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2013年6月11日 (火)

6月5日、北海道護国神社慰霊大祭への幹部自衛官玉串奉納

今年も6月4日から6日まで北海道護国神社慰霊大祭が行われ、全道から遺族会のお年寄りが参集するとともに、地元住民にとっては「常磐公園に出店がでるお祭」となりました。

2日目午前中に行われた神事に制服着用の幹部自衛官が参列。

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2013年の特徴として、全員が陸上自衛隊のメンバーだったことです。もちろん自衛隊旭川協力本部の隊員もいましたが、その方も陸上のかた。海上・航空からはどなたも来ていませんでした。一方で、例年代理出席だった北部方面総監本人が参列されていました。
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祭典の雑務、交通整理や案内などを一手に担当するのはこれまでと同じく自衛隊のOB組織である隊友会。

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会場でのアナウンスによれば、祭典準備のための清掃活動に陸上自衛隊第2師団のボランティア組織が参加したとあり、改めて安倍首相が「外では軍隊と呼ばれる」自衛隊と戦死者を神と祀る護国神社の有機的結びつきが露になった「慰霊大祭」だったといえます。

誤解なきように一言しますが、先の大戦で家族のため故郷のため戦地に赴き、結果、命を落とした方々に対しては心から哀悼の意を表明しますし、その方々をご遺族が思う気持ちには異論ありません。宗教活動そのものに異を唱えているわけではありません。

例え「休暇をとり私人として参加している」と説明しても制服姿の極めて上位の幹部自衛官が連なって、アナウンスでも肩書きを付して来賓席上位に身を置いて参列し、玉串を奉納するということは、一般参列者からみれば「自衛隊が公式参拝している」と受け止め、それこそが護国神社に利する行為となるわけです。政教分離原則に抵触しているのではないか、と申し上げたい。

蛇足ながらもう一言すると、かの幹部自衛官の「お付き」なのか「運転手」なのか「副官」なのかわかりませんが、同行してきた制服自衛官たちは参拝することもなく駐車場にわらわらとタムロし、世間話に花を咲かせていました。それは神事後の「打ち上げ」「宴会」でもある「直会」のときもそうでした。これは私人として参列する意思のない自衛官が、幹部に付き従ってきた、ということになりませんか?あくまで幹部が私人であるというなら、ご自分の判断で私服にて一般参拝されたらいいと思います。

なお今回、参列したとある旭川市議会議員のI市議が参列後、ご自身のFaceBookにて旭川市長が参列せず公務欠席したことを批判し「召集令状は自治体職員が配った。市が招集者だ。それを市長が参拝しないのはおかしい」という趣旨の発言をされていました。しかしながら、天皇の統帥権によって行われる召集令状の招集者は各連隊区司令部であり、確かに自治体の兵事係が届けていましたが、自治体にも責任はあると思いますが理屈としてはおかしいことを持ち出して市長欠席を批判しています。

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上記「召集令状」は毎年8月15日に配布しているチラシ版に作り変えた(原版は本物)もののコピーです(なので赤くない)。

この市議さんは旭川市議会防衛懇話会の幹部で、自衛隊や護国神社とは密接な関係にあると報じられていますが、だからといって事実とは異なる根拠を持ち出して批判するのは公職にあるものとしていかがかと思います。

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