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2008年5月に作成された記事

2008年5月31日 (土)

旭川市長から回答書が届く

西川将人旭川市長から回答書が届きました(5月30日着)。

P5310008 ■回答書の表紙

回答の内容は?というと、こちらからの要望事項に対応して(1)護国神社と(2)上川神社に分けて回答をいただきました。大筋では道新5月29日付の報道どおりですが、若干気づいたことがありますので付記しておきます。

まず、(1)護国神社に関して質問をおさらいしておきます。

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(1)北海道護国神社慰霊大祭について

私たちは数年来北海道護国神社慰霊大祭を観てきましたが、同大祭は明らかに宗教行事であり「戦没者追悼」の名を借りた神道布教の場、特定思想の宣伝の場としか思えません。実際に同大祭でスピーカーから流される言葉の数々は戦後民主主義を否定し、アジア・太平洋戦争を是とするような文言が多く含まれ、納得できるものではありませんでした。この場に旭川市長が参拝することは特定宗教の支援に他なりません。戦没者追悼は行政主催の無宗教の催しを行えばよいと考えます。昨年は公務欠席されていましたが、今年は政教分離の原則に基づき参加されないよう求めます。石川県白山市長が神社式典で祝辞を述べたことを憲法違反とする高裁判断が示された(200847日)こともあります。慎重に検討してください。

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これに対しての回答は山田の「常識」の範囲のものでした。道新の報道どおりです。以下が(1)への回答。

P5310002

問題は次の(2)上川神社例大祭への回答です。まずは質問を掲載。

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(2)上川神社例大祭・神輿巡行および市民パレードについて

上川神社例大祭で行われる神輿巡行の際、「行列の後半部分は市民パレード」と称して西川市長が乗車し、旭川市として陸上自衛隊第2師団に車両・人員の派遣要請を行っています。昨年、実際に神輿巡行と市民パレードを見学しましたが、普通に考えて「神輿巡行」と「市民パレード」が別物であるという理屈は成り立ちません。それは市民パレードの車両もが神社の幕を飾っていることや「お稚児参り」など宗教行事参加者を自衛隊車両が運搬していること、戦前の上川神社例大祭の御神幸を記録している文献によれば神輿巡行から市長車両、お稚児などいわゆる「市民パレード」部分まで含めて「御神幸」としていることからも明らかです。よって西川市長の今年の乗車は取りやめ、市民パレード実行委員会の要望をうけての自衛隊への派遣要請は行わないよう求めます。

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そしてこの要望に対してはこのように答えてきました。

P5310005

道新の5月29日付報道と若干ずれているのは、道新報道は「市長、今年も神輿巡行」と見出しに書き、「自衛隊車両に乗り込む」と言い切っていますが、回答では「今年については、公務の日程調整中です」とあり、最終確定していない旨の回答です。きっと調整して参加するのでしょうが、もし7月21日午前に「重大な公務」が入れば「私事」をも含む行事参加は欠席せざるを得ないですよね、市長。

疑問が残るのは冒頭の「市民パレードの位置づけ」と最後の段落です。パレード実態の宗教色を無視し、あくまで「多くの市民が楽しみにしている地域イベント」との印象を押し通そうとしています。これは無理があるのではないでしょうか。確かに護国神社祭の出店や上川神社祭の出店(3条本通)は市民も多く楽しみ、地域イベントとして定着している感があります。宗教色も非常に薄い。しかしながら、市民パレードはそうでしょうか。出演する吹奏楽の子どもらや、お稚児の子どもらにとっては一つの「舞台」ではありますが、明らかに宗教行事です。回答を起案した市職員は現場を見たことがあるのでしょうか。ぜひ当ブログの昨年の記事をご覧頂き、意見を賜りたい。

そしてもう一つ、「実行委員会が確保できなかった不足分に対して、本市からの要請に基づき、陸上自衛隊の車両出動について協力をいただいている」と回答しています。二つの疑問点を提起したいと思います。一つは「なぜ旭川市が自衛隊に要請する義務があるのか?」という点。回答書を読まれたとある市議会議員さんはこの点に疑問をもたれていました。もう一つは「不足分に対して」というのは事実だろうか?ということです。昨年、見学した限りでは1-2台自衛隊で無い車両はありましたが、他ほとんど全て自衛隊車両でした。これは「不足分」への「協力」といえるのでしょうか。

疑問は解消しませんでした。一度、私たちもこの回答書を読み込んで、みなで話し合って、必要に応じて質問状を出さざるを得ないかな?と思っています。

さて、みなさんはどう思いますか?

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2008年5月29日 (木)

政教分離問題「要望書」、市長回答は今日発送。報道が先行?

護国神社参拝、上川神社神輿巡行・自衛隊車両派遣要請の問題で旭川市長宛に提出していた「要望書」について、昨日市役所の広報公聴から電話がありまして「29日に回答を郵便発送します」とのことでした。これを待って議論をすすめたいと思うのですが、今朝(5月29日付)北海道新聞・旭川上川のページに下のような記事が掲載されました。新聞というのは速報性を売り物にしているのでしょうが、当事者が回答を受け取るより紙面で概要を知るというのはいかがなものでしょうか。

P5290003

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2008年5月28日 (水)

ヘリ騒音問題 第2回:騒音の分布と理由

5月19日に問題提起した旭川駐屯地のヘリ騒音問題。第2回目の本記事ではヘリ騒音の実際がどのように起きているかを、騒音苦情の分布から明らかにし、その理由を考えてみます。

本記事の作成にあたり、ヘリ騒音問題に関心を持ち調査活動を数年前から続けてきた共産党旭川地区委員会平和運動部の方々に協力いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。提供いただいたのは2003年9月-11月に実施された自衛隊ヘリコプターの夜間・早朝訓練についてのアンケートで苦情のあった方々が住んでいた個所を地図に落としたデータ。このJPGデータのみ提供うけましたので、苦情を回答された市民の個人情報については提供受けていないことを付け加えておきます。データは以下の通りです。

P5190005 ■苦情分布図

P5280003 ■駐屯地の航空写真

おわかりと思いますが、この図の中心の灰色の広い部分、旗みたいなものが立っている場所が陸上自衛隊旭川駐屯地です。航空写真と重ねてみてください。ぱっと見てわかるように、駐屯地の対角線上の右と左に苦情が多く出ていることがご覧いただけます。航空写真のように、駐屯地内にはちょうどこの対角線に沿う形で滑走路があります(ちなみに管制塔もあります)。これが「旭川飛行場」と呼ばれる共用飛行場で800メートルの滑走路があるそうです。

Pc030003 ■管制塔

この旭川飛行場ですが、航空法で旭川空港の代替空港に指定されているとのことで、緊急の場合、小型飛行機等の着陸場所になるようです。代替空港のため航空法の規定によりヘリ離着陸時の進入経路等は定められているそうで、そのため滑走路の延長線上に騒音苦情が多いのではないかと推察します。

余談ですが以前の話として伝え聞いているのは、現在旭川念法寺が建っている花咲スポーツ公園横の土地に旭川厚生病院(現在は一条通の旭川東警察署の隣)が建つ話があったそうです。しかし航空法の規定で一定以上の高層建築にはできないため、断念したということです。同じく逆側のポスフール春光店ですが、こちらももう少し高い建物にしたかったのを断念して現在の施設になったそうです。確かに永山ポスフールはもっと高い建物ですね。

このように旭川飛行場が現在の形で存在する限り、該当地域の市民がうける騒音被害は無くならないというわけです。次回以降、市民の声を紹介してまいりますが、私たちはこの問題を考える中で、(1)ヘリ離着陸場(第2飛行隊の所在地)自体の変更、(2)住民・行政・自衛隊の3者が知恵を出し合って騒音軽減策を取りまとめ実施・検証する、などの対応提言を検討したいと考えます。

Wikipedia旭川駐屯地(項目に「旭川飛行場」あり)

Wikipedia旭川空港

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2008年5月27日 (火)

「要望書」提出を北海道新聞が報道

昨日(2008年5月26日)旭川市長宛に提出した政教分離問題での「要望書」ですが、市政記者室にも案内のFAXを送りました。すると昨日午後、電話で取材をうけまして、今日(2008年5月27日)付北海道新聞「旭川・上川」のページに記事掲載頂きました。以下にご紹介します。

20080527

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2008年5月26日 (月)

政教分離問題で旭川市長西川将人氏宛「要望書」提出

今年も6月4-6日の北海道護国神社慰霊大祭、7月20-22日の上川神社例大祭、8月の西神楽戦没者慰霊奉賛会「招魂祭」など政教分離や戦没者追悼、歴史認識などが鋭く問われる季節がやってきました。

旭川平和委員会青年部では先に開催した5月例会(後日報告UP予定)で、政教分離問題について旭川市長宛「要望書」をとりまとめ、今朝ほどFAXで提出しましたのでご紹介します。以下全文。

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要 望 書

旭川市長 西川 将人 殿

私たちは旭川で活動する平和団体・旭川平和委員会青年部と申します。この度、6月4-6日の北海道護国神社慰霊大祭および7月20-22日の上川神社例大祭に際して、日本国憲法第20条に基づき西川市長の参拝・参加と、旭川市による必要以上の便宜供与を取りやめていただきたく、本状の通り要望いたします。

(1)北海道護国神社慰霊大祭について

私たちは数年来北海道護国神社慰霊大祭を観てきましたが、同大祭は明らかに宗教行事であり「戦没者追悼」の名を借りた神道布教の場、特定思想の宣伝の場としか思えません。実際に同大祭でスピーカーから流される言葉の数々は戦後民主主義を否定し、アジア・太平洋戦争を是とするような文言が多く含まれ、納得できるものではありませんでした。この場に旭川市長が参拝することは特定宗教の支援に他なりません。戦没者追悼は行政主催の無宗教の催しを行えばよいと考えます。昨年は公務欠席されていましたが、今年は政教分離の原則に基づき参加されないよう求めます。石川県白山市長が神社式典で祝辞を述べたことを憲法違反とする高裁判断が示された(200847日)こともあります。慎重に検討してください。

(2)上川神社例大祭・神輿巡行および市民パレードについて

上川神社例大祭で行われる神輿巡行の際、「行列の後半部分は市民パレード」と称して西川市長が乗車し、旭川市として陸上自衛隊第2師団に車両・人員の派遣要請を行っています。昨年、実際に神輿巡行と市民パレードを見学しましたが、普通に考えて「神輿巡行」と「市民パレード」が別物であるという理屈は成り立ちません。それは市民パレードの車両もが神社の幕を飾っていることや「お稚児参り」など宗教行事参加者を自衛隊車両が運搬していること、戦前の上川神社例大祭の御神幸を記録している文献によれば神輿巡行から市長車両、お稚児などいわゆる「市民パレード」部分まで含めて「御神幸」としていることからも明らかです。よって西川市長の今年の乗車は取りやめ、市民パレード実行委員会の要望をうけての自衛隊への派遣要請は行わないよう求めます。

以上について、5月末日まで回答をいただきたくお願いします。

2008526

              旭川平和委員会青年部

                部長 由井 久志

                   他部員一同

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以上を取りまとめた際にはいくつか意見がありました。例えば親戚の子が音楽大行進で演奏をするかもしれないという部員Aさんは「そういう機会に『この音楽大行進というのは昔慰霊大行進て言われてて・・・戦争で亡くなった人に対しては慰霊の気持ちを持ちたい。だから戦争を繰り返してはいけない・・・』ということを子ども達に伝える機会としたい。ただ批判するだけではいけない」との思い。今回の要望書には音楽大行進については何も書いていませんが、祭りとしての例大祭に参加するのは別にいいとして、そういう機会に私たち一人一人が語っていくことが大事だと確認しました。

ちなみにこの問題については20数年来一貫した取り組みをすすめておられる「政教分離を守る北海道集会実行委員会」が過日、旭川市長宛に要請書を出されました(北海道新聞2008年5月24日付)。趣旨としては同実行委員会の要請と重なりますが、世論に訴える意味でも独自に要望書を出したほうがよいだろうと判断しました。なお6月5日(木)夜には同実行委員会主催の集会が開催されます。以下にご案内します。

■第27回政教分離を守る北海道集会/6・5集会

とき:2008年6月5日(木)午後6時~

ところ:勤労者福祉会館(旭川市5条通4丁目)

講演:「ヤスクニからの解放~『靖国訴訟』から問う~」

講師:平野武さん(龍谷大学法学部教授)

主催:政教分離を守る北海道集会実行委員会 ℡0166-54-2837

入場無料です。どうぞ、ご参加ください。

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2008年5月24日 (土)

夕張に「市街戦演習誘致」!?

今朝(2008年5月24日)の北海道新聞1面を見て驚きました。こんな記事が掲載されていたからです。以下、北海道新聞ウェブサイトから転載。

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夕張へ市街戦演習誘致を 住民移転、陸自に集落提供(05/24 06:35)

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/yuubari/94645.html

【夕張】夕張市で、陸上自衛隊の対テロなどを想定した市街地戦闘訓練演習場を誘致する構想が浮上していることが二十三日分かった。山間部に分散する集落から候補地を選び、住民を市中心部に移転させた後、老朽化した元炭鉱住宅のアパートや民家を演習用に提供する内容で、六月中にも誘致期成会を結成する。

構想は夕張商工会議所(沢田宏一会頭)が中心に推進、藤倉肇市長も前向きに検討している。土地買い上げや交付税措置で財政再建や地域活性化への効果を見込むほか、分散している集落の集約化も図る狙いという。

陸自は全国五方面に一カ所ずつ、ビル三、四棟と道路などの模擬市街地を備えた訓練所を持ち、ゲリラ戦などを想定した訓練を行っている。道内も東千歳駐屯地にあるが、いずれも面積は校庭程度で、実物の建物がある広い演習場はない。

地元関係者が四月に防衛省陸上幕僚監部(東京)を訪ね打診した際、陸自側は「テロの脅威が世界的に広がる中、特殊部隊が訓練可能な場は国内に少ない」などと前向きな対応だったという。同会議所は近く誘致期成会の発起人会を開く。

演習場には国から周辺整備費も交付され、訪れる隊員の消費効果も期待できる。また、ピーク時に二十以上の炭鉱があった同市は南北三十五キロ、東西二十五キロの市域に集落が分散、市営住宅管理や除雪効率の悪さが財政再建の足かせとなっており、今回の構想で一部が解決できるという。沢田会頭は「可能性あるものはすべて誘致する覚悟が必要」と話している。

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上富良野演習場を見に行ったときも地元のコンビニや街角には「縮小反対」のステッカーやのぼりがありました。上富良野町商工会の作ったものです。

Kc330016 ■美瑛⇒上富良野の町界

Kc330166 ■某最大手コンビニの張り紙

商工会議所や商工会にすれば「自衛隊歓迎」なんですから財政難の結果いとも簡単に演習場誘致構想が出るのは「自然」なのでしょうが、周辺住民や移転を「強要」される住民にとってどういう意味をもつのか、ということを考えたことがあるのでしょうか。

ウェブニュースには掲載されていませんでしたが、この記事には別面に解説記事がありました。その記事によれば「演習誘致」の背景にあるのは、夕張再建のため市長がすすめる企業誘致がすすまない現状を反映している、というのです。市長公約であった大口誘致が実現していない以上、「国が誘致先を探しているような施設も受け入れなければ」(4月下旬の市長会見)と、とうとう市と商工界の合作でルビコン川を渡ってしまったということに他なりません。夕張商工会議所は演習場のみならず、刑務所・カジノ・産廃施設なども誘致方針に含めているとのこと。要は安易な市長公約のツケを住民が受忍させられるということでしょう。自分では言い出しにくいので商工会議所に言わせたのか?

このような姿、山田はどこかで見たことあるなーと思ったらマイケル・ムーア監督の「華氏911」ではないかと気づきました。「華氏911」ではイラク派兵の最前線でたたかう米兵の多くが若い州兵や新兵であることを指摘。過疎が問題となる地方都市では若者に仕事がなく、大学に行こうと思ったら軍隊に入るしかない現状と、それを口実に若者を勧誘する海兵隊のリクルーターの姿を取材しています。経済的に切実な状況を作り出し、札びら叩いて身も心も奪ってゆく姿に酷似性を感じました。

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この事例、いくつの問題点があるでしょうか。不充分さはあるかもしれませんが以下にあげてみます。

(問題点1)住民の意に反する強制移転が行われる恐れがある。もちろん行政当局や商工会議所は「本人合意で」と説明するでしょう。しかし候補地となる場所の選定には当然自衛隊が介入するでしょうから(演習場予定地を選ぶのだから、自衛隊とすれば当然か)、行政の意を介さず純軍事的に好ましい場所を選ぶわけです。高齢化が進む夕張では、そういう候補地に住んでいる多くがお年寄りでしょう。昔からずっと住んでいて、「ここで最後まで暮らしたい」という思いで頑張っている人も少なくないはずです。しかし「ここに自衛隊の演習場をつくるから移転してほしい」と言われたら、公然と拒む人も出てくるでしょうがなかには「移転したくないが、夕張に迷惑をかけられない」と仕方なく受け入れる人もいるでしょう。拒む人は周囲から「あの人のせいで再建がすすまない」と後ろ指を差されることになるかも。住民団結で乗り越えるべき夕張再建に分裂要素を持ち込むこと。これこそが最大の問題点と指摘しなければなりません。

(問題点2)派兵型訓練である「市街地戦闘訓練」の固定化。そもそも市街地戦闘訓練所自体どうなのかと思います。この訓練は主として対テロなどと宣伝されていますが実際に米軍の市街地訓練の成果が運用されているのはイラクではないですか。日本国憲法の趣旨にも反する派兵型の訓練ではないか、と思うのです。また沖縄・金武町にある市街地戦闘訓練施設では同施設から発射された弾丸が民間住宅などに飛来し恐怖を広げています。集落すべてを演習場とするということは、そこは誰も入らぬ、誰も通れぬ空白地帯となってしまう恐れがあります。

P8200098 ■在沖米軍の市街地訓練施設

(問題点3)都市と地方の格差拡大、安易な軍事依存自治体の増加を招く。道東・別海町の前町長は自衛隊矢臼別演習場への米軍実弾砲撃訓練の移転に際し、積極推進策を打ち出し莫大な交付金を手にしました(手にしたのは町だが、それはどこに落ちたのでしょう?)。「毒を食らわば皿まで」で、自衛隊の演習を誘致した人々にとって、来る軍隊が米軍でもたいして変わらないということになります(自衛隊は賛成でも米軍は×、という人も当然いますが)。夕張を前例にしてしまうと、財政が悪化している自治体はどんどん軍事依存しようとするのではないでしょうか。

いづれにしても安易な決断をしてはいけません。住民の声を聞き、地方自治体の再建のあり方を示さねばなりません。みんなで心一つに頑張っている夕張は思想信条を超えて精一杯応援したい。しかし住民を犠牲にし、とにかく再建ありきと魂を売る夕張に、道民は手を差し伸べるでしょうか。

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2008年5月22日 (木)

ブログ開設1周年、1万2千余アクセスに感謝

旭川平和委員会ブログは開設以来、ちょうど1年を迎えました。この間、前回記事までに85本の記事(月平均7本、週2本弱)を掲載させていただきました。ありがとうございます。コメントはあまり多くないですがメールで意見を頂いたり、ブログを閲覧いただいた方々から激励の声をかけていただきました。

この間のアクセス総数は1万2千件を越えました。昨年は自衛隊に関わる話題が多かったため、例えば情報保全隊の問題や佐藤正久氏の参院選「ぐるみ選挙」とか第2師団のIT化等々、話題には事欠かない時期でした。そういう事情もあるでしょうが、閲覧いただいている方々のアクセス元データを拝見しますと防衛省・自衛隊を現す「mod.go.jp」が異常なほど多かった時期がありました。これは一種の圧力かと思ったこともしばしばです。当ブログの記事の中でもこの問題を提起したところ、「mod.go.jp」は以前より減ったのに対して「ac.jp」の大学関係、新聞社・TV局などメディア関係、行政関係が目立つようになっています。

現在、私たちは上富良野演習場の拡張問題や旭川駐屯地のヘリ騒音問題など地域からこそ発信できる問題を拾い上げ、現場を歩き、研究し、問題提起しています。国際的な事柄から、地域で起きている事柄まで問題意識を深め、日本国憲法の視点から迫って行きたいと思います。今後ともぜひご支援ください。

みなさまから頂いたご意見・ご批判・ご提言は多少時間がかかろうとブログ制作に活かして行きたいと思います。ぜひ声を寄せてください。その際、無責任な「荒らし」から自己防衛するために、連絡はメールでお願いしています。実際、見ず知らずの市民からメールでの意見を頂いています。連絡を頂いた方には誠意ある対応をさせていただきたいと思います。

今後とも旭川平和委員会青年部が運営する当ブログをよろしくお願いします。

2008年5月22日

旭川平和委員会ブログ担当者:山田

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2008年5月19日 (月)

旭川駐屯地周辺のヘリ騒音問題を提起する

陸上自衛隊旭川駐屯地には第2師団に属する第2飛行隊があります。第2飛行隊には2種の回転翼機(ヘリコプター、以下ヘリと略す)が配備されてましてそれはOH-6D(写真解説)という天候観測や練習のための小さな丸っこいヘリと、UH-1J(写真解説)というちょっと大きな輸送など多用途ヘリという2種です。いわゆるコブラなどの戦闘ヘリはなく、それが救いかなーとは思います。このヘリが意外とうるさいんです。

とはいえ、米軍の厚木や横田などタッチ&ゴーを繰り返ししているような爆音被害のある基地近くとは比べ物にならない程度です。しかし生活権というのは「●●よりましだから我慢すべき」というような相対的なものではないはずです。すべて国民が健康で文化的な最低限の生活を実現すべく、一人一人の国民が努力すべきと思うのです。旭川駐屯地から離着陸するヘリは周辺住民にとってはかなり苦痛となっていることを改めて確認し、これまで我慢してきた人々に声をあげることを呼びかけ、行政(国、旭川市)に対して改善を求め問題提起します。

まずはじめに実態がどうなっているかを簡単にご紹介します。この間、わが旭川平和委員会青年部に対して複数の市民からメールでの情報提供をいただいています。ある市内末広東地域在住のご夫婦からは「子育てする環境ではない」と怒りの声が届いています。このご夫妻を仮にA夫妻としましょう。A夫妻は数年前に子どもが産まれ末広東の自宅で育てています。その中で朝早くから夜遅くまで騒音を撒き散らすヘリの音にウンザリし時々旭川駐屯地に電話をし苦情を伝えていました。しかしながら電話での応対は不親切で、「国が決めた訓練ですから」の一点張り。そこで郵便局に相談カードが置いてあった総務省行政評価局旭川行政評価分室に相談することにしました。結果からいえば、行政評価分室は単に伝えるだけで何も解決しない(解決する権限を持っていない)のですが、聞き取りをしていただいた結果、自衛隊がどういう内部ルールで飛行時間等を定めているのかがわかりました。以下の通りです。

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(1)旭川駐屯地には旭川空港の代替空港があり航空法によりヘリも決められた空路を通らねばならない。空路下の地域は特に騒音の影響をうけやすい。

→確かに航空法に記載があります。駐屯地内には管制塔もありました。しかし旭川空港に着陸するような飛行機は降りれませんよ。指定を外して、代替空港については別の個所を検討すべきではないでしょうか。そうすれば柔軟な対応が可能になります。

(2)ヘリ訓練時間は原則8時~17時。例外で週1回21時まで夜間訓練を実施。夜間訓練は1-2時間程度、2機編成まで。訓練は郊外の山間部上空で実施。

→後で述べますが「原則」はかなり守られていません。夜間訓練も頻繁に実施されています。訓練場所の山間部とはどこを指すのでしょう。東鷹栖地域に住んでいる市民からは「東鷹栖と鷹栖の上空を自衛隊のヘリがグルグル飛んでいてうるさい」との声が寄せられています。

(3)災害救助のため早朝・夜間に飛ばすこともある。年数件程度。

→それくらいは我慢できます。頻繁なのが問題なのです。

(4)旭川市内でヘリを飛ばすのは警察・北電など他にもある。

→飛ぶ頻度でいえばどうでしょうか。山田などはヘリが飛んでいるとシルエットや色などをみて判断していますが、例えば小泉首相が来てのイラク派遣隊旗授与式の際は民間チャーターヘリがわんさか飛んでいました。しかし通常期の市内上空はほとんど自衛隊のヘリばかりです。

(5)訓練は郊外の山間部で行っており、行き帰りに通過するのみ。記念行事の際は短時間市街地上空でホバリングする。

→先にも述べましたが、この自衛隊から行政評価分室への回答が実態と乖離している恐れがあります。行き帰りとは程遠い実態があります。なお、記念行事の際のホバリングは「短時間」ではありません。

そして回答の最後に「陸上自衛隊では、訓練地の移転は検討しておらず、その予定もない」と述べています。

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さて、以上見てきた回答にA夫妻は釈然としない思いを強めました。というのは昼間のヘリ訓練もできればやめてほしいくらいなのですが、早朝・夜間が酷いと感じていたからです。回答にあった「原則」は守られていないのでは?と感じたA夫妻は「原則」から外れるヘリ騒音を記録するようになりました。A夫妻がわかる範囲(覚えている範囲)の記録を半年間つけ、その間にあった「原則外」の事例について日時を明記してそれぞれがどういう種類の飛行なのか、再度問い合わせたそうです。それらが全て災害派遣であれば仕方ないか、という気持ちでした。しかしA夫妻のうけとった回答では時間外の夜間飛行は急病人輸送だったのですが、早朝飛行は全てが訓練などで災害派遣・急病人輸送等はありませんでした。

A夫妻はいいます。「末広東に住んでいたのは子どもが0歳~1歳くらいの不安定な時期。親にとっても育児疲れやストレス、不安感などで一杯の頃でした。隣家の物音にも敏感なときに子どもが泣き出すようなヘリ騒音がいつまで続くかわからず怯えているのは辛かった」と。

これに対して、旭川市当局は市民からの苦情があれば苦情を自衛隊サイドに伝えることはするものの、それ以上のことは何もしていませんでした。例えば苦情が年間何件あったのか、何日の何時ごろに何件あったのかなどの記録も無いそうです。これはヘリ騒音に対して地方自治体としての対応を放棄しているといわざるを得ない状況ではないでしょうか。例えば東京のある市では市当局が独自に騒音調査をしているといいます。また別の東京の自治体では自治体に寄せられた苦情の件数を毎月公表しているそうです。せめてそれくらいの対応をすべきでは無いでしょうか。

わたしたち旭川平和委員会青年部は問題提起します。ヘリ騒音問題の解決に向けて、市民と旭川市当局は私たちとともにそれぞれ行動を起こすべきです。

■ヘリ騒音で悩む市民のみなさんに呼びかけます

・みなさんの声をあげましょう。ヘリ騒音がみなさんの生活にどのような影響を与えているか、みなさんの手記を今すぐ寄せてください。今後、継続して掲載する当ブログ「ヘリ騒音」特集でご紹介させていただきます。

メールで手記を送る

・ヘリ騒音の実態を記録しましょう。例えば上記「原則」外のっ自衛隊のヘリ飛行を確認したらカレンダーなどに時間と確認できたら機数をメモしましょう。3ヶ月、半年、1年と記録を重ね旭川平和委員会青年部まで送ってください。

・行政に声をぶつけましょう。悩みは溜め込んでいても解決しません。積極的に行政機関にぶつけていきましょう。

陸上自衛隊旭川駐屯地 0166-51-6111(代)

旭川行政評価分室 0570-090110 メールでの相談

旭川市役所 0166-26-1111(代)

当ブログでは今後も継続してこの問題を追い続けたいと思います。この間、メールで問題提起してくださっている市民有志の方の声や、ある団体が取り組んだヘリ騒音調査の結果など、ご紹介していきたいと思います。引き続きご注目ください。

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2008年5月17日 (土)

ヘリ安全性、ヘリ騒音について第2師団へ質問送付

実は今年2月、軍関係のヘリコプター事故が立て続けに起きていたことをご存知でしょうか?日本で起きた複数の事故と韓国の事故。韓国では死者も出ています。これらは海自イージス艦の漁船衝突事件の報道にかき消され、話題から消されようとしていました。しかし、ヘリが日常的に飛ぶ周辺地域住民にとって、不安は消しようもありません。

そこで旭川平和委員会青年部として2月末、陸上自衛隊第2師団に対して質問状を送付しました。その際の質問事項は以下にご紹介しています。回答があり次第、掲載してご紹介します。しかしながら、この質問状に対する回答は1ヵ月後の3月末になっても届きませんでした。よって師団広報室に電話してみると「確認しておりません」(届いていない、ということを示す自衛隊用語)との返事。そんなはずはない、と再度同様の質問状に文書管理についての質問状を追加し即日送付しました。しかしながら、これへの回答も5月16日現在届いていません。仕方なく、本質問事項を総務省行政評価局を通じて質問することにしました。回答は近く届くことでしょう。

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■質問事項(1)-(4)まで

(1)225日午後、十勝管内本別町で第5旅団所属AH-1Sがエンジン異常を知らせる警告灯点灯のため本別運動公園に予防着陸しました。第2師団所属のUH-1JはAH-1Sのエンジンを搭載していると貴師団HPで見ました。本別の事故はエンジンの部品が欠け金属片が混入するという重大事故にもつながりかねない内容でした。第2師団のUH-1Jについて、類似事故の再発防止のための特別な点検・整備を行ったかどうか、行っているならば結果(今後の安全性)についても回答願います。

(2)220日には韓国の陸軍204航空大隊所属UH-1Hヘリが京畿道揚平郡竜門山(キョンギド・ヤンピョングン・ヨンムンサン)頂上隣近で墜落し、搭乗員7名全員が亡くなりました。この事故は現在原因究明が行われており天候悪化などの要因も報道されていますが、同型ヘリの墜落事故として不安に思います。第2師団所属UH-1JはUH-1Hより性能向上がされていると聞きますが、かといって事故の危険性はそれほど低減できるかどうか、私達にはわかりません。少なくともこれら同型事故の原因情報について共有され、改善が反映されているかどうかが市民として願うところですがそのような情報交流はなされ整備に反映されているのでしょうか?回答願います。

(3)本別の事故報道では、「緊急などの際、公園に自衛隊のヘリコプターが着陸できるよう、陸自が事前に町に申請していた」(毎日新聞)とありますが、第2師団においては旭川市ならびに周辺町村との間でそのような関係を結び、緊急の場合の着陸場所として予定している場所はありますか。もしあるならばその場所の名称・住所・管理者名を教えていただきたい。

(4)第2師団では北鎮記念館関連イベントとしてUH-1Jへの体験搭乗を行われていますが、体験搭乗の直前に行われている訓練飛行と思われるUH-1Jの飛行は通常より低いように感じられ、飛行コース直下に住む当会関係者の子ども(保育園児)は「ヘリコプター、うるさいし怖い」と泣き出すなど若干の苦情も寄せられています。住宅密集地上空を日常的に自衛隊のヘリコプターが行き来するというのは、そこで生活している住民にとってはストレスとなります。訓練のための飛行は必要なのでしょうが、離陸したら一定の高度まで垂直にあがり、遠方の山野上空で訓練されるよう要望します。

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2008年5月16日 (金)

2008年4月例会:映画「夕凪の街 桜の国」視聴会

以前、当ブログでも「ピースな映画」としてご紹介した映画「夕凪の街 桜の国」。わが旭川平和委員会青年部の4月例会として映画「夕凪の街 桜の国」の視聴会を行い、感想を交流しました。あらすじ等は公式サイトをご覧頂くとして、仲間達がこの映画を見て、生きることについて、原爆について、映画そのものについてどう感じ、どう考えたかを少しだけご紹介したいと思います。

夕凪の街 桜の国 DVD 夕凪の街 桜の国

販売元:東北新社
発売日:2008/03/28
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なお、内部的な私的視聴会とはいえ販売されているDVDを利用することが著作権法上制作者に対する権利侵害にあたらないか知人の弁護士さんにに問い合わせましたが、「私的利用の範囲内なので問題なし」との回答をいただきました。他の著作権法関連サイト(たとえばこちらとか)を見ても、10名以内の視聴では違法では無いとのこと。この点、申しあげておきます。

では以下に参加した青年部員達の感想です。どうぞみなさんもDVDを購入するかレンタルするかしてご覧になってはいかがでしょうか?

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■S・Sさん(女性)

原作を読んでいたので作品の内容はわかっていましたが、涙が止まりませんでした。作品を見ながら原爆被害者の苦しみや悲しみがどんなだったのかなぁ~と思った瞬間あまりにも残酷すぎて違うことを考えてしまうほどでした。『戦争』『原爆』と聞いただけで避けていたことを反省しました。これからは、避けずに学んでいこうと思います。  「あんた被爆者と結婚する気ね」ここのシーン特に涙がドバーでした。

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■U・Nさん(女性)-所用で途中から来場

後半の「桜の国」を観ました。
マチャアキ(七波の父親役)のコミカルな動きに、ふっと気持ちが和む。戦争の影などまったく感じさせない現代の日常。七波も一見元気いっぱいの女性だけれど、心の奥には葬り去ってしまいたい母と祖母との思い出が。しかし七波は彼女らの思いに心を寄せていくうちにそのしがらみを解いていく。
被爆者である母を純粋に思い続けた父。母は「ヒバクシャ」の苦悩を抱えながら父からのプロポーズをどんな思いで受け入れたのか。
「もう知った人が原爆で死ぬのは見たくない」とはじめは二人の結婚を拒んでいた祖母が、皆実の形見の髪留めをどんな思いで母に託したのか。
それらを思うと、悲惨で辛い思いを背負いながらも必死で前向きに生きていこうとする人たちの姿は健気で力強い。
過去を旅し、七波はこの両親から生を受け継いだことを心から感謝することができた。そして出会うことのなかった皆実の分も生きていこうと。
直接言葉を交わすことはなくとも、人びとのあらゆるおもいが自然に心に染み込むように伝わっていく。こういう満ちたりた感覚っていいなと思う。
さいご電車に揺られながら、それまでお互い触れ合うことをせずにいた過去を共有できた七波と父の距離感が、なんともいとおしい。
悩みを抱えながらもごく普通の日常を送っていた七波たちが、ひょんなことで過去の真実に触れ、自身の気持ちや現実に真剣に向き合うことで人生の価値や喜びも得ることができた。
人生にとても大事な意味をもたらす未知の出来事や人びととの出会いは、予期せずやってくることも多い。それでもそれに自分が向き合おうとしなければ意味を持たず過ぎ去ってしまう。時には辛い出来事であったとしても、それに立ち向かえる勇気をもって生きていけたらと思う。
それにしても麻生久美子(皆実役)は美しい~。映画の雰囲気にぴったりでした。

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■A・Rさん(女性)

被爆者の抱えている思いを少しでも知る事ができ 本当に観て良かったと思います。自分はただ漠然と戦争は悲惨なものだという思いだけで 戦争に対してまだまだ知らない事がたくさんあるのだと感じました。是非 いつか広島に行ってみたいと思いました。

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以上が参加した青年部員のなかの3名の感想でした。青年は青年なりに戦争を、原爆を、そこにある人間模様を受け止めようとしています。さあ、あなたならどう感じられるでしょうか?

夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
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〈上〉はこうの史代氏の原作。原作は最近、文庫版も登場しましたので気軽に手に取っていただきたいです。

〈下〉は同じくこうの史代氏の新作「この世界の片隅に」。広島・呉を舞台に戦争の最中に生きる庶民の姿をこうの氏らしく笑いありで描いています。この作品についての詳しい評はマンガ評サイト「紙屋研究所」主催の紙屋高雪氏が「赤旗」に連載中の「いまどきのマンガ」2008年3月27日付が秀逸です。

この世界の片隅に 上 (1) (アクションコミックス) Book この世界の片隅に 上 (1) (アクションコミックス)

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「夕凪の街 桜の国」オリジナル・サウンドトラック Music 「夕凪の街 桜の国」オリジナル・サウンドトラック

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2008年5月15日 (木)

国会で自殺未遂した現役自衛官のニュースを読む

5月8日、信じられないようなニュースがウェブニュースに掲載されました。「陸上自衛官、国会議事堂敷地内で自殺図る」。最初はいま問題になっている自衛官の自殺増加の問題と関係あるニュースかと思ったのですが、続報により全容が明らかになってくると、そうではなく自衛隊・自衛官の右傾化に関わりがあると推測するようになりました。詳細は今後解明されるでしょうが、現時点での報道をまとめておきます。

まず第一報は次の通りでした。

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■〈陸上自衛官〉国会議事堂敷地内で自殺図る

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 8日午後9時40分ごろ、東京都千代田区永田町1の国会議事堂北門付近で侵入を知らせる警備システムが作動した。衛視が議事堂敷地内の正面階段に向け逃げる男を発見、追跡したが、男は階段の踊り場で短刀(刃渡り約20センチ)で腹部を複数回刺して自殺を図った。警戒中の機動隊員が男を建造物侵入容疑で取り押さえ、現行犯逮捕したが約1時間後に入院のため釈放した。命に別条は無いという。

 警視庁麹町署などの調べでは、男は自衛隊体育学校所属の陸上自衛官(20)。制服姿だったといい、学校では射撃の選手という。家族にあてた遺書があり詳しい動機などを調べている。 〈5月9日午前1時18分、毎日新聞〉

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ほぼ同時刻の時事通信のウェブニュースによれば、この自衛官は「陸士長」だったといいます。数時間後の産経新聞ウェブニュースではこの自衛官が取り押さえられる際、「武士の情けだ、死なせてくれ」と叫んだと報じられています。そして時間の経過とともに、この自衛官の背後関係が明らかになってきました。第二報は産経新聞から。

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■自殺未遂自衛隊員が抗議文-福田首相の外交姿勢など批判

 国会議事堂(東京都千代田区)に男が侵入し、刃物で腹を刺し自殺を図り未遂になった事件で、男が福田康夫首相の外交姿勢などを批判する抗議文を作成していたことが13日、警視庁公安部の調べで分かった。男が右翼団体幹部の名刺を所持し、遺書に「天皇陛下万歳」と書いていたことも判明した。

 警視庁は同日、建造物侵入の現行犯で逮捕後に入院治療のため釈放していた埼玉県朝霞市、陸上自衛隊陸士長、鈴木田峻吾容疑者(20)を建造物侵入と銃刀法違反容疑で再逮捕した。

 調べによると、鈴木田容疑者は福田政権の外交や経済政策に対する憤りと、若者に奮起を促す内容の抗議文をUSBメモリー(外部記憶媒体)に記録し、東京メトロ国会議事堂駅のコインロッカーに入れていた。鈴木田容疑者の供述に基づき発見し押収した。 〈5月13日午後1時33分 産経新聞〉

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やはり背後に右翼団体の影がありました。己の政治主張を実現するため刃物をもって国会に侵入し、示威行動のように腹を刺すなど民主国家ではありえないことです。実に重大な事態であることを指摘しておきたいのです。刃物が向かった先が自らの腹でなく、議事堂を歩く国会議員であったならば、訓練を受けた自衛官ならば犠牲者が出てもおかしくありません。逮捕された陸士長は2・5メートルの柵を乗り越え、国会議事堂に侵入しています。この行為が、「次はお前らだ」というメッセージを帯びていたならば、そのことに民主主義が屈したならば、日本は暗黒社会と化してしまいます。

一人、このような人物がいたとして「自衛隊の右傾化」とは即座に言えるわけではありません。実際に『自衛隊裏物語-みんなの知らない国防組織の真実』(後藤一信・著、basilico・刊、2007年8月)では「自衛隊員には主義や主張は必要ない。自衛隊内では、左翼だけでなく右翼も、実は浮いた存在なのだ」と述べられています。しかし一方で、先に報告しているように日本会議などが主催する宗教色、民族色の強い講演会に師団長以下制服自衛官が参加するような現状が現場にはあります。そのことを軽視することもできません。

この事件から想起するのはそれだけではありません。ここ一年弱の間に立て続けに起きている右翼団体の「抗議」活動を怖れた諸事例があります。日教組教研集会の会場利用を契約締結後の開催直前に拒否したグランドプリンスホテル新高輪の事例。同ホテルはいまなお自らの行為を詫びておらず、身勝手な言い訳を述べ続けています。続いて起きたのが映画「靖国」をめぐる靖国派国会議員の検閲介入に端を発した上映中止事例。前売り券まで販売し、上映直前だった映画館が右翼団体を恐れ上映中止しました。対象が政府となり、威嚇手段が変わりましたが構図としては同じような事例ではないでしょうか。

三島由紀夫氏の起こしたような事件が二度と起きぬよう、そして自衛隊によるクーデターなどが現実化せぬよう、自衛隊に対し憲法に基づく厳しい目をむけなければなりません。それが軍の意向に左右されない民主国家建設の道であります。その道の先には、自衛隊解散(山田としてはどの国でも即座に駆けつけ人命を救う国際救助隊を創設し、意欲ある旧自衛隊員の活躍の場としてほしいと思っています)が見えてくるのではないでしょうか。

きみはサンダーバードを知っているか―もう一つの地球のまもり方

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自衛隊裏物語-みんなの知らない国防組織の真実 自衛隊裏物語-みんなの知らない国防組織の真実

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