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2007年6月19日 (火)

「福祉は平和な世の中だからこそ成立する」

今朝(2007年6月19日)の北海道新聞旭川版に掲載された記事をご紹介します。

0009 記事にもあるとおり、福祉施設職員氏のデザインが全国的福祉組織の行うTシャツの図案コンクールで入賞したとの話。よく読まなければそれだけの話ですが本文3段目真ん中あたりに図案の発想について書いている部分を読んでハッとしました。該当部分引用します。「数字の9の字をモチーフに・・・『福祉は平和な世の中だからこそ成立する。憲法9条を守りたい』との願いを表現した」とのこと。

全国肢体障害者団体連絡協議会編『米食い虫、非国民と ののしられながら-戦争を生き抜いた肢体障害者たちの証言』(2004年3月刊)を読み、戦争というもの、総動員体制下の思想動員というものが、いかに弱者を排除し苦しめるものなのかを知りました。麻疹が原因で四肢障害になった男性は、「戦争中は・・・『おまえみたいなものが表を歩くものじゃない』と言われたり、憲兵に『びっこが町を歩くご時世じゃない』と言われた」とか、中学校の軍事教練のとき配属将校に「あいつは非国民だ、穀潰しだ」と言われたりと肩身の狭い思いをしてきたそうです。ハンセン病を発病した女性は終戦前後、ハンセン病の悪化から「手足がまったく利かなくなって、3年間というものは寝たり起きたりの状態」になっていたそうです。周囲がハンセン病だと気づかなかったために隔離されませんでしたが、逆に診断されなかったために病気が悪化しました。この女性は「お医者さんにいっても、優秀なお医者さんや看護婦さん(ママ)たちはみんな戦地に行ったり、また、軍隊のために派遣されていて、おそらく、病院にいたお医者さんというのはお年寄りか、インターンしかいないという時代の病院に私がかかっていたので、ハンセン病というのを見つけてもらえないがために、ずっと幼児慢性関節リューマチという病名でもって、12年間治療しました」と証言しています。

いまの政治はどうでしょうか?日本国憲法では「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(25条)と規定していますが、障害者自立支援法は収入のない障害者に家族の収入まで対象として施設利用料を負担させるという悪法です。政府は福祉予算をできるだけ削減したい、との意図を隠しません。

一方で防衛予算は5兆円もの巨大支出を続けており、GDP1%以内とはいえ、過大な支出との批判が渦巻いています。内容をみても対ソ戦のために開発された90式戦車(主に北海道に配備。本体価格8億円、周辺装備も含めると10億円)を毎年購入しており2007年度も9両購入する計画です。実効力に疑問符がついている「ミサイル防衛」システムへの総額1兆円を超える過剰な予算配分等問題は多すぎます。近頃は海外任務対応のため「海外派兵型装備」の購入も行われ、例えば1100億円もする「ヘリ搭載型大型護衛艦」(排水量では過去最大規模)が累計4隻も購入されています。そしてこれらの「価格」だって積算の根拠が明らかにされない、暴利をむさぼることも可能な価格設定との噂も絶えません。

これら軍事予算を最小限まで削減すれば、国民が切実に願っている暮らし・福祉・医療・中小零細企業振興などなど、多様な事業が展開できるのです。問題は予算をたてる視点、ではないでしょうか。平和憲法もつ国の政府にふさわしく世界各国に誇れる福祉重視の国づくりをすれば、「日本を見習え」ということで貴重な国際貢献をできるのではないでしょうか。

さて話題は大きくそれましたが、Tシャツのデザインをされた村山さんが勤務する施設には私たち旭川平和委員会のメンバーもいまして、つい先日も「女性自衛官の人権裁判」支援署名をお願いに訪ねたばかりでした。これら物品を扱っているのは「あかしあ労働福祉センター後援会」。Tシャツが売れれば販売利益は施設に寄付され最終的には施設運営に役立てられる、とのことですので、政府が予算削減している昨今、市民の平和への思いで支援の輪を広げようではありませんか。お問い合わせは電話0166-57-0888(社会福祉法人あかしあ労働福祉センター)までお願いします。

Tシャツは1枚1700円。こちらのクリックは1クリック通信料のみ!《人気blogランキング》

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