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2010年6月16日 (水)

2010年旭川駐屯地開放:見たまま聞いたまま(1)朝~観閲式まで

6月13日、陸上自衛隊旭川駐屯地開放があり私どもも「6月例会」と位置づけてフィールドワークを行いました。第2師団創立60周年、ということもあってブルーインパルスなのかな?と思います。ある市民のブログでは「旭川で最初で最後のブルーインパルス」と評しており、本当に「最後」になればよいと、思うのですが。

このFWには、3月に発足したばかりの札幌平和委員会青年部も2台6名(+子ども1名)が駆けつけました。また旭川組は午前のFW+午後の交流会も含め7名(+子ども3名)が参加。最終的にはかなり賑やかなFWになりました。

私たちが10時前に駐屯地正面に着くころには、既に目の前の国道40号線は入場待ちの車列が長蛇の列を為していました。その後、花咲スポーツ公園駐車場も隙間という隙間にみな車が停められぐちゃぐちゃ。事前の要望書提出の際、要望事項になかったのですが「駐屯地外の交通整理は自主的にするか市に要請するかしたほうがよいのでは?」と問題提起したのに「私どもは駐屯地内しかしません」と突っぱねた結果がこの大渋滞を引き起こしました。運営サイドの責任は重いです。

10時から「観閲式」がはじまりました。

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■整列する隊員

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■渡部悦和・第2師団長

渡部第2師団長の話は周囲がうるさくあまり聞き取れなかったので詳しくは書きませんが、いきなり憲法からはじまって驚きました。しかし、その内容は「国の憲法前文に規定されている通り、国際社会において名誉ある地位を占めたい、という思い」を述べ、いまの日本の「国際的地位の低下」を述べた上で、そこから脱却するには「経済大国であり続ける必要があるでしょうし、政治・外交・教育・科学技術など」 が重視されているとし、「我々が担当する安全保障・国防もまた極めて重要な一分野」なんだと、憲法、しかも前文から自衛隊の役割を展開するという手法にでました。

次に3氏が挨拶しました。

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■西川将人・旭川市長

第2師団「大きな誇り」
ブルイン「素晴らしい編隊飛行…記念行事に花を添える」

「第2師団の方々には日頃より北の守り、ならびに私ども日本の国家、国民の生命と財産を守っていただくために厳しい訓練をされ日頃から地域のためにご尽力いただいていることにこの場を借りまして改めて感謝の意を表する次第であります。また本来業務となりましたPKOはじめハイチにおきましては…災害復旧支援など、さまざまな災害救援活動におきましても皆様方のこれまでのご活動は多くの市民ならびに国民のみなさんが評価をしているところでございます。
私どもはこの地域に第2師団を擁していることは地域にとりましての大きな誇りであり、またこれまで地域と共に歩んでこられました第2師団の皆様方とは、これからも一緒に地域を守り、そして発展をさせて行きたい、そのような思いでございます。
明日私どもの55市町村の、第2師団管内の自治体の首長と一緒に東京に要望に伺う予定になっています。皆様方もご承知のように現在、次期中期防衛力整備計画並びに防衛大綱の見直しの時期に入ってきておりまして、西方重視と言うことで私どもこの北海道の師団におきましては、これ以上体制が縮小されることの無いようにということで、明日2師団管内自治体の皆さんと一緒に、その思いを中央に伝えてまいる予定でございます。
また今日は素晴らしい青空に恵まれておりますが、この記念行事に、今日は千歳空港からと聞いておりますがブルーインパルスの編隊が、この旭川師団上空、また旭川市内上空に来ていただきまして、素晴らしい編隊飛行を披露していただけると聞いています。この記念行事に花を添えていただいたことも感謝を申し上げたいと思います。」(ほぼ全文)

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■鈴木宗男・衆院議員

「精強部隊は何としても残す」

「いまよく「国際貢献」という言葉が使われますが、日本が世界の中の日本から、世界に責任を持つ日本として羽ばたく。その第一線にたっているのが自衛隊のみなさんであります。今私がこうして話をしながらも、この旭川から7000キロ離れた中東ゴランで皆さん方の仲間はUNDOFの要員としてがんばっているのであります。日の丸を背にして、日本を代表して、真っ黒に日焼けしてがんばっているその自衛隊の姿は、私は神々しいものだと感じざるを得ないのであります。
いま西川市長から「次期防衛力整備計画」のなかで、陸上自衛隊の見直し、平成の改編と心配する話がありましたが、私は2師団はじめその隷下部隊、さらには北海道の部隊は精強部隊であると思っとります。精強部隊は何としても残す、これが私の考えであります。地域のみなさんとしっかり結束をして、第2師団さらには旭川駐屯地ここにあり、この姿勢でがんばっていくことをお誓いするものであります。
今日は多くの歴代師団長、駐屯地司令がお見えであります。わけても私が防衛政務次官のとき、ここの師団長さらには北部方面総監、さらには陸幕副長をやっておられた渡邊信利さんがお見えであります。渡邊さんからは「鈴木政務次官、挨拶は短く」といつも指導をうけたもんであります。もう19年前の話でありますが、いまそのことを懐かしく思いながら、自衛隊には…がある、人の情がある、改めて多くの先輩に感謝を申し上げながら、さらに今日ご来場のみなさんがたに協力諸団体のみなさんがたに市町村長のみなさんがたに、私からも感謝とお礼を申し上げてお祝いとしたいと思います。おめでとうございました。」(ほぼ全文)

【写真無し】
■佐々木隆博・衆院議員

驚いた!農民連盟出身民主党代議士が
自衛隊を「平和の戦士」と高く評価
普天間と自衛隊訓練が「世界平和」でつながる?

「今日のこの記念行事はそうした長い歴史を振り返って記念をすると同時に、この旭川市民や道北地域の皆様方に、皆さん方の日頃の訓練をしっかり見ていただいて、その堂々たる訓練、それを見ていただいて地域のみなさんに安心をご提示いただく、それがもう一つの大きな意味だという風に思います。先ほど来のみなさんの堂々たる姿に、私も大いに安心を感じたところでございます。
只今ご紹介をいただきましたわたくし衆議院の佐々木隆博でございますが、今年はじめて民主党として予算を作らせていただきました。その予算のキャッチフレーズは「人の命を大切にする予算」であります。しかし、文字通り人の命を守るためにその最前線でご活躍いただいているのは、皆さん方であります。そうしたみなさんの日頃からの取り組みに、心から感謝を申し上げると同時に敬意を申し上げる次第であります。
簡潔に3つのことについて触れさせていただきたいと思います。
1つは宮崎県で猛威を振るっている口蹄疫についてであります。いったん下火になりかけたのでありますが、ここにきて再び猛威をふるってございます。もはやまさに非常事態の状況でありますが、そんななかで全国から獣医の皆さんがたをはじめ、市町村都道府県の皆さん方、管区警察の皆さん方とともに自衛隊の皆さん方、延べ人数で8600名もの皆さん方に日夜問わずお手伝いしていただいていることに、私の立場からも心からお礼と感謝を申し上げる次第であります。皆さん方のお働きは、一日も早く沈静化に向うように共に頑張っていかねばならない決意を含めて、お礼を申し上げる次第であります。
2つ目は普天間の問題であります。この普天間の移設の問題に絡んで、鳩山政権は残念ながら退任をせざるを得ないことになりました。しかしそれだけにこの問題は、この国にとっていかに大きなテーマであるかということを物語っているという風に思います。米軍基地の問題、そして日米安保条約の問題、加えていえば世界の平和をどう作っていくかというそうした問題と、一連の課題であります。皆さん方の日頃の訓練やご活躍が、そうした普天間の問題も含めて世界の平和にしっかりと結びつくように、いま我が国はしっかりとした思想そして理念を持っていかねばならない、そう思っているところであります。
そして3つ目の課題は、先ほど来お話がありますように国際的に皆さん方が大いにご活躍をしてございますが、国内の防衛問題と含めてこの国の防衛をどうしっかりと構築していくかという問題であります。先ほど来お話がありますように、この道北55の市町村のみなさんの思いも含めて、私も政府の一員でありますから、そうした自治体の皆さん方と一緒に道北の守り、そして道北の皆さん方の振興について自衛隊しっかり守っていくために全力で頑張っていく決意であります。
みなさん方が「平和の戦士」としてこれからも心置きなくご活躍いただけますように、心からご祈念申し上げてご挨拶とさせていただきます。おめでとうございます。」(ほぼ全文)

以上が観閲式の様子です。

でもって、確かに翌14日、道北55市町村長が国に要請にいったようです。当の佐々木隆博衆院議員ブログから転載すると以下のとおり。

S2010_0614_124428
■道北地域(陸上自衛隊第2師団地域)市町村 自衛隊協力会道北地域連合会より「北海道及び道北地域の自衛隊体制維持を求める要望書」をいただきました。旭川市 西川将人市長、富良野市 能登芳昭市長、上富良野町 向山冨夫町長、中富良野町 木佐剛三副町長 他計25名が要請にお見えになりました。要請先は、楠田大蔵 防衛大臣政務官、高見澤将林 防衛政策局長、大江博 防衛政策局次長、黒江哲郎 防衛政策局次長、堀江徹 防衛計画課長、荒川龍一郎 陸上幕僚副長、番匠幸一郎 陸上幕僚監部防衛部長、安斎勉 海上幕僚監部総務部長、岩成真一 航空幕僚監部総務部長
…とのこと。

番匠元名寄駐屯地司令はいま、陸幕防衛部長なんですね。

さて、その後の観閲行進、ブルーインパルスと訓練展示、装備品展示等は(2)として次回ご報告します。

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