日記・コラム・つぶやき

2007年12月30日 (日)

2007年回顧、2008年展望

2007年もあと二日で終わりです。今年5月からスタートした新ブログですが途中若干の休憩期間を挟みながらも本投稿を含め52本の記事をUPすることができました。記事投稿のなかで山田が留意したのは以下の点です。

・旭川で起きているがメディアに載りにくい情報を紹介する。(とくに陸上自衛隊第2師団や旭川の平和を求める勢力の動向など)

・政教分離問題は平和を崩す靖国派の策動と連携しており重視し、些細なことでもできるだけ見逃さない。

・メディアやウェブに掲載されたことでも情報蓄積としての意味を持つ情報は紹介する。(佐藤正久氏の自衛隊ぐるみ選挙運動や第2師団所属自衛官の不祥事などが特徴的か)

・以上を含めて事実に基づく記載を追求し、推測や主張については事実報道と区分しそれらが「推測」「主張」であることが分かるように記載する。

改めて振り返ってみると取材を進めて驚いたのは政教分離問題が曖昧にされようとしていることの深刻さです。上川神社例大祭の「市民パレード」問題では、神輿行列の後部を「市民パレード」と称することで堂々と自衛隊車両が人員(運転手)とともに提供されている例を紹介しましたが、その後判明し今後調査をすすめたい事例としては士別神社例大祭については神輿行列自体に自衛隊車両が提供されているらしいのです。旭川で曲がりなりにも建前として主張されている「理屈」すら不要だ、というのは地域の中で「政教分離」を問題視する勢力の小ささ(逆にいえば、神社支配の強さ)を表しているのではないかと考えます。2008年はこのような問題にも迫っていきたいと思います。

佐藤正久氏の「ぐるみ」選挙運動問題では護国神社に堂々と掲げられた政治活動ポスターの例や、自衛隊官舎敷地内に掲示された選挙ポスターの例を紹介しました。官舎敷地のポスターは誰か見知らぬ第3者の通報により旭川市選管から佐藤陣営に警告があったようで、一気に撤去されました。その後の話によれば、自衛隊演習場に隣接している民有地のキワドイところに設置されていた野党(民・共など)の政党ポスターに対し、自衛隊から猛烈な抗議と撤去要請・謝罪要求があったそうです。一部良心的な政党は撤去したものの、「江戸の敵を長崎で討つ」というか「八つ当たり」めいた攻撃にある関係者は「いままで何十年も何も言われなかったのにね。それに言われる筋合いのない場所だと思うんだけどね」と自衛隊の自己中心ぶりに唖然としていました。独特の論理が公然と通じる閉鎖社会の一部を垣間見たようなきがします。

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さて2008年ですが、基本的にはいまのスタンスを維持し、さらに取材網を広げる努力をしながら記事を発信していきたいと思います。当会の例会報告についても毎回の特徴がわかるような記載を心がけます。しかしながら、自衛隊の情報保全隊の活動は日本共産党の告発で周知の通りですし、当会としても個人情報保護の観点から会員個人を特定できる情報については掲載いたしません。その結果、報告に不充分さが生じるかもしれませんが、ご容赦ください。

また2007年に市民の方から当会までお寄せいただいていた情報として自衛隊のヘリコプター騒音問題があります。これはこれまで具体的な問題として記載しませんでしたが、当会会員からも騒音問題への取り組みの要望がありますし、自衛隊周辺でも一部飛行コース下の世帯では著しい騒音被害があると推察されます(コースから外れた場所だとさほどでもない、らしい)。声を寄せていただいた人のなかには自衛隊や市役所に何度も抗議しているものの「のれんに腕押し」で怒りを抱えている人もいます。よって当該地域住民の声を収集し、反映させながらの活動を組み立てていきたいと思います。これをご覧頂いている旭川市民で、ヘリ騒音に違和感を感じられている方はぜひメールでご意見をください。

第2師団は全国でも類例の無いIT化戦闘部隊の実験師団として当ブログ開設と同じ時期の2007年5月頃より研修と訓練をすすめています。これは今後も続きます。これらを通じて、自衛隊がどう変貌していこうとするのか、とりわけ対米従属ぶりや海外派兵型“軍隊”としての変質がどうすすもうというのかを見極めつつ、憲法違反のあり方に異議を唱えていきます。

自衛隊に対するスタンスは上記述べたとおりですが、個々の自衛官(特に士クラスの下級自衛官)の基本的人権を守り、憲法を共通項として連帯していきたい気持ちを特に表明したいと思います。私達は自衛隊を「敵視」しているわけではありません。憲法のスタンスからいまの自衛隊を眺めた場合、異議を唱えざるを得ないわけで、それは市民感情からいって仕方ない側面があります。しかし、市民が公然と自衛隊に異を唱えるのは困難さがあります。とりわけ「自衛隊の街」においては。防衛機密など自衛隊特有の隠れ蓑を被っての下級自衛官いじめや、セクハラ・パワハラ、安全でない場所への派兵を含む生命の軽視等については現行自衛隊制度の下でも現場自衛官と政治家、市民が手をとり改善可能だと信じます。そのための法令によって保障された勇気ある告発を推奨します。適法な告発であっても、現場での不利益があるかもしれません。しかし、そのことへの対処も含め、改善すべきことは改善しましょう、と呼びかけます。

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以上をもちまして2007年回顧、2008年展望といたします。新年も引き続くご閲覧、ご支援をよろしくお願いします。

旭川平和委員会青年部:ブログ担当 山田久志

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2007年6月19日 (火)

「福祉は平和な世の中だからこそ成立する」

今朝(2007年6月19日)の北海道新聞旭川版に掲載された記事をご紹介します。

0009 記事にもあるとおり、福祉施設職員氏のデザインが全国的福祉組織の行うTシャツの図案コンクールで入賞したとの話。よく読まなければそれだけの話ですが本文3段目真ん中あたりに図案の発想について書いている部分を読んでハッとしました。該当部分引用します。「数字の9の字をモチーフに・・・『福祉は平和な世の中だからこそ成立する。憲法9条を守りたい』との願いを表現した」とのこと。

全国肢体障害者団体連絡協議会編『米食い虫、非国民と ののしられながら-戦争を生き抜いた肢体障害者たちの証言』(2004年3月刊)を読み、戦争というもの、総動員体制下の思想動員というものが、いかに弱者を排除し苦しめるものなのかを知りました。麻疹が原因で四肢障害になった男性は、「戦争中は・・・『おまえみたいなものが表を歩くものじゃない』と言われたり、憲兵に『びっこが町を歩くご時世じゃない』と言われた」とか、中学校の軍事教練のとき配属将校に「あいつは非国民だ、穀潰しだ」と言われたりと肩身の狭い思いをしてきたそうです。ハンセン病を発病した女性は終戦前後、ハンセン病の悪化から「手足がまったく利かなくなって、3年間というものは寝たり起きたりの状態」になっていたそうです。周囲がハンセン病だと気づかなかったために隔離されませんでしたが、逆に診断されなかったために病気が悪化しました。この女性は「お医者さんにいっても、優秀なお医者さんや看護婦さん(ママ)たちはみんな戦地に行ったり、また、軍隊のために派遣されていて、おそらく、病院にいたお医者さんというのはお年寄りか、インターンしかいないという時代の病院に私がかかっていたので、ハンセン病というのを見つけてもらえないがために、ずっと幼児慢性関節リューマチという病名でもって、12年間治療しました」と証言しています。

いまの政治はどうでしょうか?日本国憲法では「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(25条)と規定していますが、障害者自立支援法は収入のない障害者に家族の収入まで対象として施設利用料を負担させるという悪法です。政府は福祉予算をできるだけ削減したい、との意図を隠しません。

一方で防衛予算は5兆円もの巨大支出を続けており、GDP1%以内とはいえ、過大な支出との批判が渦巻いています。内容をみても対ソ戦のために開発された90式戦車(主に北海道に配備。本体価格8億円、周辺装備も含めると10億円)を毎年購入しており2007年度も9両購入する計画です。実効力に疑問符がついている「ミサイル防衛」システムへの総額1兆円を超える過剰な予算配分等問題は多すぎます。近頃は海外任務対応のため「海外派兵型装備」の購入も行われ、例えば1100億円もする「ヘリ搭載型大型護衛艦」(排水量では過去最大規模)が累計4隻も購入されています。そしてこれらの「価格」だって積算の根拠が明らかにされない、暴利をむさぼることも可能な価格設定との噂も絶えません。

これら軍事予算を最小限まで削減すれば、国民が切実に願っている暮らし・福祉・医療・中小零細企業振興などなど、多様な事業が展開できるのです。問題は予算をたてる視点、ではないでしょうか。平和憲法もつ国の政府にふさわしく世界各国に誇れる福祉重視の国づくりをすれば、「日本を見習え」ということで貴重な国際貢献をできるのではないでしょうか。

さて話題は大きくそれましたが、Tシャツのデザインをされた村山さんが勤務する施設には私たち旭川平和委員会のメンバーもいまして、つい先日も「女性自衛官の人権裁判」支援署名をお願いに訪ねたばかりでした。これら物品を扱っているのは「あかしあ労働福祉センター後援会」。Tシャツが売れれば販売利益は施設に寄付され最終的には施設運営に役立てられる、とのことですので、政府が予算削減している昨今、市民の平和への思いで支援の輪を広げようではありませんか。お問い合わせは電話0166-57-0888(社会福祉法人あかしあ労働福祉センター)までお願いします。

Tシャツは1枚1700円。こちらのクリックは1クリック通信料のみ!《人気blogランキング》

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2007年5月22日 (火)

新装開店-旭川平和委員会

こんにちは。旭川平和委員会の通称山田です。

これまで旭川平和委員会青年部のサイトを運営していたのですが、自力でつくるサイトというのは労力が必要で、日々の活動の合間にコツコツとやるにしても更新がまばらで最終的には古い情報館のようなサイトになっていました。

2007年に入ってから防衛庁が防衛省へ昇格し海外任務が「本来任務」として、自衛隊が本格的な海外派兵軍隊化されようとしています。また国民投票法が強行・成立させられ「20%の賛成で憲法を変えられる可能性」がでてきました。国民に目くらましを与えれば、マスコミ等を駆使して「戦争できる国」へと衣替えさせられるかもしれません。そのためにはweb上での情報発信も、もちっとコマメにやらないといけないかな、と思います。

そのために旭川平和委員会青年部サイトを新装開店「旭川平和委員会」ブログとしてOPENすることになりました。

これまで旧サイトでご紹介してきた「イラク戦争」「旭川自衛隊の動向」「道北の戦争遺跡・戦争の記憶」「セイブイラクチルドレン」などの活動・情報については項目ごとに整理してUPしていきたいと考えます。どうかよろしくお願いします。

なお旧サイトの方は、記録サイトとして残しておきますので、必要に応じてご覧いただければ幸いです。ご意見、ご要望等はpeace_asahikawa@yahoo.co.jpまでお願いします。当会に対する提案・批判・ご異議も積極的にお受けしたいと思いますが、誹謗中傷やあきらかに敵対的なメールにつきましては必ずしもご返信いたしかねますのでご了解ください。

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