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2008年12月 1日 (月)

鷹栖町で武装自衛官による徒歩行軍、との情報

11月14日、鷹栖町に居住・勤務されているW氏からの連絡によれば、「鷹栖町で自衛隊が武装行軍を行っている」とのことで、概要でいえば大筋以下の情報提供がありました。
・2008年11月12日、鷹栖町の路上で完全武装の自衛隊員約60名の行軍を視認。
・〈1回目〉朝9時30分頃、鷹栖町9線4号~5号付近、北野⇒鷹栖(西⇒東)に向けて歩行行軍。
・〈2回目〉同日午後3時前頃、鷹栖町9線7号~9号付近を逆方向に行軍。
・隊員らは迷彩服にヘルメット、小銃(89式小銃か?)の装備で10名×6部隊。
・「ロケットランチャー」(詳細不明)をリヤカーで牽引。
・兵員輸送車が朝1台、午後4台伴走。

Type_89_assault_rifle_jgsdf ■89式5.56㎜小銃

800pxjapan_ground_self_defense_forc ■89式小銃を構える武装自衛官

W氏によれば鷹栖町ではこれまでも15名前後の自衛隊員の姿を目撃したことはあるものの、近文台分屯地方向から「鷹栖基本射撃場」(陸上自衛隊の射撃訓練場)に向けてライフル銃のようなものをもち行軍している内容で、今回のような大人数はW氏もはじめて見るそうですし、移動方向も全く別方向です。この情報をもとに地図を作ってみましたのでご覧ください。地図を見れば行軍コースのすぐ近くに「たかす円山幼稚園」があることがわかります。他にも「鷹栖養護学校」もあります。

Pb220001 ■鷹栖町北野周辺図

さっそく11月14日午後、山田が陸上自衛隊第2師団広報室に電話。事実関係の有無等質問をしました。応答した師団広報担当者は「確認の上、駐屯地広報から返事をさせます」とのことで待っておりました。10日以上経過するも音沙汰がなかったので、11月27日午後、第2師団公式ウェブサイトの「ご意見」メールから返事をほしい旨送信しました。すると翌日11月28日朝、「自衛隊の山田」と名乗る男性から電話があり、以下の回答がありました。山田がお聞きした内容の骨子を以下に紹介します。
・その行軍は行進訓練で、20キロ行軍とか50キロ行軍とかの徒歩行軍の訓練です。
・12月には予定はありません。2009年1月以降については未定(計画が定まっていない)です。
・警察に「道路使用許可」と「武器携行許可」を申請し、許可を得て行っており問題ありません。
・このような行軍訓練は夏場(非降雪期)だけであり、冬場は上富良野演習場でスキー訓練となります。その際、上富良野駐屯地付近の公道を使用することもあります。
・徒歩行軍はどうしても必要な訓練なので理解していただきたい。

そこで山田からいくつか質問をさせていただきました。
■平和委「ルート付近に幼稚園があったが、せめてそれは回避できないか?」
□自衛隊「ルートは目的地との最短距離を設定したと思います。担当者は幼稚園とかそういうことは頭に無かったのではないかと思います。担当者に伝えます。」
■平和委「武器携行もどうしても必要か?武器は子どもや市民からみて異様であり、持たないとか、せめて代替品で応用してほしいが検討してもらえないか?」
□自衛隊「代替品ですね。担当に伝えます。いただいたご意見は参考にしますのでご理解ください。」

このときの電話では聞きそびれましたが、随分以前から行っているのではないかと思います。そういう口ぶりでした。どの部隊が実施していたのかは明らかにはなっていませんが、推測のひとつとしては第2師団公式サイトによれば第2施設大隊が11月10日~12日で野営訓練をしています。もしかするとその一環かもしれません。
今後も実施する予定とのことです。先ほども述べましたが鷹栖町北野は鷹栖養護学校もあり、特に昨今個人住宅が集中的に開発されつつある市街地です。新たに家を建てる若い世帯が多く、子どももたくさん住んでいます。繰り返しますが武器を携行しての行軍は行うべきではありません。

今回の事例をどう思うか?何人かの方に意見を聞きました。
●鷹栖町北野在住のご夫婦「私も妻も『とんでもない!!!!話だ』と怒っています。おっしゃる通り、この辺は養護学校、幼稚園、保育園、そして住宅が広がっている地域です。午後3時前だとすると、ちょうど子どもたちの下校時間にもなります。(下校時間というのが)なんだか「確信犯」的な動きに感じますね。16年前、私達が紋別に住んでいた時、自衛隊の90式戦車の射場を紋別「鴻之舞地区」に作ろうという動きがありました。その反対運動集会で、美唄専修短期大学の先生が講演をしました。彼は「自衛隊はプロパガンダのためにわざと制服で出勤・退勤したり、青年は定時制高校へ制服を着て登下校する。」などと言っていました。そんなことと重なりますね(※1)。ここ北野地区にはかなりの数の自衛隊員の世帯が暮らしてもいます。当たり前ですが皆さん昼夜、迷彩服で出勤・退勤していますし、バス通勤の私も時々迷彩服で乗車する自衛隊員を見ます。あまりいい気持ちはしませんね。」
●鷹栖町出身で現在道外の大学生「鷹栖でそんなことやられてるんですね。率直に、やめてほしい。もちろん全国どこでやられてもやめてほしいけど、鷹栖は特にそう思います。私の帰る(帰省する)1月にやろうもんなら、座り込みをしてでも止めさせたい。」
(※1)上記ご夫婦のコメントには誤解も含まれていますので訂正しておきます。自衛官は「自衛官服装規則」で通常制服の着用を義務付けられています。ですから自衛官の一人一人の意思によらず、着用せねばならないことは理解せねばなりません。しかし一方で、このような駐屯地・演習場外での迷彩服・「軍服」の着用に強い違和感を覚えることも事実です。そのような声は決してこのご夫婦だけではありません。同規則は例外規定を設けていますので自衛隊は組織として施設・区域外での制服着用については自粛するように考慮いただきたいと思います。

今後もこの問題を取材すると共に、当会青年部として市街地行軍の中止、すくなくとも武器携行の中止やルート設定の改善等を求めていきます。この問題での市民のみなさんからの情報提供を呼びかけます。

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コメント

私は普通の大学に通う大学生ですが、このブログを一通り読んで少し疑問に思ったのでコメントさせて頂きました。

例(平和委「ルート付近に幼稚園があったが、せめてそれは回避できないか?」
□自衛隊「ルートは目的地との最短距離を設定したと思います。担当者は幼稚園とかそういうことは頭に無かったのではないかと思います。担当者に伝えます。」
■平和委「武器携行もどうしても必要か?武器は子どもや市民からみて異様であり、持たないとか、せめて代替品で応用してほしいが検討してもらえないか?」
□自衛隊「代替品ですね。担当に伝えます。いただいたご意見は参考にしますのでご理解ください。」)

こんなことで苦情をしているのは日本ぐらいで平和ボケだと思います。なぜ日本は自衛隊と言う組織を持っているのか?持たないといけないのかと言う事を反対する人は知るべきです。逆に批判する人は他国に侵略されてもいいのかと問いたくなります。もっと世界情勢を知ってから批判してください。最後に自衛隊は軍隊ではありません。

投稿: 島田 | 2011年5月 6日 (金) 21時01分

>平和委「武器携行もどうしても必要か?武器は子どもや市民からみて異様であり、持たないとか、せめて代替品で応用してほしいが検討してもらえないか?」


代替品の携行を求めるなら、平和委員会とやらが自衛隊の全隊員が携行できるような数を「無償で提供」してからにすべきですね


つか、法的にも関係先に手続きを行いかつ「正当な目的を持った訓練」をしているのだから咎められる立場にはありませんよ、自衛隊側は

それに元々鷹栖も公的に自衛隊の訓練施設を持っているのだから、そういった施設への移動等を考えたら徒歩で移動しようが何しようが法的な問題さえクリアしていれば関係ないだろうし、住民も当然承知していると考えるべきかと

だいたいそういった施設類が住居が建つ前からあるんだから、自衛隊が叩かれるいわれは無いでしょうね

投稿: 通りすがり | 2011年7月 5日 (火) 19時19分

実際に敵国が我国へ攻め込んで来ようものなら市街地戦も十分に考えられうるのに、市外地での訓練はおかしいって言う人間は頭がおかしいとしか思えませんね。


本当に戦争になれば私たちは自衛隊の方々に死んで守ってもらうという事実を何時になったら理解するのでしょうね、平和ボケ日本人は。自分の命を国民の為に捨てる覚悟を持って毎日命がけの訓練と職務にあたる自衛隊員に、敬意の一つも払えない人間は、人として間違っていますよ。


子供達に銃を見せると悪影響だというのならば、これまでに起こった沢山の戦争、尖閣諸島、竹島をどう教育していくのでしょうね。人間社会は何時の日も結局は戦いによって、進歩していっているのですよ。戦いを理解できない人間になってしまっては、国際社会に適用することも出来ませんよ。

投稿: あああ | 2013年4月20日 (土) 21時44分

私も平和が永久に続くことを願います。
私は戦争を経験したことのない世代です。
自衛隊に対して戦争を経験された方に比べ抵抗が少ない世代であると、認識しています。
それを、踏まえてもこの記事には多々疑問があります。
1945年に敗戦を迎え1952年に朝鮮戦争の影響で警察予備隊が発足し保安隊を経て1954年に自衛隊になったことは承知と思います。
子供に銃を見せることの何がどのようにいけないんのですか?
確かに銃はいくらマニアが居るにせよ兵器であり人の命を奪うものです。
しかし、自衛隊の専守防衛上その銃が使用されるのは他国が日本に攻め込んて来たときであり、我々の命を守るものでもあると私は考えています。
そのことを、大人がきちんと教育すればいいのです。
そうすれば、子供は現実や真実から目を背くことなく成長していきます。
あなたたちの、やっていることは真実を隠し、自分たちの意見を押し付けていることではないでしょうか?
また、なぜ制服姿の自衛官を見るといい気持ちがしないのでしょうか?
それは、自衛隊に対する誤解ではないでしょうか?
確かに、有事の際とは言え、いざという時に人を殺傷する組織はいいイメージでありません。しかしだからと言って制服姿でバスに乗っている自衛官を見てそうゆう気持ちなるのは私には理解できません。
今一度自衛隊の存在意義や日本を取り巻く安全保証状況を考慮してはどうでしょうか?
確かに自衛隊や軍隊のない世界のほうがいいと思います
しかし、そうとはいかないのが社会であり世界なのだと思います。
自分の家庭や家族を抱えながらも、国防のために日々訓練を行っている全自衛官に対して私は敬意を示したいと思います。

投稿: 西村 | 2015年3月24日 (火) 09時14分

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