« 紀元二六七〇年(平成22年)建国記念の日奉祝の集い:見たまま聞いたまま | トップページ | 2010年2月例会:「平和を守る『信教の自由』~砂川政教分離訴訟・最高裁判決」 »

2010年2月15日 (月)

2010年「2・11平和集会inあさひかわ」に参加して

旭川のキリスト者のみなさんが毎年続けられている「2・11平和集会inあさひかわ」に、今年も参加してまいりました。

この集会は「建国記念の日」が復活された折、これは「天皇中心の神の国に戻す動きではないか」との危機感、「戦前、国民も戦争の担い手となり、宗教者も例外ではなかった」との反省もあり日本キリスト教団は反対し反対署名を集約・提出したそうです。しかし「建国記念の日」は復活、そこで1968年に日本キリスト教団は2月11日を「信教の自由を守る日」と定め、現在も全国約90ヶ所で集会を続けてこられています。会場となった日本キリスト教団旭川六条教会では毎年、2月11日は休日では無く平日と変わらぬ通常業務を続けておられるそうです。

同教会の西岡昌一郎牧師の司会進行ではじまった集会は最初に礼拝が行われ、第二部で講演がありました。「砂川政教分離訴訟が訴えるもの」と題した講演を、日本キリスト教団岩見沢教会の佐藤幹雄牧師が約45分間話されました。

Sn3d1117 ■講演する佐藤氏

佐藤氏は「空知太神社事件」と「富平神社事件」の両ケースについて詳細に説明され、判決の特徴を解説。空知太神社を「憲法違反」としつつ、解決例として、合憲とした富平神社のケースを紹介し「そのようにすれば合憲になるから…」とさも奨励しているかのような親切さがおかしいと批判。空知太神社の撤去を例示していた高裁判決に対し、「氏子集団の構成員の信教の自由」が守られないとする最高裁の意見に対し、「守られるべきは誰にとっての信教の自由なのか」と問う佐藤氏。「氏子集団はこれまで特権を与えられていたにすぎない。それ(特権付与)を解消することは『信教の自由』の否定ではない」と訴えました。その上で佐藤氏は、アメリカの公立学校が朝礼で「主の祈り」を唱え聖書を朗読することに対し、非キリスト教徒の信仰の自由を侵害するとして合衆国憲法修正1条違反だとの判決があることを紹介。「守られるべきは少数者の信教の自由である」と強調しました。

その上で佐藤氏は「朝日新聞までが社説で神社を『伝統的な習俗』と呼ぶなど、神社を伝統習慣化させようとする戦前の動きが復活されてきている」と危機感を表明。町内会などが神社支援の別組織をつくり形式的には線をひきつつ、実質は変わらない状況がつくられようとしていると指摘。「どこでよしとするかの線引きが難しい」と問題提起されました。

佐藤氏の講演後、質疑応答の後に最高裁大法廷の判決公判傍聴報告を、地元の日本キリスト教会旭川教会の千葉保牧師(政教分離を守る北海道集会実行委員会事務局長)が行われました。

Sn3d1120 ■報告する千葉氏

Sn3d1119 ■傍聴券で座席指定

この日の集会には旭川市内7教会および1団体(当会)から38名が参加。席上献金が募られ、集った2万数千円は旭川の政教分離運動に使われるとのことです。

|

« 紀元二六七〇年(平成22年)建国記念の日奉祝の集い:見たまま聞いたまま | トップページ | 2010年2月例会:「平和を守る『信教の自由』~砂川政教分離訴訟・最高裁判決」 »

政教分離」カテゴリの記事

日本国憲法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/407471/33386457

この記事へのトラックバック一覧です: 2010年「2・11平和集会inあさひかわ」に参加して:

« 紀元二六七〇年(平成22年)建国記念の日奉祝の集い:見たまま聞いたまま | トップページ | 2010年2月例会:「平和を守る『信教の自由』~砂川政教分離訴訟・最高裁判決」 »