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2010年2月13日 (土)

紀元二六七〇年(平成22年)建国記念の日奉祝の集い:見たまま聞いたまま

2010年の旭川「建国記念の日奉祝の集い」を見学してまいりました。

Sn3d1122 ■案内看板

今年もロワジールホテル旭川で開催されました。会場に着くと一般受付で「参加してもいいですか?」とこちらが質問する前に「アンケートにご記入下さい」と言われ、即座に記入。年齢と性別、この集会を何で知ったか?を書き、アンケートを渡すと資料と記念品が入った袋を渡され、「どうぞ」と。

Sn3d1132 ■配布資料

Sn3d1128 ■紅白餅

Sn3d1129 ■いつもの業者

Sn3d1130 ■開けてみると…

紅白饅頭を楽しみに帰宅後に開けてみたところ、今年は紅白餅。去年は饅頭ではなかったですか?(違っていたらごめんなさい)。そのせいか消費期限が去年より1日短い。空けたらそこに写真右のような紙片があって、「建国記念の日」「紀元節」についてアピールされている。

Sn3d1131 ■紀元節について

もちろん文中には、明治6年の最初の紀元節が1月29日であったこと(2月11日に大した根拠はない)などの記載はありませんでしたが…。

入場するとイス5席のテーブルがタテに10列、ヨコに4行で計200席。去年より入っているなーとの印象はありましたが司会席逆サイドの左側前方にポッカリ空席ゾーンが。全部で150名程度でしょうか。ほとんどが70-80代の男性。女性と青年の姿はポツポツ。みなスーツ姿ですから私のような私服姿は目立つ目立つ。最後列に着席すると、両隣のおじいさんたち、酒臭いったらありゃしない。既に一席終えてきた感。酒の勢いか私語や独り言も多い。彼らにとって厳粛な祝いの場ではなかったか?

集会の式次第は例年と同じ。以下にご紹介。

1開式の辞
2国家斉唱
3紀元節の歌
松式辞
5祝辞
6祝電披露
7来賓紹介
8聖寿万歳
竹閉式の辞

不吉な数字の「4」と「9」を松と竹に置き換えてます。私のような局外者が困ってしまうのは「国歌斉唱」と「聖寿万歳」。一応、見学に来たのであって祝いに来たのではないですが、場の空気を乱すのはいくら何でも失礼と思い起立拒否はしませんでした(まあ当然か)。

Sn3d1123 ■田下昌明氏

式辞は実行委員長で豊岡中央病院の理事長(だったか?)の田下昌明氏。長いので全部は紹介しませんが、印象的な部分を少しかいつまんで。
自民→民主への政権交代したが「然し乍ら只今、新政権はいたずらに迷走を続けているとの感が否めません」「そして夫婦別姓、外国人参政権など、国民が望んでもいないわが国を内部から崩壊させるような政策がすすめられようとしています」。
→望んでいる国民は多いです。何をもって「内部から崩壊」なのか抽象的でわかりません。
「わが国が如何なる国であるか、わが国はどういう歴史を辿ってきたのかを再確認するのが、かつては紀元節と称された今日の建国記念の日であります」。
→しかしその歴史とは「神話」なのですね。

祝辞には3人の方が紹介され発言していました。以下は山田メモなので省略等あります。

祝辞1人目:旭川商工会議所副会頭・松野和彦氏(旭薬調剤センター代表取締役)
会議所としての正式な祝辞はパンフレットにあるとおり。参照してください。私見ですが明治政府が明治5年に建国記念の日を紀元節として定め、欧米と交渉していった。そのおかげで今日がある。実に英断だったと思う。その結果、資源のない日本が世界に列することができた。
第2次世界大戦、東京裁判などあるが日本は決して悪くなかった。戦争に引き込まれたのだ。当時資源のなかった日本が強大になりすぎた。
戦後、これまで培ってきたことをすべて否定された。渡部昇一さんの2月10日発売の近著。渡部氏は右翼だが事実は事実としてもっともな記述。いま日本はあるけど日本人の心を持っている人が少なくなっているのではないか。これまでずっと培ってきた日本人の心、これを失うな、と。

Sn3d1124 ■今津寛氏

祝辞2人目:元防衛庁副長官・元衆院議員・今津寛氏
派遣切りされた人たちの問題、東京では派遣村に集った580人の半数が、支給された2万円を受け取ったら行方不明になったという。とても残念。日本人は本当は自分のためでなく人のために何かをなす。
いま旭川冬まつりにたくさんの客で会場は一杯。その雪像作りをあたりまえのように自衛隊がやっている。本来は国民を守る任務の自衛隊が、まつりのためにがんばっている。
政権が代わり自民党に厳しい批判がある。事業仕分けなど話題だが、同じことは自民党もやっていたが宣伝が民主党ほど上手ではなかった。その民主党、小沢幹事長に連れられて中国に143人の国会議員が行ってきた。北京で国家主席に面会するときの卑屈な姿、日本人として耐えられない。昨年の副主席来日の際のルール破りについても「構わない」との姿勢。その他にも外国人参政権の推進や夫婦別姓。護国神社のある街ですが、靖国神社参拝をやめて無宗教の施設をつくろうとの動きも。これらは日本人であることを根底から覆す。今の政権は日本人であることと相容れない。
自民党は謙虚に反省をしながら、懸命に努力をします。ぜひ叱咤激励してください。

Sn3d1127 ■冨樫勝行氏

祝辞3人目:陸上自衛隊第2師団副師団長兼旭川駐屯地司令・冨樫勝行氏
先人の知恵である礼儀正さなど、世界で高く評価されており、日本の誇りです。日本ならではの価値、日本の強さを忘れずにいたい。

ところで自衛官は皆、制服でこられていましたが、公務中ですか休暇中ですか?質問状を出す前にコメント欄に書き込んでいただけると助かります。

予定していた旭川市長西川将人氏の祝辞は公務欠席のためメッセージを司会者代読でした。ちなみに今津氏の祝辞中に出てくる派遣村の話は明らかに産経新聞の受け売りですが、あの報道には事実誤認があって確かに行方不明になった人もごく少数いたものの、他の人々は職を探していて門限(しかも早い!)までに施設に戻れなかっただけと後日判明したことまではフォローできていないようです。

祝電は3名の自民党国会議員からのみ。3名とは伊達忠一、山谷えり子、佐藤正久の各自民党参院議員。

Sn3d1136 ■パンフレットより

来賓紹介では参加している来賓が全員紹介されました。ここで興味深かったのは人数が昨年より一気に増えていることです。ここに参加者数微増のトリックが隠されているような気がしてなりません。というのも昨年まで来賓には加わっていなかった肩書きの方が加えられているのです。例えば「新しい歴史教科書をつくる会」の事務局を担うカルト団体として一部に有名な「キリストの幕屋」も加わっていました。学校法人桜岡学園名誉理事長とか自衛隊父兄会、陸士61期生会、桜会、日本女性の会とかわけのわからんものまで。そして見過ごせないのが自衛隊第2師団および駐屯地の各最先任上級曹長、そして駐屯地曹友会長。高級幹部のみならず、曹士クラスにまで触手を伸ばそうという靖国派の延命大作戦とみました。会場には制服姿の自衛官が何人かいましたが、みな来賓のひとがたでしょう。来賓にせねば来ない、ということでしょうか。

毎年なんですが、自民党や保守系議員ばかりがずらずら並ぶ中、民主党市議会議員・岩崎正則前議長が来賓参加しています。今年も名前を呼ばれて、立ち上がって挨拶していました。市政通の知人に聞いたところ、岩崎氏は根っからの「そういう人」みたいです。

一つ疑問もありました。昨年まで「聖寿万歳」を行っていた旭川ペインクリニックの的場光昭氏が来賓として参加していない様子。これは驚きました。きっと的場氏ならば、何を置いても予定を空けることでしょう。もしかすれば出席はしていたのかもしれませんが、それなら更に疑問です。来賓ではなかったということですから。

Sn3d1134 Sn3d1133

例えば今津寛氏が来賓として参加していることは関係していないでしょうか。国会でのアイヌの先住民族決議で今津氏がとりまとめをしたことに、的場氏は相当噛み付いています。この問題では的場氏、田下氏、比布神社の鎌田告人宮司の3名が歩調を同じくしています。田下氏は実行委員長として今津氏を招かないわけにはいかない。しかし的場氏は…、そんな構図でしょうか。「思い込みも甚だしい」と笑われるかもしれませんが(苦笑)

式は2時に開会し、予定をオーバーして2時40分に終了。10分休憩の後に2時50分から記念講演があったのですが、残念、山田、欠かせない用向きのため講演部分は欠席いたしました。今年は「日本地雷処理を支援する会」(JMAS)理事の出田孝二氏がカンボジアにおける平和構築について講演する予定でしたので、本来の意味で楽しみだったのです。自衛官OBでつくるNGOだとしても、外から見る限りJMASの地雷除去活動は意味のあるものと見受けられます。例えば小松製作所との単独協力体制になっていることなどから背後に何かあるのか、とか、自衛官の天下り先になってやしないか、とか、勘ぐるべきではない(苦笑)と思ったり。現地の人に役立つ支援ができていれば一定の評価はあってよいと思います。なので聞きたかったのになー。

ちなみに講師の出田氏、最終階級は陸将補で陸上自衛隊施設学校長まで昇った陸自幹部でした。パンフレットに掲載されている写真を見て、友人は「作業服に大工刈だね」と言ってました。人となりばかりはわかりません。

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