初夏の靖国派一大イベント、制服自衛官も保守政治家もこぞって参拝する北海道護国神社慰霊大祭(護国神社祭)が来る6月4-6日に開かれます。市内を歩いていたらポスターが貼ってありましたので写してきました。こういうとき便利ですね、カメラ付携帯。活用しています。
さてこの護国神社祭ですが、去年はビデオカメラをもって参加しました。「政教分離を守る北海道集会実行委員会」(以下実行委員会)のみなさんも例年のようにビデオカメラ等持ってみなさんで参加。現地でエールを交換し、式典に目を向けました。ちなみに現地にはわが北海道平和委員会の石田明義理事長も鎮座。政教分離裁判弁護団の現地視察もあったようです。
ちと古い話になりますが、去年のポイントは自分なりにいくつか覚えています。
第一にボーイスカウトによる舞(演舞)の予定が当初スケジュールにも入っており、式典プログラムにも記載されていたにも関わらず理由不明で中止になったことです。この点については、実行委員会発行の「20年をこえて」(第20回記念集会記録)を拝見しますと、「現在はボーイスカウト(小6以上)が集まらず、カブスカウト(小2年9月~小5)が舞い、舞台では小学低学年のビーバー隊(幼年長9月~小2年8月)を動員して踊らせている」とあります。それすら動員が効かなくなったのだろうかと勘ぐったりもしたのですが、今年のプログラムを見れば「日本ボーイスカウト旭川第12・18団」とありますので、巻き返しが図られたのでしょうか。
第二に制服自衛官との一体化は記憶に新しいところです。式典のなか、というより、その前に神社の社務所(というのか?)に集まり、社務所前でなにやら儀式をしてから式典会場に入っていくのですが、そこでの談笑の姿は異様な感があります。ところで彼らは制服での参拝ですが、きっと休暇をとり私的参拝になるのでしょう。そりゃそうです。勤務中だったらエライことです。かといって制服であのように参列されると、「自衛隊は護国神社に特別にお参りしてますよ」とアピールしている雰囲気がかもしだされ、いいのかなーと思います。私服で肩書きなしで参列してくださいよ。
第三に参拝者の高齢化は著しいところです。参拝者は各地の遺族会のみなさん。みな「○○町」と大きく書かれた市町村所有のバスに市町村職員(公務員)の添乗員つきでやってきます。会場ではテントの下に所狭しと座り、煙草すったりお菓子出したり、まあ遠足ですね。「この後は温泉行って一杯やって帰るのかな?」と思うような雰囲気。もちろん拝んでますよ。先祖の霊に挨拶したい、という気持ちは理解できますから。
さて今年ですが、いま届いている情報によれば「舞」の一つの踊り手が公募されていたことがわかりました。踊ることになった一人の話だと、「普通に調べたら募集していた」とのこと。このサイトにあるように一般的には「巫女の舞」と思われていたのですが、実は舞台を求める、またはイベント好きな一般の女性によって支えられていたのですね。それが神社サイドの人員不足によるものなのか、はたまたこのような機会を利用して神社をアピールしていこうという趣旨なのかは不明です。
ちなみに雅楽演奏については以前から市内の雅楽サークルが友情出演しているそうです。そのメンバーの一人に聞いたところ「雅楽は出演する舞台がない。私は神社の信者ではないが、練習の成果を見せる貴重な舞台」とこれも涙ぐましい友情出演の様子がわかりました。
ところでこれらの宗教行事を執り行う上で莫大な費用がかかることは想像できると思います。遺族からの寄付等で回収できるどころか、結果的には年間収入の柱ともなっているのかもしれません。宗教法人は無税ですから、全ては闇の中。しかしながら、準備段階でかかる費用負担等はどこから集めた金でやっているのか。奉賛金ですよね。ご寄付です。普通は護国神社の活動・趣旨を支持している(信じている)人が奉賛金を出すわけです。しかし、全国どこにいってもあると思いますが、神社の奉賛金はよく目をこらして注視しないと気づかぬところで突然やってきます。
左の書類をご覧ください。これはとある町内会で回覧された集会の案内状です。この3番では、集会のなかで集める費用等について詳細が書かれています。そこの下から3番目に「北海道護国神社奉賛会 一戸 220円」との記載があります。あまり深く考えず集会に参加すれば、「まとめて幾らだよ」と言われ、そのまま払うことでしょう。さすればあなたも立派な北海道護国神社奉賛会員です。大枚220円を支払いました。仮にこの町内会、200世帯あれば44000円ですよ。町内会ごとに支払い方法は異なります。会費のなかに既に奉賛会費が含まれていて有無を言わさず払わされるところや、こういった経費とは別に「神社委員」さんが集めにまわってくるところもあります。その方法によって納入率の温度差があることでしょう。でも市内16万世帯のうち、仮に6割が払っていれば2千万以上ですよ。塵も積もれば山、とはこのことをいいますね。自らの思想に絶対の自信を持つのであれば、そういう小手先の手法をとらず、町内会に依存せず、広く奉賛会員集めをしてはどうでしょうか。
さて、今年の護国神社祭のメインイベントは6月5日です。二度と戦争を起こさず、戦争で大切な人を失わないために、確固とした監視の目をもって靖国派集う護国神社に行きたいと思います。
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◆追記
2007年の「政教分離を守る北海道集会」要項がわかりました。
・6月5日(火)午後6時30分~、勤労者福祉会館にて
・愛媛玉串料訴訟原告団長が講演されるようです。
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