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2009年4月 8日 (水)

自衛隊ヘリコプター、連続して夜間訓練で苦情来る

4月6日~7日の両日、陸上自衛隊第2師団第2飛行隊のヘリコプターと思われるヘリ2機が夕方6時過ぎから8時過ぎまで2夜連続の夜間飛行訓練を行いました。春になって飛行訓練が頻発してきたと過日書いたばかりでしたが、平穏な夜を打ち破る上空の爆音に、複数の市民から当会に「苦情」というか「情報提供」の声が寄せられました。

確認しているのは両日とも2機(一部に3機?との声もあったが、明確に確認したのは2機)のヘリコプター(OH-6か?)が陸上自衛隊旭川駐屯地から旭川市末広と東鷹栖あたりまでのエリア上空を周回飛行していたこと。赤い点滅灯は昼間の飛行時より低く見えたものの、それは確かかどうかは不明。

末広在住のある男性は「自宅上空を10分間隔で飛んでくる。真上を通るらしく定期的な爆音は耳障り」と話しています。

大町在住の男性は「6日夜7時30分に2台(2機)飛んでいる。TVの音も聞こえないくらい」とわざわざ連絡をいただきました。

実はブログの記事を書いている今も市内上空を飛んでおり、定期的に飛行音がやってきます。居住者にとってみれば昼間も飛んで、夜も…となれば強度のストレスとなることは間違いありません。

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これにたいし、特定の意図を持っていると思われる人から「抗議」とも「中傷」とも、または単なる「鬱憤晴らし」とも思える匿名メールが届いています。その内容は「自衛隊のヘリだけとりあげて騒音を言うのは単なる反自衛隊。千歳空港や旭川空港周辺の住民は?騒音を言っているのは極少数ではないか」との意見。他には一部野党に対する誹謗中傷を並べ立て、いかにも私たちがそれら一部野党そのものであるかのような攻撃をなさっています。勘違いも甚だしい。私たちはあくまで一致点で共同している平和活動グループなのに。

基本的にまともな論争でない限り個別回答はしませんが(以前から申しあげていますが、立場は異なっても建設的対論ならばコメントを開示しますし、個別メールへの返答もしています)、多くの市民にとっても有用な情報になると思われるのでここで一言したいと思います。

新千歳空港の騒音問題にかかわる地元住民や自治体の困惑の声と道議会とのやりとりはメディアでも相当報道されていますからここでは省きますが、旭川空港の場合、使用航空機のジェット化にあたっては騒音被害が懸念され、地元住民の声を反映して昭和55年度以降、継続して「航空機騒音測定業務」が実施されています。これは空港設置にあたり騒音被害をうける東神楽町との協定によるものです。ですが、自衛隊ヘリコプターに関しては騒音測定調査が行われているとの情報は確認できていません。直接、第2飛行隊に苦情を述べても「法律で訓練できることになっていますから」の一点張り。設置主体が自衛隊だと闇のベールに包まれてしまいます。

その「闇のベール」は訓練の実情にも反映しています。以前にもご紹介しましたが、総務省旭川行政評価分室の事情聴取結果によれば、自衛隊は飛行訓練に対する自主ルールを持っているとか。そのルールから今回の夜間飛行訓練をチェックすれば、「自主ルール」というのがいかに無意味であるかということがわかります。即ち、(1)飛行訓練は午前8時~午後5時までを原則とし、夜間訓練は週一回程度午後8時まで行うとのこと。すでに7日夜で2夜連続であり、原則を逸脱しています。(2)飛行訓練は郊外の山間部で行っており、住宅地上空は行き帰りに通過するとのこと。ですが前回も書きましたが実際は住宅地の真上を旋回飛行しています。騒音ばかりか、住民は墜落の不安にも覆われているのです。

では、このような「不安」は「極少数」の声なのでしょうか。私たちのもとに寄せられるメールでの市民世論はもちろん数名の方々で「極少数」と思えるかもしれませんが、実際は声なき声がたくさん存在します。例えば旭川市ウェブサイトから次の市民の声を紹介します。

■平成19年旭川市民アンケート調査報告書より:「自衛隊の基地も街の中心に近くヘリコプターが飛び回り騒音がひどいですね。それに敵の標的にされて危険です。自衛隊の方々には申し訳ないのですが、基地を千歳などに統合していただき、跡地は公園にしてください」(神居地域・男性・40代)

■平成19年6月20日まちづくり対話集会での西川市長挨拶:「地域のみなさんから『市長への手紙』などでご意見を頂いておりますが、春光地区から頂いたご意見では、例えば自衛隊のヘリコプターが飛行しているがもう少し周囲に配慮願えないでしょうかというようなご意見を頂いていたり…(後略)」

前者の「千歳に統合」というのは私たちの意見ではありませんが、もし自衛隊がどうしても訓練が必要だというならば離島とか真に山間部の奥深くなどにヘリポートを建設して訓練するのも一案かと思います。また後者の市長挨拶ですが、第2師団創立記念行事の来賓挨拶で自衛隊を天まで持ち上げる挨拶をして、とても「反自衛隊」とは思えない西川市長がわざわざ春光地区での対話集会でそのような例をあげるということは、背景に相当の苦情があると推察せざるを得ません。

私たちは35万都市上空での危険な飛行訓練を恒常的に行われ、市民生活の平穏を崩されることに反対です。ですがその思いを脇に置いたとしても、まずは自衛隊には自ら原則としたルールは守ってほしいですし、そもそもどういう訓練をするかということは地元自治体および住民と話し合って大枠を決めていってほしいと思っています。そういった歯止めが無ければ、際限なく訓練が拡大していってしまいます。

そのような地域住民の切なる願いを「反自衛隊」とレッテル貼ることは、まるで自衛隊情報保全隊がフツウの市民運動を「反自衛隊活動」と規定して違法に情報収集・蓄積をしていたことと似ているように思えてなりません。

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