自衛隊が自民党参院予定候補を招き各地で防衛講話
前回記事で書いた北海道護国神社に立つ看板問題の被掲示者の一人である佐藤正久自民党参院比例代表予定候補。遅ればせながら今朝気づいたのですが、各地の自衛隊(陸・海・空とも)が隊員むけ防衛講話(講話)の講師として佐藤正久氏を招き(または佐藤陣営によるセッティング)、多くの隊員に対し講演させていることがわかりました。これは佐藤正久氏の公式サイト「活動報告」で公開されています。
ちなみに佐藤正久氏のプロフィールを確認しておきましょう。以下は、佐藤正久氏公式サイトからの転載です。
| 昭和35年 | 福島県生まれ(46歳) |
| 佐原小、西信中、福島高校卒 防衛大学校(応用物理)卒 米陸軍指揮幕僚大学卒(カンザス州) | |
| 昭和59年 | 第4普通科連隊(帯広) |
| 平成4年 | 外務省アジア局出向 | <>
| 平成6年 | 第5普通科連隊中隊長(青森) |
| 平成8年 | 国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長 |
| 平成13年 | 東北方面総監部防衛部(仙台) |
| 平成14年 | 陸上幕僚監部:広報、訓練班長 |
| 平成16年 | イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長 第7普通科連隊長兼ねて福知山駐屯地司令 |
| 平成19年 | 退官 自由民主党参議院比例区第62支部長 |
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つまり、現在は単なる自衛隊OBの一人で自民党参院比例代表予定候補です。いくらOBとはいえ、現に自民党が今月行われる参議院議員選挙で候補者として発表している人物を、国の機関である自衛隊がわざわざ隊員を集合させその前で講話させるというのは、自衛隊側の意図や建前は別としても、事実上の「選挙支援」と受け止められ、問題なのではないかと考えます。以下に「防衛講話」の様子をご紹介します。
▲7月4日空自芦屋基地「約650名の隊員の前で、防衛講話をさせていただきました。真剣な眼差し、グットくるものがありました」(公式サイトより、以下カッコ内同じ)
▲7月3日陸自山口駐屯地「山口駐屯地隊員及び山口地方協力本部員を前に、国際貢献の現場の講話を実施」「真剣に聴講して頂き、感謝です!」
▲7月3日海自小月基地「約700名の隊員を前に防衛講話、迫力を感じました」
というように、陸海空のそれぞれの基地・駐屯地での最近の事例をご紹介しましたが、さかのぼればキリがないほど各地の自衛隊基地で講話をしています。詳細は佐藤氏の公式サイト「活動報告」をご覧ください。もちろん佐藤氏も参院選でバッチを目指す身ですから、上記「活動報告」にあるような例えば「7月4日佐藤まさひさ『平和の尊さを語る会』」のような「総決起大会」(本人談)も必要でしょう(銃を持つ軍隊を派兵しておいて、何が「平和」「尊さ」だと言いたいですが、当記事の本旨は別なので保留)。そこに自衛官が出かけることは個々の自由です(しかし現在、自衛隊員の政治的活動は「投票行動」以外禁止されており、「服務の宣誓」(自衛隊法施行規則第39条)で「・・・政治的活動に関与せず・・・」と誓約することになっています)。
しかしながら、自衛隊が組織として特定政党候補を招き「防衛講話」と称して事実上名前と顔、主張を「売らせる」行為は明らかに「特定政党への支援」にあたります。これこそ、「政治的活動に関与せず」に反し「服務の宣誓」違反ではないでしょうか。
防衛省・自衛隊は7月6日以降、参院選公示の7月12日まで(~7月29日は当然ダメ)、佐藤正久氏による防衛講話を行わないことを強く求めます。佐藤氏も、自衛官に支持を広げたいならば、自身既に行っているように門前朝立ちすればよいのです。佐藤陣営サイドも基地内での「防衛講話」を断るよう求めます。
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