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2009年2月に作成された記事

2009年2月12日 (木)

旭川での「紀元二六六九年建国記念の日奉祝の集い」見たまま聞いたまま

2009年2月11日(水)、ロワジールホテル旭川2階で開催された標記集会に参加してきました。以下、簡単に感想を述べます。

この集会に参加するようになったのは昨年2008年からです。昨年は「ヒゲの隊長」として自衛隊ぐるみ選挙で当選した佐藤正久参院議員が講演するということで市中の話題になり、この催しを知った次第です。昨年二百数十名が参加して大きな部屋で「盛大」に開かれたのと比べれば、今年2009年は宣伝もバスの中吊り程度(それも、後で知ったこと)でウェブ上でも告知されていなかったので、そもそも開催されるか否かもわからないまま2月11日を迎えました。

Sn3d0088 ■ロワジールホテル旭川玄関

Sn3d0092 ■頂戴した資料と紅白餅

ロワジールホテルに行ってみると看板が出ていたので会場へ向かいました。すでに式典開始から時間がたっていましたが「どうぞお入りください」と資料や「建国・大福餅」(旭町の村上菓子舗謹製紅白大福餅)まで頂いて会場に入ると、昨年より小さな会場で尚且つ人の座っている席より空席が目立つ状況。

Sn3d0090 ■空席が目立ちます

ざっと数えたら100名程度でしょうか。子どもを連れた家族参加は二組。目立ったのは意外や30代~40代くらいの若いスーツ姿。隣に座っていた男性は胸に青リボンのバッチをつけていました。それでも全体の高齢化は否めません。それは彼の側の集会に限ったことではありませんが。

Sn3d0089 ■挨拶する富樫副師団長

ちょうど祝辞で陸自第2師団の富樫副師団長が挨拶していました。「大好きな日本」とか「日本のために何をしてくれるかでなく、何ができるか」など差し障りのない挨拶をされ、ついで西川市長の挨拶代読。来賓紹介では自衛隊関係者は3名紹介されていました。第2特科連隊長、駐屯地業務隊長、地方協力本部長の3名。会場には他に確認できた制服自衛官は後方に1名。それも式典終了時点で帰っていました。今津寛衆院議員の姿はありませんでした。上川神社宮司も元郷友会会長も不在。昨年と比べると雲泥の差でしたが、これは位置づけの差なのでしょうか?

自衛隊関係者の参加具合でいえば、昨年は師団長を先頭に参加していたせいか上記で紹介したメンバー以外に師団司令部幕僚長や第2後方支援連隊長も参加。師団ぐるみでの参加、のイメージがありました。やはりそれは講師が佐藤正久氏だったからなのでしょうか。

岩崎市議会議長(民主党)が祝電を寄せていましたが、電報のなかで「紀元節」と述べていたのが気になりました。

第二部の記念講演では小川義男なる私立高校長が「誇りある国づくりと教育」と題して講演しましたが、別枠に講演中、記憶に残っている範囲で箇条書き的にメモを下記にご紹介しますがかなり気味の悪い講演であったことを明記したいと思います。

小川氏の教育理念は「力の支配」であると感じました。高校についてはそうも言いませんでしたが小学校では「体罰」は必要であると。実践例まで示し、力を誇示し従わせれば「良い子」になる、といわんがばかりでした。それは外交にも及びます。「外交は相手の機嫌をとっていてもダメ」と力を見せ付ける外交を主張。その柱が自衛隊なのだと。そのために憲法9条を改正せねばならないという主張です。そして日本は長い歴史の天皇君主制の誇りを大切にして未来をつくろうというもの。講演のところどころに散りばめられた差別、蔑視の言葉の数々にはまさに呆れと吐き気を覚えました。小川氏のような人物が日本テレビ系「世界一受けたい授業」によく出ているなどというのは、悪影響を広げるものでしかないと危惧しています。

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「誇りある国づくりと教育」

講師:小川義男(私立狭山ヶ丘高校長)

紀元節と言って何が悪いか。占領したアメリカも紀元節には文句つけない。日本ほど2千年も3千年も歴史ある国は無い。アメリカなんて建国は少し前。日本の歴史に誇りをもてるような教育をしなくてはならない。源氏物語、紫式部。あの時代にこんな素晴らしい小説書いた女性が他国にいたか。三内丸山遺跡もすばらしい。ヒスイが発掘されたそうだが、ヒスイが採取できたのは富山県。交易がさかんだった証明だ。私もあちらのほうに別荘があるので川沿いを歩くときはヒスイがないか?と歩くが見つけられない(笑)。以前、なんでも鑑定団で拾ったヒスイを持ってきた人に、1千万円だと鑑定されていた。
戦前、教育勅語火事で燃やしてしまった人何人かいた。その人どうしたかわかりますか?文字通り腹切ったのです(ええっ?、と驚く声)。介錯もなしに。きっと最後は頚動脈を切ったのでしょう。それくらい命をかけていた。いまの校長、たるんでいるが捨てたものではないのは卒業式は何があってもちゃんと出る。

ホームレス100人いる、とマスコミは大騒ぎ。1億2千万人の国だ、ホームレスくらいいる。カナダの視察旅行で1町に1-2名のホームレス。スーパーから盗んできたカートにビン・缶集めて売る。あしなが育英会。自分は自力で学校出た。いまも学位取得のため大学に通っている。親がいないから大学にいく費用を、だなどと甘えるな。自分で稼げばいい。靴磨きでも。総合学習の時間。まったくのムダ。時間半減となった。やれというから、学校みんなで池袋で靴磨きしようかと。1足500円。所によっては600円。20足で1万になる。私なら倍はできる。

よく日教組が悪いというが先生らはそうでもない。共産党の先生だってそうだ。うちの学校で社会福祉の副読本をつくるために一日車イス体験を自分がした。職員室にあがれない、ということでその共産党の先生らに頼んで生徒を呼んで揚げてもらうことにした。「途中で投げたらだめだよ」と言うと笑っていた。危ないな、と思ったがちゃんと指示して上まであげてくれた。真面目なんだ。問題は背後から思想を植えつけるのが問題。日教組などロシア(ソ連のことか)の社会主義を見習えといまの教育を全部否定した。

体罰。昔も世界に先駆けて禁止されていた。「叩き、縛り」がだめ。いまは懲戒はいいが全部ダメ。では何が体罰か。有形力の行使は全部体罰という愚かさ。小学校長時代、共産党の美人教員が小5生徒に殴られ校長室へ。その教師は体罰反対と手を出さないのわかっているからサンドバックみたいに。校長として四段とびで4階まで駆け上がり「○○というのは誰だ」と叫んだ。当の生徒のつかんで、駆け下りて校長室へ転がし、尻を四度五度蹴って「起立、気をつけ、休め、気をつけ、休め」と繰り返す。陸軍調の「休め」。で、わかったな、で「はい」と。いい子になった。五度蹴っただけ。体罰は(と、いくつか要件をあげ)生徒と教師の相互の関係のなかで行われる有形力の行使は体罰ではない。(というが、先の生徒の例は自ら挙げた要件の半分も当てはまらない)。

うちの学校、モナリザの絵を掲げてあった。ルーブル美術館に修学旅行で行き「これうちにある」と生徒。こんど東郷平八郎の絵を掲げる。それだけではいろいろウルサイから「(無敵艦隊打ち破った提督)」の絵も。

北方領土、竹島、対馬、尖閣諸島。毅然とせねばならない。小泉首相時代、不審船を撃沈し横浜に展示している。あそこに修学旅行で行ったほうがよい。あれは小泉よかった。後期高齢者医療制度、あれはダメ。四国で海自艦が国籍不明の潜水艦発見した。潜望鏡も見つけたという。しかし翌朝になったら「鯨でした」だと。潜水艦が政治的変化を起こし鯨になった。これじゃあダメ。領海内に不明潜水艦いたら浮上命令出し、聞かなかったら爆雷おとす。これが常識。試しに共産党の(学校の)先生ら潜水艦に乗ってもらって中国行って、浮上命令出ても「友好国だから」と聞かなければいい。爆雷落とされてオシマイ。潜水艦にはできるだけたくさん乗せたいな(笑) 北朝鮮。あれも小泉、安倍よかった。でも小泉首相が長期もったのは靖国神社参拝したから。羽織袴着て何度も通った。あれに中国が口を挟むのはおかしい。憲法9条あるからダメ。毅然とできない。北方領土は沖縄本島の4倍。これちゃんとしないうちに、本州までとられちゃう。憲法前文のようなおかしなこといっている。

日本は改正大変な憲法。9条の1項は仕方ない。苦渋の決断でそのままにして、2項の「保持しない」と「保持する」と2文字。「交戦権はこれを行使しない」を「行使す」と1文字。3文字かえればいい。これなら小沢さんもできるのでは。

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▼参考に小川氏の著作をいくつか挙げてみました。「子ども家畜論」とか!タイトルからして「名は体をあらわす」。講演を聞いて思いましたが「気品のある」講演を次は聞かせてください。

名物校長の教育論―「教育の再生」がなければ、日本はつぶれる 名物校長の教育論―「教育の再生」がなければ、日本はつぶれる

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子ども家畜論 子ども家畜論

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気品のある生き方 (中経の文庫) 気品のある生き方 (中経の文庫)

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2009年2月 9日 (月)

2009年2月公開例会:「パレスチナとイスラエル」

旭川市で「旭川冬まつり」がスタートした2月7日、早々と当会青年部2月例会を開催しました。今回は若干趣向を変えて、「平和を考える宗教者の会(準備会)」との共催で公開例会とし、1月例会で学びつつ「もっと深めたい」となったパレスチナ問題を学習交流しました。

テーマは「パレスチナとイスラエル」。講師に札幌在住の山本光一さんをお招きしました。山本さんは日本キリスト教団牧師で北海道キリスト者平和の会のメンバー。北海道平和委員会の常任理事もなさっています。2006年末と2008年の2回、パレスチナ自治区を訪ねています。

事前に友人知人を通じて参加を呼びかけたところ、講師を除き22名+幼児1名が参加。10代の学生さんも含め若い参加者も目立った例会になりました。

Sn3d0073 ■真剣な眼差しで耳を傾ける

山本さんの報告は前段でパレスチナとイスラエルの歴史的な背景、後段で現地の人々の暮らしぶりや町の雰囲気など、見て感じ取ってきたことを写真スライドも使いながら紹介してくださりました。

詳細は省きますが、ガザの「難民キャンプ」というとき、多くの日本人がテント張りの姿をイメージするのに対し実際は所狭しと家が建てられ、そこは世界一人口密集率の高い所だといいます。

山本さんの報告の中で印象的だったのは、「パレスチナの人々はとても明るい。悲惨な状況のなかなのになぜこんなにも明るいのだろう?一方でイスラエルの人々は暗い印象が共通している」という話。「ホロコーストを経験しているユダヤの人々が、なぜパレスチナ人を抑圧するのだ?」と聞いてもまともな返事が帰って来ないというイスラエル。その歪んだ支配構造が見え隠れします。

一方で占領地(ガザ&ヨルダン川西岸)からの撤退と両民族共存を主張するイスラエル人グループもあると報告されました。この活動は広河隆一さんの映画「NAKBA」で具体的にわかります。また男女とも徴兵制が敷かれるイスラエルで、兵士のなかから声をあげ真実を語ろうという運動もあるそうです。

昨今の新聞国際欄ではイスラエル総選挙の世論調査報道で「右派や極右が伸張」などのニュースがあり、パレスチナ側では「ハマス、ファタハを越える」などの報が。時々の情勢に一喜一憂せず、民族共存願う人々の輪が広がることを切に願いつつ報告を聞きました。

Sn3d0078 ■現地の地図を広げながら

質疑応答ではたくさんの質問が出され、山本さんから応答がされました。やはり聞いてみて「わからないことがたくさんある」ことがよくわかりました。まだまだ知ろうと、そして関わっていこうとそういう姿勢を確認できて貴重だったと思います。

最後に、血液ガンで入院している(最近退院した、とも)と伝わっている元海兵隊員アレン・ネルソンさんの治療費カンパが呼びかけられ、2万円が集りました。北海道のカンパ呼びかけ人でもある山本さんに直接お渡しし、アレン・ネルソンさんの回復を願いました。

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