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2009年7月21日 (火)

2009年7月21日、陸自第2師団長が交代

昨年(2008年)8月1日付で就任された佐藤修一前師団長が退職され、新たに21日より前陸将補・陸上幕僚監部装備部長だった渡部悦和氏(54)が陸将に昇進の後、第2師団長に就任された。いづれも7月14日付閣議了承。7月16日付『朝雲』より。

Photo ■渡部・新師団長

0002 ■『朝雲』より

渡部氏のプロフィールですが、なかなか興味深いので若干ご紹介したいと思います。そもそもwikipediaにページがある、というのも興味をひきます。

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%B8%A1%E9%83%A8%E6%82%A6%E5%92%8C&oldid=26954628

1978年(昭和53年)3月:一般幹部候補生(U)として入隊
1992年(平成4年)7月:2等陸佐に昇任
1997年(平成9年)1月:1等陸佐に昇任
2000年(平成12年)8月:第28普通科連隊長
2002年(平成14年)3月:陸上幕僚監部人事部補任課長
イラク人道復興支援における佐藤正久先遣隊長らの人選を行った。
2003年(平成15年)7月:陸将補に昇任、12月:第3師団副師団長
京都府丹波町で発生した鳥インフルエンザ事案に関し出動・指揮。
2005年(平成17年)7月28日:東部方面総監部幕僚副長
2006年(平成18年)8月4日:自衛隊東京地方協力本部長
2007年(平成19年)9月1日:防衛研究所副所長
2008年(平成20年)3月24日:陸上幕僚監部装備部長
2009年(平成21年)7月21日:陸将に昇任、第31代第2師団長に就任

あの「ヒゲの隊長」佐藤正久・現参院議員の人選を行ったこと、何よりも防衛大卒ではなく東京大学工学部卒であること、外務省安保課への出向やドイツ連邦軍指揮幕僚大学への留学経験があるなど興味深いところです。人となりはよく知りませんので、今後どのような手腕を発揮されるか注視したいと思います。

一方でほぼ1年で交代・退職された佐藤修一氏(防大19期)、就任時56歳でしたから未だ57歳。陸将の定年は60歳なのでまだ3年残っておられますが、そういうものなのでしょうか。中央官庁では定年ギリギリまで在職せず事務次官競争に負ければ天下りに降りてゆく、という話を聞きますが、将官の慣例についてはよく知りません。

佐藤修一氏の前任の元第2師団長師岡英行氏(防大19期)はいまなお陸自補給統制本部長として在職中。後任の渡部氏が防大に例えると22期相当とのことですから一気に若返りました。

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コメント

渡部陸将のウィキの原案を書いた者です。

渡部さんの人事の特色は、陸将補昇任以後の配置転換の早さにあるように思います。渡部さん同様、47歳最短で将官になったエリート陸上自衛官には、方面隊幕僚副長→学校長・中即副司令官・地本部長等→幕部長・方面隊幕僚長等、という一般的なパタンがあるのですが、渡部さんの場合は、それに加えて副師団長と防研の副所長まで含まれている。ものすごい短期間でグルグルと回るのが人事管理上どのように扱われているのかは分かりませんが、将官のジェネラリストたる性格、加えて渡部さんの学究肌の性格を考えれば、第1線部隊から行政部門、研究部門に至るまで幅広く経験させようとする陸幕・内局の配慮も見られるような気がします。

いずれにせよ、東大出の陸将は過去10数年間で初めてのことだったように記憶しているので、今後のご活躍に期待大です。

投稿: 専守防衛 | 2009年9月30日 (水) 06時58分

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