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2010年1月30日 (土)

砂川政教分離訴訟の余波(2):北海道・札幌市の現状と対応

砂川政教分離訴訟の最高裁判決後、少しして北海道庁がこの問題での調査報告と対応策を発表しました。また、1月29日北海道新聞夕刊に当初「無償貸与の例は無い」としていた札幌市に複数の事例があることが発表されました。以下に北海道新聞ウェブから転載してご紹介します。

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「中の島神社」有償で調整を 知事が意向 (01/22 09:18)

 高橋はるみ知事は21日の道庁内で定例記者会見を行い、砂川市が神社に市有地を無償で使わせているのは憲法違反とした最高裁判決に関連し、札幌市豊平区の中の島神社が道有地を無償利用する状態が続いていることについて「土地を売却するのが理想だが、有償貸し付けで調整を進めたい」との考えを明らかにした。

 道によると、この道有地は、1979年に国から譲渡され、道は同年以降、神社を管理する地元町内会関係者に売却を提案してきたが、金額が折り合わず、無償使用の状態が続いている。知事は「最高裁が違憲と判断した状況を放置するわけにいかない」と述べた。

(後略)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/211482.html

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札幌市 北海道神宮の鳥居など 市有地無償貸与8件 (01/29 16:12)

 砂川市が市有地を神社に無償で使わせているのは憲法違反と判断した最高裁判決に関連し、札幌市は29日、北海道神宮の第1鳥居(中央区)など市有地8カ所に宗教的施設があったと発表した。市は当初、「無償貸与の例はない」としていたが、精査した結果、現時点の判明分として明らかにした。公園5カ所、道路2カ所、藻岩山の山腹1カ所に社やほこらなどの施設があった。公園内の宗教的施設は、市有地になる前から存在していたものがほとんどだという。<北海道新聞1月29日夕刊掲載>

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/212817.html

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このような事例から考えても(とくに札幌市)、類似例は全道全国で相当になると思います。裏返せば、宗教法人神社本庁だけではないでしょうが、いわゆる神社・神道に対して国及び地方自治体から相当の金額相当の支援になっているのではないでしょうか。このことを考えても、今回の判決の意義は大きいと思います。

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コメント

砂川政教分離訴訟ですが、本州では困っているようですね。それこそ、古代、中世から神社が建っており土地の権利関係なんて考えてこなかった神社も多いと聞きます。神社が中心になっていまだに宮座という中世以来の制度の残る地域も本州にはあります。日本の国民は良心があり戦前近くおよび戦中のように神道を中心とした国粋的なものに日本が向かうとは思えませんが、なんでもかんでも杓子定規にしてしまうと場合によっては日本の古来からの文化破壊につながるかもしれませんね。

投稿: うーん | 2010年9月12日 (日) 20時56分

ブログの主さん、つまり「山田」さんはもしかして「キリスト教徒(特に新興系)」なんでしょうか?
いやね、ブログ見ていて思う事はやけに「神道」関係に痛烈な批判を行っている様子がありますから

新興宗教にはまっている方に共通しているのは、やけに他の宗教宗派に敵対心むき出しで接している事です。
昔からの繋がりや流れというモノにもやけに反感があるようで少し気になりました

投稿: 通りすがり | 2011年8月24日 (水) 15時36分

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