案が国会審議されているいま、戦闘機や大砲の射撃音を聞いて戦争を思い出したり、恐怖する人も多い。わざわざ必要ないF15戦闘機の飛行を自衛隊のお祭りだからと税金使って飛ばすのは絶対反対です」と、引き続き市民の声を伝えていく決意を述べました。

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