陸自旭川駐屯地で第3回C4I2部隊実験、実施中(~22日)
以前記事に書いた陸上自衛隊のIT化=C4I2部隊実験ですが、2月中旬から旭川駐屯地で第3回部隊実験が行われることが自衛隊準機関紙「朝雲」の報道などでわかっていました。しかし、いつからはじまるのか?どういう実験をやるのか?部隊実験に伴いヘリの離発着や車両の出入りなど地域住民への騒音等は酷くならないか?など疑問もありました。実際にヘリ騒音は2-3月に実施されつつあるヘリ体験搭乗の訓練なのか、普段飛んでないタイプのヘリが離発着し、騒音は普段より気になっています。なのでどういう部隊実験になるのか、心配は当然のことといえます。
そこで旭川平和委員会青年部としては由井久志青年部長名で陸上自衛隊第2師団広報室長宛に質問状を送付しました。1月28日に発送し、1週間程度での回答を依頼しました。依頼はこちらの都合ですが、回答が届いたのは2月16日(土)。2週間半もかかっています。1週間は無理としても、せめて部隊実験が始まる前に回答してほしかったと思います。余談ながら自衛隊に対する質問状への回答は、どこで遅いのです。自衛隊矢臼別演習場付近の町道が自衛隊によって「無断封鎖」された事件(2007年10月19日発生)で、矢臼別平和委員会が自衛隊に宛てた質問状は1ヶ月以上経ても回答が来ていないというのです。これは現場の部隊、広報部署に回答権が実質なく、すべて北海道防衛局へあげられ、本省の指示をうけて回答が起案されるものと推測されます。このような「機敏でない」意思決定は、お役所仕事としてどんぐりの背比べだと言わざるを得ません。現場で対応できる範囲については、現場で機敏に回答すべきではないか、と思います。
さて以下に質問及び回答部分を拡大してご紹介。
というわけで、旭川駐屯地でのC4I2部隊実験は現在実施中であります。でも回答書が届く前に「たぶん今やってんな」という思いはしていました。「2月中旬」ということでも12日からの週に始まるだろうと思いましたが、確信を得たのは2月12日(確か12日。13日ではなかったように記憶しています)に旭川市末広の国道を第25普通科連隊の車両数台が駐屯地方向に移動していたので、普段あまり見かけないRecs配備の25普連の車両ですから「始まるな」と思った次第です。それにほぼ同時期に旭川駐屯地の体育館は普段カーテンが開け放されているのに、ピッタリと閉められていました。指揮所演習を行うとのことでしたから、体育館を使うのは間違いないと思っていました。いかがでしょうか。
回答を得た後の17日(日)、「今日は休みか、それとも短期間だし休みなしか」と思いつつ所用で旭川駐屯地の前の国道を走っていましたら体育館の閉め切られたカーテンの一枚が開き、窓も開き、なにやら器具のようなものが外にむけて出ていました。あれはいったいなんだったのでしょうか?通信機器の一種?アンテナでしょうか?走行中、一瞬目に飛び込んだだけだったので、よく見えませんでした。
この他に懸念されていた騒音被害のようなものは特に報告されていません。やはり指揮所訓練ですからそうなのでしょう。第2師団を舞台にしてのC4I2部隊実験はこれで終わるのか?そして以後は師団演習を重ねていくのか?それとも、さらにすすめられるのか?防衛省技術研究本部は「先進個人装具システム」も開発中とのことで、完成の折には再び真っ先に第2師団に配備されるのでしょうか。
2008年度は山形の第6師団にFicsが配備されC4I2部隊実験が行われるとの情報を得ていますが、第2師団をめぐる動向には今後とも注目していきたいと思います。
| 固定リンク
「自衛隊」カテゴリの記事
- 名寄駐屯地所属の防衛省職員が酒気帯び運転で逮捕(2008.06.30)
- 参加報告:6・23旭川集会「イラク派兵違憲判決vs派兵恒久法」(2008.06.24)
- 陸自第2師団が保安林を違法伐採/上富良野演習場(2008.06.12)
- 2008年陸上自衛隊旭川駐屯地:駐屯地開放を見てきた(2008.06.09)
- 2008年北海道護国神社慰霊大祭(2008.06.06)


コメント