旭川青年会議所が「歴史を考えるフォーラム」
「青年会議所」とは若手経済人の集まりと聞いています。会員レベルまで広げてみれば思想信条も様々だと思います。ですから丸ごと●●派だとの規定はしたくはありませんが、しかし会員から民主的に選出された指導部が正面切って「靖国DVD」に続きこのような取り組みをしている事実は、この記事を「靖国派」に分類してもご承知いただけるものと思います。
旭川青年会議所が主催する「旭川の歴史を考えるフォーラム」は「北鎮記念館新築移転を記念して」と銘うってあるだけに講師もイラク派兵時点の防衛庁長官(当時)であった軍事マニアとも評判の石破茂氏。軍都旭川の歴史を靖国派の視点から詳述しようとの狙いがあるのではないか、と思います。
はたと思ったのは「靖国DVD」についての「赤旗」記事に出ていた青年会議所関係者の声。「このDVDは地方青年会議所の会員むけでもあるのでは?」との声。内部からも一部に批判の声がありつつも、それを押し流すように思想教育がすすめられようとしているようにも見受けられます。今回のフォーラムは、旭川青年会議所の末端会員にかれらなりの歴史観を叩き込もうとの狙いがあるのではないでしょうか。定数500とのこと。市内での宣伝動向からみても、一般市民を多数集めようという企画ではないように思えます。
もしそこに狙いがあるのであれば、上映するという軍都旭川の歴史が垣間見れるというビデオ上映のなかで、靖国DVD『誇り』をも流してはどうでしょうか。シナリオだけでなく、ぜひ一度拝見したいものです。
●「北鎮友の会」なるNPO法人
ところで、このチラシをみて気づいたのですがNPO法人北鎮友の会なる名称をはじめて拝見しました。「これは何であろうか?」とちょいと調べたところ、2007年4月9日に設立された新しいNPO法人であることがわかりました。以下に概要を紹介します。
・年月日 平成19年4月9日
・法人名 NPO法人 北鎮友の会
・代表者 ●●● ●●
・住 所 旭川市常盤通1丁目道北経済センター2階
・目 的 この法人は、北鎮記念館所蔵史料及び纏わる遺構を旭川、北海道の歴史的文化遺産と位置付け、その史料等々の調査・保護を促進することを主眼とし、北鎮記念館を拠点として地域の人々及び国内外の人々に対し、民間・企業・行政が一体となって、北鎮記念館と地域の魅力作りに関する事業の実施、啓蒙活動を促進させる情報配信、事業等を展開し、未来に夢の有る街作りと教育・文化の振興に寄与することを目的とする。
なるほど、この「目的」を拝見する限り北鎮記念館の「押し売り隊」てなところでしょうか。これまでも旧北鎮記念館は「旭川市観光コース」に組み入れられ、「総合学習の時間」等を利用した学校・学級単位の見学も多く、年間1万人の来館者を誇る、というのが館長氏の自慢でした。しかしながら、旧館は駐屯地の奥深く、一般人の目に触れず、一般人が到底たどり着けないと思うような場所にありました。それが国道沿いの「入場許可」不要の場所に移転したわけで、これを活用して「啓発活動」「情報発信」をすすめたいと思うのは自然の流れです。その活動の先頭に立つ官民一体の中間的な存在として「北鎮友の会」が企図されたのでしょう。今後は北鎮友の会名による展開も増えるのだろうと思います。
それにしても北鎮友の会、旭川商工会議所や旭川青年会議所が本部を置く道北経済センターに所在地があることでも誰が主導しているかは明らかですね。元々旭川商工会議所はイラク派兵時に「黄色いハンカチ運動」を主導し、市内の「反対世論に蓋をした」とも言われる基地協力派。北鎮記念館新築移転にあたっては陸上自衛隊第2師団河野芳久師団長(当時)から諮問をうけ「旭川市の文化としての『北鎮記念館』新築に関わる答申書」を提出しています。彼らが不可分の存在である事を如実に示しています。
実は自衛隊サイドにも経済人等と結びつくことのメリットは大きいのだろうと思います。それは自衛隊の存在を地域で「肯定」し何か不備があっても「受忍」させていくための力の源泉だろうと思います。同時に、例えば数年前開催された航空祭の折、F15戦闘機の低空飛行訓練が行われ騒音被害が生じました。その際、第2師団広報に抗議したある市民は「民間人がつくっている航空祭実行委員会の要請で訓練飛行を要請した。そちらに聞いてほしい」と責任回避していました。そういう活用法もあるのだな、と。
さて、この「NPO法人北鎮友の会」。今後どういう活動をされるのか、市民の立場で冷静に見ていきたいと思います。情報は逐一当ブログにて流す予定です。
| 固定リンク
「靖国派」カテゴリの記事
- 2008年北海道護国神社慰霊大祭(2008.06.06)
- 国会で自殺未遂した現役自衛官のニュースを読む(2008.05.15)
- 旧「第七師団転地療養所」について(2008.04.23)
- 2008年の「3・8国際女性デー旭川集会」に参加して(2008.03.18)
- 2・11「建国記念の日」関連集会/参加報告(2008.02.12)

コメント