旭川市議会・西川市長の答弁①「北鎮記念館-前市政完全継承、旭山人気を自衛隊広報に流用か?」
旭川市議会では第2回定例市議会が開かれています。各議員から通告されている質問要旨を拝見すると、一般質問でも大綱質疑でも「平和」に関わるテーマは一人だけ。日本共産党の太田元美議員が「北鎮記念館」と「自衛隊情報保全隊」について西川将人旭川市長の認識を問う質問を予定していました。そこで昨日(26日)午後、太田元美議員の質問を傍聴してきました。
太田議員は、6月10日の第2師団創立記念行事での西川市長の挨拶を引用し、イラク派兵の評価、北鎮記念館を「旭川動物園に次ぐ第2の観光の目玉に」との姿勢を厳しく批判していました。軍の命令で殺された象についての絵本を紹介し、「平和の象徴・動物園と軍は相容れない存在」と指摘。動物園人気を軍事資料館見学へと結び付けようという西川市長の言動を批判しました。
これに対して西川市長の答弁ですが、結論からいえば「全て容認。何か問題でも?」という開き直りです。
答弁ではイラクへの自衛隊派遣について、「国連安保理決議とイラク特措法に基づき、当時の政府が責任を持って、安全かつ平和的な国際社会への貢献ができると判断した上での派遣」と評価。自衛隊は「イラクの国民による自主的な復興努力を支援し、我が国を含む国際社会の平和と安全を確保するために、大変な重責のもとで活動にあたり、道路、橋等の維持補修、給水所の維持管理などの面で一定の成果を収めた」と積極評価しました。そして「そこに派遣された第2師団の隊員の多くは旭川市民であることから、その働きに対して感謝の意を述べた」のだと言明しました。
そして北鎮記念館について「北海道の防衛と開拓に関係ある屯田兵、旭川旧第7師団関係資料・物件等を収集して、広く一般に公開し、先輩達の苦労と功績を偲ぶとともに、旭川の歴史を伝える非常に貴重な施設」だと評価。最後に「動物園を中心に非常に多くの観光客」が来ていることを指摘した上で、「是非観光客の方々にも北鎮記念館を訪れていただき、旭川の歴史に触れ、多くの教訓を学び取っていただく」ことを願うと、やはり動物園人気の「流用」を言明しました。また「旭川の魅力を知っていただくことにより、再び旭川に来ていただくことにつながることを願」うとも述べ、北鎮記念館が魅力の一つであると「認定」し、理解を求める答弁をしました。
市長がこのように自衛隊広報館である「北鎮記念館」を推奨することは、例えば市の部局での扱い方や市立学校(小・中・北都商高)での「総合学習の時間」での取り扱い方など影響がでる可能性も否定できません。とくに重大なのは子どもたちへの影響です。ただでさえ、北鎮記念館が「入館しやすい」場所・入館方法に変わったことで子どもらのグループ見学による無批判な「先達礼賛」「軍人顕彰」刷り込みが懸念されているところです。追い風を吹かせるように旭川市長が「貴重な施設」と持ち上げればどうなることか。その影響までも考えての答弁なのでしょうか?ぜひ北教組・道教組・高教組など良識ある教育関係者のご意見をお聞かせ願いたいです。
支持母体の一つ例えば旭川市職労などとはイラク派兵への認識はずいぶん異なると思いますがどうなんでしょう?西川市長がそういう見識を示されるのはご自身の勝手としても、ならば「推す」「推さない」もみなさんの勝手。ぜひ再検討してはいかがでしょうか。
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