2018年9月 8日 (土)

日米共同訓練ノーザンヴァイパー2018の中止について

2018年9月6日早朝に発生した北海道胆振東部地震にあたり、亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々にお見舞い申し上げ、一刻も早い復旧を願います。

また、人命救助および復旧のため昼夜をわかたず働かれている皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。

私ども一同も6日以来、停電のなか右往左往し、昨夜旭川市内はようやくほぼ電気が復旧しました(旭川市の発表)。

さて、報道によれば9月10日から29日まで予定されていた日米共同訓練ノーザンヴァイパー2018が、地震の救命・救助活動に全力を挙げるため中止になったと6日に発表されました。緊急時において当然の決断とは思いますが、被災当日に即断された「中止決定」を歓迎します。

陸上自衛隊の「中止」決定プレスリリース
(上記、陸上自衛隊サイトにリンクしています)

いまだ深刻な被害の地域、停電・断水の地域、復旧作業に従事されている方々がおられるなか、国民が力をあわせて復旧に全力を尽くすべく私たちも頑張ります。

(以上、旭川平和委員会事務局)

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2018年8月27日 (月)

マクドナルドで「自衛官募集チラシ」を配布!?

数日前、会員のHさんから「旭川市内のマクドナルドでお客さんに渡しているそうです。割引券もついています」と下記のチラシの画像が送られてきました。

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[表面]

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[裏面]

Hさんによれば「驚きました。店に置いてあるのではなくて、マクドナルドの店員さんが買い物に来たお客さんに渡しているそうです」とのこと。

これを見たMさんもチラシを受け取ったそうです。Mさん曰く「勝手に袋に入れられるんですよ」と、驚きを隠せません。

■Mさんのコメント■
「マックでお持ち帰りにしたところ、クーポンが入っていたのでどれどれと見てみたところ、まさかの自衛隊の募集チラシ!果たしてマックとどんな関係が?と言葉を失いました。そこまでしないと自衛隊の人材が集まらない理由を、国に再度考えてほしいと強く感じました」

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そこで、元自衛官の知人に画像を見ていただき「昔からこのような企業とのタイアップチラシはあったのですか?」とお聞きしました。知人曰く「私の知る限りでは、無かったと思います」とのこと。知人の退官までの話ですが。続けて知人から「現段階で募集定員を大幅に割れているので、上層部から各地本に圧力が掛かっているんでしょうね。大変だわ」「こんな募集してたら入隊してからギャップを感じて中途退職者が益々増えるでしょうね」と、逆に心配の声も。

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チラシを見る限り、マクドナルドの全国展開ではないようで道北エリアフランチャイズの会社と自衛隊との合作のようです。日本平和委員会に確認したところ、今のところ他地域では同様のチラシは確認されていないそうです。
Photo
http://www.glanz-mac.co.jp/index.html

余談ながら、数日前に同社フランチャイズの店舗で商品をテイクアウトしましたが、チラシは同封されていませんでした。

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最初にチラシを受け取ったHさんは次の感想を寄せてくれました。少し長いですが全文ご紹介します。

■Hさんの感想■
▼ドライブスルーのマクドナルドで買った商品の袋の中に、道北のマクドナルドの各店舗で使える割引券がついた自衛官募集のチラシが入っていました。安保法成立以降、自衛隊が自衛官の獲得に苦慮しているようですが、このチラシには驚きました。
▼問題を感じたのは2点です。
▼1つ目。これまでのリクルートの手法は、主に自衛隊のリクルーターが直接、募集活動を行うというものだったと思います。イベント会場などで展示を行ったり、学校などに出かけて行ったり…。これら自衛官によるリクルート活動についても最近目に余るものがありましたが、さらに一歩進んで、募集や広報活動の民間委託を大々的にやってくる段階になったのかもしれないと、今回のチラシをみて思いました。
▼2つ目。今回のチラシは、自衛官募集がメインですが、マクドナルドの割引券と宣伝の文言が入っています。つまりマクドナルドの宣伝物でもあります。マクドナルドというイチ民間企業の宣伝を税金を使ってやってあげているということにはならないでしょうか。ただ、こういう意見が出ることは当然想定しているでしょうから、例えば広告面積に応じた負担にしておくなどして、マクドナルドの部分はマクドナルドが負担したし、自衛隊部分は自衛隊が負担したから問題ないなどと言い逃れる可能性もあります。しかし、一体になったチラシでそんな言い逃れは許されないと思います。
▼私達ができることとしては、まずは、私達の血税からいくら支出したのか開示させるべきだと思いました。

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Hさんの指摘にあるように公金支出の問題など未解明の点はあり、これは今後の展開に期待したく思います。法令上は問題ないのかもしれませんが、アベノミクスの影響で実体経済が悪化し就職口が激減するなかで庶民のすぐそばに「自衛官募集」の手が伸びてきて、本人が仕事内容を理解しないまま、「災害派遣で活躍…」「大事な人を守る…」とイメージに振り回され応募してしまう方も増えると思われます。元自衛官の知人が言うとおり「入隊してからギャップを感じて中途退職者が増える」と、本人にも自衛隊にも不幸でしかありません。自衛隊が専守防衛で日本を本当に守る、というならそれを正面から語ればよいでしょうが、現実には安保法制によりアメリカの戦争に動員される危険性が強まっており、「任務を正面から語れない」「質問に答えられない」という実態があるのではないでしょうか?

旭川平和委員会では引き続きこの問題を解明・報告いたします。ご意見は当会代表メールアドレス peace_asahikawa@yahoo.co.jp までお寄せください。

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2018年8月24日 (金)

北海道でのオスプレイ訓練(ノーザンヴァイパー2018)の概要、防衛省が発表

9月に予定されているオスプレイが参加しての日米共同訓練の概要が昨日8月23日、防衛省・陸上自衛隊から発表されました。以下それぞれの公式サイトから転載。

■防衛省発表■
http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/08/23a.html

米軍再編に係る訓練移転(回転翼機及びティルト・ローター機等の沖縄県外への訓練移転)に関する訓練計画概要について
平成30年8月23日
防衛省
 回転翼機及びティルト・ローター機等の沖縄県外への訓練移転(日米共同訓練:国内における米海兵隊との実動訓練(ノーザンヴァイパー))に関する訓練計画概要について、以下のとおりとなりましたので、お知らせします。
 今回の訓練移転は、平成28年9月1日付の日米合同委員会合意に基づき、沖縄県外での訓練の一層の推進を図り、訓練活動に伴う沖縄の負担を軽減するため、現在普天間飛行場に所在するティルト・ローター機等の訓練活動を沖縄県外に移転するものであり、今回で訓練移転は6回目(国内5回、グアム等1回)となります。
◯ 訓練期間 平成30年9月10日(月)~9月29日(土)
◯ 参加部隊 〔米軍〕
第36海兵航空群第265海兵隊中型ティルト・ローター機飛行隊(普天間)、第2海兵師団第2海兵連隊第3大隊、第12海兵連隊(砲兵)第3大隊等
〔陸上自衛隊〕
第2師団第25普通科連隊、第2特科連隊等
◯ 訓練場所 北海道大演習場、矢臼別演習場、上富良野演習場等
◯ 訓練項目 ヘリボン訓練、空挺降下訓練等
◯ 参加規模 〔米軍〕
MV-22×6機程度、CH-53×4機程度等
※人員、物資輸送のため輸送機の飛来もあり得る。
人員1500名程度
〔陸上自衛隊〕
人員1250名程度
※1 MV-22は、本訓練の機体整備等のため帯広駐屯地を使用予定です。
※2 本内容については、今後、変更される場合があります。
以上

■陸上自衛隊■
http://www.mod.go.jp/gsdf/news/press/2018/pdf/20180823.pdf

国内における米海兵隊との実動訓練(ノーザンヴァイパー)の概要について
陸上自衛隊は、下記のとおり国内における米海兵隊との実動訓練(ノーザンヴァイ
パー)を実施しますので、お知らせいたします。
1 目 的
陸上自衛隊及び米海兵隊の部隊が、それぞれの指揮系統に従い、日米共同による
諸職種協同作戦を実施する場合における相互連携要領を実行動により訓練し、相互
運用性の向上を図る。
2 期 間
平成30年9月10日(月)~29日(土)
3 場 所
北海道大演習場、矢臼別演習場、上富良野演習場等
4 担任官
(1) 陸上自衛隊
第2師団幕僚長 1等陸佐 木之田 進
(2) 米海兵隊
第36海兵航空群長 大佐 ジェームス F. ハープ(James F. Harp)
5 訓練実施部隊
(1) 陸上自衛隊
ア 部 隊
第2師団第25普通科連隊、第2特科連隊等(約1250名)
イ 装備品
89 式 5.56mm 小銃、5.56mm 機関銃 MINIMI、12.7mm 重機関銃、81mm 迫撃砲、
120mm 迫撃砲、M24 対人狙撃銃、99 式 155mm 自走榴弾砲等
(2) 米海兵隊
ア 部 隊
第36海兵航空群、第2海兵師団第2海兵連隊第3大隊、第12海兵連隊(砲
兵)第3大隊等(約1500名)
イ 装備品
5.56mm 小銃、7.62mm 中機関銃、7.62mm 狙撃銃、60mm 迫撃砲、81mm 迫撃砲、対
戦車ロケット砲、高機動ロケット砲システム(HIMARS)、航空機(MV-22、CH-53)
6 備 考
本訓練は、平成28年9月1日付の日米合同委員会合意に基づき、沖縄県外で
の訓練の一層の推進を図り、訓練活動に伴う沖縄の負担を軽減するため、現在普天
間飛行場に所在するティルト・ローター機等の訓練活動を沖縄県外に移転し、実施
するものです。
(問い合わせ先)
陸上幕僚監部広報室 安達、西村(担当)
(03-3268-3111 内線40084)

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8月24日付北海道新聞は、この発表をうけて詳報。


「オスプレイ訓練9月16日開始 拠点の帯広と3演習場 広域・低空飛行も」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/221188?rct=n_society
・米軍の輸送機「オスプレイ」最大6機が参加
・補給拠点は昨年の米軍三沢基地から陸自帯広駐屯地の十勝飛行場に移す
・オスプレイは米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から10日に十勝飛行場へ到着
・オスプレイ訓練機関は9月16日から24日まで(最大27日まで)
・北海道大演習場に加え、上富良野演習場、矢臼別演習場の3演習場を活用
・北海道大演習場―矢臼別演習場間での広域飛行
・各演習場で、最大で高度150メートルまで降下する低空飛行訓練
・各演習場で、夜間の離着陸
・各演習場で、パラシュート降下訓練
・自治体関係者ら向けの体験搭乗も初めて実施
・「運用に支障のない範囲で情報提供したい」(陸自担当者)


「地元住民「周辺に学校、安全面心配」 オスプレイ訓練、帯広が拠点に」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/221255?rct=n_society
・北海道防衛局が帯広市に正式に帯広駐屯地を拠点に使うことを説明したのは今月23日午前
・操縦が難しく事故の危険性が高まるとされる高度150メートルまでの低空飛行訓練を演習場外で実施することも検討
・上富良野町の石田昭彦副町長は「不安を覚えている町民は多い」とし、市街地上空を飛行しないといった要望をする


「訓練定着なし崩しか オスプレイ 道内演習大幅拡大 「強固な日米」中ロけん制 飛行増 拭えぬ危険性」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/221297
・「NVは上陸侵攻のような大規模戦闘を想定しており、ロシアけん制の意図が強い」(陸自幹部)
・「道内への直接配備は想定していない」「訓練や災害対応で道内を飛行する機会は増える可能性が高い。自治体関係者や住民の理解を早めに得ておく必要がある」(防衛省幹部)

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旭川平和委員会は、オスプレイ訓練反対を改めて訴えます。ノーザンヴァイパー2018は中止すべきです。

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