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2010年11月 9日 (火)

11・3日米共同訓練反対上富良野・全道集会

11月2日から上富良野町で開始された日米共同訓練。その様子は北海道新聞でも報じられています。

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http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/258392.html
■2010年11月2日/北海道新聞

結局、米軍がどうやって上富良野に入ったのかはわからず仕舞いでしたが、すでに10月下旬から同町内は自衛隊車両やヘリが慌しく行き来している姿は確認しています。事実確認はまだですが、「戦闘ヘリも飛んでいました。コブラでは?」との情報も。この戦闘ヘリ、2日以降も飛んでいたそうです。第2師団に戦闘ヘリは居ないはず。どこから来たか?

そんななか、11月3日に日米合同演習反対道北共闘会議(以下「道北共闘会議」)と道レベルの5団体主催で「日米共同訓練反対上富良野・全道集会」を開催しました。集会には予想を超える80名が参加し自衛隊の米軍に追随する「戦争訓練」にNOの声をあげました。

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■会場全体の様子

集会は11月3日(水・祝)の午後1時から、上富良野町公民館大ホールで開かれました。集会では冒頭、道北共闘会議を代表して守屋敬義・旭労連議長が挨拶。次いで道団体を代表して畠山和也・北海道安保破棄実行委代表委員が挨拶をし、紙智子参議院議員が激励挨拶しました。

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■守屋敬義・旭労連議長

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■畠山和也・道安保代表委員

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■紙智子・参議院議員

次いで集会は基調報告としてこの間の米軍と自衛隊との関わり、とくに北海道の状況について学習しました。基調報告は石田明義・北海道平和委員会理事長が30分にわたり行いました。その後、上富良野と旭川から自衛隊の活動が市民生活に与える影響など現地報告を行いました。

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■石田明義・道平和委員会理事長

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■現地報告①:米澤義英・上富良野町議会議員

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■現地報告②:湯川界・旭川安保事務局長

集会は全体で「集会決議」を採択し、陸上自衛隊上富良野駐屯地に対し「抗議団」を派遣することを決定。5名の抗議団を任命し、派遣しました。その間、集会参加者は上富良野町公民館から上富良野駐屯地正門まで約30分間デモ行進し、町民にアピールしました。

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■町内をすすむデモ隊

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■駐屯地正門前にて、抗議団の帰りを待つ

抗議団によれば、この日は駐屯地司令不在ということで広報担当者が「抗議決議文」を受け取った後、簡単なやりとりがあっただけでした。

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■出てきた抗議団

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■正門前で報告をうける

行動参加者は休日で閉まっていた駐屯地正門前で抗議団からの報告をうけましたが、その間も門衛所(?)の自衛官は参加者に向ってビデオやカメラを向け容赦なく撮影していました。その姿を記録しようとレンズを向けると、慌ててカメラをしまう姿も。それなら最初から向けなければよいのです。彼らは駐屯地の情報保全隊でしょうか。

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■あわててカメラをしまおうとする隊員

デモはこの場所で解散し、参加者はそれぞれ公民館まで戻りました。この後、希望者のみのオプション企画として上富良野演習場の着弾地が見える個所などの見学会を行いました。

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■畑の真中でバスを降りる参加者たち

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■着弾地の煙幕(見えづらい)

ほぼ全員が同行しての見学会はごく短時間でしたが、遠くの着弾地から一定間隔で迫撃砲らしき発射音と着弾音(破裂音)が聞こえ、立ち上る白煙が目視できました。原野(といっても上富良野演習場ですが…)のど真ん中に上る煙幕を眺めながら、一行は多田弾薬支処へ。

通常、このような施設名称は地名がつくケースが多いと思いますが、多田弾薬支処(多田分屯地)の「多田」が彼の地の地名なのかと思いきや、違うとの事。このことは多田弾薬支処の公式サイトに書かれていますのでそちらもご覧下さい。
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/nadep/hensei/tada/tada.html

「多田」はこの地の地主だった多田さんの名前。旧多田牧場跡地を買収して弾薬庫を建設。今も残る旧弾薬庫から移転したそうです。上記公式サイトによれば「全国で唯一地域名のつかない弾薬支処」だそうです。

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●日米共同訓練反対上富良野・全道集会の報道

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■2010年11月4日/北海道新聞

http://news.livedoor.com/article/detail/5116080/
■2010年11月4日/しんぶん赤旗

●日米共同訓練の内容に関する報道(11月9日時点)

「日米合同訓練を公開 ヘリボン訓練やIT戦の検証も」
Plc1011051725014p2
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101105/plc1011051725014-n1.htm
■2010年11月5日/MSN産経ニュース
北海道上富良野町上富良野演習場で行われている陸上自衛隊米陸軍との共同訓練の模様が5日、報道陣に公開され、ヘリコプターによる迫力ある作戦が展開された。
この日、午前中に公開されたのは、空中機能作戦のひとつであるヘリボン訓練。陸自による訓練に続いて、米軍がヘリ降下から陸上で展開する作戦が繰り返された。今年度はこれが唯一の日米共同訓練で、米軍はミズーリ州兵280人、陸自は第2師団450人が参加。5日までの機能訓練の後、8日から10日まで総合訓練が行われる。
第2師団の橘木耕治広報室長は「米軍のノウハウを吸収するとともにお互いにスキルアップすることができれば」と話した。
この日午後には同じ上富良野演習場で、IT技術の進歩に伴い、各種の指揮統制、通信装備品などを使用して将来の戦い方を研究する実動検証も公開された。

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なお、直接の関わりはありませんが、冒頭の北海道新聞記事の右隣に下記の記事がありました。

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■2010年11月2日/北海道新聞

この事件に関してはその後、「革命軍」を名乗る犯行グループからの声明文が報道機関に送付されたようです。ニュースでは「革労協反主流派」ではないかと推測しています。
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/201108030.html

改めて明記しますが、私どもはこのような「武器による抵抗運動」は今の日本社会において民主主義発展の害悪でしかなく、平和運動はペンと声によって行われるべきと訴えます。集会開催もデモ行進も平穏に訴えを知らせる示威行動であるべきで、何か気に入らないからと銃器等に流れる変革に、私達は組しません。

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コメント

>抗議団によれば、この日は駐屯地司令不在ということで広報担当者が「抗議決議文」を受け取った後、簡単なやりとりがあっただけでした。

休日だし司令がいるわけないさ
ただ、広報担当の顔くらい画像加工してやれよ、全国全世界に無断で公開され肖像権を害されてんのにさ~


>行動参加者は休日で閉まっていた駐屯地正門前で抗議団からの報告をうけましたが、その間も門衛所(?)の自衛官は参加者に向ってビデオやカメラを向け容赦なく撮影していました。その姿を記録しようとレンズを向けると、慌ててカメラをしまう姿も。それなら最初から向けなければよいのです。彼らは駐屯地の情報保全隊でしょうか


そんな事で文句言うなら最初から駐屯地に向けてカメラ向けるあんたらに問題があるんじゃねぇ?
保全警備上撮影する義務と権利は彼らにあるんだしさ
任務上撮影している姿を取られこのように簡単に公表公開されると彼らに非常に迷惑がかかるの「お分かり?」

理解出来ないなら簡単にカメラで駐屯地なんて撮影するな、警察に通報されて事情聴取されても文句言えない行為している事お分かり?

投稿: 山田 弘泰 | 2010年11月 9日 (火) 19時25分

>山田弘泰さん

さきにカメラ向けたのはあちら(自衛隊)ですけどね。それに一般に公開された駐屯地正門が「事情聴取」に値するなら、多くの報道機関が事情聴取されてますね。イラク派兵の頃など、旭川駐屯地の壁の上から内部を撮影しているメディアを見ましたよ。

今回も多田弾薬支処では「撮影は許可が必要」の表示があり、隊員と話して確認した上で撮影はしませんでしたよ。まあ撮影しても通報されなかったでしょうが、そこは日本人として同じ国民としてのモラルですよ。

投稿: 山田(ブログ管理者) | 2010年11月10日 (水) 13時19分

質問
抗議活動に関してなのですが、なぜ駐屯地等に直訴するのでしょうか?
今回のような日米共同訓練のようなものは別に第2師団長が計画した
訳ではなく、もっと上層部の計画であり、下部組織に対する抗議の意味はあるのでしょうか?
少し前の旭川駐屯地の記念日の抗議を駐屯地に直訴するのは道理にかなうと思います。

投稿: ななし | 2010年11月13日 (土) 19時43分

>ななしさん

今回、第2師団宛に中止要請したのは問合せ先の最上位者が「第2師団司令部広報」の担当官だったからです。
ですが、防衛大臣宛の連名にすべきであったと思います。以前はそうしていたのですが、要請文起案者が第2師団長だけに充てて文書を作成しました。次回からは連名にしたいと思います。

投稿: 山田(ブログ管理者) | 2010年11月17日 (水) 13時16分

コメ見ていて気づいた点をちょっとだけコメしますね

>さきにカメラ向けたのはあちら(自衛隊)ですけどね。

任務の特性上撮影を行う行為は違法じゃないでしょうし、咎められる必要も無い。抗議に来た人物の特定とその思想等を把握するのは「警備上」許容範囲。
仮に今後駐屯地に何らかの形で損害を与えたような事案(別名:テロ)が起きた場合は、抗議活動に来た人間の顔写真等を捜査資料として使用もするでしょう。
なのでこういった自衛隊側の撮影は違法じゃないし問題視する必要も無い。
逆に抗議活動に来るのはともかく門の周囲や内部を写真撮影を行うというのは今後何らかの形で損害等を引き起こす可能性がある「悪意ある対象」と見られてもおかしくない。


>それに一般に公開された駐屯地正門が「事情聴取」に値するなら、多くの報道機関が事情聴取されてますね。

ニュースや取材等で撮影するのは「広報から許可を貰った上で一定の条件下で撮影」
事情聴取される必要も無いし、あちらさんもそれは問題にしない
けど一般公開の際大抵どこの駐屯地でも「駐屯地内部の撮影はご遠慮下さい」とパンフとかに書いてあるし、仮に撮影した場合警備担当から撮影目的と公開の有無を聞かれるはず。
仮にネットとかで写真を公開する場合は、それら内容等を広報担当に確認しなければ厳密には違法扱いになる可能性もある。
無論某基地の内部の様子を望遠レンズとかで撮影した雑誌が防衛庁から訴えられたケースもあります。
基地公開の際に撮影した写真で「式典の会場とその訓練模様」を撮影したならともかく、抗議活動の模様を撮影しているというのはあちらからしたら「要注意」としてリストアップされているでしょう。

まぁ自分らの活動を正当化しようと考えるのは咎めませんが、程々にしませんとしっぺ返しが来ますよ、そのうちに・・・。

投稿: ななし | 2011年1月27日 (木) 13時05分

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