陸自第2師団の隊員2名が大麻吸引で懲戒免職
2008年11月8日付の北海道新聞「ニュースフラッシュ」によれば、11月7日陸自第2師団は大麻吸引を理由に23歳と24歳の男性陸士長2名を同日付で懲戒免職処分としました。
記事によれば懲戒免職となったのはともに第2特科連隊の男性陸士長。2005年11月、道内の演習場に自生していた大麻草を持ち帰り吸引していたとのこと。大麻草は残念ながら北海道に幅広く自生しているようで発見されれば処分されていますが、なかなか見過ごされがちだといいます。大麻草は「種子の売買が摘発できず」「自家栽培が増えている」(産経web)ようで、2007年の摘発数は3282件と多く、特に若者層に広がっていると報道されています。これ自体、自衛隊特有の問題ではありませんが毎年多くの若者が入隊する以上、そして「軍隊」という特殊なストレス社会である以上、薬物対策は通常社会以上に手立てを講じるべきです。
少し不可解な経過はこのあと。今年3月2人のうちの1人が吸引しているのを同僚が発見。警務隊が駐屯地内の自室を捜索したところ微量の大麻が見つかっています。しかしながら大麻取締法違反で書類送検されたのが8月。もう1人は証拠が見つからず立件されず。書類送検された陸士長は9月に不起訴。で、処分が11月。このタイムラグは何を意味しているのでしょうか?それとも「こういうもの」ですか?少なくとも4月から10月まで7ヶ月間、2人は高い給与をもらい続けたわけです。
それから演習場に自生している大麻草ですが、例えば古い話であればJR函館本線の鉄道林のなかに大麻草が自生していた北海道ですから演習場に自生していることもありうるとは思うのですが、自衛隊は春と秋に演習場整備を大規模に実施しますよね。その際、道路や通信関係だけでなく大麻草の発見と除去も行ってはいかがでしょうか?あくまで問題提起として。
軍隊と薬物というのは「切っても切れない関係」と言われ、最近では在日米軍の軍属が大麻所持で逮捕されています。
旧日本軍は「けし」を育成し阿片を密売。売却益を軍費に当てていたとのNHKスペシャルもありました。それだけに、自衛隊における薬物の問題というのは「叩いてもチリ一つ出ない」ほどの清潔さを求められます。任期制隊員のほとんどは社会に戻っていくわけで、その際に社会に適合できる健全な身体と精神を保持させることは幹部自衛官の責任であると思います。
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