例会・活動報告

2009年12月26日 (土)

2009年11月例会:映画「IRAQ FOR SALE」を見て語り合う

当会2009年11月例会では、2006年作品である映画「IRAQ FOR SALE」を視聴し、「イラク戦争」「戦争民営化」などのテーマで語り合いました。

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『IRAQ for SALE』
http://iraqforsale.org/
ロバート・グリーンウォルト監督作品 2006年/75分
イラク戦争でハリバートンなどの軍事企業がどのくらい儲けているのかを暴露するドキュメンタリー。イラクに派遣された兵士たちは、命がけで危険な任務を果たし、その家族は、不安な日々を過ごす。一方で、2005年の1年間に161兆ドルが軍事企業に支払われ、会社幹部は、8億6800万ドル(約900億円)という法外な報酬を懐に入れていた。随意契約で請け負い企業が決められ、経費がかかるほど利益も増える契約方式のため、不正と無駄遣いが横行し、企業利益の極大化が税金の浪費によって生み出されている現実を鋭く暴露する。

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以下、参加者の感想などを紹介します。

A:戦争民営化では、例えばEUなどではどうなっているのだろう?

B:戦争が「稼げる」ということが納得できた。映画を見ながら三菱重工の自民党への献金額が多かったのを思い出した。

C:日本でも同じ構造があると思う。三菱重工だけでなく石川島播磨とか日本製鋼所とか軍事部門で大もうけしている企業と自民党との結びつきは深い。民主党政権がどうなるか興味深い。

B:それにしてもこの映画、よく調べていると思う。

A:そう、アメリカの国民は納税者の権利を知り、よく調べていると思う。調査能力高い。日本ではブラックボックスな軍関係の情報も割と開示されている。それに元兵士たちが物言える姿は日本と違う。

A:近代戦争以降は軍事部門が最大の民営化対象だったのかも。国家VS国家の戦争となると国家が兵士を賄う。でも「対テロ」とか言い出すとそれが崩れる。今の民営化の現状は昔の「傭兵」とも違う形だと思う。資本主義のたどり着く先がそこなのか?と思った。

B:命の観念も何もあったもんじゃない。

C:「資本主義のたどり着く先」という提起は「その通り」だなと受け止めた。労働者を使い捨てのモノ扱いすると、その延長線上に労働者の命までを儲けの対象とする感覚があるように思う。ちなみに何でも民営化は自衛隊でも始まっている。いま隊員食堂とか売店とかが今まで防衛弘済会の独占だったのが入札で一般企業に売り渡されている。カラオケ店の経営や食堂経営しているシ●ックスとかも受注している。

A:裁判所の売店・食堂も今まで司法協会が運営していたのが3-4年前から入れ替わった。今はコス●サービスという業者が入った。戦争以外の公の機関の一部民営化もすごい。やはり資本主義の行き着く先だ。

(以上はあくまで参加者の率直な受け止めです。当会の見解を示したものではありません)

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2009年11月30日 (月)

堤未果さん講演会に270名の熱気

11月22日から旭川市で開かれている全道基地問題交流集会(詳細は後日ブログで報告予定)の2日目、「平和を考えるつどいin旭川」として広く市民に呼びかけたジャーナリスト堤未果さんの講演会が行われ会場一杯の270名が参加しました。参加した顔ぶれは主催者の一員として準備に加わった旭川平和委員会のメンバーも「見たことの無い顔ぶれが多い」そうで、制服姿の女子高校生や新婦人親子リズムの若いお母さんの姿などが目立ちました。

2009_11230070 ■堤未果さん

「貧困大国に見る、日本の未来~私たちの未来は、私たちが創る」と題して講演した堤未果さんは、80分間にわたり日本ではなかなか報道されないアメリカ社会の実情、とくに「経済的徴兵制」ともいうべき若者の閉塞状況がブッシュ政権下でつくりだされた背景などについて詳しく紹介されました。

2009_11230068 ■会場一杯の市民

ある参加者は「戦争、兵士、全てが極悪人の人間がする仕業だと単純に思い込んでいました。違いますね。うまい話にだまされ、いつの間にか(戦争を)『させられている』人間がこんなにたくさん居ると知って胸が苦しくなる思いでした」と話し、若い平和委員会会員のMさんは「私自身しっかり関心をもち、あきらめず、変えていく主体になりたいと思いました」と決意を述べていました。

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2009年11月11日 (水)

2009年10月例会:「アフリカの子ども兵」を知り考える

旭川平和委員会青年部10月例会を開きました。テーマは「アフリカの子ども兵」で、子ども兵たちがどうやって増えているかと、元子ども兵の社会復帰へ向けた課題、その背後で利権をめぐり蠢く大国の姿などがレポートになりました。

学習会のレポーターを務めてくれたのは8月に「入会したい」とメールをくれた旭川市内で働く3児のママさんのNさん。Nさんはこれまで必死に仕事と育児にがんばってこられました。今年2月、テレビで見かけたアフリカの子どもの「目」が気になりアフリカ問題に注目。5月に北海道新聞紙上でアフリカの子ども兵への社会復帰支援をしているNGOの活動を知り「知ってしまったら、関わらずにはいられなかった」とNさん。旭川で一緒に活動できるグループをウェブ上で探しているとき偶然に旭川平和委員会青年部と出会い即メール。9月例会にゲスト参加され、直後の10月例会でレポーターを務めていただきました。

Nさんはパワーポイントで子ども兵の現状を報告しながら、特にウガンダやコンゴの実情を紹介してくれました。子ども兵とは正規・非正規兵を問わず、男女の別なく非戦闘員も含め武装勢力の活動全般に参加させられる18歳以下の子どもを指すそうです。なかには兵士の「妻」として「与え」られ身の周りの世話や性的虐待を受ける少女の例も多いとか。武装勢力も「子ども兵」の存在について対外的に隠さないと困るようで実態は明らかになってないこと、子ども兵が成人すれば「成年兵」となり姿が見えなくなることなどが言われています。「子ども兵」は世界で30万人以上いるとされ、ほとんどは誘拐され強制的に子ども兵にさせられています。そういう点で彼らは「被害者」なのですが、出身村落で殺人を強いられたり「親を殺さないとお前を殺す」と肉親殺しを強要されるなど「加害者」の側面も併せ持ち、精神的に強いダメージを受けている他、村落から「人殺し」のレッテルを貼られ社会復帰できない等の状況があるそうです。

武装勢力側は使い捨てにできる絶対服従する安易な戦闘力として子ども兵を「重宝」し、夜陰に紛れて誘拐を繰り返しているとか。村落側も夜だけ子どもを一ヶ所に集めて警護するなどの対策をとっているそうですが、子どもが何キロも歩いて毎夜移動せねばならないなど根本的には解決していません。また、カラシニコフなど使いやすい銃の存在が子どもを「子ども兵」化しているなどの指摘もあります。同時に、子ども兵を「多用」しての武力紛争はそれぞれの国に眠る希少金属(レアメタル)やダイヤモンドなど地下鉱物資源をめぐる大国間の争いの影響をうけています。これらの根本原因を一つひとつ取り除いていく国際社会の努力が求められるのではないでしょうか。

論議の中で私から「日本にも性格やあり様は全く異なりますが『子ども兵』がいることをご存知ですか?」と提起すると驚きの声が広がりました。一例として陸上自衛隊少年工科学校の事例を紹介し、中学卒業して3年間宿舎生活で軍隊教育を受けること、入学後すぐに小銃を渡され扱いを訓練させられること、授業には愛国心教育なども含まれ徹底的に自衛隊教育を受けることなどを紹介しました。

■陸上自衛隊少年工科学校
http://www.mod.go.jp/gsdf/yt_sch/monogatari/index.html

例会にはNさんも含め子どものいる3名が参加しており、同じ部屋のなかで2歳から小1までの子ども3名が駆け回る賑やかななか行いました。自らの子どもの姿を目にしながら、「他人事とは思えない」「日本で何ができるのか考えたい」と胸を熱くする親御さんの姿もありました。

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2009年7月14日 (火)

博物館学の研究者と見学する北鎮記念館

7月12日(日)、当会青年部が呼びかけて「博物館学の研究者と見学する北鎮記念館」を実施し、北鎮記念館の展示物に関心をもつ人など7名が参加しました。これは予てより付き合いのある静岡県立大学国際関係学部の藤巻光浩准教授が来旭され、北鎮記念館を見学しに行くとの話を受けて呼びかけたもの。当会の若いメンバーと、歴史教育者協議会旭川支部のメンバーらが集りました。

P7120001 ■案内要員に質問する藤巻氏

北鎮記念館リニューアル後も一度見学している藤巻氏は全体を2時間くらいかけてじっくりと見学。他のメンバーも各々見学し、わからないことがあると説明の広報官(自衛官)や平塚清隆館長に質問。

リニューアル前の北鎮記念館と比べ「戦死した軍人の(戦死=美徳かのように書かれた)遺書など、あまりに軍国主義賛美な展示は少なくなっており全体として整理されている」と言いつつ、全体として郷土資料館的な印象が濃かった雑然と寄贈品を並べている旧館と比べ、言葉を精査し展示をすっきりとしつつも旧第七師団の存在をクローズアップさせようという狙いが鮮明な新館展示に残念そうな藤巻氏。

「博物館学の視点からすれば、展示スペースの冒頭に何を持ってくるかはコンセプトを決める」という藤巻氏。旧館は「国見の図」が掲げられていた同所に、いまは北海道開拓(侵略)の歴史案内ボードがあることに「どういう狙いがあるかわからない」と藤巻氏。山田が「むしろ狙いなど無く、単に時系列にしただけなのでは?」と述べると「そうかもしれない…」と。

また新展示として下記の写真が展示されていました。

P7120081 ■写真

P7120082_2  ■説明文

このように真偽が明らかでない資料を「参考資料」と展示冒頭に掲げてしまうあたりは、「そもそも北鎮記念館が博物館でなく自衛隊PR施設であることの証し」だと切り捨てた藤巻氏。山田もその通りだと思います。何の意図があって、何の関わりがあって掲げているのでしょうか?

また今回、新たに設置されたらしき(と山田が主観的に感じた)展示物がいくつかありました。まずは旧師団の全体模型に掲げられた戦前の写真。

P7120074

P7120077

P7120076

上記の他にも数枚ありますが、ご覧のとおり、とりわけ招魂祭にかかわるものが多いことが気にかかりました。旧軍のみならず、自衛隊もが護国神社との関わりを深めている証しでしょうか?

一緒に見学していた女子学生Aさんは「北鎮記念館は2回目?か3回目くらい」と述べつつ、「『日支事変』とか『ノモンハン事件』とか、それぞれの事変・事件で第七師団が何をしたかは書いてあるけれど、その事変・事件がどういうことが起きたのか?どういう性格の事変・事件だったのか?背景には何があったのか?については全くわからない」と述べていました。この疑問には退職高校教員のB氏が「その通り。教科書を前提にしているかといえば、通常ここらで使われている教科書には記載されていない事柄もある。用語だって独特の使いまわしで、教科書との整合性も問われる。子どもは呼称が違えばわからないかもしれない」と感想を言っておられたのが印象的でした。

また上記Aさんは「沖縄戦で亡くなった北海道の兵士は沖縄を除く全国一多いのに、この資料館に展示品が一点しかないことに遺族は納得しているのだろうか?」と疑問を提示していました。山田から「広報陸曹の説明では、ここは旧第七師団の展示コーナーなので、再編成された別の師団等の展示は主目的ではない、ということらしい」と以前受けた説明を紹介すると、納得いかない様子でした。それはその通りで、「旧題七師団のみ」などという説明は詭弁に過ぎず、もし沖縄戦関係の寄贈品が無いのだとしたら寄贈呼びかけをするべきではないかと思います。

さらに藤巻氏は「屯田兵から第七師団創設の間には制度的にも大きな隔たりがあるにもかかわらず、そこが一連の流れとして描かれている。その意味では第七師団創設のあたりの展示は詳細な関連資料がなく、ここに歴史の錬金術があるとも言える」と述べ、錬金術の最たるものが「国見の図」であろう、と指摘しました。過去の一出来事を「国見」という言葉で飾り立て、あくまでも天皇制国家が旭川の礎を築いたのだと宣伝するプロパガンダであると。「国見の図」は昭和17年に書かれており、まさに時代背景的には合致します。

また「アイヌについての記述が少なすぎる」とし、和人の視点からしか描かれていない偏った「屯田兵史観」はアイヌ民族を先住民族とした国会決議とも相容れず、少なくとも第七師団に関わった事柄としても「沖縄戦に参加させられたアイヌ兵士のことなど展示すべき」と述べました。

1階に降りて、警察予備隊~自衛隊のコーナーは明らかにイラク関連の展示比重が増していました。

P7120083 ■イラク派遣装備モデル展示

P7120085 ■イラク派遣装備品

P7120093 ■イラクのお金

当日は北鎮記念館と民間のプラモデル愛好者らによる『北のモデラーズ大作品展』の初日であり、1階ホールでは展示者らがガヤガヤと準備し、展示スペースは多目的学習スペースや図書スペース、上記自衛隊コーナーまで広がっていました。

P7120098 ■旧日本軍の飛行機たち

P7120100 ■米軍の飛行機たち

この主催は「クラブ『ひこうせん』と有志メンバー」となっており、チラシを見れば市内4つの模型関連店舗が地図で紹介されています。期間中は7月18日(土)に「北のモデラーズコンテスト」、26日(日)には「夏休み親子模型教室」(受付終了)などが計画されているようです。

詳細は今後記事にしたいと思いますが、この作品展が紹介された雑誌『メディアあさひかわ』2009年7月号の記事などを読んでも、「なぜ北鎮記念館でこの作品展か」という疑問に答えるような記述はなく、単に北鎮記念館側の「人を呼べるイベントを」との意図と、クラブひこうせん側の「念願の『地元での作品展』を」との願いが合致しただけのこと。結果的にはモデルを餌に子ども達や若い世代(もちろん、昔作ったであろうオジサン世代)を集客し、官民合作の自衛隊募集大作戦を敢行しようという作戦に他ならない、と感じています。

もちろん、藤巻氏も山田も子どもの頃は戦艦や戦闘機、ガンダムやヤマトなどのプラモデルを散々つくった元モデラー。クラブひこうせん側の「自分の作品を見て欲しい」との願いは理解できます。ならばこそ、苦労してでも別に会場を確保して集客すればよいのです。むしろ北鎮記念館などより少なくともサイパルの方が適しています。それを安易に北鎮記念館の提案にのってしまった。残念でなりません。

さらに一言すれば、このような展示会・写真展をしようというときに、有志でコツコツ活動している団体の会場費負担が意外と重い負担になっていることも指摘しておきたいのです。旭川市は継続的に行われる文化活動への支援をすべきです。

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2009年6月 4日 (木)

陸上自衛隊第2師団長宛に要望書を提出しました

旭川平和委員会を含む旭川の平和運動に取り組む4団体(下記「要望書」内に全団体名称記載)は2009年6月4日午前、陸上自衛隊旭川駐屯地を訪ね佐藤修一第2師団長宛の「要望書」を提出し3項目の具体化を要請してきました。

Sn3d0396 ■要望書を渡す霜野氏

訪ねたのは道北原水協から霜野洋一事務局長と、旭川平和委員会から由井久志事務局長代行(青年部長)。陸上自衛隊側では第2師団司令部総務課広報室長の木島氏が応対いただき、「趣旨を師団長に伝え、答えられるものは回答する」旨の話がありました。

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●提出先

陸上自衛隊第2師団:師団長 佐藤 修一 様

●要望団体

安保破棄諸要求貫徹旭川実行委員会:事務局長 湯川 界
原水爆禁止道北協議会:事務局長 霜野 洋一
旭川労働組合総連合:議長 守屋 敬義
旭川平和委員会:事務局長代行 由井久志

●要望趣旨・要望事項

拝啓
向夏の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
さてこの度、私ども平和を願い日本国憲法の民主的平和的条項の実践を喜びとする4団体は、6月5日に「大祭一日目」が行われる「北海道護国神社慰霊大祭」(以下、「護国神社祭」と称す)および6月14日「第2師団・旭川駐屯地創立記念行事」(以下、「駐屯地開放」と称す)に関して貴職に関わるいくつかの要望事項をもっております。これら要望事項は市民多数の願いとも、憲法の諸条項とも一致する内容を含んでいると考えており、貴職におかれましては公務遂行のなかでぜひとも留意いただきたいと考えます。以下、具体的に説明を付して要望いたしますのでご検討の上、6月8日までに書面(FAX:0166-22-2136旭労連)にてお返事頂けますようお願いします。
敬具

(1)平成21年度北海道護国神社慰霊大祭への幹部自衛官の参列に関わって

例年、護国神社祭の「大祭一日目」の玉串奉納の行事には制服を着用した陸・海・空各自衛隊幹部自衛官が参列しています。とりわけ第2師団に関わっては師団長・副師団長・師団幕僚長・旭川駐屯地業務隊長・各連隊長大隊長など多数参列されています。師団広報室によれば「休暇をとり私人として参列」しているとのことですが、制服を着用した幹部自衛官が官職・役職者を招待している特別来賓として官職名を明記した特別来賓席に座り、官職氏名を紹介されて玉串を奉納するということは、市民一般から見れば神道行事に自衛隊が公式に参列していると受け取っても仕方ありません。このことは日本国憲法が定める政教分離原則から考えても好ましい事態ではないと考えます。制服着用については関連の訓令があることも承知していますが、私人として参列しているのであれば特別来賓としてではなく、一参拝者として応ずるべきと考えますがいかがでしょうか。

【要望一】現職の幹部自衛官による護国神社祭への参加にあたっては、日本国憲法第20条3項の規定による「私人」「公人」の区別を明白にするため、特別来賓の招待を自ら辞退していただきたい。

(2)2009年度第2師団・旭川駐屯地創立記念行事

今年の駐屯地開放には例年に無い「空挺降下」があると聞いています。空挺降下については歴史的にも賛否両論があり、私たちは自衛隊が掲げてきた「専守防衛」にすら馴染まない侵略型の訓練内容だと考えています。その賛否を脇に置いたとしても、そもそも空挺降下訓練自体が大変危険な訓練であることはご承知のことと思います。この間も、2007年2月と2009年4月の2回、降下訓練中の死亡事故が発生していますし、2008年3月には操縦ミスと思われる域外への誤降下があり負傷者が出ています。
旭川駐屯地内の降下予定エリアである旭川飛行場北側は駐屯地敷地向かいに道営住宅や商業施設がある市民の活動地域であり、事前訓練や当日の誤降下や事故などが危惧されています。
また事前訓練と思われるCH-47J(又はJA)と思われる大型ヘリの飛行が確認されており、「いつもより騒音がひどい」などの苦情が私たち4団体に寄せられています。

【要望二】6月14日駐屯地開放の際の「空挺降下」訓練展示を中止していただきたい。

【要望三】空挺降下関連の情報開示をお願いしたい。即ち、以下の点について説明をお願いしたい。
一、6月9~12日まで夫々の時間帯に事前訓練が行われるとの案内がありますが、うち「空挺降下」訓練を予定している日はあるか否か。
二、あるとすれば何日の何時ごろに予定しているか。
三、今回の「空挺降下」は高度何メートルくらいから何名が降下する予定であるか。
四、上空で落下傘を操縦しての「旋回」等、パフォーマンスを考えているか否か。

以上

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回答があり次第、ご報告したいと思います。

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2009年5月25日 (月)

2009年5月例会:「自衛隊をどう見るか?自衛官をどう見るか?」

旭川平和委員会青年部は5月例会を開催しました。テーマは「『自衛隊』をどう見るか?『自衛官』をどう見るか?」。問題意識は次のようなものです。
ヘリ騒音問題、自衛官からの匿名メール、ガンで命を落とすイラク帰還自衛官、裁判たたかう女性自衛官が任用継続拒否され解雇…などなど、組織としての「自衛隊」、個人としての「自衛官」をめぐる様々考えるべきことが起きています。でもよく考えたら「自衛隊」「自衛官」にどういう印象をもっているか?については、平和委員会のメンバーといえど多種多様。ガチガチにアンチ自衛隊?の人もいるかもしれませんし、一般的には自衛隊からみれば平和委員会は「反自衛隊活動」をお考えでしょう。ですが、一概にそうともいいきれない部分もあります。「自衛隊の組織の動き方には賛成ではないが、自衛官個人の祖国防衛の思いには理解もできる」等など。そこで、ざっくばらんに「自衛隊をどう見るか?自衛官をどう見るか?」について話し合ってみました。もちろんタブーなし。「いまさら聞けない」「いまさら言えない」みたいなことも、どんどん出し合うことにしました。
さて当日は約半数の会員とゲスト2名が参加。冒頭に現在の自衛隊組織のあり方や自衛隊の問題点(と私たちが考えている点)、旭川の自衛隊の動向などを青年部長が簡潔にレポート。これを受けて、メンバーそれぞれが考えていることや聞きたいことをざっくばらんに出し合いました。

以下、列挙してみます。
A子:自衛隊は「別世界」に思う。というのは自衛隊が多いという道内で生まれ育ったが、今までの人生で自衛隊関係の人とは関わってこなかった。
B美:道東地方にある実家から3分くらいで自衛隊のレーダー基地がある。冷戦時代にソ連監視のために作られたみたい。生活圏でいうと近いのだけど。
A子:学校で同級生に自衛隊の子ども、いたけど、親は親、と思うから関係なかった。うちの高校からは自衛隊に入った人いたかなー?
B美:うちはクラスから2人、自衛隊に入ってるよ。でも親しい友達ではなかったから…。
C夫:こっち(北海道)に移住してきたら自衛隊がどこにでもあって、戦闘車両とかフツウに街を走っていて驚いた。それがフツウな感じの市民の受け止めも。東京では練馬とかあるけど、自衛隊は普段(23区などでは)は目に見えない存在だから違和感ある。
D郎:地元(東日本)にいたときは航空自衛隊の基地があったみたいだけど意識したことはなかったです。浪人時代、市ヶ谷の駿台に通っていましたが、そのとき自衛隊のヘリとか飛んでて「あ、いる」って感じで。
B美:知り合いの女子学生に聞いたけど、その大学の女子学生を合コンに誘っている。それがきっかけで付き合っている子もいるみたいで、そういう子は大学を卒業しても札幌とか本州とか行かずに旭川に残っている。それは彼氏が自衛官だから。(そういう話を)少なくとも3人から聞いた。地元(道東のある街)でもそういう話は有名で、役所の女性職員とか病院の看護師とか、街の若い女性がいるあらゆるレベルで合コンが組まれているみたい。
E男:自衛官にとって「嫁さがし」は至上命題みたい。かなり組織的に合コンが組まれているみたいで曹友会主催の「合コン」というかお見合いパーティーも行われている。自衛官の安定勤務対策でもあるのではないかと思うけど、それもやや違和感あるなー。女性が少ない職場だとはいえ、自分で考えるべきこと。逆に女性が少ない職場だから、ということで、女性自衛官が「嫁候補」としか見られないことも、セクハラ横行の背景にあるのではないか?
F太郎:中学時代の友人で3-4人、高校時代の友人で1人、自衛隊に入っている。みな任期制の隊員。たしかに出会いがないので合コンは頻繁にセッティングされているみたい。任期がおわるとみんな辞めている、と聞いた。タテ社会でイジメもあるらしく、そういうのは嫌なのだろう。
B美:地元(道東)にいたとき沖縄から転勤してきた自衛官と沖縄料理屋で知り合いになった。イラク派兵のころに聞いたのだけど、その自衛官含めて仲間の自衛官4人のうち3人は「命令があってもイラクには行かない」と。「もし命令があったらどうするの?」と聞いたら「自衛隊やめるわ」と。
G恵:自衛隊のなかで流行っているカルト宗教があるみたいね。知り合いの自衛隊の奥さんが言ってたけど、E男さん知ってる?
E男:顕正会でないか?幹部自衛官に信者が多いみたいだけど、よく「日本国民に告ぐ」とか「日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ」とかって終末カルトを広げている集団。信者勧誘をめぐって警察沙汰も複数起きている。そういうカルト宗教に幹部自衛官が多数入信している、という情報は不安に思うよね。
F太郎:創価学会員の友人がいて、自宅に遊びに行ったら自衛官の学会仲間がいた。その人はイラクにいってきた自衛官だという。「無事に帰ってこれたのは信心しているからだ」と言っていた。
B美:この前、ニュースで高橋はるみ知事とか出てて「自衛隊の体制維持を」と集会していたけど、あれはどういう意味なの?
E男:国(財務省)は道内の自衛隊駐屯地削減を打ち出していて、そうなると人員も削られる。隊員が減れば自治体にとっては交付税の減額に直結するし、商工業者にとってみれば売上を左右する。だから大反対、というわけ。一方で自分などはいつまでも自衛隊頼みの地域経済やってたら、いづれ自衛隊の言うこと何でも聞きますってことになる。戦争する国を断れない。それでいいのかな?と思う。平和でこそ商売が成り立つ、とがんばっている商工業者さんもたくさんいる。

…話はつきませんでした。この日は自分らが知っている自衛隊にかかわる情報を出し合う、ということだけで盛りだくさんでした。というわけで、次回以降も継続してこのテーマを据えていこうと決まりました。さしあたって当面の問題意識は次の通りです。
(1)日本国憲法第9条からみて自衛隊の組織はどうなのか?厳密にみてみる。
(2)自衛隊の中での憲法教育はどのような内容が実施されているのか?いないのか?

ちなみに上で紹介したメンバーのやりとりは、相当省略しています。あまりに個人的すぎて書けないことも多々ありますので。細かいニュアンスはweb担当:山田の受け止め通りに書きましたので、やや違いがあるかもしれません。あまり言葉尻をとらえてお怒りにならないでください。特に現役自衛官のみなさんからのご意見をお待ちしています。

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2009年4月21日 (火)

北海道平和学校09:アフガニスタンに必要な国際支援*日本にできること

2009年4月18日、札幌で「アフガニスタンに必要な国際支援*日本にできること」と題して北海道平和学校2009が開かれ、約80名が参加。旭川・上川地方からも5名の青年が参加しました。

講演したのは日本国際ボランティアセンター(JVC)の谷山博史代表。谷山さんは1986年にJVCに参加。タイ・カオイダン難民キャンプを皮切りに、ラオス・カンボジアでの駐在を歴任。94年からJVC事務局長。2002年には再び現場に戻り、アフガニスタン現地代表。06年から現職。この現場での長い経験から得た経験や教訓が谷山さんの「確信」を形成しておられるのでは?と感じました。

090418_184302 ■講演する谷山さん

講演ではアフガニスタンそのものの紹介から始まり、アメリカによるアフガニスタン攻撃後の「泥沼化」する現地情勢や人々の生活の息遣い、何が困難にさせているのか、などが詳しく語られました。アメリカや諸外国が増派すればするほどタリバンなどの支配地域が広がっていること、その背後に深刻な貧困があること、増派や米軍の残虐性が広がるにつれ国際NGOが活動しにくくなっていることなどから、アフガニスタンの人々にとって「複合的な危機」が広がっていることを訴えました。それは450万人もの栄養支援を必要とする国民がいること、うち子ども100万人、女性50万人は栄養失調状態にあること、一方で中立的援助スペース(人道支援活動の場)が失われつつあることを指摘。

特にPRT(地方復興チーム)と呼ばれる各国軍による人道復興支援事業が軍事作戦と人道支援の境目をわからなくさせており、またPRTの軍事化がすすみPRTの得た情報が軍事作戦に転用されている等、アフガニスタンの人々が「人道支援」を信頼できなくなっていることを大問題として指摘しました。JVCが開設していた診療所がPRTに占拠され、支援とは名ばかりの横暴や診療所からの「射撃訓練」、診察も無く医薬品をばら撒く危険な活動を目の当たりにし、JVCの告発や国際NGOの団結の力もあって止めさせた事例も紹介されました。「とにかくまずPRTをやめさせなければ」との言葉に納得するとともに、某国首相が「人道復興支援ですからっ!」と自国の軍事組織をイラクに派兵した事例が思い浮かびました。谷山さんが「軍隊には人道支援はできない」と断言された姿に強く共感しました。

タリバンなど武装勢力が復活していることに関連し「一番不安に思っているのはカルザイ大統領ではないか」と話し、以前まったく無視していたタリバンとの交渉を公言するようになり、2008年10月にはサウジアラビアの仲介で交渉がはじまっていることを紹介。また、武装勢力といえばタリバンばかりが有名ですが、実は他にもいくつもの勢力がある、と詳しく紹介され、それらを含めた全勢力による真の和平合意が必要ではないか、と問題提起されました。

特に講演のなかで印象深かったのは、まず第一に谷山さんの信念とも言うべき「対話しか平和を実現できない」との固い決意。そして現地の人々との長い活動の土台に得た教訓としての「どんな相手も信じる。しかしアテにはしない」との言葉。何よりも異なる文化圏での支援にあたっての姿勢と言うか、決意と言うか、そういうものへの大きな共感を感じました。

そして日本のあるべき姿に対して、アフガニスタンの人々が日本にもっているイメージが良いことを「特殊な財産だ」と指摘。これを活用すべきなのに、軍事一本やりの逆の対応をしようとしていることに強い懸念を述べられました。

090418_184202 ■目立つ若い参加者

講演後、平和学校を準備したスタッフとともに、旭川からのメンバーのうち4名も谷山さんとの懇親会に参加。親しく言葉を交わす中で谷山さんに「ぜひ旭川にも来てほしい」とお願いしてきました。来年とか、あまり遠くない時期にぜひ旭川でも講演いただけるよう機をみて具体化したいと思います。

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2009年4月20日 (月)

2009年4月公開例会:「アイヌ民族を知り、自らを知る」

当会青年部はこのほど「アイヌ民族を知り、自らを知る」と題して4月公開例会を開きました。この公開例会には青年部員の他、青年団体メンバーや市内複数の大学生、アイヌ問題に取り組む青年、歴史研究者や九条の会関係者など23名が参加しました。

講師に北海道アイヌ協会江別支部長で元道立中札内高等養護学校長の清水裕二さんをお招きし、アイヌ民族が受けた侵略の歴史や差別・偏見、教育現場での課題や民族教育の可能性、国会「先住民族決議」以後の動向について講演を聞きました。

Sn3d0311 ■清水さん

清水さんは講演の冒頭、38年間の教員生活を振り返り、「一番辛かったのは学校の職員室だった」と語り参加者は驚きました。アイヌ民族として認知され、途中から自らアイヌであることを隠さなかったからこそ「信頼すべき仲間がいるはずの職員室に、一部ですが信頼できない先生がいた」「いまだに許せない思いもある」と語り、差別の厳しさを紹介しました。

清水さんは「アイヌ民族だから」と受けてきた差別や「いじめ」を紹介。「成績でしか見返すことができなかった」と、清水さんは必死で勉強し、高校でも常にベストテンに入る努力家でした。一方で「アイヌの言葉を教えない」ことが徹底されてきたため、現在なお「アイヌ語は話せない」と清水さん。民族の尊厳を奪ってきた同化政策に驚きの声があがりました。

2008年6月に「アイヌ民族を先住民族と認める国会決議」が全会一致で採択されましたが「これは外圧(国連機関等の圧力)の結果」とみる清水さんは決議後、巻き返しを狙う右派による「怪文書」が旭川を震源地に発せられ、全国に波紋を広げていると指摘されました。また、決議の提案説明にも「御同情」と記載があり、「いま真に必要なのは『同情』ではなく謝罪ではないのか」と問いかけました。アイヌ民族が辿った歴史を多くの国民が知ることで、真の政府による謝罪と先住民族の権利擁護を実現しようと呼びかけました。

清水さんは「アイヌ民族学校」の可能性についても触れ、多くの権利を含む先住権のうち「教育権が一番大切ではないか」とその内容を紹介しました。

Sn3d0307 ■熱心に耳を傾けました

講演後の質疑応答では若い参加者2名が「厳しい差別の中で、なぜ教員生活を続けてこれたのですか」など質問が出されました。清水さんは「(教員を)途中でやめてしまったら『だからアイヌは…』と言われる。それに加えて自分を支えてくれた家族を養うため、最後までがんばることができた」と家族への感謝の言葉で講演を結ばれました。

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★当例会は「財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構」様の「アイヌ文化活動・アドバイザー派遣事業」により講師派遣をいただきました。この場にてご紹介するとともに、お礼申しあげます。

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2009年3月25日 (水)

2009年の全道基地問題交流集会は旭川で開催

これまで32回、平和委員会や安保破棄実行委員会等々の北海道内平和諸団体が開催してきた「全道基地問題交流集会」。全国的にもこれだけ長期にわたり継続されているこの種の集会は珍しく、貴重な平和運動の一つではないでしょうか。

今年2009年秋に開かれる第33回集会が、わが旭川で開催することが先日決定されました。旭川集会を準備するにあたり、現地の私たち平和諸団体(平和委員会、安保破棄実委、原水協、旭労連)は2回の準備会を重ね、去る3月20日に現地実行委員会発会式を開催しました。

Sn3d0233 ■発会式の様子

発会式には30数名の団体代表や個人とともに、わが平和委員会メンバーも複数駆けつけました。というのも記念学習会の講師は北海道平和委員会の石田明義理事長。

Sn3d0234 ■石田明義理事長

石田理事長は「道内自衛隊の基地問題の現状」と題して約80分間講演し、特に対米従属の強化やイラクやアフガニスタンを念頭に置いたとおもわれる海外型装備導入や訓練の姿などを詳細に報告されました。

石田講演の途中で、講演の一環として「東千歳・市街地戦闘訓練場」の視察報告を当会青年部の由井が行いました。

P1290012 ■市街地戦闘訓練場の「マンション」

この視察は今年1月29日に陸上自衛隊東千歳演習場の同施設を紙智子参院議員が視察する、ということで同行させていただいたものです。この様子については近く当ブログにてご紹介したいと思います。

Sn3d0235■提案する湯川氏

さて発会式は石田講演終了後、安保破棄諸要求貫徹旭川実行委員会(安保破棄旭川)の湯川事務局長が司会進行をし、交流集会の日程や諸準備の確認、推進する役員体制の確認を行い、現地実行委員会代表に守屋敬義氏(旭川労働組合総連合議長)を選出。事務局に4団体から4名を選び、閉会しました。

今後、秋の当日まで実行委員会を重ねながら準備を進めることになりましょう。当日は市民に向けた講演会も設定され、著名な講師を招聘することになります。それら詳細は今後当ブログでご紹介してまいります。

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2009年3月 9日 (月)

女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会を開催

2月15日、かねて告知していましたが「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会」としまして、裁判の報告集会と、関連企画として映画『アメリカばんざい』上映会(午後・夜間の2回上映)を行いました。以下、簡潔にご報告します。

Sn3d0105 ■会場ロビーの物販

当日は映画上映と報告集会の両方の参加となると長時間になりますので、休憩してもらったり、気分を切り替えていただくためにも実行委員団体による物品販売の出店をお願いしまして、映画パンフレットや関連書籍として『イラク・米軍脱走兵、真実の告発』(合同出版、1600円+税)や『自衛隊員が死んでいく』(花伝社、1500円+税)などをご紹介しました。

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物品販売コーナーではホームレスの人々を支援する団体によるコーヒー販売も行われ、会場ロビーはコーヒーの豊かな香りに包まれての上映会となり、スタッフからも好評でした。

映画『アメリカばんざい』の上映会には多くの市民が駆けつけてくれました。

Sn3d0108 ■満員御礼

会場の「サン・アザレア3階ホール」は席数約150席。2回上映ですから最大300席。これに対して事前のチケット販売で約270枚が売れてしまい、当日も会場の様子を見ながら当日券を販売。最終的には約290枚と、会場キャパギリギリの販売数となりました。短期間の取り組み、しかもメディア掲載が一部に限られたにも関わらず多くの市民に駆けつけていただきありがたい次第です。

1回目の上映後に行った「女性自衛官の人権裁判を支援する道北集会」には、帰ってしまった人も随分いましたが「集会だけ参加したい」と来てくださった女性グループもあり、最終的には70名余の方々が報告に耳を傾けていただきました。

Sn3d0109 ■報告集会の様子

裁判の現状とともに映画『アメリカばんざい』の取材経験を報告してくださったのは影山あさ子さん。影山さんは女性自衛官の人権裁判を支援する会共同代表の一人でもあり、映画のプロデューサー兼インタビュアーでもあります。

この報告集会後に新聞報道されましたが、原告である女性自衛官に対して航空自衛隊は任用継続を拒否してきました。空自の内規で定める拒否事由に何ら抵触せず、むしろ救命活動で表彰された原告を任用継続拒否する理由はありません。もし航空自衛隊が理由をつけるとすれば、「国を相手に裁判を起こした」ことのみ。しかし原告は不法行為を受け、その責任を問うているのです。防衛省でさえ、女性自衛官の訴えを認め加害者の3等空曹と元上司などを懲戒処分にしました。

200902283 ■道新2月28日付

原告の女性自衛官は憲法に基づく正当な権利行使をしているのであり、それは任用継続拒否する事由にあたりません。そのあたりの具体的な報告も集会中なされました。

集会および夜の上映も終わると、物品販売コーナーにはたくさんの参加者が足をとめ、また女性自衛官支援の署名コーナーでは50名分の署名が集り、署名用紙を持ち帰る姿も多く見られました。

Sn3d0116 ■大盛況の物販

寄せられた感想文用紙をみれば、遠くは名古屋(!)から駆けつけてくださった(とはいえ、他に用事があったのだと思いますが…)方もおられ、また参加者の話によれば現職の自衛官が参加していた(子どもの同級生の親御さんで顔見知りだった)との報告もありました。何かを感じていただければいいですね、とスタッフの間でも話題になりました。

実行委員会は3月8日に総括および決算の実行委員会を開催し、今後の活動についても話し合いました。今回の活動を一度きりのものとせず、平和運動にかかわるものとして自衛官の人権や、「平和運動と自衛官の一致点」を見出すためにも活動は継続していこうと確認しました。どういう展開を提起していけるかは、今後ブログ上でお知らせすることになろうと思います。

まずはご来場いただいた市民のみなさんに感謝申しあげます。そして、女性自衛官の人権裁判への一層のご支援をお願い申し上げます。次回公判は4月23日(木)午前11時から、札幌地裁8階の5号法廷にて。原告の好きなオレンジ色のものを見につけ傍聴にいらしてください。

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